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カレーうどん
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ドラムの男を何とか説得して、またスタジオに戻ってきた。そして録音を再開する。するとすんなり旭はOKを出した。重ね録りをする分なども録音を終えて、やっとドラムの男は解放されたようだ。
「良いよ。ありがとう。」
旭は気を遣っているのかもしれない。沙夜はそう思いながらその光景を見ていた。
そのあとも何人か待機しているアーティストが録音をしていくが、一発でOKを出す人はいない。榎波も何度か取り直したりしたが、あまり時間は取っていないように思えた。それはおそらく榎波も旭の感じている音を汲み取ろうとしてそういう音を出そうとしているのだと思う。そういう所が旭が榎波を気に入っている要因なのだ。
「泉さん。」
そして担当である高梨は、沙夜にとっては先輩になる。だから沙夜はいつもこの女性には気を遣っていた。言いたいことはあるが、気を遣ってあまりいわないようにしている。だが話しかけられれば別だろう。
「どうしました。」
沙夜は携帯電話の画面から目を離して、高梨の方を見る。
録音ブースの方では旭と翔が、あぁでも無い、こうでも無いと音を引いたり足したりしている。録音したモノを加工したり、そのまま使ったりしながら音を完成させていこうとしているのだ。
そんな二人に何も言えることは無い。翔と二人であれば口を出すこともあるが、ここで沙夜が口を出すのはおかしいだろう。そう思ってこの空いた時間に、沙夜はSNSのチェックをしていたのだ。そこへ高梨が声をかけてきた。
「あなたも音楽関係を勉強をしているの?」
先程、旭に意見をしたのを聞いたのだろう。それに高梨は違和感を持ったのだ。
「音大は出ましたけどね。」
「でもドラムのこととか。」
「大学の時に授業でしただけですね。ピアノ科ではあったんですけど、あらかじめ色んな楽器に触れられさせるんです。」
「ギターとかも?」
「クラシックギターは勉強したこともありましたけど、エレキギターはわかりませんね。「二藍」でもギターは夏目さんに一存してます。」
バンドなんかもしたことは無いのだろう。それなのにその知識は相当なモノだ。
「そうだったの。大学って今はそんなことまで教えるのね。」
「高梨さんも?」
「一応出ているけれど、私の時にはそんなモノは無かったわね。レッスンで一杯一杯で。」
「今はバイトも出来るくらい余裕があるとか。」
「はぁ……良いわねぇ。」
「高梨さんの専攻は何だったんですか?」
すると高梨は少し笑って言う。
「指揮科。」
「指揮……。」
指揮科というのは音大の中でも相当レベルが高くないと出来ない。それだけ高梨は優秀だったのだろう。なのに今はレコード会社の社員なのだ。その理由は沙夜には想像が付いた。
女性の指揮者というのは難しい。団体によっては演奏者でも女性を受け付けない団体もあるのだ。男では無いと入れないオーケストラも未だに存在するのだから。
「でもたいしたことは無いのよ。留学も出来なかったし。それに大学の時に結婚もしたのよ。」
「在学中に?」
「子供が出来たから。落ち着いてやっと今のところに就職してね。」
そういう事情があれば確かに難しいだろう。レコード会社というのも頷ける。
「泉さんは結婚されていないのかしら。」
「していませんね。」
「でもほら。」
左手の中指にある指輪が目に留まったのだろう。それが沙夜にも気がついて、ふと芹のことを思い出した。しかしこの場で芹のことを言いたくない。どこで何が漏れるかわからないからだ。
「あぁ……。指輪をはめていた方が、色々便利なので。」
「色々?」
「男性の中に私はいるので。もう一人の担当も男性ですし。」
「逆恨みでもされる?」
「えぇ。」
「やっぱりそうなるわよね。」
人によってはそういう事を言えば、自意識過剰だと言われかねない。だが高梨にはわかるのだろう。沙夜に同情するように言う。
「でもそんなのを付けていても私だって、私は結婚をしていたけれど独身の望月と不倫をしているっていう噂は立ったわ。息子だって望月の子供では無いかと言われてね。そんなわけ無いのに。息子は望月に会う前に生まれた子供なのだから。」
旭の息子であればすぐにわかるだろう。旭は他の国の人の血が流れている。掘りの深い顔立ちや浅黒い肌の色は、きっと子供にも遺伝するだろうから。
高梨の子供は、この国の人の肌の色だった。それはそれで納得したのだろうに、今度は別の人の子供では無いかと噂を立てられて、それを無視することも長くこの世界にいれば必要のことだと思う。
辛いのはおそらく高梨だけでは無く、その旦那もその子供も辛かっただろう。沙夜も身につまされる話だ。きっと沙夜が結婚するとなると、その相手は疑いのまなざしを向けられるのだから。
「子供さんは一人ですか?」
「いいえ。三人。長男と次男。それから一番下の長女。長女ももう今年就職したわ。誰も音楽関係では無いけれどね。」
「音楽をしていたら、子供さんにもさせたいと思うのかと思っていましたけどね。」
「あなたの所はそうなの?」
「いいえ。うちは普通の一般家庭ですね。そう言えば……「二藍」は栗山以外はみんなそんな関係では無いし、もしかしたら家族の中に音楽関係の仕事をしている人が居るからといって音楽関係の仕事に就くというのは珍しいパターンなのかもしれませんね。」
遥人は演歌歌手の父親の元で育った。だが演歌では無く、ロックを選んだというのは、おそらく遥人の意地だったのかもしれない。
「音楽に囲まれているから音楽を好きになる人もいるのかもしれないけれど、うんざりだという人もいるのよ。うちの子供達はみんなうんざりしていたのかもしれないわ。特に長男はね。」
「長男さん?」
「えぇ。弁護士という仕事について、音楽には無縁の生活をしている。なのに……皮肉なモノね。企業の専属の弁護士になったはずなのに、その企業がレコード会社って言うんだから。」
「離れられなかったんですね。」
「えぇ。それに……あの子は心から音楽が嫌いっていうわけじゃ無いと思っている。嫌な顔をして仕事へは行っていないのだから。」
企業向けの弁護士というのは多忙だろう。特に音楽関係となれば、模倣だといわれることもあるのだから。「二藍」も曲によってはあの曲と似ているといわれることもあるが、沙夜にしてみたらコード進行やリズムが少し似ているというくらいで、どこが似ているのかと首をかしげるくらいだ。
「あぁ……噂をすれば、息子から連絡が来たわ。」
高梨は携帯電話を取りだした。そしてその連絡に返信をしている。
模倣に関しては、沙夜はとても気を張っていた。自分が作った曲だって「パクりだ」といわれていたこともあり、心を痛めたことがあるから。
連絡を返信すると、高梨は旭の所へ向かう。そして何か話をして、沙夜の方へ近づいた。
「ちょっと出てくるわね。」
「えぇ。」
「泉さんは十八時までに出たいと言っていたけれど、まだ大丈夫かしら。」
「まだ大丈夫です。」
時間に余裕は持っている。沙夜も携帯電話を取り出すと、奏太に連絡を入れた。
「沙夜。」
その時翔が沙夜に声をかける。
「どう?望月さんは。」
「凄く勉強になるよ。この間のアルバムでもわかっていたけれど、やっぱりキャリアの違いかな。」
「キャリアねぇ……。」
十代にならないうちから、名曲なんかを作る人もいる。キャリアなど関係あるのだろうか。
「沙夜ならこの部分、どうする?」
そういって翔が録音ブースに沙夜を連れてきた。そして沙夜もまたその演奏に耳を傾けようとした。沙夜もまた旭の音は気になっていたのだから、素直に録音ブースへ行く。その時だった。
「悪かったわね。資料を持ってくるのを忘れていたわ。」
「別に良いよ。俺も急に言ったんだから。」
旭と高梨。それにもう一人、グレーのスーツに身を包んでいる背の高い男がスタジオに入ってきた。その姿に沙夜は顔をこわばらせる。
「……。」
「誰?」
翔はその姿を見て、首をかしげた。ここは関係者しか入れないようなところなのに、簡単にこのスーツの男は入ってきたのだから。
「これ、これ。この資料ね。中にメモリースティックが入っているのを確認してくれる?」
そういって男は、その封筒をチェックする。そして少し笑った。楽器を演奏する人達の中は、芸能人のように綺麗な人もいるだろう。しかしその男は、その見慣れているはずの芸能人よりももっと目に留まるくらいの美しさを持っていた。
その姿に次に録音をするコーラスの女性すら見惚れるくらいだから。
「うん。良いよ。じゃあ、預かっていくよ。ん?」
録音ブースに翔と一緒に居る女性を見て、男は驚いたように沙夜に近づいてきた。
「沙夜さんだろう?泉沙夜さん。」
「……そうですけど。」
「高梨誠二。覚えている?」
その名前に沙夜は更に怪訝そうな顔になった。
「良いよ。ありがとう。」
旭は気を遣っているのかもしれない。沙夜はそう思いながらその光景を見ていた。
そのあとも何人か待機しているアーティストが録音をしていくが、一発でOKを出す人はいない。榎波も何度か取り直したりしたが、あまり時間は取っていないように思えた。それはおそらく榎波も旭の感じている音を汲み取ろうとしてそういう音を出そうとしているのだと思う。そういう所が旭が榎波を気に入っている要因なのだ。
「泉さん。」
そして担当である高梨は、沙夜にとっては先輩になる。だから沙夜はいつもこの女性には気を遣っていた。言いたいことはあるが、気を遣ってあまりいわないようにしている。だが話しかけられれば別だろう。
「どうしました。」
沙夜は携帯電話の画面から目を離して、高梨の方を見る。
録音ブースの方では旭と翔が、あぁでも無い、こうでも無いと音を引いたり足したりしている。録音したモノを加工したり、そのまま使ったりしながら音を完成させていこうとしているのだ。
そんな二人に何も言えることは無い。翔と二人であれば口を出すこともあるが、ここで沙夜が口を出すのはおかしいだろう。そう思ってこの空いた時間に、沙夜はSNSのチェックをしていたのだ。そこへ高梨が声をかけてきた。
「あなたも音楽関係を勉強をしているの?」
先程、旭に意見をしたのを聞いたのだろう。それに高梨は違和感を持ったのだ。
「音大は出ましたけどね。」
「でもドラムのこととか。」
「大学の時に授業でしただけですね。ピアノ科ではあったんですけど、あらかじめ色んな楽器に触れられさせるんです。」
「ギターとかも?」
「クラシックギターは勉強したこともありましたけど、エレキギターはわかりませんね。「二藍」でもギターは夏目さんに一存してます。」
バンドなんかもしたことは無いのだろう。それなのにその知識は相当なモノだ。
「そうだったの。大学って今はそんなことまで教えるのね。」
「高梨さんも?」
「一応出ているけれど、私の時にはそんなモノは無かったわね。レッスンで一杯一杯で。」
「今はバイトも出来るくらい余裕があるとか。」
「はぁ……良いわねぇ。」
「高梨さんの専攻は何だったんですか?」
すると高梨は少し笑って言う。
「指揮科。」
「指揮……。」
指揮科というのは音大の中でも相当レベルが高くないと出来ない。それだけ高梨は優秀だったのだろう。なのに今はレコード会社の社員なのだ。その理由は沙夜には想像が付いた。
女性の指揮者というのは難しい。団体によっては演奏者でも女性を受け付けない団体もあるのだ。男では無いと入れないオーケストラも未だに存在するのだから。
「でもたいしたことは無いのよ。留学も出来なかったし。それに大学の時に結婚もしたのよ。」
「在学中に?」
「子供が出来たから。落ち着いてやっと今のところに就職してね。」
そういう事情があれば確かに難しいだろう。レコード会社というのも頷ける。
「泉さんは結婚されていないのかしら。」
「していませんね。」
「でもほら。」
左手の中指にある指輪が目に留まったのだろう。それが沙夜にも気がついて、ふと芹のことを思い出した。しかしこの場で芹のことを言いたくない。どこで何が漏れるかわからないからだ。
「あぁ……。指輪をはめていた方が、色々便利なので。」
「色々?」
「男性の中に私はいるので。もう一人の担当も男性ですし。」
「逆恨みでもされる?」
「えぇ。」
「やっぱりそうなるわよね。」
人によってはそういう事を言えば、自意識過剰だと言われかねない。だが高梨にはわかるのだろう。沙夜に同情するように言う。
「でもそんなのを付けていても私だって、私は結婚をしていたけれど独身の望月と不倫をしているっていう噂は立ったわ。息子だって望月の子供では無いかと言われてね。そんなわけ無いのに。息子は望月に会う前に生まれた子供なのだから。」
旭の息子であればすぐにわかるだろう。旭は他の国の人の血が流れている。掘りの深い顔立ちや浅黒い肌の色は、きっと子供にも遺伝するだろうから。
高梨の子供は、この国の人の肌の色だった。それはそれで納得したのだろうに、今度は別の人の子供では無いかと噂を立てられて、それを無視することも長くこの世界にいれば必要のことだと思う。
辛いのはおそらく高梨だけでは無く、その旦那もその子供も辛かっただろう。沙夜も身につまされる話だ。きっと沙夜が結婚するとなると、その相手は疑いのまなざしを向けられるのだから。
「子供さんは一人ですか?」
「いいえ。三人。長男と次男。それから一番下の長女。長女ももう今年就職したわ。誰も音楽関係では無いけれどね。」
「音楽をしていたら、子供さんにもさせたいと思うのかと思っていましたけどね。」
「あなたの所はそうなの?」
「いいえ。うちは普通の一般家庭ですね。そう言えば……「二藍」は栗山以外はみんなそんな関係では無いし、もしかしたら家族の中に音楽関係の仕事をしている人が居るからといって音楽関係の仕事に就くというのは珍しいパターンなのかもしれませんね。」
遥人は演歌歌手の父親の元で育った。だが演歌では無く、ロックを選んだというのは、おそらく遥人の意地だったのかもしれない。
「音楽に囲まれているから音楽を好きになる人もいるのかもしれないけれど、うんざりだという人もいるのよ。うちの子供達はみんなうんざりしていたのかもしれないわ。特に長男はね。」
「長男さん?」
「えぇ。弁護士という仕事について、音楽には無縁の生活をしている。なのに……皮肉なモノね。企業の専属の弁護士になったはずなのに、その企業がレコード会社って言うんだから。」
「離れられなかったんですね。」
「えぇ。それに……あの子は心から音楽が嫌いっていうわけじゃ無いと思っている。嫌な顔をして仕事へは行っていないのだから。」
企業向けの弁護士というのは多忙だろう。特に音楽関係となれば、模倣だといわれることもあるのだから。「二藍」も曲によってはあの曲と似ているといわれることもあるが、沙夜にしてみたらコード進行やリズムが少し似ているというくらいで、どこが似ているのかと首をかしげるくらいだ。
「あぁ……噂をすれば、息子から連絡が来たわ。」
高梨は携帯電話を取りだした。そしてその連絡に返信をしている。
模倣に関しては、沙夜はとても気を張っていた。自分が作った曲だって「パクりだ」といわれていたこともあり、心を痛めたことがあるから。
連絡を返信すると、高梨は旭の所へ向かう。そして何か話をして、沙夜の方へ近づいた。
「ちょっと出てくるわね。」
「えぇ。」
「泉さんは十八時までに出たいと言っていたけれど、まだ大丈夫かしら。」
「まだ大丈夫です。」
時間に余裕は持っている。沙夜も携帯電話を取り出すと、奏太に連絡を入れた。
「沙夜。」
その時翔が沙夜に声をかける。
「どう?望月さんは。」
「凄く勉強になるよ。この間のアルバムでもわかっていたけれど、やっぱりキャリアの違いかな。」
「キャリアねぇ……。」
十代にならないうちから、名曲なんかを作る人もいる。キャリアなど関係あるのだろうか。
「沙夜ならこの部分、どうする?」
そういって翔が録音ブースに沙夜を連れてきた。そして沙夜もまたその演奏に耳を傾けようとした。沙夜もまた旭の音は気になっていたのだから、素直に録音ブースへ行く。その時だった。
「悪かったわね。資料を持ってくるのを忘れていたわ。」
「別に良いよ。俺も急に言ったんだから。」
旭と高梨。それにもう一人、グレーのスーツに身を包んでいる背の高い男がスタジオに入ってきた。その姿に沙夜は顔をこわばらせる。
「……。」
「誰?」
翔はその姿を見て、首をかしげた。ここは関係者しか入れないようなところなのに、簡単にこのスーツの男は入ってきたのだから。
「これ、これ。この資料ね。中にメモリースティックが入っているのを確認してくれる?」
そういって男は、その封筒をチェックする。そして少し笑った。楽器を演奏する人達の中は、芸能人のように綺麗な人もいるだろう。しかしその男は、その見慣れているはずの芸能人よりももっと目に留まるくらいの美しさを持っていた。
その姿に次に録音をするコーラスの女性すら見惚れるくらいだから。
「うん。良いよ。じゃあ、預かっていくよ。ん?」
録音ブースに翔と一緒に居る女性を見て、男は驚いたように沙夜に近づいてきた。
「沙夜さんだろう?泉沙夜さん。」
「……そうですけど。」
「高梨誠二。覚えている?」
その名前に沙夜は更に怪訝そうな顔になった。
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