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カレーうどん
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望月旭のスタジオは、ビジネス街の中にある。隣は立体の駐車場で、そこに社用車を停めると、トランクにある機材を二人が持つ。と言っても使うモノはキーボードや他の機材が数点。ほとんどは旭のスタジオにあるモノを使うから、あまり持ってこなかったのだ。
「そっちのキーボードを持つよ。そっちの方が軽いだろう。」
翔はそう言ってキーボードの入ってるケースを持った。こういう所が翔はフェミニストなのだろう。簡単に女性が好きになるのもわかる。
「千草さんは女たらしね。」
「え?そう思わなかったけど、そう思う?」
女たらしというと嫌な風に取られるだろう。だが沙夜が言った女たらしというのは、少し違う。
「自然に重い方を持ったり、荷物を持ったりしてくれる。エレベーターに乗るときにも扉を押さえて先にいかせようとしたりしてくれるじゃ無い。それは私だけでは無く、他の女性にもしているのを見たことがあるわ。そういう所がみんな好きになるのかもしれないわね。」
「女性には優しくしろって父親からの教えだからね。」
「お父さん?」
今年は正月に会った父親だろう。両親は普段は海外でワインを作っていて、沙夜は数回しか会ったことは無かったが、翔に似て優しそうな雰囲気を持っている人だと思った。
「慎吾はその教えを、少し違ったように取ったのかな。」
「かもしれないわね。」
「……まぁいいや。慎吾のことはとりあえず置いておこう。」
そう言いながら、沙夜と翔は隣の建物へ入っていく。驚くほど大きなビルというわけでは無いが、その地下のワンフロアを全て望月旭のスタジオにしているらしい。
入り口にある看板にはビルの名前と入っている企業の名前が記された看板があり、その地下には望月旭が所属している事務所の名前があった。望月旭のモノではあるが、そういう名前にしておいた方が人が集まらなくて済むのだろう。
「お、翔じゃん。」
ギターを担いだ男が、翔に声をかけてきた。スタジオミュージシャンの男で、翔がアニメ音楽の曲に参加したときに一緒に録音していた男だった。明るいその男は、翔とはプライベートでも飲みに行くことがあるらしい。
「お疲れ。」
「やっぱ望月さんのアルバム、お前も呼ばれたんだ。去年だっけ?あれくらいからよく呼ばれてるよな。」
「勉強になるよ。」
「翔らしい。あ、お疲れ様です。泉さん。」
「お疲れ様です。榎波さんもこちらに?」
「俺、一曲くらいしか参加はしないんですけどね。」
一曲でも参加出来れば、嬉しいのだろう。何よりそうそうたるメンツの中に自分が参加が出来るのが夢のようなのだ。
「全部の作業が終わったらみんなで打ち上げをするって言ってたけど、翔は行くのか?」
「そうだね。参加で進めてる。」
「……上手く出来れば良いけどな。」
その言葉に沙夜は少し不思議に思った。どうして上手く出来れば良いという言葉になったのだろうかと思っているのだ。
まるでレコーディングが順調にいっていないような感じに聞こえる。
そう言えば芹と話をしていたとき、望月旭のアルバムの話になり、参加をするメンバーの中に翔が居るという話をすると、芹はため息を付きながら言った。
「それ、上手くいけばいいな。」
それはどういう意味だったのだろう。そう思っていたが、その意味がやっとわかった。沙夜と翔、それからギタリストの榎波がスタジオの中に入ったとき、ピリピリした空気がスタジオに流れていたからだ。
よくある音楽スタジオのように録音ブースと演奏するブースに分かれていて、その演奏ブースにはドラムの男が演奏をしていた。録音ブースには数人のアーティストと関係者、そして望月旭の担当をしている女性がその様子を見ている。
「駄目。もう一回そのフレーズ叩いて。」
ヘッドホンを外して旭はマイクに向かってそう言うと、ドラムの男は明らかに不機嫌そうな顔になる。その男も有名なドラマーで、あまり「駄目」と言われたことは無かったのだろう。
「どこが悪いでのですか?」
ヘッドホンの中の声がそう言ったのだろう。すると旭はため息を付いてマイクに向かって言う。
「言っただろ?この曲に合わせたドラムを叩いてくれって。ハードロックのような曲調で、それでもハードロックのように派手な感じじゃ無い。サンプル聞いたか?あんた。」
確かにする曲のサンプルは配られている。それは事前に旭が一人で音楽の作成ソフトで作ったモノだった。それを翔も聴いて、これに合わせた演奏をするとわかっている。だが聞いた音を実際鳴らすのは、ソフトと違うのだから印象が違うと言われても仕方が無いだろう。
「千草さんと榎波さん。あぁ、来てくれたのね。まだ少し時間がかかりそうなんだけれど、時間って大丈夫かしら。」
担当の女性が二人に気がついて、駆け寄ってきた。その女性も大分疲れている。旭がこの調子だったら、アーティストに気を遣うのは当然だろう。
「俺は別にもう今日はこの仕事しか無いけど……翔は?お前忙しいんじゃ無いのか。」
すると翔は沙夜の方を見る。沙夜は時計を見ていった。
「そうですね。十八時くらいまでに終われば良いんですけど。」
「あぁ。その時間は厳しいかもしれないわ。」
「だったら千草は置いていきます。高梨さん。終わったら連絡をもらえませんか。」
その言葉に女性は少し笑った。沙夜は翔の専属というわけでは無く、「二藍」の全部を管理しているのだ。他のメンバーのこともあるのだろう。
「千草さんは今大変なんでしょう?わかったわ。連絡先を教えてもらえないかしら。」
すると翔が首を横に振る。
「終わったら連絡はこちらからするよ。奏太の方へ行きたいんだろう?沙夜は。」
「えぇ。あちらの連携はどうなっているか気になってたから。」
その時演奏ブースの方からガタンという音がした。その音に四人は思わずそちらを見る。
演奏ブースでドラムを叩いていた男がついに切れてしまったのだ。そして不機嫌そうに演奏ブースを出て、スタジオをあとにしようとした。その行動に、高梨という担当が駆け寄った。
「何かありましたか。」
「やってられるか。俺ら別に演奏する機械じゃ無いんだ。あんたのイメージ通りにしたかったら、機械に任せれば良いだろ?」
あぁ、ついに脱落者が出た。榎波はそう思って冷えた目で見ていた。
榎波はこの前のアルバムにも参加をした。その時も同じ光景を目にしていたのだ。だから順調なレコーディングにはならないとは想像が付いていた。
「おー帰れ。帰れ。有名なドラマーかもしれないけど、こっちの要望には全く応えられない実力のなさが浮き彫りになって、逆ギレするようなヤツは要らねぇよ。」
旭もまた売り言葉に買い言葉だ。それを仲裁するのが高梨だろう。
その光景を見て、沙夜はこんな我が儘な人の担当は精神的にやられそうだと思っていた。
その時旭はふと翔と榎波の姿を見て、椅子から立ち上がった。
「翔と榎波か。来てくれたんだな。」
「ドラムの人……良いんですか?」
翔は不安げにそう聞くと、旭は肩をすくめて言う。
「同じフレーズにどれだけ時間かけてると思ってんだ。あんな奴要らねぇよ。」
いつ榎波もそして翔もそう言われるかわからない。そう思いながら、翔は少し緊張していた。
「どんな曲なんですか。」
榎波がそう聞くと、旭は手招きしてブースの前に三人を呼ぶ。高梨はそのままスタジオを出て、ドラムの男と話をしているようだった。
スイッチを変えて、スピーカーから音が流れる。するとその曲調はハードロックのように思えた。
「こういうのは治が得意っぽい感じがするけどな。」
翔がそう言うと旭は首を横に振る。
「いや。そうじゃないんだよ。この曲はハードロックというか、ちょっとミックスが入ってて、ハードだけどそこまでハードじゃ無い感じにしたいんだ。」
その線引きは難しいだろう。だからドラムの男には通じなかったのだ。治は気が長いのでいくらでもイメージ通りになるまで叩くかもしれないが、だがあの態度では治だって限度はあるだろう。
「ジャンルなんてあって無いようなモノですね。」
沙夜がそう言うと、旭は喜んで沙夜に言う。
「そうなんだよ。泉さんはわかる?」
「まぁ……こういうことがしたいんだろうなと言うことくらいは。だけど……望月さん。」
「え?」
「ドラムのこの叩き方は、多分どんなドラマーでも出来ませんよ。作成ソフトだから出来るのであって。」
「……そうなのかな。」
すると沙夜は荷物を置くと、演奏ブースへ入っていく。そしてドラムセットに座ると、スネアを叩いた。
「おそらくこんな感じだと思うんです。」
「あぁ……そうだ。そんな感じなんだ。」
「でもこちらではシンバルを叩いている。不可能なんですよ。一人でするのは。」
「あ……。」
「人間の手は二本しか無いんですよ。重ね録りをするべきじゃ無かったですかね。」
すると旭は頭を抱えた。そして演奏ブースを出て行き、スタジオをあとにする。先程のドラマーに謝るためだった。
「そっちのキーボードを持つよ。そっちの方が軽いだろう。」
翔はそう言ってキーボードの入ってるケースを持った。こういう所が翔はフェミニストなのだろう。簡単に女性が好きになるのもわかる。
「千草さんは女たらしね。」
「え?そう思わなかったけど、そう思う?」
女たらしというと嫌な風に取られるだろう。だが沙夜が言った女たらしというのは、少し違う。
「自然に重い方を持ったり、荷物を持ったりしてくれる。エレベーターに乗るときにも扉を押さえて先にいかせようとしたりしてくれるじゃ無い。それは私だけでは無く、他の女性にもしているのを見たことがあるわ。そういう所がみんな好きになるのかもしれないわね。」
「女性には優しくしろって父親からの教えだからね。」
「お父さん?」
今年は正月に会った父親だろう。両親は普段は海外でワインを作っていて、沙夜は数回しか会ったことは無かったが、翔に似て優しそうな雰囲気を持っている人だと思った。
「慎吾はその教えを、少し違ったように取ったのかな。」
「かもしれないわね。」
「……まぁいいや。慎吾のことはとりあえず置いておこう。」
そう言いながら、沙夜と翔は隣の建物へ入っていく。驚くほど大きなビルというわけでは無いが、その地下のワンフロアを全て望月旭のスタジオにしているらしい。
入り口にある看板にはビルの名前と入っている企業の名前が記された看板があり、その地下には望月旭が所属している事務所の名前があった。望月旭のモノではあるが、そういう名前にしておいた方が人が集まらなくて済むのだろう。
「お、翔じゃん。」
ギターを担いだ男が、翔に声をかけてきた。スタジオミュージシャンの男で、翔がアニメ音楽の曲に参加したときに一緒に録音していた男だった。明るいその男は、翔とはプライベートでも飲みに行くことがあるらしい。
「お疲れ。」
「やっぱ望月さんのアルバム、お前も呼ばれたんだ。去年だっけ?あれくらいからよく呼ばれてるよな。」
「勉強になるよ。」
「翔らしい。あ、お疲れ様です。泉さん。」
「お疲れ様です。榎波さんもこちらに?」
「俺、一曲くらいしか参加はしないんですけどね。」
一曲でも参加出来れば、嬉しいのだろう。何よりそうそうたるメンツの中に自分が参加が出来るのが夢のようなのだ。
「全部の作業が終わったらみんなで打ち上げをするって言ってたけど、翔は行くのか?」
「そうだね。参加で進めてる。」
「……上手く出来れば良いけどな。」
その言葉に沙夜は少し不思議に思った。どうして上手く出来れば良いという言葉になったのだろうかと思っているのだ。
まるでレコーディングが順調にいっていないような感じに聞こえる。
そう言えば芹と話をしていたとき、望月旭のアルバムの話になり、参加をするメンバーの中に翔が居るという話をすると、芹はため息を付きながら言った。
「それ、上手くいけばいいな。」
それはどういう意味だったのだろう。そう思っていたが、その意味がやっとわかった。沙夜と翔、それからギタリストの榎波がスタジオの中に入ったとき、ピリピリした空気がスタジオに流れていたからだ。
よくある音楽スタジオのように録音ブースと演奏するブースに分かれていて、その演奏ブースにはドラムの男が演奏をしていた。録音ブースには数人のアーティストと関係者、そして望月旭の担当をしている女性がその様子を見ている。
「駄目。もう一回そのフレーズ叩いて。」
ヘッドホンを外して旭はマイクに向かってそう言うと、ドラムの男は明らかに不機嫌そうな顔になる。その男も有名なドラマーで、あまり「駄目」と言われたことは無かったのだろう。
「どこが悪いでのですか?」
ヘッドホンの中の声がそう言ったのだろう。すると旭はため息を付いてマイクに向かって言う。
「言っただろ?この曲に合わせたドラムを叩いてくれって。ハードロックのような曲調で、それでもハードロックのように派手な感じじゃ無い。サンプル聞いたか?あんた。」
確かにする曲のサンプルは配られている。それは事前に旭が一人で音楽の作成ソフトで作ったモノだった。それを翔も聴いて、これに合わせた演奏をするとわかっている。だが聞いた音を実際鳴らすのは、ソフトと違うのだから印象が違うと言われても仕方が無いだろう。
「千草さんと榎波さん。あぁ、来てくれたのね。まだ少し時間がかかりそうなんだけれど、時間って大丈夫かしら。」
担当の女性が二人に気がついて、駆け寄ってきた。その女性も大分疲れている。旭がこの調子だったら、アーティストに気を遣うのは当然だろう。
「俺は別にもう今日はこの仕事しか無いけど……翔は?お前忙しいんじゃ無いのか。」
すると翔は沙夜の方を見る。沙夜は時計を見ていった。
「そうですね。十八時くらいまでに終われば良いんですけど。」
「あぁ。その時間は厳しいかもしれないわ。」
「だったら千草は置いていきます。高梨さん。終わったら連絡をもらえませんか。」
その言葉に女性は少し笑った。沙夜は翔の専属というわけでは無く、「二藍」の全部を管理しているのだ。他のメンバーのこともあるのだろう。
「千草さんは今大変なんでしょう?わかったわ。連絡先を教えてもらえないかしら。」
すると翔が首を横に振る。
「終わったら連絡はこちらからするよ。奏太の方へ行きたいんだろう?沙夜は。」
「えぇ。あちらの連携はどうなっているか気になってたから。」
その時演奏ブースの方からガタンという音がした。その音に四人は思わずそちらを見る。
演奏ブースでドラムを叩いていた男がついに切れてしまったのだ。そして不機嫌そうに演奏ブースを出て、スタジオをあとにしようとした。その行動に、高梨という担当が駆け寄った。
「何かありましたか。」
「やってられるか。俺ら別に演奏する機械じゃ無いんだ。あんたのイメージ通りにしたかったら、機械に任せれば良いだろ?」
あぁ、ついに脱落者が出た。榎波はそう思って冷えた目で見ていた。
榎波はこの前のアルバムにも参加をした。その時も同じ光景を目にしていたのだ。だから順調なレコーディングにはならないとは想像が付いていた。
「おー帰れ。帰れ。有名なドラマーかもしれないけど、こっちの要望には全く応えられない実力のなさが浮き彫りになって、逆ギレするようなヤツは要らねぇよ。」
旭もまた売り言葉に買い言葉だ。それを仲裁するのが高梨だろう。
その光景を見て、沙夜はこんな我が儘な人の担当は精神的にやられそうだと思っていた。
その時旭はふと翔と榎波の姿を見て、椅子から立ち上がった。
「翔と榎波か。来てくれたんだな。」
「ドラムの人……良いんですか?」
翔は不安げにそう聞くと、旭は肩をすくめて言う。
「同じフレーズにどれだけ時間かけてると思ってんだ。あんな奴要らねぇよ。」
いつ榎波もそして翔もそう言われるかわからない。そう思いながら、翔は少し緊張していた。
「どんな曲なんですか。」
榎波がそう聞くと、旭は手招きしてブースの前に三人を呼ぶ。高梨はそのままスタジオを出て、ドラムの男と話をしているようだった。
スイッチを変えて、スピーカーから音が流れる。するとその曲調はハードロックのように思えた。
「こういうのは治が得意っぽい感じがするけどな。」
翔がそう言うと旭は首を横に振る。
「いや。そうじゃないんだよ。この曲はハードロックというか、ちょっとミックスが入ってて、ハードだけどそこまでハードじゃ無い感じにしたいんだ。」
その線引きは難しいだろう。だからドラムの男には通じなかったのだ。治は気が長いのでいくらでもイメージ通りになるまで叩くかもしれないが、だがあの態度では治だって限度はあるだろう。
「ジャンルなんてあって無いようなモノですね。」
沙夜がそう言うと、旭は喜んで沙夜に言う。
「そうなんだよ。泉さんはわかる?」
「まぁ……こういうことがしたいんだろうなと言うことくらいは。だけど……望月さん。」
「え?」
「ドラムのこの叩き方は、多分どんなドラマーでも出来ませんよ。作成ソフトだから出来るのであって。」
「……そうなのかな。」
すると沙夜は荷物を置くと、演奏ブースへ入っていく。そしてドラムセットに座ると、スネアを叩いた。
「おそらくこんな感じだと思うんです。」
「あぁ……そうだ。そんな感じなんだ。」
「でもこちらではシンバルを叩いている。不可能なんですよ。一人でするのは。」
「あ……。」
「人間の手は二本しか無いんですよ。重ね録りをするべきじゃ無かったですかね。」
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