263 / 719
ブイヤベース
262
しおりを挟む
自分の言ったことで場が冷え切ったように感じ、奏太はばつが悪そうだが素直に謝った。
「悪い……ちょっとムキになった。」
すると沙菜は少し笑って言う。
「まぁ望月さんが言うのもわかるよ。恋愛小説や漫画のようにパターンが実際の色恋にあるわけ無いもんね。」
その言葉に純も頷いた。
「まぁ、そうだよな。実際はもっとドロドロしているのかもしれないし。」
「純は、その辺が寛大だよな。」
「何が?」
翔はそう言うと、ご飯に手を伸ばす。
「英二さんだっけ。付き合って長いんだったか。」
「まぁね。付き合ってからは長いと思うよ。一緒に住んだのは最近だけど。」
「ゲイのカップルって結婚は出来ないから、付き合ったら早く一緒に住むものだと思っていたわ。」
沙菜がそう言うと純は少し微妙な表情になる。
「俺は収入が厳しくてさ。ヒモみたいになるのは嫌だったし。」
「純らしいよ。」
ちゃんと自立してから一緒に住んだのだ。確かに純はギタリストとして「二藍」に入る前からスタジオミュージシャンのようなことをずっとしていた。それは一馬や治も一緒だろう。しかし二人とは純は事情が違う。
一馬はスタジオミュージシャンとしての仕事は選ばなかったので、割と早く自立していたように思えるし、治はドラム教室の先生を今でも続けている。純もギターの講師をしたりしていたこともあったが、ギタリストというのは割と人数が居るので、講師となると狭き門になる。それに純自体にも問題があった。スタジオミュージシャンとしても同様のことが言え、収入は厳しかったのだろう。
だからバンドを組んで少し生活に余裕が出来たところで、同居をしたのだ。ゲイカップルの場合、結婚などは出来ないので同居というのは夫婦みたいなモノだろう。
純のように割と子供っぽいところがある男は、あぁいう年上の余裕がある人の方が良いかもしれない。
「でもセックスしてないんでしょ?」
沙菜はそう聞くと、純は少し頷いた。
「嫌なんだよ。セックスって。」
奏太とは正反対に見える。純は潔癖なのだ。それは芹以上だと思う。
「キスは?」
「しない。」
「プラトニックなんだ。それでも相手の人は良いの?」
「あっちはあっちでよろしくしてるから。」
つまり純は浮気を公認をしていると言うことだろう。それを聞いて、沙菜は驚いたように純を見る。
「何で?他の人としてても何とも思わないの?」
「俺がしたくないんだから良いの。」
「でもさ……。」
「沙菜。その辺で辞めておけよ。」
翔はそういうが沙菜は納得が出来ないように首をかしげた。
「でも……夏目さんの気持ちはわかるわ。」
沙夜はそう言うと、純の方を見る。すると純は思わず沙夜を見たあとに、芹の方を見た。だが芹は何も言わずにご飯にひじきの煮物をかけていた。
「美味いんだよなぁ。これ。」
こちらの話には興味が無さそうだと思った。
「何でわかるの?姉さんさ……。」
すると沙夜は少し笑って言う。
「無理にすることは無いし、私だってそんなモノは人生の中に必要ないと思っていたところはあるから。特に、最初が最悪だったらもう二度と良いって思うんじゃ無いのかしら。」
沙夜に純の事情の話をしたことは無い。だが沙夜は感じているようだった。
「うん。その通りだよ。俺……○イプされて童貞を失ったから。」
化粧の匂い、香水の匂い。それが女嫌いになる一因だった。なのに自分の体は素直に反応して、中で出してしまったのだ。それを女が少し笑って「責任とってね」と言われたのもぞっとする。
「レ○プ?」
沙夜もレイ○されて処女を失ったというのだろうか。翔はそんなことを聞いたことが無かった。芹は知っているのだろうか。
何事も無いようにご飯を食べている芹を見て、知っているだろうと翔は思っていた。そうでは無いとこんな時に冷静にご飯など食べていないだろうから。
「それっていつの話?」
奏太がそう聞くと、純は口を尖らせて言う。
「中学の時くらい。バイト先から帰るときに同じバイト仲間の女がしてきたんだ。」
「相手はいくつくらい?」
「大学生くらいじゃなかったかな。成人はしていた。」
すると沙菜もわかったように頷いた。
「それって罪に問えるよ。」
「え?」
すると奏太は箸を持ったまま純に言う。
「性別は関係ないんだ。ある程度年齢に達しないでセックスしたヤツは、同意があっても罪に問うことが出来る。この国でもそうだ。」
「その通りね。だからAVの世界でもロリコンのソフトなんかで、本当に未成年はいないのよ。」
「そうなのか?」
翔は驚いてそう聞いたが、奏太の前だったと慌てて口を塞ぐ。すると奏太は意地悪そうに翔に言った。
「あんたは信じてたのか?ランドセルを背負った女の子が、何人も男に犯されているのを本当の子供だと思ってたのか?純粋だよな。」
奏太はそう言って笑うと、沙菜も笑いながら言う。
「あたしと仲が良いロリの女の子は、あたしよりも年上だわ。」
そんなことを心配しているのでは無い。
問題なのは沙夜が何を思っているかだった。だが沙夜は心配そうに純を見ている。純がその時のことを思いだしたのでは無いかと思っているのだ。
「でもまぁ……その女が罪に問われたとしても、俺はもう二度とあんなことをしたくない。第一グロいだろう。」
身も蓋もない言い方だ。沙菜はそう思って頭を抱える。それを人前でして、尚且つソフトになって売られている自分が相当汚く思えたからだ。
「夏目さんは潔癖過ぎね。」
沙夜はそう言うと純は頬を膨らませて言う。
「何で?」
「自分はセックスをしないで産まれてきたとでも思っているの?」
沙夜もまた身も蓋もない言い方をした。そしてご飯を口にしている芹の足が沙夜の足に少し当たり、沙夜はそちらを見る。すると芹はわざと足を当てているように思えた。
芹もまた沙夜とするセックスの中に希望が見えたのだから。紫乃を忘れさせてくれた沙夜には感謝をしている。
「そりゃ……違うけれど。」
「基本、セックスをしなければ子供は出来ない。そりゃ、人工授精っていう手もあるけれど、子孫を増やそうと思って動物だって植物だって必死なのよ。それを汚い、グロいって言うのは少し違うわ。」
すると翔が声を上げる。
「それだけじゃ無いよ。カップルにとってのコミュニケーションの一つじゃ無いかな。子供を作る気は無くても、カップルがセックスをするのは愛を確かめ合うツールだと思うけど。」
「愛ねぇ……。」
純はそんなモノが必要なのだろうか。そう思っていたが、確かにセックスはおろかキスすらしていない英二の事を考えていない気がした。性が溜まっているなら、他に相手を探しても良いとは言っているが、どこか自分の中でもやっとした感情があるのも確かなのだから。
「話は逸れたわね。音楽の話をしましょうか。翔や、夏目さん達の演奏部分が基礎の練習をしている間、栗山さんは歌い方と言うよりも発音の練習をして欲しい。メロディーや演奏の部分も「二藍」は評価されていると思うけれど、歌詞の美しさも評価されているから。英訳は改めてしてもらおうかしらね。」
「渡先生に?」
純がそう聞くと、沙夜は頷いた。その言葉を聞いて芹は心の中でため息を付く。だがやりがいのある仕事だと思った。
「その渡先生ってのさ。」
奏太はそう聞くと、沙夜は箸を止めて奏太の方を見る。
「何?」
「あまり英訳は期待しない方が良いと思うけど。」
「何で?」
芹が思わず声を上げた。芹は意地になったのかもしれない。自分の仕事を否定されたようだからだ。だが他からは、文章を扱うプロだから意地になったとしか思われなかったようで、沙夜は少し安心する。
「委託して英訳したものはともかくとして、本人が英訳した英語が変なところがあるんだよ。文法とか、単語とか。」
それは遥人からも言われたことがある。だが芹に言わせると、曲が出来上がった状態で歌詞を書けと渡されているので、この単語が正解なのだが言葉の響きが悪いと思う。だからそうしていただけなのだが、本当に外国へ行ったときにはやはりそれは違和感でしか無いだろう。
「わざとよ。」
沙夜はそう言うと、奏太はまた驚いて沙夜の方を見る。
「わざと?」
「言葉の響きから選んだだけ。でもそれが違和感になるんだったら別の表現を選んでもらわないといけないわね。あちらの人にもわかりやすいような言葉で。」
沙夜にも期待されている。そう思って、嬉しかった。芹はまたご飯に箸を付ける。
「でも大丈夫なのか?」
「何が?」
「渡摩季ってめっちゃ売れっ子だろう?そんな我が儘聞いてくれるか?」
「聞くわ。説得するし。」
「そうだった。渡先生は沙夜しか会わないんだよな。」
「もう今は藤枝さんが付いているけどね。」
「藤枝?」
「出版社の方よ。詩集が出るからその打ち合わせをしているみたいだし。」
ここへ来るときに会った男だろうか。だとしたら、渡摩季もこの辺に住んでいると思われる。そしてこの辺はあまりアパートとかは無い。駅の方にアパートはあるが、この辺から藤枝という男は出てきたのだ。
となると、渡摩季の姿も安易に出てきそうな気がする。だがそれを今口には出せない。ちらっと芹の方を見るが、何も考えていなさそうに食事をしていた。
「悪い……ちょっとムキになった。」
すると沙菜は少し笑って言う。
「まぁ望月さんが言うのもわかるよ。恋愛小説や漫画のようにパターンが実際の色恋にあるわけ無いもんね。」
その言葉に純も頷いた。
「まぁ、そうだよな。実際はもっとドロドロしているのかもしれないし。」
「純は、その辺が寛大だよな。」
「何が?」
翔はそう言うと、ご飯に手を伸ばす。
「英二さんだっけ。付き合って長いんだったか。」
「まぁね。付き合ってからは長いと思うよ。一緒に住んだのは最近だけど。」
「ゲイのカップルって結婚は出来ないから、付き合ったら早く一緒に住むものだと思っていたわ。」
沙菜がそう言うと純は少し微妙な表情になる。
「俺は収入が厳しくてさ。ヒモみたいになるのは嫌だったし。」
「純らしいよ。」
ちゃんと自立してから一緒に住んだのだ。確かに純はギタリストとして「二藍」に入る前からスタジオミュージシャンのようなことをずっとしていた。それは一馬や治も一緒だろう。しかし二人とは純は事情が違う。
一馬はスタジオミュージシャンとしての仕事は選ばなかったので、割と早く自立していたように思えるし、治はドラム教室の先生を今でも続けている。純もギターの講師をしたりしていたこともあったが、ギタリストというのは割と人数が居るので、講師となると狭き門になる。それに純自体にも問題があった。スタジオミュージシャンとしても同様のことが言え、収入は厳しかったのだろう。
だからバンドを組んで少し生活に余裕が出来たところで、同居をしたのだ。ゲイカップルの場合、結婚などは出来ないので同居というのは夫婦みたいなモノだろう。
純のように割と子供っぽいところがある男は、あぁいう年上の余裕がある人の方が良いかもしれない。
「でもセックスしてないんでしょ?」
沙菜はそう聞くと、純は少し頷いた。
「嫌なんだよ。セックスって。」
奏太とは正反対に見える。純は潔癖なのだ。それは芹以上だと思う。
「キスは?」
「しない。」
「プラトニックなんだ。それでも相手の人は良いの?」
「あっちはあっちでよろしくしてるから。」
つまり純は浮気を公認をしていると言うことだろう。それを聞いて、沙菜は驚いたように純を見る。
「何で?他の人としてても何とも思わないの?」
「俺がしたくないんだから良いの。」
「でもさ……。」
「沙菜。その辺で辞めておけよ。」
翔はそういうが沙菜は納得が出来ないように首をかしげた。
「でも……夏目さんの気持ちはわかるわ。」
沙夜はそう言うと、純の方を見る。すると純は思わず沙夜を見たあとに、芹の方を見た。だが芹は何も言わずにご飯にひじきの煮物をかけていた。
「美味いんだよなぁ。これ。」
こちらの話には興味が無さそうだと思った。
「何でわかるの?姉さんさ……。」
すると沙夜は少し笑って言う。
「無理にすることは無いし、私だってそんなモノは人生の中に必要ないと思っていたところはあるから。特に、最初が最悪だったらもう二度と良いって思うんじゃ無いのかしら。」
沙夜に純の事情の話をしたことは無い。だが沙夜は感じているようだった。
「うん。その通りだよ。俺……○イプされて童貞を失ったから。」
化粧の匂い、香水の匂い。それが女嫌いになる一因だった。なのに自分の体は素直に反応して、中で出してしまったのだ。それを女が少し笑って「責任とってね」と言われたのもぞっとする。
「レ○プ?」
沙夜もレイ○されて処女を失ったというのだろうか。翔はそんなことを聞いたことが無かった。芹は知っているのだろうか。
何事も無いようにご飯を食べている芹を見て、知っているだろうと翔は思っていた。そうでは無いとこんな時に冷静にご飯など食べていないだろうから。
「それっていつの話?」
奏太がそう聞くと、純は口を尖らせて言う。
「中学の時くらい。バイト先から帰るときに同じバイト仲間の女がしてきたんだ。」
「相手はいくつくらい?」
「大学生くらいじゃなかったかな。成人はしていた。」
すると沙菜もわかったように頷いた。
「それって罪に問えるよ。」
「え?」
すると奏太は箸を持ったまま純に言う。
「性別は関係ないんだ。ある程度年齢に達しないでセックスしたヤツは、同意があっても罪に問うことが出来る。この国でもそうだ。」
「その通りね。だからAVの世界でもロリコンのソフトなんかで、本当に未成年はいないのよ。」
「そうなのか?」
翔は驚いてそう聞いたが、奏太の前だったと慌てて口を塞ぐ。すると奏太は意地悪そうに翔に言った。
「あんたは信じてたのか?ランドセルを背負った女の子が、何人も男に犯されているのを本当の子供だと思ってたのか?純粋だよな。」
奏太はそう言って笑うと、沙菜も笑いながら言う。
「あたしと仲が良いロリの女の子は、あたしよりも年上だわ。」
そんなことを心配しているのでは無い。
問題なのは沙夜が何を思っているかだった。だが沙夜は心配そうに純を見ている。純がその時のことを思いだしたのでは無いかと思っているのだ。
「でもまぁ……その女が罪に問われたとしても、俺はもう二度とあんなことをしたくない。第一グロいだろう。」
身も蓋もない言い方だ。沙菜はそう思って頭を抱える。それを人前でして、尚且つソフトになって売られている自分が相当汚く思えたからだ。
「夏目さんは潔癖過ぎね。」
沙夜はそう言うと純は頬を膨らませて言う。
「何で?」
「自分はセックスをしないで産まれてきたとでも思っているの?」
沙夜もまた身も蓋もない言い方をした。そしてご飯を口にしている芹の足が沙夜の足に少し当たり、沙夜はそちらを見る。すると芹はわざと足を当てているように思えた。
芹もまた沙夜とするセックスの中に希望が見えたのだから。紫乃を忘れさせてくれた沙夜には感謝をしている。
「そりゃ……違うけれど。」
「基本、セックスをしなければ子供は出来ない。そりゃ、人工授精っていう手もあるけれど、子孫を増やそうと思って動物だって植物だって必死なのよ。それを汚い、グロいって言うのは少し違うわ。」
すると翔が声を上げる。
「それだけじゃ無いよ。カップルにとってのコミュニケーションの一つじゃ無いかな。子供を作る気は無くても、カップルがセックスをするのは愛を確かめ合うツールだと思うけど。」
「愛ねぇ……。」
純はそんなモノが必要なのだろうか。そう思っていたが、確かにセックスはおろかキスすらしていない英二の事を考えていない気がした。性が溜まっているなら、他に相手を探しても良いとは言っているが、どこか自分の中でもやっとした感情があるのも確かなのだから。
「話は逸れたわね。音楽の話をしましょうか。翔や、夏目さん達の演奏部分が基礎の練習をしている間、栗山さんは歌い方と言うよりも発音の練習をして欲しい。メロディーや演奏の部分も「二藍」は評価されていると思うけれど、歌詞の美しさも評価されているから。英訳は改めてしてもらおうかしらね。」
「渡先生に?」
純がそう聞くと、沙夜は頷いた。その言葉を聞いて芹は心の中でため息を付く。だがやりがいのある仕事だと思った。
「その渡先生ってのさ。」
奏太はそう聞くと、沙夜は箸を止めて奏太の方を見る。
「何?」
「あまり英訳は期待しない方が良いと思うけど。」
「何で?」
芹が思わず声を上げた。芹は意地になったのかもしれない。自分の仕事を否定されたようだからだ。だが他からは、文章を扱うプロだから意地になったとしか思われなかったようで、沙夜は少し安心する。
「委託して英訳したものはともかくとして、本人が英訳した英語が変なところがあるんだよ。文法とか、単語とか。」
それは遥人からも言われたことがある。だが芹に言わせると、曲が出来上がった状態で歌詞を書けと渡されているので、この単語が正解なのだが言葉の響きが悪いと思う。だからそうしていただけなのだが、本当に外国へ行ったときにはやはりそれは違和感でしか無いだろう。
「わざとよ。」
沙夜はそう言うと、奏太はまた驚いて沙夜の方を見る。
「わざと?」
「言葉の響きから選んだだけ。でもそれが違和感になるんだったら別の表現を選んでもらわないといけないわね。あちらの人にもわかりやすいような言葉で。」
沙夜にも期待されている。そう思って、嬉しかった。芹はまたご飯に箸を付ける。
「でも大丈夫なのか?」
「何が?」
「渡摩季ってめっちゃ売れっ子だろう?そんな我が儘聞いてくれるか?」
「聞くわ。説得するし。」
「そうだった。渡先生は沙夜しか会わないんだよな。」
「もう今は藤枝さんが付いているけどね。」
「藤枝?」
「出版社の方よ。詩集が出るからその打ち合わせをしているみたいだし。」
ここへ来るときに会った男だろうか。だとしたら、渡摩季もこの辺に住んでいると思われる。そしてこの辺はあまりアパートとかは無い。駅の方にアパートはあるが、この辺から藤枝という男は出てきたのだ。
となると、渡摩季の姿も安易に出てきそうな気がする。だがそれを今口には出せない。ちらっと芹の方を見るが、何も考えていなさそうに食事をしていた。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる