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ブイヤベース
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テーブルの上を拭いて、出来上がったブイヤベースやサラダ、野菜と鶏肉のグリルなどを置く。そしてご飯のお供にと、夕べ作っていたひじきの煮物をテーブルに置いた。あとはピクルスを置く。
「ひじきだけめっちゃ違和感。」
芹がそう言うと、沙夜は少し笑って言う。
「そう言わない。ご飯とひじきはお友達でしょう?沙菜がひじき好きだものね。」
「ご飯が進むもん。でもまぁ……あまりご飯食べると太るからなぁ。」
「そうね。ご飯が一番太るって何かで聞いたことがあるわ。」
そう言っていたのは植村朔太郎の妻だったか。母子手帳を沙夜に見せながら、愚痴っていたのを思い出す。
「赤ちゃんが居るから二人分食べなさいって、旦那のお母さんから言われるの。でもそんなこと母子手帳なんかに書いてないのよね。ほら見てよ。」
見せてくれた母子手帳の欄には、「三食栄養バランスの良いモノを口にして、特に鉄分、カルシウム、ビタミン類は積極的に取り、過度な糖分はひかえましょう。特に甘くないので大丈夫だと思われる小麦、米などの炭水化物は糖分に変わります。あまり取り過ぎないようにしましょう。」と書いてあった。
これは健康的なダイエット食と何が違うのだろう。沙夜はそう思いながら、その母子手帳を返した。
沙菜が言うように確かにご飯は糖分になりやすい。沙菜のように体を使う仕事であればあまり糖分は取らない方が良いだろう。
「糖分とか気にするんだ。」
純がそう聞くと、沙菜は頷いた。
「だけど、現場の前とかは積極的に取るよ。エネルギーが必要だしね。でもお菓子とかじゃ無くて、おにぎりとかバナナとか。」
「パンは?」
「パンはマーガリンを使っていることが多いから、あまり食べないな。あぁ、夏目さんが持ってきてくれた食パンは大丈夫みたいだけどね。」
「そうなの?評判が良いって言うだけだけど。」
「バターなんだよね。使ってる油分が。マーガリンだったらちょっとなぁっておもってたから。」
「マーガリンって悪いの?」
沙菜は健康オタクな所があるのだろう。だから沙夜が作る弁当や食事が一番美味しいと思っているのだ。
「これを書いたヤツが本当に泉さんの恋人なのか?」
ソファーでずっと「草壁」が書いた「二藍」の新しいアルバムについての批評を読んでいた奏太は、思わず雑誌を置いて声を上げた。
箸やスプーンを用意していた沙夜は、驚いたように奏太を見る。
「それがどうしたの?」
「こいつ言いたい放題じゃねぇか。新しいアルバムって「夜」も参加しているんだろう。なのに何でこんな辛口に言わせてるんだ。世に出る前にお前チェックしなかったのか?」
「したわ。別に草壁さんにおべんちゃらを使って、良い風に言って欲しくないと思ったし、「二藍」のメンバーも納得した上で掲載しているのよ。」
「「二藍」の新しいアルバムは今までプロデュースをしていた三倉奈々子から手を離れ、それぞれの意思が見えるアルバムになっている。だがその意思が少し空回りをしているようだ。まとめるように新しいプロデューサーも参加しているようだが、それが裏目に出ている。また、派手な音で誤魔化しているが個人の実力のなさがはっきりと出ている。これから伸びしろがあるとは思うが、これ以上伸びなければ「二藍」はこれまでだろう。」
と言うのが草壁の見解だった。そしてその草壁はここに居るのだが。その文章を沙夜が見たとき、芹らしいと思った。全く遠慮をすること無く、ずけずけとものをいっているのだ。それに基礎がなってないのは事実だし、沙夜もそれに気づいてくれなければ、どうやって売っていこうかと考えていたときでこの文章は沙夜を代弁してくれたと感謝すらしている。
石森愛は、この文章を沙夜に真っ先に見せてもっと良い風に書いた方が良いかと聞いてきたが、そんな心遣いは必要ないとそのまま掲載したのだ。それでも少し見せてもらったモノとは印象が違う。
「まぁ、でもマイルドに言っている方じゃ無いかしら。」
「これで?」
奏太は驚いて雑誌をまた見直す。
「「JACK-O'-LANTERN」は凄かったね。紗理那が可愛そうに思えたわ。」
沙菜はそう言うと、奏太は首をかしげて言う。
「何だ。そのおどろおどろしいバンド名は。年中ハロウィンか。」
「そういうバンドがあったのよ。前に。紗理那って言う女性がボーカルをしていて。」
「あぁ、サリーならわかる。けど、あの女は売れないと思ってた。それに不倫してもうこの世界に戻れないだろう?」
奏太もそう思っているのだろう。
「あなたは食べながら水か何か飲む人?」
沙夜は奏太にそう聞くと、奏太は頷いた。
「だったら水を用意するわ。夏目さんも必要だったわね。」
「うん。」
すでに芹も席に着いていた。沙夜はコップをいくつか用意すると、水を注いで持って行く。そして水が必要な人の前に置いていった。
「しかしこいつ凄い音楽マニアだな。でも……。」
詳しすぎる。音楽大学を出たような人かもしれない。だが音楽の大学を出ているなら、この文章は無いと思う。文系の大学を出たような感じの文章だったからだ。
音楽を専攻にして、文系も学んだような人。それが沙夜の恋人なのだ。
「食べないの?望月さん。」
沙菜はそう聞くと、奏太は雑誌を置いて少し頷くとソファーの下に座る。そしてみんなで食事に口を付けた。
「凄い美味いよ。このブイヤベース。やばい。姉さんまたレパートリー増えたじゃん。」
沙菜がそう言うと、沙夜は嬉しそうに笑う。
「良かった。成功したみたいね。でも手間がかかりすぎるわ。もう少し何か短縮出来ないモノかしら。」
「また沙夜が料理の近道をしようとする。」
芹はそう言って講義すると、沙夜は頬を膨らませて言った。
「手間がかかるわ。アサリを消費したかっただけなのに。」
すると奏太がそれに口を付けて言う。
「だったらボンゴレとかにすれば良い。」
「パスタか……。まぁ。そうね。」
アサリでパスタが出来るのはわかるが、パスタは出来てすぐに食べないと美味しくないのだ。帰る時間がまちまちな四人では難しいだろう。
「まだ沙夜さんの恋人のことで何か考えてるのか。」
純はそう言うと、奏太は沙夜の方を見て言う。
「確かにそうかもな。「草壁」ってのは名字だけだし、文章を見てる限り男か女かもわからない。けど性別なんか今更どうでも良いな。」
「どうでも?」
すると奏太は焼いているピーマンを取ると、それを口に入れる。
「この文章を書いているヤツは、自分の価値でしか音楽を聴けないヤツだ。そんな器の小さいヤツと泉さんが続くわけが無い。」
すると沙夜は不安そうに隣に座っている芹を見る。すると芹は鼻で笑って奏太に言う。
「あんたは自信満々みたいだな。」
「俺?俺は別にライターしているわけじゃ無いし。」
「「二藍」の基礎がおろそかだって、あんたが言いだしたって言ってたし。」
「そうだけど。」
そう言われて純も翔も小さくなるようだった。まだその辺まで手が回らないからだ。これが終わったらしようと思いながら、次の仕事が次々にやってくるのが原因なのだろう。
「俺は基礎ばかりしているのもどうかと思うけどな。」
「え?」
芹はそういうと、サラダに手を付ける。ドレッシングをあえてサラダにしているのだ。
「何で?」
「要は、聴いているヤツがどう思うかが一番重要だと思う。演奏しているヤツも気持ちよくて、聴いているヤツも心地良ければ音を楽しんでいると思うから。」
芹の言葉に翔ははっとした。それはいつか南の島で沙夜が演奏している姿とかぶったからだ。
楽器屋の子供用のキーボードを店内の音楽に合わせて演奏をする。そのうちに観客が手を叩き、指笛を鳴らして踊り出す。それが音楽の楽しみ方だと思った。
「だとしたら、今日の演奏会は大成功ね。」
沙夜はそう言ってブイヤベースに口を付けた。
「え?」
「幼稚園児には好評だったじゃ無い。保護者からはクレームが来たみたいだけど。楽しんだのは園児だったから別に問題ない。そう思うけどね。」
すると翔は首を振って言う。
「子供だから良いってわけじゃ無い。夏に海外へ行くんだったらやっぱり、基礎を少しまた見直したい。基礎があってからのアレンジだから。」
「翔は真面目だな。」
芹はそういうと、純の方を見る。
「一番必要ないのは遥人かな。遥人の歌い方まで変わったら「二藍」のカラーも違ってくるし。」
そういうと、沙夜は手を振って言う。
「あぁ、栗山さんには歌もそうなんだけど、もっと別の方向で苦労してもらうことになっているの。」
「苦労?あら姉さんったら、何かサディストになったみたい。」
沙菜がそう言うと、芹も少し笑う。沙夜はサディストでは無くマゾヒストなのだ。その顔は、自分しか知らない。そう思うと少し嬉しかった。
「ひじきだけめっちゃ違和感。」
芹がそう言うと、沙夜は少し笑って言う。
「そう言わない。ご飯とひじきはお友達でしょう?沙菜がひじき好きだものね。」
「ご飯が進むもん。でもまぁ……あまりご飯食べると太るからなぁ。」
「そうね。ご飯が一番太るって何かで聞いたことがあるわ。」
そう言っていたのは植村朔太郎の妻だったか。母子手帳を沙夜に見せながら、愚痴っていたのを思い出す。
「赤ちゃんが居るから二人分食べなさいって、旦那のお母さんから言われるの。でもそんなこと母子手帳なんかに書いてないのよね。ほら見てよ。」
見せてくれた母子手帳の欄には、「三食栄養バランスの良いモノを口にして、特に鉄分、カルシウム、ビタミン類は積極的に取り、過度な糖分はひかえましょう。特に甘くないので大丈夫だと思われる小麦、米などの炭水化物は糖分に変わります。あまり取り過ぎないようにしましょう。」と書いてあった。
これは健康的なダイエット食と何が違うのだろう。沙夜はそう思いながら、その母子手帳を返した。
沙菜が言うように確かにご飯は糖分になりやすい。沙菜のように体を使う仕事であればあまり糖分は取らない方が良いだろう。
「糖分とか気にするんだ。」
純がそう聞くと、沙菜は頷いた。
「だけど、現場の前とかは積極的に取るよ。エネルギーが必要だしね。でもお菓子とかじゃ無くて、おにぎりとかバナナとか。」
「パンは?」
「パンはマーガリンを使っていることが多いから、あまり食べないな。あぁ、夏目さんが持ってきてくれた食パンは大丈夫みたいだけどね。」
「そうなの?評判が良いって言うだけだけど。」
「バターなんだよね。使ってる油分が。マーガリンだったらちょっとなぁっておもってたから。」
「マーガリンって悪いの?」
沙菜は健康オタクな所があるのだろう。だから沙夜が作る弁当や食事が一番美味しいと思っているのだ。
「これを書いたヤツが本当に泉さんの恋人なのか?」
ソファーでずっと「草壁」が書いた「二藍」の新しいアルバムについての批評を読んでいた奏太は、思わず雑誌を置いて声を上げた。
箸やスプーンを用意していた沙夜は、驚いたように奏太を見る。
「それがどうしたの?」
「こいつ言いたい放題じゃねぇか。新しいアルバムって「夜」も参加しているんだろう。なのに何でこんな辛口に言わせてるんだ。世に出る前にお前チェックしなかったのか?」
「したわ。別に草壁さんにおべんちゃらを使って、良い風に言って欲しくないと思ったし、「二藍」のメンバーも納得した上で掲載しているのよ。」
「「二藍」の新しいアルバムは今までプロデュースをしていた三倉奈々子から手を離れ、それぞれの意思が見えるアルバムになっている。だがその意思が少し空回りをしているようだ。まとめるように新しいプロデューサーも参加しているようだが、それが裏目に出ている。また、派手な音で誤魔化しているが個人の実力のなさがはっきりと出ている。これから伸びしろがあるとは思うが、これ以上伸びなければ「二藍」はこれまでだろう。」
と言うのが草壁の見解だった。そしてその草壁はここに居るのだが。その文章を沙夜が見たとき、芹らしいと思った。全く遠慮をすること無く、ずけずけとものをいっているのだ。それに基礎がなってないのは事実だし、沙夜もそれに気づいてくれなければ、どうやって売っていこうかと考えていたときでこの文章は沙夜を代弁してくれたと感謝すらしている。
石森愛は、この文章を沙夜に真っ先に見せてもっと良い風に書いた方が良いかと聞いてきたが、そんな心遣いは必要ないとそのまま掲載したのだ。それでも少し見せてもらったモノとは印象が違う。
「まぁ、でもマイルドに言っている方じゃ無いかしら。」
「これで?」
奏太は驚いて雑誌をまた見直す。
「「JACK-O'-LANTERN」は凄かったね。紗理那が可愛そうに思えたわ。」
沙菜はそう言うと、奏太は首をかしげて言う。
「何だ。そのおどろおどろしいバンド名は。年中ハロウィンか。」
「そういうバンドがあったのよ。前に。紗理那って言う女性がボーカルをしていて。」
「あぁ、サリーならわかる。けど、あの女は売れないと思ってた。それに不倫してもうこの世界に戻れないだろう?」
奏太もそう思っているのだろう。
「あなたは食べながら水か何か飲む人?」
沙夜は奏太にそう聞くと、奏太は頷いた。
「だったら水を用意するわ。夏目さんも必要だったわね。」
「うん。」
すでに芹も席に着いていた。沙夜はコップをいくつか用意すると、水を注いで持って行く。そして水が必要な人の前に置いていった。
「しかしこいつ凄い音楽マニアだな。でも……。」
詳しすぎる。音楽大学を出たような人かもしれない。だが音楽の大学を出ているなら、この文章は無いと思う。文系の大学を出たような感じの文章だったからだ。
音楽を専攻にして、文系も学んだような人。それが沙夜の恋人なのだ。
「食べないの?望月さん。」
沙菜はそう聞くと、奏太は雑誌を置いて少し頷くとソファーの下に座る。そしてみんなで食事に口を付けた。
「凄い美味いよ。このブイヤベース。やばい。姉さんまたレパートリー増えたじゃん。」
沙菜がそう言うと、沙夜は嬉しそうに笑う。
「良かった。成功したみたいね。でも手間がかかりすぎるわ。もう少し何か短縮出来ないモノかしら。」
「また沙夜が料理の近道をしようとする。」
芹はそう言って講義すると、沙夜は頬を膨らませて言った。
「手間がかかるわ。アサリを消費したかっただけなのに。」
すると奏太がそれに口を付けて言う。
「だったらボンゴレとかにすれば良い。」
「パスタか……。まぁ。そうね。」
アサリでパスタが出来るのはわかるが、パスタは出来てすぐに食べないと美味しくないのだ。帰る時間がまちまちな四人では難しいだろう。
「まだ沙夜さんの恋人のことで何か考えてるのか。」
純はそう言うと、奏太は沙夜の方を見て言う。
「確かにそうかもな。「草壁」ってのは名字だけだし、文章を見てる限り男か女かもわからない。けど性別なんか今更どうでも良いな。」
「どうでも?」
すると奏太は焼いているピーマンを取ると、それを口に入れる。
「この文章を書いているヤツは、自分の価値でしか音楽を聴けないヤツだ。そんな器の小さいヤツと泉さんが続くわけが無い。」
すると沙夜は不安そうに隣に座っている芹を見る。すると芹は鼻で笑って奏太に言う。
「あんたは自信満々みたいだな。」
「俺?俺は別にライターしているわけじゃ無いし。」
「「二藍」の基礎がおろそかだって、あんたが言いだしたって言ってたし。」
「そうだけど。」
そう言われて純も翔も小さくなるようだった。まだその辺まで手が回らないからだ。これが終わったらしようと思いながら、次の仕事が次々にやってくるのが原因なのだろう。
「俺は基礎ばかりしているのもどうかと思うけどな。」
「え?」
芹はそういうと、サラダに手を付ける。ドレッシングをあえてサラダにしているのだ。
「何で?」
「要は、聴いているヤツがどう思うかが一番重要だと思う。演奏しているヤツも気持ちよくて、聴いているヤツも心地良ければ音を楽しんでいると思うから。」
芹の言葉に翔ははっとした。それはいつか南の島で沙夜が演奏している姿とかぶったからだ。
楽器屋の子供用のキーボードを店内の音楽に合わせて演奏をする。そのうちに観客が手を叩き、指笛を鳴らして踊り出す。それが音楽の楽しみ方だと思った。
「だとしたら、今日の演奏会は大成功ね。」
沙夜はそう言ってブイヤベースに口を付けた。
「え?」
「幼稚園児には好評だったじゃ無い。保護者からはクレームが来たみたいだけど。楽しんだのは園児だったから別に問題ない。そう思うけどね。」
すると翔は首を振って言う。
「子供だから良いってわけじゃ無い。夏に海外へ行くんだったらやっぱり、基礎を少しまた見直したい。基礎があってからのアレンジだから。」
「翔は真面目だな。」
芹はそういうと、純の方を見る。
「一番必要ないのは遥人かな。遥人の歌い方まで変わったら「二藍」のカラーも違ってくるし。」
そういうと、沙夜は手を振って言う。
「あぁ、栗山さんには歌もそうなんだけど、もっと別の方向で苦労してもらうことになっているの。」
「苦労?あら姉さんったら、何かサディストになったみたい。」
沙菜がそう言うと、芹も少し笑う。沙夜はサディストでは無くマゾヒストなのだ。その顔は、自分しか知らない。そう思うと少し嬉しかった。
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