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サンドイッチ
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町の方へ行くと、もう観光客がうろうろしているように見える。だが店はあまり開いていない。観光客向けに開けている店はあるが、昨日見た古着屋も雑貨の店も開店は昼を過ぎてかららしい。それを見て遥人はため息を付いた。
「昨日のうちに来ておくべきだったかなぁ。」
そう言っても夕べホテルに帰ったのは二時を過ぎていた。その時間ではどちらにしても開いていないだろう。
「十二時の便に乗るから、十時にここを出たいわね。」
「だったら一時間くらいか。本当に土産を買うだけだな。」
翔はそう言って携帯電話の時計を見る。一人一人で行くと、集まらない可能性がある。だから六人は一緒に行動することにした。
土産物屋には特有のお菓子、酒、キーホルダー、Tシャツなどが置いている。さすがに海人と書かれているようなTシャツは翔でも手に取らなかった。
その横で沙夜は手際よく菓子や、酒をかごに入れている。あまり買い物には時間をかけないのだ。菓子はおそらく職場へ。二つ買ったのは西川辰雄の所に持って行くためか、何なのかはわからない。
翔も菓子を手にする。世話になっている楽器屋や翔自体の付き合いがある人に渡すためだ。ふと視線を送ると、一馬も菓子を手にしている。おそらく妻の職場や一馬の付き合いの所へ持って行くのだろう。
「多くないか。菓子。」
すると一馬は少し頷いた。
「兄夫婦にもな。それから……妻の両親にも送るから。」
「奥さんの両親って……奥さんあまり仲が良いわけじゃ無いだろう。正月も帰らなかったって言うし。」
「妻には言わない。たまにこうして俺が送るだけだ。どちらも強情でな。謝ることを知らない。だからたまに息子の写真とこういう土産を送るんだ。そうすると父親の方から連絡がある。強がって可愛くないことを言うが、内心は喜んでいると。」
妻のことをずっと心配している。そして息子のことも。それを知って翔は少し笑った。
「良かったよ。」
「ん?」
「最近、沙夜にずっと付いているような気がしてさ。少し疑った。」
それは一馬が浮気をしているのかと思っていたのだろう。しかしここまで妻のことを想っているのだ。その心配は無いだろう。
「妻と出会う前だったらそう思ったかもしれない。妻より安定していると想うし。」
だが依存しているという観点では、妻も沙夜もあまり変わらないような気がする。
「え?」
「だが多分、好きというのは女としてみての好きじゃ無い。人間としてであれば、十分好きになれる。だから「二藍」の担当を外れて欲しくない。」
それは「二藍」のメンバーならみんな思っていることだろう。沙夜の方を見ると、純や遥人と一緒にお土産用の三線を見ていた。純は大分落ち着いたのか、その三線を試しに弾いているようだ。弦楽器だからか、とても扱いが良いように思える。
「買おうかな。これ。」
「辞めとけ。お前なら、この楽器で満足出来ないだろうし。」
「そうね。もっとゆっくり来れるときにでも……そうね。個人的に来ることがあったらじっくり選んで買ったら良いわよ。」
「ま、確かにな。そうかも知れない。」
そう言って純は三線を元の位置に戻す。
「しかし、これを使ってハードロックするか?」
「それに限ったことじゃないんだけどさ。ほら、クリスマスにやったじゃん。ハードロック以外のカバーみたいなヤツ。生演奏で。」
「あぁ……。」
「そういう感じの音楽もしてみたくてさ。」
純はハードロック以外のジャンルも最近気になるらしい。それが「二藍」で出来ればなお良いと思っているのだろう。
「そうね。音を聴いてみないと何とも言えないけれど……。話はしてみようかな。みんなのやる気があればだけど。」
「今度さぁ……。」
純はそう言って話を続けようとしたときだった。治が三人に近づいてくる。
「なぁ、土産ってもう買った?」
「あらかたな。足りない分は空港でも良いかと思ってたんだけど。どうした?」
「向かいの店が開店するんだよ。ちょっと覗かないか。」
ガラス越しに見えるその店は楽器店のようだった。普通にギターやベースも置いていたが、三線や太鼓なんかのこちらの土地特有の楽器も見える。
「良いなぁ。行ってみるか。」
「CDもあるみたいだしさ。」
沙夜の表情が行きたいとうずうずしているようだ。見たことが無い楽器に触れたいと思っているのだろう。
「どうしたんだ。」
翔と一馬も買い物を済ませて、四人の所へやってきた。
「楽器屋があるんだよ。行ってみようかって。」
「良いね。」
翔も一馬も気になるらしい。荷物を持って店を出ると、向かいの店へ足を踏み入れた。
店内はこの土地の音楽が流れ、ベースやギターなどと一緒に土地の楽器も置いている。それを珍しそうに沙夜は見ていた。笛もあるのかと手にするその笛は若干赤みがかった笛で、どうやって吹くのだろうと首をかしげる。
「いらっしゃい。どうぞご自由に手に取ってください。」
出てきた店主はどことなく西川辰雄に似た感じの男だった。ここの土地の人は掘りが深く、はっきりくっきりした顔立ちが多い。役者にでもなれそうだと沙夜は思っていた。
「太鼓が重いな。一キロくらいあるかな。」
治はそう言って太鼓を抱えてみる。普通のドラムでもここまで重くないだろう。小さく見えるのに、割と重量があるようだ。
「こっちの三線の方が質が良いな。すいません。これって弦は……。」
純もそう言って店員に色々と聞いている。もしかしたらもう買ってしまうかもしれない。沙夜はそう思いながら、店内を見ていた。するとふと目にとめたのはキーボードだった。電子楽器もあるのだが、数は少ない。広い店内ではないので、こういう楽器はあまり置いていないのだろう。
鍵盤に触れるのはいつぶりだろうか。翔のアルバムで色々口は出したが、実際に弾くことは無かった。沙夜はそう思いながら、その鍵盤に触れる。
「沙夜?」
翔は手に持っていた小型の打楽器を置いて、沙夜の方を見る。すると沙夜は鍵盤に指を置いて何か弾こうとしているようだった。しかし電源が入っていないらしく、音は出ない。
それを見て翔は沙夜に近づくと、そのキーボードを見る。
「子供向けのキーボードかな。鍵盤が少ないね。」
「えぇ。懐かしいと思って。」
沙夜がピアノを弾きたいと思ったのは、こういうおもちゃのようなキーボードを父親が誰かから貰ってきたのがきっかけだったかもしれない。それを飽きること無く一日中弾き、もっと弾けるようになりたいと小学校に入ったタイミングで母親にピアノ教室へ行きたいとねだったのだ。幸いにも近所にピアノ教室があり、そこへ通いたいと言ったのが良かったのか悪かったのかは今はわからない。
母親は渋っていたが、それでも沙夜はアップライトだがピアノを買って貰い、ピアノ教室へ行くことも出来たのだ。どちらにしてもきっかけはこういうキーボードだったかもしれない。
「電源入れて良いですか?」
翔が店員にそう聞くと、純を相手していた店員では無く違う店員が近づいてきて、そのキーボードのコンセントを入れる。
そして電源を入れて鍵盤を押すと、ピアノの電子音が流れた。やはり子供向けと言うこともあり、あまりいい音では無い。
すると沙夜は荷物を床に置くと、その鍵盤を鳴らす。その音に翔は驚いて身動きが取れなかった。
「これ……。」
店内にいた店員、そして他の「二藍」のメンバーも驚いたように沙夜が奏でる音に耳を傾けていた。
音楽理論などおそらく沙夜は一から習っている。知識も他の人よりもあるはずだ。だがそんな理論はどうでも良いと言うような音だったのだ。
自由に弾いていくその音に、道行く人も足を止める。何のCDを流しているのだろうと思ったのだ。だが翔は気がついていた。沙夜は自由に弾いているのでは無いと。
そしてその道行く人の一人が、その音にまた足を止めた。
「昨日のうちに来ておくべきだったかなぁ。」
そう言っても夕べホテルに帰ったのは二時を過ぎていた。その時間ではどちらにしても開いていないだろう。
「十二時の便に乗るから、十時にここを出たいわね。」
「だったら一時間くらいか。本当に土産を買うだけだな。」
翔はそう言って携帯電話の時計を見る。一人一人で行くと、集まらない可能性がある。だから六人は一緒に行動することにした。
土産物屋には特有のお菓子、酒、キーホルダー、Tシャツなどが置いている。さすがに海人と書かれているようなTシャツは翔でも手に取らなかった。
その横で沙夜は手際よく菓子や、酒をかごに入れている。あまり買い物には時間をかけないのだ。菓子はおそらく職場へ。二つ買ったのは西川辰雄の所に持って行くためか、何なのかはわからない。
翔も菓子を手にする。世話になっている楽器屋や翔自体の付き合いがある人に渡すためだ。ふと視線を送ると、一馬も菓子を手にしている。おそらく妻の職場や一馬の付き合いの所へ持って行くのだろう。
「多くないか。菓子。」
すると一馬は少し頷いた。
「兄夫婦にもな。それから……妻の両親にも送るから。」
「奥さんの両親って……奥さんあまり仲が良いわけじゃ無いだろう。正月も帰らなかったって言うし。」
「妻には言わない。たまにこうして俺が送るだけだ。どちらも強情でな。謝ることを知らない。だからたまに息子の写真とこういう土産を送るんだ。そうすると父親の方から連絡がある。強がって可愛くないことを言うが、内心は喜んでいると。」
妻のことをずっと心配している。そして息子のことも。それを知って翔は少し笑った。
「良かったよ。」
「ん?」
「最近、沙夜にずっと付いているような気がしてさ。少し疑った。」
それは一馬が浮気をしているのかと思っていたのだろう。しかしここまで妻のことを想っているのだ。その心配は無いだろう。
「妻と出会う前だったらそう思ったかもしれない。妻より安定していると想うし。」
だが依存しているという観点では、妻も沙夜もあまり変わらないような気がする。
「え?」
「だが多分、好きというのは女としてみての好きじゃ無い。人間としてであれば、十分好きになれる。だから「二藍」の担当を外れて欲しくない。」
それは「二藍」のメンバーならみんな思っていることだろう。沙夜の方を見ると、純や遥人と一緒にお土産用の三線を見ていた。純は大分落ち着いたのか、その三線を試しに弾いているようだ。弦楽器だからか、とても扱いが良いように思える。
「買おうかな。これ。」
「辞めとけ。お前なら、この楽器で満足出来ないだろうし。」
「そうね。もっとゆっくり来れるときにでも……そうね。個人的に来ることがあったらじっくり選んで買ったら良いわよ。」
「ま、確かにな。そうかも知れない。」
そう言って純は三線を元の位置に戻す。
「しかし、これを使ってハードロックするか?」
「それに限ったことじゃないんだけどさ。ほら、クリスマスにやったじゃん。ハードロック以外のカバーみたいなヤツ。生演奏で。」
「あぁ……。」
「そういう感じの音楽もしてみたくてさ。」
純はハードロック以外のジャンルも最近気になるらしい。それが「二藍」で出来ればなお良いと思っているのだろう。
「そうね。音を聴いてみないと何とも言えないけれど……。話はしてみようかな。みんなのやる気があればだけど。」
「今度さぁ……。」
純はそう言って話を続けようとしたときだった。治が三人に近づいてくる。
「なぁ、土産ってもう買った?」
「あらかたな。足りない分は空港でも良いかと思ってたんだけど。どうした?」
「向かいの店が開店するんだよ。ちょっと覗かないか。」
ガラス越しに見えるその店は楽器店のようだった。普通にギターやベースも置いていたが、三線や太鼓なんかのこちらの土地特有の楽器も見える。
「良いなぁ。行ってみるか。」
「CDもあるみたいだしさ。」
沙夜の表情が行きたいとうずうずしているようだ。見たことが無い楽器に触れたいと思っているのだろう。
「どうしたんだ。」
翔と一馬も買い物を済ませて、四人の所へやってきた。
「楽器屋があるんだよ。行ってみようかって。」
「良いね。」
翔も一馬も気になるらしい。荷物を持って店を出ると、向かいの店へ足を踏み入れた。
店内はこの土地の音楽が流れ、ベースやギターなどと一緒に土地の楽器も置いている。それを珍しそうに沙夜は見ていた。笛もあるのかと手にするその笛は若干赤みがかった笛で、どうやって吹くのだろうと首をかしげる。
「いらっしゃい。どうぞご自由に手に取ってください。」
出てきた店主はどことなく西川辰雄に似た感じの男だった。ここの土地の人は掘りが深く、はっきりくっきりした顔立ちが多い。役者にでもなれそうだと沙夜は思っていた。
「太鼓が重いな。一キロくらいあるかな。」
治はそう言って太鼓を抱えてみる。普通のドラムでもここまで重くないだろう。小さく見えるのに、割と重量があるようだ。
「こっちの三線の方が質が良いな。すいません。これって弦は……。」
純もそう言って店員に色々と聞いている。もしかしたらもう買ってしまうかもしれない。沙夜はそう思いながら、店内を見ていた。するとふと目にとめたのはキーボードだった。電子楽器もあるのだが、数は少ない。広い店内ではないので、こういう楽器はあまり置いていないのだろう。
鍵盤に触れるのはいつぶりだろうか。翔のアルバムで色々口は出したが、実際に弾くことは無かった。沙夜はそう思いながら、その鍵盤に触れる。
「沙夜?」
翔は手に持っていた小型の打楽器を置いて、沙夜の方を見る。すると沙夜は鍵盤に指を置いて何か弾こうとしているようだった。しかし電源が入っていないらしく、音は出ない。
それを見て翔は沙夜に近づくと、そのキーボードを見る。
「子供向けのキーボードかな。鍵盤が少ないね。」
「えぇ。懐かしいと思って。」
沙夜がピアノを弾きたいと思ったのは、こういうおもちゃのようなキーボードを父親が誰かから貰ってきたのがきっかけだったかもしれない。それを飽きること無く一日中弾き、もっと弾けるようになりたいと小学校に入ったタイミングで母親にピアノ教室へ行きたいとねだったのだ。幸いにも近所にピアノ教室があり、そこへ通いたいと言ったのが良かったのか悪かったのかは今はわからない。
母親は渋っていたが、それでも沙夜はアップライトだがピアノを買って貰い、ピアノ教室へ行くことも出来たのだ。どちらにしてもきっかけはこういうキーボードだったかもしれない。
「電源入れて良いですか?」
翔が店員にそう聞くと、純を相手していた店員では無く違う店員が近づいてきて、そのキーボードのコンセントを入れる。
そして電源を入れて鍵盤を押すと、ピアノの電子音が流れた。やはり子供向けと言うこともあり、あまりいい音では無い。
すると沙夜は荷物を床に置くと、その鍵盤を鳴らす。その音に翔は驚いて身動きが取れなかった。
「これ……。」
店内にいた店員、そして他の「二藍」のメンバーも驚いたように沙夜が奏でる音に耳を傾けていた。
音楽理論などおそらく沙夜は一から習っている。知識も他の人よりもあるはずだ。だがそんな理論はどうでも良いと言うような音だったのだ。
自由に弾いていくその音に、道行く人も足を止める。何のCDを流しているのだろうと思ったのだ。だが翔は気がついていた。沙夜は自由に弾いているのでは無いと。
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