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ポテトコロッケ
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そのまま食べる分のモノを避けておいて、あとはマッシャーで潰していく。これも温かいうちでは無いと潰れないのだ。その手に力が入り、芹は少し笑っていた。
「ストレス発散か?」
「それもあるわね。ハンバーグとか餃子とかもこねないといけないモノはストレス発散になるし。」
沙夜はそういてまたマッシャーでジャガイモを潰していく。だが全部は潰さない。ある程度感触が残っていた方が美味しいのだ。
そのつぶし終わったジャガイモにバターを少し入れる。ジャガイモの余熱で溶けたバターがまた美味しくなるのだ。
「さてと、ここまでしたらあとは冷えるのを待つだけね。さ、ジャガイモ食べましょうか。」
沙夜はそう言って、バターと塩を手にする。ダイニングテーブルには潰していないジャガイモがあった。皮を剥いた状態で、つるんとしている。
小皿を置いて、ジャガイモをそこにのせる。そして塩をかけて芹はそれにかぶりついた。
「すげぇ。美味い。何これ?超美味いじゃん。」
「でしょう?」
沙夜の顔が笑顔になる。沙夜は自分が作ったモノを美味しいと言われるのが一番好きなのだ。そして沙夜もまた塩をかけて、ジャガイモにかぶりつく。
「採れたてだもん。美味しいに決まってるわ。」
「どこで手に入れたんだよ。」
ジャガイモにまたかぶりついて、芹は一番気になっていることを聞く。沙夜の交友関係など知らないが、農家にでも知り合いがいるのだろうか。だが沙夜はそれが聞こえないように、または無視するかのようにお茶を飲んだ。その態度がイラッとする。だから再び聞いた。
「どこで手に入れたんだよ。これ。」
すると沙夜は渋々その問いに答えた。
「知り合いのところ。」
沙夜は聞かれればそれくらいしか言わない。そしてその知り合いとは友達などでは無く、男なのか女なのかすら言わない。芹はその交友関係が知りたいのにその一つ一つを口にしないのだ。
「あー。美味しい。ほくほくしてて秋のジャガイモは蒸かし芋が一番よね。圧力鍋様々だわ。」
「圧力鍋以外でだったらどうやって蒸かすんだよ。」
「蒸し器とか。あと焼いたりしてね。焼いても美味しいわね。夜のコロッケが楽しみだわ。コロッケって醤油をかける?それともソース?」
「ソース以外何をかけるんだよ。」
「醤油も美味しいじゃない。」
蒸かしたジャガイモは美味しいが、喉が渇く。そう思いながら、沙夜はいれたまたお茶を口に入れる。
「俺、牛乳にするわ。」
「珍しいわね。牛乳苦手って言ってたのに。」
「これは牛乳の方が合うだろ。」
「そうね。グラタンなんかにすることもあるし。」
「グラタン良いな。今度作ってよ。」
「良いわよ。でもグラタンはさすがに四人が揃わないと、難しいわね。焼きたてが美味しいし。しばらくは難しいわ。」
「あぁ、レコーディングがあるからか。毎日夜遅くなるしな。」
「二藍」のレコーディングについて回ることはない。だが五人が呼ばれる音楽番組やラジオなどにはついて行かないといけないだろう。レコーディングの最中でもそういった仕事があるのだから。
牛乳をついだコップを手にして、芹はまたテーブルの席に座る。そしてまた先ほどの質問を沙夜に聞いた。
「農家に知り合いがいるのか。」
すると沙夜は少し笑って言う。
「気になるの?」
「そりゃな。」
「大したつてじゃないわよ。八百屋さんのご主人さんのつてで、農家のところへ行くことがあるのよ。今日はジャガイモを収穫するって言うから、手伝いに行ってそのお礼。」
やっと思い口を開けてくれた。一つ、沙夜のことがわかったようで嬉しい。
「ふーん。若いのか?」
「そんなことまで話さないといけない?」
そう言われて、少し黙り込んだ。沙夜は必要以上に踏み込まれて嫌がっているように見える。その態度は一緒に住んでいるだけだと言われているようで、友達ですらないのだ。そしてたとえ友達だからと言って何でも話せるわけではないと言われているように感じる。
「……何暗くなってるのよ。せっかくのジャガイモが美味しくないの?」
「美味いよ。すっげぇ美味い。こんなの初めて食ったし。」
「サツマイモも美味しいのよね。もう少ししたら収穫だって言ってたわ。サツマイモは天ぷらに出来るし、蒸かしたあと焼いたら甘みは増すし。」
「芋が好きなのか。」
その言葉に沙夜は少し頷いた。その顔が先ほどまでと違って嬉しそうだった。踏み込まれるのを嫌がるのは沙夜の事に踏み込まれること。沙夜自身のことは嫌がっていないようだが、その周りとなると嫌がっている。芹はその一歩を踏み出したいと思っているのに。
「……俺、行ってみたいな。」
「え?」
思わず聞き返してしまった。これだけ出不精の男がそんなことを言うと思ってなかったからだ。
「ついて行きたい。」
気のせいではなかった。沙夜は少しため息を付くと、芹に言う。
「土に触れるのよ。虫だっているし、あなた汚れるの嫌がっていなかった?」
「良いよ。汚れるくらい。洗えばまた綺麗になるだろ。」
その言葉に沙夜は少し笑う。このジャガイモがそんなに気に入ったのだろうかと、嬉しく思ったのだ。たまにはそういう時間があっても良い。
「だったら今度の休みね。あなたも仕事の調整してくれる?」
「わかったよ。」
ジャガイモだけの昼ご飯。だがお腹は満たされる。そして胸も満たされるようだった。一歩を踏み出せて、嬉しかった。
カフェを出て、翔は次の仕事場にいた。それは撮影スタジオで、モデルの仕事だった。まだ昼間は暑い時期ではあるが、どうやらクリスマスに剥けた雑誌のようで、渡された衣装はトレンチコートのようなモノだった。
「トレンチコート?」
「今年の流行なんですよ。こういうラインが。」
「ふーん。」
あまりファッションには興味がない。これを着て、あれを着て、こういうポーズを取ってと言われるだけだ。職業モデルではなく、あくまで「二藍」の宣伝のためだと割り切っている行動でこれを仕事にしているわけではない。
だが普通の人よりは見た目が良い。それに背も高くて足も長いことから、こういう仕事が来るのだろう。遥人ほど割り切れないので、出来ればあまりいれないで欲しいと沙夜に言ったこともあるが沙夜は「だったら自分のアルバムが出来るまで頑張って」と言うだけだ。
モデルとしてもアーティストとしてもこんなに中途半端で良いのだろうか。そう思いながら、同じ雑誌に載る男達を見上げる。違う生き物ではないかと言うくらい同じコートを着ていても様になっていた。自分に自信がないとそんな行動にも出れないだろう。自分の自信とは。最近ずっとそればかり考えていた。そしてまた気分が暗くなりそうになる。
「あ、千草さん。」
女性スタッフがコートを着た翔に声をかける。その後ろには見覚えのある女性がいた。ショートボブの髪はきちんとブローをされていて、ピンク色の髪型は艶々している。奇抜な髪型で若いから許されるモノだろう。アーモンドのような少しつり上がった目は大きくてこぼれ落ちそうなのに、つけまつげをしているのか更に大きく見えてまるで少女漫画雑誌から抜け出したような女性だと思った。
だが翔にはその女性に見覚えがある。
「あ……「JACK」の……。」
「覚えてくれてたんですか。嬉しい。」
この間あった大型の音楽番組で一緒になった女性だ。「JACK」と言われているが、正式名は「JACKーO'ーLANTERN」というバンドで、男性と女性の混合であるバンドメンバーの中、この女性はボーカルをしている。歌っているときに跳んだり跳ねたりしているのを見て、沙夜は感心していたのだ。
あれだけ歌ったり踊ったり出来るのは、体幹がよっぽどしっかりしているのだろうと。だが肝心の音楽といったら少し軽い感じがする。おそらくカラオケなんかで誰でも歌えるようにしているのかもしれない。それが人気なのだ。
「今日はクリスマスの特集ですから、みんな女性と一緒に写るんですよ。カップル向けの特集ですし。」
と言うことはカップルを演じろというのだろうか。この砂糖菓子のような女性と。正直、嫌になるが「じゃあ辞めます」とは言えない状況でもある。
周りを見れば他の男性モデルも女性モデルと談笑している。男性向けのファッション雑誌なのだ。そういうことも必要なのだろう。
「よろしくお願いします。橋本さん。」
「あ、堅苦しくなくても良いですよ。歳は翔君の方が上ですし、キャリアも上だし。橋本さんなんて呼ばなくても。紗理那でも紗理那ちゃんでも。みんなサリーって呼んでるし。」
苦手だ。まともに会話もしたことがない女性に、そんなフランクな呼び名など出来ない。だが翔は精一杯作り笑いをして、それに応えた。
「ストレス発散か?」
「それもあるわね。ハンバーグとか餃子とかもこねないといけないモノはストレス発散になるし。」
沙夜はそういてまたマッシャーでジャガイモを潰していく。だが全部は潰さない。ある程度感触が残っていた方が美味しいのだ。
そのつぶし終わったジャガイモにバターを少し入れる。ジャガイモの余熱で溶けたバターがまた美味しくなるのだ。
「さてと、ここまでしたらあとは冷えるのを待つだけね。さ、ジャガイモ食べましょうか。」
沙夜はそう言って、バターと塩を手にする。ダイニングテーブルには潰していないジャガイモがあった。皮を剥いた状態で、つるんとしている。
小皿を置いて、ジャガイモをそこにのせる。そして塩をかけて芹はそれにかぶりついた。
「すげぇ。美味い。何これ?超美味いじゃん。」
「でしょう?」
沙夜の顔が笑顔になる。沙夜は自分が作ったモノを美味しいと言われるのが一番好きなのだ。そして沙夜もまた塩をかけて、ジャガイモにかぶりつく。
「採れたてだもん。美味しいに決まってるわ。」
「どこで手に入れたんだよ。」
ジャガイモにまたかぶりついて、芹は一番気になっていることを聞く。沙夜の交友関係など知らないが、農家にでも知り合いがいるのだろうか。だが沙夜はそれが聞こえないように、または無視するかのようにお茶を飲んだ。その態度がイラッとする。だから再び聞いた。
「どこで手に入れたんだよ。これ。」
すると沙夜は渋々その問いに答えた。
「知り合いのところ。」
沙夜は聞かれればそれくらいしか言わない。そしてその知り合いとは友達などでは無く、男なのか女なのかすら言わない。芹はその交友関係が知りたいのにその一つ一つを口にしないのだ。
「あー。美味しい。ほくほくしてて秋のジャガイモは蒸かし芋が一番よね。圧力鍋様々だわ。」
「圧力鍋以外でだったらどうやって蒸かすんだよ。」
「蒸し器とか。あと焼いたりしてね。焼いても美味しいわね。夜のコロッケが楽しみだわ。コロッケって醤油をかける?それともソース?」
「ソース以外何をかけるんだよ。」
「醤油も美味しいじゃない。」
蒸かしたジャガイモは美味しいが、喉が渇く。そう思いながら、沙夜はいれたまたお茶を口に入れる。
「俺、牛乳にするわ。」
「珍しいわね。牛乳苦手って言ってたのに。」
「これは牛乳の方が合うだろ。」
「そうね。グラタンなんかにすることもあるし。」
「グラタン良いな。今度作ってよ。」
「良いわよ。でもグラタンはさすがに四人が揃わないと、難しいわね。焼きたてが美味しいし。しばらくは難しいわ。」
「あぁ、レコーディングがあるからか。毎日夜遅くなるしな。」
「二藍」のレコーディングについて回ることはない。だが五人が呼ばれる音楽番組やラジオなどにはついて行かないといけないだろう。レコーディングの最中でもそういった仕事があるのだから。
牛乳をついだコップを手にして、芹はまたテーブルの席に座る。そしてまた先ほどの質問を沙夜に聞いた。
「農家に知り合いがいるのか。」
すると沙夜は少し笑って言う。
「気になるの?」
「そりゃな。」
「大したつてじゃないわよ。八百屋さんのご主人さんのつてで、農家のところへ行くことがあるのよ。今日はジャガイモを収穫するって言うから、手伝いに行ってそのお礼。」
やっと思い口を開けてくれた。一つ、沙夜のことがわかったようで嬉しい。
「ふーん。若いのか?」
「そんなことまで話さないといけない?」
そう言われて、少し黙り込んだ。沙夜は必要以上に踏み込まれて嫌がっているように見える。その態度は一緒に住んでいるだけだと言われているようで、友達ですらないのだ。そしてたとえ友達だからと言って何でも話せるわけではないと言われているように感じる。
「……何暗くなってるのよ。せっかくのジャガイモが美味しくないの?」
「美味いよ。すっげぇ美味い。こんなの初めて食ったし。」
「サツマイモも美味しいのよね。もう少ししたら収穫だって言ってたわ。サツマイモは天ぷらに出来るし、蒸かしたあと焼いたら甘みは増すし。」
「芋が好きなのか。」
その言葉に沙夜は少し頷いた。その顔が先ほどまでと違って嬉しそうだった。踏み込まれるのを嫌がるのは沙夜の事に踏み込まれること。沙夜自身のことは嫌がっていないようだが、その周りとなると嫌がっている。芹はその一歩を踏み出したいと思っているのに。
「……俺、行ってみたいな。」
「え?」
思わず聞き返してしまった。これだけ出不精の男がそんなことを言うと思ってなかったからだ。
「ついて行きたい。」
気のせいではなかった。沙夜は少しため息を付くと、芹に言う。
「土に触れるのよ。虫だっているし、あなた汚れるの嫌がっていなかった?」
「良いよ。汚れるくらい。洗えばまた綺麗になるだろ。」
その言葉に沙夜は少し笑う。このジャガイモがそんなに気に入ったのだろうかと、嬉しく思ったのだ。たまにはそういう時間があっても良い。
「だったら今度の休みね。あなたも仕事の調整してくれる?」
「わかったよ。」
ジャガイモだけの昼ご飯。だがお腹は満たされる。そして胸も満たされるようだった。一歩を踏み出せて、嬉しかった。
カフェを出て、翔は次の仕事場にいた。それは撮影スタジオで、モデルの仕事だった。まだ昼間は暑い時期ではあるが、どうやらクリスマスに剥けた雑誌のようで、渡された衣装はトレンチコートのようなモノだった。
「トレンチコート?」
「今年の流行なんですよ。こういうラインが。」
「ふーん。」
あまりファッションには興味がない。これを着て、あれを着て、こういうポーズを取ってと言われるだけだ。職業モデルではなく、あくまで「二藍」の宣伝のためだと割り切っている行動でこれを仕事にしているわけではない。
だが普通の人よりは見た目が良い。それに背も高くて足も長いことから、こういう仕事が来るのだろう。遥人ほど割り切れないので、出来ればあまりいれないで欲しいと沙夜に言ったこともあるが沙夜は「だったら自分のアルバムが出来るまで頑張って」と言うだけだ。
モデルとしてもアーティストとしてもこんなに中途半端で良いのだろうか。そう思いながら、同じ雑誌に載る男達を見上げる。違う生き物ではないかと言うくらい同じコートを着ていても様になっていた。自分に自信がないとそんな行動にも出れないだろう。自分の自信とは。最近ずっとそればかり考えていた。そしてまた気分が暗くなりそうになる。
「あ、千草さん。」
女性スタッフがコートを着た翔に声をかける。その後ろには見覚えのある女性がいた。ショートボブの髪はきちんとブローをされていて、ピンク色の髪型は艶々している。奇抜な髪型で若いから許されるモノだろう。アーモンドのような少しつり上がった目は大きくてこぼれ落ちそうなのに、つけまつげをしているのか更に大きく見えてまるで少女漫画雑誌から抜け出したような女性だと思った。
だが翔にはその女性に見覚えがある。
「あ……「JACK」の……。」
「覚えてくれてたんですか。嬉しい。」
この間あった大型の音楽番組で一緒になった女性だ。「JACK」と言われているが、正式名は「JACKーO'ーLANTERN」というバンドで、男性と女性の混合であるバンドメンバーの中、この女性はボーカルをしている。歌っているときに跳んだり跳ねたりしているのを見て、沙夜は感心していたのだ。
あれだけ歌ったり踊ったり出来るのは、体幹がよっぽどしっかりしているのだろうと。だが肝心の音楽といったら少し軽い感じがする。おそらくカラオケなんかで誰でも歌えるようにしているのかもしれない。それが人気なのだ。
「今日はクリスマスの特集ですから、みんな女性と一緒に写るんですよ。カップル向けの特集ですし。」
と言うことはカップルを演じろというのだろうか。この砂糖菓子のような女性と。正直、嫌になるが「じゃあ辞めます」とは言えない状況でもある。
周りを見れば他の男性モデルも女性モデルと談笑している。男性向けのファッション雑誌なのだ。そういうことも必要なのだろう。
「よろしくお願いします。橋本さん。」
「あ、堅苦しくなくても良いですよ。歳は翔君の方が上ですし、キャリアも上だし。橋本さんなんて呼ばなくても。紗理那でも紗理那ちゃんでも。みんなサリーって呼んでるし。」
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