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鯵のなめろう
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たまの休みの日も沙夜は部屋に引きこもることはほとんど無い。かといって買い物へ行ったり映画を見たりということはほとんど無かった。
休みだろうと仕事をしてようとずっと家に引きこもっている芹とは全く違うのだ。芹はそう思いながら、パソコンの画面を見ていた。
芹はこの家に最後にやってきた住人だった。きっかけはインターネットのSNSだったと思う。芹は元々文系の大学に通いながら、バイトとしてゴーストライターをしていた。だがそんな仕事は危ない道を歩いているようなモノだ。その鬱憤を晴らすように自分のSNSに短い文章を公開した。それは詩のようなモノだったと思う。それに目をつけたのが、翔であり沙夜だった。
当時、「二藍」はデビューが決まっていたが、どの作詞家が作った歌詞を見てもピンとこなかったらしい。だが、芹が作ったその歌詞にメンバーもそれにうるさい三倉奈々子も納得して芹に書いてもらおうと思ったのだ。
だが芹はその当時、ネットカフェ難民のような感じだった。そこで翔が住むところをインターネット越しで提供しようと言い出したのがきっかけだったかもしれない。ところが実際芹に会ってみると、渡摩季という名前から女性だと思っていたのだが、男でしかもボサボサで不潔そうな男だった。もう一緒に住んでいた沙菜はさすがに入居に反対したが、翔が良いというので渋々了解したのだ。家主は翔なのだから、文句は言えない。
「運が良かったよな。」
沙夜に見つけてもらい、翔に保護してもらった。だから人間らしい生活が出来ているのだ。あの頃と違う。自暴自棄になって死んでも良いと思った時期だってあったあのときとは違うのだ。
畳の上で寝転ぶ。そして外から差し込む光を見ていた。もう夕方近い。今日も一歩も外に出なかったな。そう思っていたが、一応出ていたかと思い直す。
そして体を起こすと部屋の外に出ていった。そしてリビングのドアを開いた。そこには四人分の洗濯物が吊されている。
「みんなおのおの家の仕事してるんだ。芹もやれることはやってくれよ。」
翔がここに住むのに出した条件だ。
沙夜は料理をしている。沙菜はゴミ出しや風呂炊きをしているし、翔は掃除をまめにしている。そこで芹がやるのは洗濯くらいだった。洗濯物を干すようなことが無ければ、一歩も家から、特に自分の部屋から出ない。根っからの引きこもりなのだ。
シャツやタオルを部屋に入れ込む。もう暑くなっている季節だ。多分、昼に取り込んでいてもすぐ乾いただろう。だが日光が消毒をしてくれているという話も聞く。だからなるべく日光にさらしたいと思っているのだ。
洗濯物を取り入れて、それを畳む。もうどれが誰のモノかというのも大体わかった。自分のモノでは無い男物は翔のモノだし、派手なシャツは沙菜のモノだし、白とか黒とかは大体沙夜のモノだ。そう思いながら洗濯物を畳んでいると、玄関の方で音がした。
「ただいま。」
沙夜が帰ってきたらしい。そしてリビングのドアを開けると、洗濯物を畳んでいる芹を見た。
「お帰り。」
「洗濯物はよく乾いたでしょうね。良い天気だったから。」
「うん。よく乾いてる。でもタオルがパリパリしてるな。ちょっと痛んできたのか、これはもう雑巾行きかな。」
「そう……。新しいモノのストックはあったかしら。」
沙夜は荷物を置いて、クローゼットを開ける。そこにはティッシュペーパーやトイレットペーパーなどのストックが、几帳面に置いてあった。それが翔の几帳面さを表しているようだ。当然、タオルのストックなんかもここにある。
「今日はどこに行ってたんだ。」
芹はタオルを畳みながら沙夜に聞く。すると沙夜はクローゼットの扉を閉めると、芹にビニール袋の中身を見せた。そこにはまるまるに育った鰺が数匹ある。それを見て芹は少しいぶかしげな顔をした。
「今日は魚?」
「こんな新鮮な鰺は、刺身にでもしたいわ。」
「やだよ。刺身って生臭いじゃん。」
「なめろうにしたらそんなに生臭くないわ。それと豚汁にしようか。」
「えー?豚汁にするくらいなら生姜焼きが良い。」
「文句を言わない。」
これでも芹は偏食が無くなった方だ。ここに来たときは、肉しか食べない人だったのに、今は野菜も食べるし魚も口にすることがある。芹に言わせれば足りない栄養素があったときはサプリメントでなんとかなると言っているが、それに沙夜はあまり賛同しない。サプリメントは胃を荒らすことがあるからだ。
今日は沙夜は海の方へ行ったらしい。誰かと行くのでは無く、ふらっと電車に乗って気の向くままに行くのだ。芹には出来ないことだと思う。
今日は先日撮ったソフトのジャケット写真の撮影。沙菜は撮影の時に使ったグレーのスーツを着ている。そのソフトでは沙菜は女性教師なのだ。
AVの設定にありがちなモノで、女性教師が男子校に赴任になる。そこで男子たちが、沙菜の豊満な体を見て輪姦しようと結託し、体育倉庫で紗菜を襲おうとするのだが逆に沙菜はその男たちを屈服させる。
「ははっ。もうイッてんの?早いわねぇ。」
「まだよ。まだイカないで。」
「足が汚れちゃったじゃ無い。舐めてよ。」
自分の精液を舐めて綺麗にするマゾ役の男優を見て、沙菜は心の底からゾクゾクするのだ。
元々沙菜は母親に連れられて沙夜とともに子供のモデルをしていた。白いレースとピンクのドレスはまるで夢のような衣装だと思う。同じデザインで沙夜は水色のドレスを着ていた。
それはブライダルモデルだったと思う。子供を連れて結婚式を挙げるカップル用の宣伝資料だった。だがそれはまるで天使のような容姿だったと思う。
可愛い、可愛いとちやほやされ、次々とモデルの仕事をこなしていた。だが沙夜は小学校に入ると同時に、その仕事をしたくないといって辞めてしまったのだ。そしてやり出したのはピアノだったと思う。
母親は熱心に練習する沙夜に、中古のアップライトピアノを買い与えた。おかげで沙夜はピアノで音楽系の大学へ進級することが出来たのだ。
一方、ずっとモデルをしていて、小学校から中学まででもモデルをしていた沙菜は、高校生の時アイドルユニットを組まされた。五人同じような女の子で、小さい頃から顔なじみのある女の子ばかりだったと思う。
中身の無い歌詞と、軽い音楽。それにダンスと歌。だが歌手を目指していたわけではないし、アイドルほどダンスの基礎が出来ているのでは無い。それにメンバーの中でも飛び抜けて背が高かった沙菜は、可愛らしいとは言いがたい。
結局アイドルグループ自体も高校を卒業する頃に解散した。その頃から、元アイドルと言ってグラビアモデルのような仕事をこなし始める。マイクロ水着という乳首や性器をわずかに隠しているような水着を身につけて写真に収まることもあった。
その頃から両親はいぶかしげな顔をしていたと思う。しかしまだAVでは無いからと思っていたのだろう。
だが二十歳の時、その仕事にも陰りが見えてきた。若くて胸のあるモデルは腐るほど居るのだ。だからAVに出ないかという話は、沙夜にも相談していないし、両親には事後報告をした。
本当は自分は何がしたかったのだろう。沙菜はいつもそう思いながらサディストの女王様を演じていた。
「日和ちゃん。もう一つブラウスのボタン外せる?」
「下着見えちゃうよ。」
「見えた方が良いんだよ。乳首だけは隠して。」
「はーい。」
それでも自分の仕事なのだ。そう思いながら、ブラウスのボタンを外す。その沙菜の足下にはマゾ役の男優が跪いている。この男も根っからのマゾヒストでは無いと思うのだが、それを求められているのだ。
無駄に大きな胸もAVの世界にはゴロゴロ居る。だから自分の出来ること、そう思ってサディストを演じているが、こんなのは自分じゃ無い。
自分が好きなのは、同居人。きっと姉にしか興味の無いあの男。いつでも近くに居るのに触れたくても触れられないその距離が、きっとマゾヒストなのだと思う。
だがその男は著名人だ。自分の影なんかがあったら、面白おかしくマスコミが書き立てる。そうなれば自分の存在は迷惑だろう。そう思ったら手は出せない。
「日和ちゃん。男優を踏みつけて。」
自分だってこんな仕事をしようと思ってなかった。ただラブホテルで見たAVの男優を見て、こんな男前に抱かれるなら良い仕事だなと思っただけ。だが今は自分の足下で跪くような男しかいない。それが自分を暗くさせる。
休みだろうと仕事をしてようとずっと家に引きこもっている芹とは全く違うのだ。芹はそう思いながら、パソコンの画面を見ていた。
芹はこの家に最後にやってきた住人だった。きっかけはインターネットのSNSだったと思う。芹は元々文系の大学に通いながら、バイトとしてゴーストライターをしていた。だがそんな仕事は危ない道を歩いているようなモノだ。その鬱憤を晴らすように自分のSNSに短い文章を公開した。それは詩のようなモノだったと思う。それに目をつけたのが、翔であり沙夜だった。
当時、「二藍」はデビューが決まっていたが、どの作詞家が作った歌詞を見てもピンとこなかったらしい。だが、芹が作ったその歌詞にメンバーもそれにうるさい三倉奈々子も納得して芹に書いてもらおうと思ったのだ。
だが芹はその当時、ネットカフェ難民のような感じだった。そこで翔が住むところをインターネット越しで提供しようと言い出したのがきっかけだったかもしれない。ところが実際芹に会ってみると、渡摩季という名前から女性だと思っていたのだが、男でしかもボサボサで不潔そうな男だった。もう一緒に住んでいた沙菜はさすがに入居に反対したが、翔が良いというので渋々了解したのだ。家主は翔なのだから、文句は言えない。
「運が良かったよな。」
沙夜に見つけてもらい、翔に保護してもらった。だから人間らしい生活が出来ているのだ。あの頃と違う。自暴自棄になって死んでも良いと思った時期だってあったあのときとは違うのだ。
畳の上で寝転ぶ。そして外から差し込む光を見ていた。もう夕方近い。今日も一歩も外に出なかったな。そう思っていたが、一応出ていたかと思い直す。
そして体を起こすと部屋の外に出ていった。そしてリビングのドアを開いた。そこには四人分の洗濯物が吊されている。
「みんなおのおの家の仕事してるんだ。芹もやれることはやってくれよ。」
翔がここに住むのに出した条件だ。
沙夜は料理をしている。沙菜はゴミ出しや風呂炊きをしているし、翔は掃除をまめにしている。そこで芹がやるのは洗濯くらいだった。洗濯物を干すようなことが無ければ、一歩も家から、特に自分の部屋から出ない。根っからの引きこもりなのだ。
シャツやタオルを部屋に入れ込む。もう暑くなっている季節だ。多分、昼に取り込んでいてもすぐ乾いただろう。だが日光が消毒をしてくれているという話も聞く。だからなるべく日光にさらしたいと思っているのだ。
洗濯物を取り入れて、それを畳む。もうどれが誰のモノかというのも大体わかった。自分のモノでは無い男物は翔のモノだし、派手なシャツは沙菜のモノだし、白とか黒とかは大体沙夜のモノだ。そう思いながら洗濯物を畳んでいると、玄関の方で音がした。
「ただいま。」
沙夜が帰ってきたらしい。そしてリビングのドアを開けると、洗濯物を畳んでいる芹を見た。
「お帰り。」
「洗濯物はよく乾いたでしょうね。良い天気だったから。」
「うん。よく乾いてる。でもタオルがパリパリしてるな。ちょっと痛んできたのか、これはもう雑巾行きかな。」
「そう……。新しいモノのストックはあったかしら。」
沙夜は荷物を置いて、クローゼットを開ける。そこにはティッシュペーパーやトイレットペーパーなどのストックが、几帳面に置いてあった。それが翔の几帳面さを表しているようだ。当然、タオルのストックなんかもここにある。
「今日はどこに行ってたんだ。」
芹はタオルを畳みながら沙夜に聞く。すると沙夜はクローゼットの扉を閉めると、芹にビニール袋の中身を見せた。そこにはまるまるに育った鰺が数匹ある。それを見て芹は少しいぶかしげな顔をした。
「今日は魚?」
「こんな新鮮な鰺は、刺身にでもしたいわ。」
「やだよ。刺身って生臭いじゃん。」
「なめろうにしたらそんなに生臭くないわ。それと豚汁にしようか。」
「えー?豚汁にするくらいなら生姜焼きが良い。」
「文句を言わない。」
これでも芹は偏食が無くなった方だ。ここに来たときは、肉しか食べない人だったのに、今は野菜も食べるし魚も口にすることがある。芹に言わせれば足りない栄養素があったときはサプリメントでなんとかなると言っているが、それに沙夜はあまり賛同しない。サプリメントは胃を荒らすことがあるからだ。
今日は沙夜は海の方へ行ったらしい。誰かと行くのでは無く、ふらっと電車に乗って気の向くままに行くのだ。芹には出来ないことだと思う。
今日は先日撮ったソフトのジャケット写真の撮影。沙菜は撮影の時に使ったグレーのスーツを着ている。そのソフトでは沙菜は女性教師なのだ。
AVの設定にありがちなモノで、女性教師が男子校に赴任になる。そこで男子たちが、沙菜の豊満な体を見て輪姦しようと結託し、体育倉庫で紗菜を襲おうとするのだが逆に沙菜はその男たちを屈服させる。
「ははっ。もうイッてんの?早いわねぇ。」
「まだよ。まだイカないで。」
「足が汚れちゃったじゃ無い。舐めてよ。」
自分の精液を舐めて綺麗にするマゾ役の男優を見て、沙菜は心の底からゾクゾクするのだ。
元々沙菜は母親に連れられて沙夜とともに子供のモデルをしていた。白いレースとピンクのドレスはまるで夢のような衣装だと思う。同じデザインで沙夜は水色のドレスを着ていた。
それはブライダルモデルだったと思う。子供を連れて結婚式を挙げるカップル用の宣伝資料だった。だがそれはまるで天使のような容姿だったと思う。
可愛い、可愛いとちやほやされ、次々とモデルの仕事をこなしていた。だが沙夜は小学校に入ると同時に、その仕事をしたくないといって辞めてしまったのだ。そしてやり出したのはピアノだったと思う。
母親は熱心に練習する沙夜に、中古のアップライトピアノを買い与えた。おかげで沙夜はピアノで音楽系の大学へ進級することが出来たのだ。
一方、ずっとモデルをしていて、小学校から中学まででもモデルをしていた沙菜は、高校生の時アイドルユニットを組まされた。五人同じような女の子で、小さい頃から顔なじみのある女の子ばかりだったと思う。
中身の無い歌詞と、軽い音楽。それにダンスと歌。だが歌手を目指していたわけではないし、アイドルほどダンスの基礎が出来ているのでは無い。それにメンバーの中でも飛び抜けて背が高かった沙菜は、可愛らしいとは言いがたい。
結局アイドルグループ自体も高校を卒業する頃に解散した。その頃から、元アイドルと言ってグラビアモデルのような仕事をこなし始める。マイクロ水着という乳首や性器をわずかに隠しているような水着を身につけて写真に収まることもあった。
その頃から両親はいぶかしげな顔をしていたと思う。しかしまだAVでは無いからと思っていたのだろう。
だが二十歳の時、その仕事にも陰りが見えてきた。若くて胸のあるモデルは腐るほど居るのだ。だからAVに出ないかという話は、沙夜にも相談していないし、両親には事後報告をした。
本当は自分は何がしたかったのだろう。沙菜はいつもそう思いながらサディストの女王様を演じていた。
「日和ちゃん。もう一つブラウスのボタン外せる?」
「下着見えちゃうよ。」
「見えた方が良いんだよ。乳首だけは隠して。」
「はーい。」
それでも自分の仕事なのだ。そう思いながら、ブラウスのボタンを外す。その沙菜の足下にはマゾ役の男優が跪いている。この男も根っからのマゾヒストでは無いと思うのだが、それを求められているのだ。
無駄に大きな胸もAVの世界にはゴロゴロ居る。だから自分の出来ること、そう思ってサディストを演じているが、こんなのは自分じゃ無い。
自分が好きなのは、同居人。きっと姉にしか興味の無いあの男。いつでも近くに居るのに触れたくても触れられないその距離が、きっとマゾヒストなのだと思う。
だがその男は著名人だ。自分の影なんかがあったら、面白おかしくマスコミが書き立てる。そうなれば自分の存在は迷惑だろう。そう思ったら手は出せない。
「日和ちゃん。男優を踏みつけて。」
自分だってこんな仕事をしようと思ってなかった。ただラブホテルで見たAVの男優を見て、こんな男前に抱かれるなら良い仕事だなと思っただけ。だが今は自分の足下で跪くような男しかいない。それが自分を暗くさせる。
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