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弁当
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ひじきとにんじんを甘辛く煮た煮物。鯖の塩焼き。ほうれん草の和え物など、沙夜の弁当と翔の弁当は量は違うが同じモノが入っている。揚げ物はたまに入れるが、あまり続くと沙菜が文句を言う。かといって入れないのが続くと、芹が文句を言う。それが沙夜の頭を悩ませるのだ。同居をしているとそんなモノなのだろう。
「一馬の弁当も色合いが良いよな。ほら、俺のところもミニトマトくらい入れると良いのに。」
一馬の弁当にはミニトマトが入っている。そのまま入れているのではなくちゃんと湯むきをして皮が口に残らないようにしているのだ。
「息子の弁当のついでだから。」
「あぁ。そうだっけ。息子何歳になった?」
「二歳。保育園へ行っていて弁当を持たせるついでだろう。もう何でも食うな。子供ってのはそんなモノなのかな。」
一馬が結婚をしたのは、バンドとしてデビューしてすぐのことだった。売れるかどうかもわからないのに博打をするようだと言われていたが、それでも売れる自信が無ければ結婚などしないと一馬は言う。それに売れなければ、そもそもしていたスタジオミュージシャンの職をまた続けるつもりで、妻を路頭には迷わせないと断言したのだ。
「俺のところは小学校だから給食があるんだ。あぁ。今度参観日に来て欲しいって言われてさ。どうするかなぁ。」
「何が?」
翔は鯖の塩焼きをつまみながら治に聞く。それは沙夜と同じモノだ。
「だってこの格好で行ったら、絶対サラリーマンじゃないじゃん。せめて髪をどうにかするか……。」
すると沙夜は首を横に振る。
「だめです。橋倉さんはそのイメージがあるんですから。歌番組なんかでも目立ちますよ。」
「わかってるよぉ。気が重いなぁ。」
治はそう言って唐揚げに箸を延ばす。
「でもあれだ。こういうスタイルのイメージがついて良かったよ。一馬もロン毛の人ってイメージがついたし。」
髪を一つにくくった一馬は、少し笑う。かたくなに髪を切りたくないと言っていたが、その理由にみんなが納得したのを覚えている。
「まさか気が合うバンドの仲間が出来るまで髪を切らないなんて言うと思ってなかった。」
一馬はその言葉に少し笑う。気が合うバンドのメンバーとはこの「二藍」のメンバーなのだ。以前、一馬は大学の時に組んだジャズバンドでプロデビューし、一世を風靡した。だがそのバンドのメンバーに裏切られ、一時は人間不信にまで陥り、かたくなにバンドを組みたくないと言っていたのだが、三倉に紹介されたその「二藍」のメンバーは、そのジャズバンドの時よりももっと砕けた話が出来るし信頼も置ける。それにプロデュースをしてくれる三倉奈々子も、担当してるレコード会社の泉沙夜も、一馬にとって落ち着ける相手なのだ。
「それでも髪は切っていないもんな。」
「イメージがあるみたいだから。そうでしょう?泉さん。」
すると沙夜は少し頷いた。
「えぇ。花岡さんはそのままが良いと思います。それにまだゲストとして他のアーティストの方にも呼ばれていますし、そのときには「二藍」のベーシストだと誰でも気がついてもらえると思うので。」
「そういう宣伝をしたいよ。泉さん。俺、映画とかドラマとかちょっと気が引けるし。そもそも俺、役者じゃないんだから。」
遥人はそう言って沙夜に訴えかける。だが沙夜は少し首を横に振った。
「監督さんは栗山さんが良いと言っているんです。」
「でもさ……。」
「「二藍」の宣伝をお願いしますね。」
遥人はその言葉に頬を膨らませた。元アイドルグループの一員だった栗山遥人は、確かに三十を過ぎてもその美貌は衰えを知らない。だから映画監督から目をつけられたのだろう。
有名作家の作品を映画するモノで、おそらくそのクレジットには栗山遥人の名前が載る。その隣には「二藍」の名前が載ることを条件にした。
「遥人が出る映画で遥人は何の役所?」
「殺される役。ミステリーでさ。人でなしのろくでなし。」
「ふーん。なぁ。泉さん。遥人が映画に出るくらいだからさ、翔だって出れるんじゃない?翔ならミステリーで探偵役とか出来そうじゃない?」
その言葉に翔は驚いて純を見る。すると沙夜は首を横に振っていった。
「千草さんには、雑誌の取材の他にはモデルのような仕事もありますが、本格的に演技をするようなモノはありませんね。」
「そうだよ。俺、役者じゃないんだし。」
翔はそう言ってからの弁当箱に蓋をする。そしてお茶を飲んだ。
「俺だってそうだけど。」
遥人はそう言うと、沙夜は首を横に振って言う。
「昔は役者の勉強もしていたと聞いています。頑張ってください。」
「あー……。はい。」
しょぼんとして遥人も弁当の蓋をしめる。
「くそ。コーヒー飲みたい。」
イライラしているのだろう。そういうとき、遥人は落ち着かせて美味しいコーヒーでも飲みたいと思ったのだ。
「良いなぁ。練習これで終わりだし、ちょっとコーヒーでも飲みに行くか。次の仕事の間に。みんな次の仕事何時から?」
治の言葉に沙夜は少し笑う。
まとめ役が必要だと思っていた。だからリーダーを決めて欲しいと沙夜が提案したのだが、ここではやはり治が適任だと思う。そして治はその役割をしていると思った。治は、本当に人が良いし信頼できる。みんなが治を頼っているように見えた。だからリーダーを任せられるのだ。
そのとき外にガヤガヤと人が入ってきた。その様子に、六人はその様子を見る。
「おー。撮影かな?」
ここは音楽スタジオでもあるが、部屋によっては写真スタジオに使われる事もある。それは雑誌や写真集などの撮影らしい。実際、「二藍」もジャケット写真なんかはここで撮ることもあるのだ。
「見ろよ。翔。あの女すげぇおっぱい。」
治の言葉に、翔は苦笑いをしてその外を見る。だがその凄いおっぱいの持ち主に、翔の表情が固まる。そして沙夜に言う。
「沙夜。」
「駄目ですよ。千草さん。ここでは泉って名字で……。」
「違うって。ほら、沙菜が……。」
沙菜の言葉に、沙夜はその外を振り返ってよく見る。そこには双子の妹である沙菜の姿があったのだ。
「あぁ。そう言えば週刊誌の撮影があるとか……そんなことを言っていました。」
すると治は驚いて沙夜を見る。
「何?知り合いなの?あのおっぱい。」
「失礼ですね。橋倉さん。」
「あ。悪い。」
「まぁ……そういう仕事をしてますから仕方ないですよね。うちの妹なんですよ。あのおっぱい。」
「は?」
そう言われて普段女に見向きもしない純も、愛する妻が居る一馬も思わずその外を見た。そこには、沙夜にあまり似ていない風貌の女がいる。
茶色の髪は長く伸ばし、手の先、足の先まで気合いが入っているような格好だ。背が高く細身なのに尻や胸だけは豊満で、それが男をあらぬ想像させるようだ。
「グラビアアイドル?」
「ではなくて、AV女優なんです。日和と言いますけど、ご存じですか。」
するとその場に居た人はみんな首を横に振る。翔だけは少し笑っているだけだった。見たことはないが、そういう仕事をしていると話では聞いていたから。
「まぁ。俺の奥さんの妹もAV女優だし。」
一馬はそう言って弁当をしまった。するとその言葉に治が食いつく。
「何?それ聞いてないよ。」
「あ?言ってなかったか。愛蜜っていう女優だ。」
「マジで?あー。なんか見たことがあるわ。昔はサディストでさ。」
エントランスでわいわいと話をしているのが耳についたのだろう。外に居る沙菜がそこに入ってきた。
「姉さん。」
「沙菜。撮影なの?」
「うん。週刊誌のやつ。あ、こんにちは。あたし、日和と言います。」
「ちわ。」
治だけがデレデレしている。純は元々ゲイだし、遥人は射程範囲にも入らないのだ。一馬は相手にしていないし、翔も少し笑って見ているだけ。こんなに胸を強調しているのに、あまり反応のないメンバーに沙菜は少し頬を膨らませた。
「ご飯は食べたの?」
「撮影前に食べるとお腹が出るから、終わって食べるわ。」
「そうね。あまり無理しないでよ。」
「わかってる。いざとなれば修正してもらうもん。」
「そうね。」
「あーでも甘いものが食べたい。姉さん。今度あれ作ってよ。牛乳寒天。」
「良いわよ。暇があったらね。」
沙夜はそう言って少し笑った。その顔に、翔が見ている。その甘い視線に沙夜は全く気がついていない。それが沙菜を切なくさせていた。
「一馬の弁当も色合いが良いよな。ほら、俺のところもミニトマトくらい入れると良いのに。」
一馬の弁当にはミニトマトが入っている。そのまま入れているのではなくちゃんと湯むきをして皮が口に残らないようにしているのだ。
「息子の弁当のついでだから。」
「あぁ。そうだっけ。息子何歳になった?」
「二歳。保育園へ行っていて弁当を持たせるついでだろう。もう何でも食うな。子供ってのはそんなモノなのかな。」
一馬が結婚をしたのは、バンドとしてデビューしてすぐのことだった。売れるかどうかもわからないのに博打をするようだと言われていたが、それでも売れる自信が無ければ結婚などしないと一馬は言う。それに売れなければ、そもそもしていたスタジオミュージシャンの職をまた続けるつもりで、妻を路頭には迷わせないと断言したのだ。
「俺のところは小学校だから給食があるんだ。あぁ。今度参観日に来て欲しいって言われてさ。どうするかなぁ。」
「何が?」
翔は鯖の塩焼きをつまみながら治に聞く。それは沙夜と同じモノだ。
「だってこの格好で行ったら、絶対サラリーマンじゃないじゃん。せめて髪をどうにかするか……。」
すると沙夜は首を横に振る。
「だめです。橋倉さんはそのイメージがあるんですから。歌番組なんかでも目立ちますよ。」
「わかってるよぉ。気が重いなぁ。」
治はそう言って唐揚げに箸を延ばす。
「でもあれだ。こういうスタイルのイメージがついて良かったよ。一馬もロン毛の人ってイメージがついたし。」
髪を一つにくくった一馬は、少し笑う。かたくなに髪を切りたくないと言っていたが、その理由にみんなが納得したのを覚えている。
「まさか気が合うバンドの仲間が出来るまで髪を切らないなんて言うと思ってなかった。」
一馬はその言葉に少し笑う。気が合うバンドのメンバーとはこの「二藍」のメンバーなのだ。以前、一馬は大学の時に組んだジャズバンドでプロデビューし、一世を風靡した。だがそのバンドのメンバーに裏切られ、一時は人間不信にまで陥り、かたくなにバンドを組みたくないと言っていたのだが、三倉に紹介されたその「二藍」のメンバーは、そのジャズバンドの時よりももっと砕けた話が出来るし信頼も置ける。それにプロデュースをしてくれる三倉奈々子も、担当してるレコード会社の泉沙夜も、一馬にとって落ち着ける相手なのだ。
「それでも髪は切っていないもんな。」
「イメージがあるみたいだから。そうでしょう?泉さん。」
すると沙夜は少し頷いた。
「えぇ。花岡さんはそのままが良いと思います。それにまだゲストとして他のアーティストの方にも呼ばれていますし、そのときには「二藍」のベーシストだと誰でも気がついてもらえると思うので。」
「そういう宣伝をしたいよ。泉さん。俺、映画とかドラマとかちょっと気が引けるし。そもそも俺、役者じゃないんだから。」
遥人はそう言って沙夜に訴えかける。だが沙夜は少し首を横に振った。
「監督さんは栗山さんが良いと言っているんです。」
「でもさ……。」
「「二藍」の宣伝をお願いしますね。」
遥人はその言葉に頬を膨らませた。元アイドルグループの一員だった栗山遥人は、確かに三十を過ぎてもその美貌は衰えを知らない。だから映画監督から目をつけられたのだろう。
有名作家の作品を映画するモノで、おそらくそのクレジットには栗山遥人の名前が載る。その隣には「二藍」の名前が載ることを条件にした。
「遥人が出る映画で遥人は何の役所?」
「殺される役。ミステリーでさ。人でなしのろくでなし。」
「ふーん。なぁ。泉さん。遥人が映画に出るくらいだからさ、翔だって出れるんじゃない?翔ならミステリーで探偵役とか出来そうじゃない?」
その言葉に翔は驚いて純を見る。すると沙夜は首を横に振っていった。
「千草さんには、雑誌の取材の他にはモデルのような仕事もありますが、本格的に演技をするようなモノはありませんね。」
「そうだよ。俺、役者じゃないんだし。」
翔はそう言ってからの弁当箱に蓋をする。そしてお茶を飲んだ。
「俺だってそうだけど。」
遥人はそう言うと、沙夜は首を横に振って言う。
「昔は役者の勉強もしていたと聞いています。頑張ってください。」
「あー……。はい。」
しょぼんとして遥人も弁当の蓋をしめる。
「くそ。コーヒー飲みたい。」
イライラしているのだろう。そういうとき、遥人は落ち着かせて美味しいコーヒーでも飲みたいと思ったのだ。
「良いなぁ。練習これで終わりだし、ちょっとコーヒーでも飲みに行くか。次の仕事の間に。みんな次の仕事何時から?」
治の言葉に沙夜は少し笑う。
まとめ役が必要だと思っていた。だからリーダーを決めて欲しいと沙夜が提案したのだが、ここではやはり治が適任だと思う。そして治はその役割をしていると思った。治は、本当に人が良いし信頼できる。みんなが治を頼っているように見えた。だからリーダーを任せられるのだ。
そのとき外にガヤガヤと人が入ってきた。その様子に、六人はその様子を見る。
「おー。撮影かな?」
ここは音楽スタジオでもあるが、部屋によっては写真スタジオに使われる事もある。それは雑誌や写真集などの撮影らしい。実際、「二藍」もジャケット写真なんかはここで撮ることもあるのだ。
「見ろよ。翔。あの女すげぇおっぱい。」
治の言葉に、翔は苦笑いをしてその外を見る。だがその凄いおっぱいの持ち主に、翔の表情が固まる。そして沙夜に言う。
「沙夜。」
「駄目ですよ。千草さん。ここでは泉って名字で……。」
「違うって。ほら、沙菜が……。」
沙菜の言葉に、沙夜はその外を振り返ってよく見る。そこには双子の妹である沙菜の姿があったのだ。
「あぁ。そう言えば週刊誌の撮影があるとか……そんなことを言っていました。」
すると治は驚いて沙夜を見る。
「何?知り合いなの?あのおっぱい。」
「失礼ですね。橋倉さん。」
「あ。悪い。」
「まぁ……そういう仕事をしてますから仕方ないですよね。うちの妹なんですよ。あのおっぱい。」
「は?」
そう言われて普段女に見向きもしない純も、愛する妻が居る一馬も思わずその外を見た。そこには、沙夜にあまり似ていない風貌の女がいる。
茶色の髪は長く伸ばし、手の先、足の先まで気合いが入っているような格好だ。背が高く細身なのに尻や胸だけは豊満で、それが男をあらぬ想像させるようだ。
「グラビアアイドル?」
「ではなくて、AV女優なんです。日和と言いますけど、ご存じですか。」
するとその場に居た人はみんな首を横に振る。翔だけは少し笑っているだけだった。見たことはないが、そういう仕事をしていると話では聞いていたから。
「まぁ。俺の奥さんの妹もAV女優だし。」
一馬はそう言って弁当をしまった。するとその言葉に治が食いつく。
「何?それ聞いてないよ。」
「あ?言ってなかったか。愛蜜っていう女優だ。」
「マジで?あー。なんか見たことがあるわ。昔はサディストでさ。」
エントランスでわいわいと話をしているのが耳についたのだろう。外に居る沙菜がそこに入ってきた。
「姉さん。」
「沙菜。撮影なの?」
「うん。週刊誌のやつ。あ、こんにちは。あたし、日和と言います。」
「ちわ。」
治だけがデレデレしている。純は元々ゲイだし、遥人は射程範囲にも入らないのだ。一馬は相手にしていないし、翔も少し笑って見ているだけ。こんなに胸を強調しているのに、あまり反応のないメンバーに沙菜は少し頬を膨らませた。
「ご飯は食べたの?」
「撮影前に食べるとお腹が出るから、終わって食べるわ。」
「そうね。あまり無理しないでよ。」
「わかってる。いざとなれば修正してもらうもん。」
「そうね。」
「あーでも甘いものが食べたい。姉さん。今度あれ作ってよ。牛乳寒天。」
「良いわよ。暇があったらね。」
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