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祭の前夜
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しおりを挟む 最近武生が家にいないことが多い。陽生は武生に懐いているので、幼稚園から帰ってきて武生がいないとあらか様にがっかりした顔になるのだ。
バイトを始めたと言っていたが、どうしていきなりそんなことを始めたのかはわからない。そう思いながら、武生の義母である愛理はついでに酒を注文するのに、吾川酒店へ向かった。
「こんにちは。」
開店したばかりで、まだ仕入れた酒を仕分けしている途中だったらしい。彼らが一番忙しいのは、夕方くらいなのだ。
「村上さん。いらっしゃいませ。」
若旦那は自分より年上だ。若旦那と言ってもそこまで若くはない。だが体格がいいのであっちも強そうだと思うが、すでに汗塗れになっている額をみるとその気は失せる。
「いつものお酒をあとで届けていただけるかしら。」
「宴会ですか。」
「えぇ。今夜です。」
「明日から祭りですからね。決起集会と言ったところでしょうか。」
「そんなものですわ。ではよろしくお願いしますね。」
「はい。数はどれくらい……。」
必要なことだけ告げると、さっさと帰ろうとした。しかし奥から旦那が若旦那に声をかける。
「京介。啓介のところから電話がかかってたぞ。」
「あー。なんか最近よくかかるねぇ。」
「あれか。出産の時のことをまだ根に持ってるんだろう。口ではいいよ。仕事だ仕方ないと言っても、いい顔はしないよなぁ。」
「啓介は真面目だから断れなかったんだろう。」
「お前もそれくらいとは言わないでも、啓介の半分くらいは真面目だったらいいのに。」
「うるせぇな。」
あまり関係のない話のようだ。愛理はそのまま帰ろうとした。しかしそこへ、一人の女性が隣の店のドアの鍵を開ける。ずいぶん背の高い女性だ。しかもヒールを履いているので、おそらくこの若旦那よりも身長があるかもしれない。金髪のウェーブのかかった髪や濃いめのメイクも何となく違和感がある。
「あら。」
女性はこちらを見て微笑んだ。すると愛理も愛想笑いをした。
「久しぶりねぇ。お元気?」
「え?どこかで会いましたか。」
「いやね。覚えてないの?あれだけのことをしておいて、忘れたとは言わせないわ。」
よく思い出せ。愛理はその女性をじっとみる。そして思い出した。
「仁。」
「そうだよ。良くもまぁ、ヤクザの奥さんなんかになったものだ。」
低い男の声に思わず逃げ出しそうになる。だがその様子を、若旦那が見ている。逃げれば不自然だろう。
「あんたの義理の息子が良く来てくれる。あんたはここに来る必要はない。」
「わかってるわ。来ることもない。」
「あんたのせいで、蓮も美咲もどんな目にあったか忘れたとは言わせないからな。」
「蓮……は元気なの?」
「言っただろう?関わるなって。あんたが蓮に関わればろくなことはない。せいぜい、あんたは旦那のご機嫌をとっておけばいい。」
そう言って、百合は鍵を開けた店の中に入っていった。店はライブハウスだ。カフェバー。そしてライブ。こんな店が出来ていたのを初めて知った。
「若旦那。」
「何ですか?」
百合と少し言い合っていたのを遠回しに見ていた若旦那が、急に呼ばれてビールケースをおいた。
「この店っていつから?」
「さぁ……一ヶ月前くらいですかね。結構流行ってますよ。」
「そう……ありがとう。」
そう言って愛理も帰っていった。省吾か、圭吾がここに良く来るのかもしれない。そのときに蓮に会っている可能性もあるのだ。
家に帰ってくると、玄関で靴を履いている武生が居た。
「武生ちゃん。今からバイト?」
「えぇ。」
「帰りは?食事は用意した方がいいの?」
「夜だけいただきます。それじゃあ……。」
そう言って武生はそそくさと家を出て行った。本当にバイトというのは都合がいい。家にいなくて済むのだから。
あの女の性器に自分の性器を突っ込むのは、正直吐き気がする。まだ男娼をして、稼いだ方がまだましだ。
そう思いながら武生は繁華街を出て行った。
今日のランチはロコモコ丼。ご飯にレタスやトマトの生野菜を乗せて、ハンバーグと目玉焼きを皿に載せて、ソースをかける。簡単なスープをつければ、今日のランチの完成だ。
このランチは結構評判が良かった。美味しかったと言ってみんな出て行く。
「ハワイの料理なんだけどね。」
知加子はそう言って苦笑いをする。
そしてランチの時間も店内には、甘い匂いが立ちこめている。その匂いに「ケーキを始めたの?」とお客さんから聞かれる始末だ。
「違うんですよ。明日出店を出すから、そのケーキを焼いてるみたいです。」
「美味しそうな匂いね。明日買いに行こうかな。」
「お待ちしてます。」
おそらく知加子はそれを狙っていたのかわからない。何個も焼いているパウンドケーキは、美味しそうな匂いが確かにするから。
ランチが終わり皿を洗っている武生に、知加子は冷めたパウンドケーキを指でつつく。
「武生君。」
「はい?」
「お皿を洗ってからでいいけど、このパウンドケーキを切り分けてくれない?」
「いいですよ。」
「だいたい二センチ感覚で。だから一つで十等分できるはずよ。」
「わかりました。」
「あたし店をしながら、出店に出す品物を選定してくるから。」
そう言って知加子はキッチンを離れた。良かったあくまで自然に接することが出来たかもしれない。
絆創膏を貼がした指は、もう血が乾いていて、薄い膜になっている。駄目だ。もう考えないと思っていたのに、どうしても考えてしまう。
「やらなきゃね。」
知加子はそう自分に言い聞かせて、段ボールの中の商品を手にした。
ビニールの袋の中に、綺麗なガラスで出来た指輪が入っている。これは売れるかもしれない。夏だから涼しげなものが売れるのだ。
「……。」
それから手に取ったのは、ネックレス。何かの動物の角か歯かわからないが、そんなものがペンダントトップにある。
「微妙だな。どうしようかな。」
するとキッチンから武生がやってきた。
「店長。包丁ってどこにあるんですか。」
「あー。そうだった。こっち。」
「……ん?」
武生は段ボールの中にある、さっき手に取っていたペンダントを手にした。
「これ、なんかの角ですか?」
「本物じゃないわよ。今厳しいし。」
「だろうと思いました。でも男はこういうの好きですよ。」
「そうなの?」
「案外繊細ですし、魔除けの意味があるんなら手には取るかもしれませんね。」
そしてその次に手にとったのはガラス製の指輪だった。
「これもいいですね。」
「でしょ?女の子に人気あるかもしれないわ。」
「いくらで売るんですか?」
「指輪は五百円かな。」
「安いですね。」
武生はそう言ってポケットから財布を取り出す。そして五百円玉を知加子に渡す。
「一つ、もらっていいですか?」
「えぇ。どうぞ。」
ものを買うのを初めて見る。それだけ気に入ったのかもしれない。
すると武生は青い指輪を一つ取り出すと、知加子の右手を手に取る。そしてそれを薬指にはめた。
「サイズいいですね。」
「武生君。どうしてそんなことをするの?」
「……別に。あぁいうところだから、女一人でしてれば絶対難癖付けたり、誘ってくる人が居るだろうなと思って。」
「大丈夫よ。そんなことをしなくていいから。アラサーでこんな格好をしている人に声をかける奇特な人はいないわ。」
そう言って右手にはめられてた指輪をとり、武生の手に戻す。
「これはあなたの好きな人にあげて。一応、これもおまじないの指輪なんだから。」
「おまじない?」
「そう。ガラスが割れたら、願い事が叶うって言われている。女の子は好きね。こういうヤツ。」
少し笑い、キッチンへ向かう。その後ろを武生もついてきた。シンクの下にある小さなペディナイフを取り出すと、武生に渡す。
「まな板はここね。」
「はい。」
もしもこの指輪を菊子に渡したら、菊子は何を願うのだろう。蓮と一緒にいれることを願うのだろうか。それとも料理人になることを願うのだろうか。
「……。」
手の中で指輪が光る。この指輪が菊子にわたることはない。菊子が欲しいものはきっと武生では渡せないのだ。
自覚して、それでも涙は出ない。
バイトを始めたと言っていたが、どうしていきなりそんなことを始めたのかはわからない。そう思いながら、武生の義母である愛理はついでに酒を注文するのに、吾川酒店へ向かった。
「こんにちは。」
開店したばかりで、まだ仕入れた酒を仕分けしている途中だったらしい。彼らが一番忙しいのは、夕方くらいなのだ。
「村上さん。いらっしゃいませ。」
若旦那は自分より年上だ。若旦那と言ってもそこまで若くはない。だが体格がいいのであっちも強そうだと思うが、すでに汗塗れになっている額をみるとその気は失せる。
「いつものお酒をあとで届けていただけるかしら。」
「宴会ですか。」
「えぇ。今夜です。」
「明日から祭りですからね。決起集会と言ったところでしょうか。」
「そんなものですわ。ではよろしくお願いしますね。」
「はい。数はどれくらい……。」
必要なことだけ告げると、さっさと帰ろうとした。しかし奥から旦那が若旦那に声をかける。
「京介。啓介のところから電話がかかってたぞ。」
「あー。なんか最近よくかかるねぇ。」
「あれか。出産の時のことをまだ根に持ってるんだろう。口ではいいよ。仕事だ仕方ないと言っても、いい顔はしないよなぁ。」
「啓介は真面目だから断れなかったんだろう。」
「お前もそれくらいとは言わないでも、啓介の半分くらいは真面目だったらいいのに。」
「うるせぇな。」
あまり関係のない話のようだ。愛理はそのまま帰ろうとした。しかしそこへ、一人の女性が隣の店のドアの鍵を開ける。ずいぶん背の高い女性だ。しかもヒールを履いているので、おそらくこの若旦那よりも身長があるかもしれない。金髪のウェーブのかかった髪や濃いめのメイクも何となく違和感がある。
「あら。」
女性はこちらを見て微笑んだ。すると愛理も愛想笑いをした。
「久しぶりねぇ。お元気?」
「え?どこかで会いましたか。」
「いやね。覚えてないの?あれだけのことをしておいて、忘れたとは言わせないわ。」
よく思い出せ。愛理はその女性をじっとみる。そして思い出した。
「仁。」
「そうだよ。良くもまぁ、ヤクザの奥さんなんかになったものだ。」
低い男の声に思わず逃げ出しそうになる。だがその様子を、若旦那が見ている。逃げれば不自然だろう。
「あんたの義理の息子が良く来てくれる。あんたはここに来る必要はない。」
「わかってるわ。来ることもない。」
「あんたのせいで、蓮も美咲もどんな目にあったか忘れたとは言わせないからな。」
「蓮……は元気なの?」
「言っただろう?関わるなって。あんたが蓮に関わればろくなことはない。せいぜい、あんたは旦那のご機嫌をとっておけばいい。」
そう言って、百合は鍵を開けた店の中に入っていった。店はライブハウスだ。カフェバー。そしてライブ。こんな店が出来ていたのを初めて知った。
「若旦那。」
「何ですか?」
百合と少し言い合っていたのを遠回しに見ていた若旦那が、急に呼ばれてビールケースをおいた。
「この店っていつから?」
「さぁ……一ヶ月前くらいですかね。結構流行ってますよ。」
「そう……ありがとう。」
そう言って愛理も帰っていった。省吾か、圭吾がここに良く来るのかもしれない。そのときに蓮に会っている可能性もあるのだ。
家に帰ってくると、玄関で靴を履いている武生が居た。
「武生ちゃん。今からバイト?」
「えぇ。」
「帰りは?食事は用意した方がいいの?」
「夜だけいただきます。それじゃあ……。」
そう言って武生はそそくさと家を出て行った。本当にバイトというのは都合がいい。家にいなくて済むのだから。
あの女の性器に自分の性器を突っ込むのは、正直吐き気がする。まだ男娼をして、稼いだ方がまだましだ。
そう思いながら武生は繁華街を出て行った。
今日のランチはロコモコ丼。ご飯にレタスやトマトの生野菜を乗せて、ハンバーグと目玉焼きを皿に載せて、ソースをかける。簡単なスープをつければ、今日のランチの完成だ。
このランチは結構評判が良かった。美味しかったと言ってみんな出て行く。
「ハワイの料理なんだけどね。」
知加子はそう言って苦笑いをする。
そしてランチの時間も店内には、甘い匂いが立ちこめている。その匂いに「ケーキを始めたの?」とお客さんから聞かれる始末だ。
「違うんですよ。明日出店を出すから、そのケーキを焼いてるみたいです。」
「美味しそうな匂いね。明日買いに行こうかな。」
「お待ちしてます。」
おそらく知加子はそれを狙っていたのかわからない。何個も焼いているパウンドケーキは、美味しそうな匂いが確かにするから。
ランチが終わり皿を洗っている武生に、知加子は冷めたパウンドケーキを指でつつく。
「武生君。」
「はい?」
「お皿を洗ってからでいいけど、このパウンドケーキを切り分けてくれない?」
「いいですよ。」
「だいたい二センチ感覚で。だから一つで十等分できるはずよ。」
「わかりました。」
「あたし店をしながら、出店に出す品物を選定してくるから。」
そう言って知加子はキッチンを離れた。良かったあくまで自然に接することが出来たかもしれない。
絆創膏を貼がした指は、もう血が乾いていて、薄い膜になっている。駄目だ。もう考えないと思っていたのに、どうしても考えてしまう。
「やらなきゃね。」
知加子はそう自分に言い聞かせて、段ボールの中の商品を手にした。
ビニールの袋の中に、綺麗なガラスで出来た指輪が入っている。これは売れるかもしれない。夏だから涼しげなものが売れるのだ。
「……。」
それから手に取ったのは、ネックレス。何かの動物の角か歯かわからないが、そんなものがペンダントトップにある。
「微妙だな。どうしようかな。」
するとキッチンから武生がやってきた。
「店長。包丁ってどこにあるんですか。」
「あー。そうだった。こっち。」
「……ん?」
武生は段ボールの中にある、さっき手に取っていたペンダントを手にした。
「これ、なんかの角ですか?」
「本物じゃないわよ。今厳しいし。」
「だろうと思いました。でも男はこういうの好きですよ。」
「そうなの?」
「案外繊細ですし、魔除けの意味があるんなら手には取るかもしれませんね。」
そしてその次に手にとったのはガラス製の指輪だった。
「これもいいですね。」
「でしょ?女の子に人気あるかもしれないわ。」
「いくらで売るんですか?」
「指輪は五百円かな。」
「安いですね。」
武生はそう言ってポケットから財布を取り出す。そして五百円玉を知加子に渡す。
「一つ、もらっていいですか?」
「えぇ。どうぞ。」
ものを買うのを初めて見る。それだけ気に入ったのかもしれない。
すると武生は青い指輪を一つ取り出すと、知加子の右手を手に取る。そしてそれを薬指にはめた。
「サイズいいですね。」
「武生君。どうしてそんなことをするの?」
「……別に。あぁいうところだから、女一人でしてれば絶対難癖付けたり、誘ってくる人が居るだろうなと思って。」
「大丈夫よ。そんなことをしなくていいから。アラサーでこんな格好をしている人に声をかける奇特な人はいないわ。」
そう言って右手にはめられてた指輪をとり、武生の手に戻す。
「これはあなたの好きな人にあげて。一応、これもおまじないの指輪なんだから。」
「おまじない?」
「そう。ガラスが割れたら、願い事が叶うって言われている。女の子は好きね。こういうヤツ。」
少し笑い、キッチンへ向かう。その後ろを武生もついてきた。シンクの下にある小さなペディナイフを取り出すと、武生に渡す。
「まな板はここね。」
「はい。」
もしもこの指輪を菊子に渡したら、菊子は何を願うのだろう。蓮と一緒にいれることを願うのだろうか。それとも料理人になることを願うのだろうか。
「……。」
手の中で指輪が光る。この指輪が菊子にわたることはない。菊子が欲しいものはきっと武生では渡せないのだ。
自覚して、それでも涙は出ない。
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