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二年目
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茅さんはしばらく入院しながら、様子を見ることになった。数日して立って歩くことは出来るようになったけれど、歩くときにぎこちないことと、内蔵まで達していた刃先がどんな影響を与えているかまだわからないというのが医師の見解だった。
その間、柊さんは仕事の受け渡しをつつがなく終え、私たちは○×市に本格的な引っ越しを終え、私は今度新しく出来るヒジカタカフェの打ち合わせのためにヒジカタコーヒーの支社へ足を運んでいた。
支社には聡子さんの姿はない。どうやら本当に退職されたらしい。そしてそこには、若い事務員が茅さんの分まで忙しそうに動き回っていた。そのフォローをしていたのが支社長だった。そして新しい支社長に就任した若い男も、それをしているように思えた。
「お疲れさまです。」
来客用のソファで打ち合わせのために待っていたその相手は、いつか0号店にいた栞さんという人だった。そしてその後ろには、楓さんと零さんもいた。
「来たよ。0号店。」
「本当に成功するのかねぇ。」
そういった声も確かにあるらしい。だが栞さんたちはその声を無視するように、私に近づいてきた。
「大変だったわね。桜さん。」
「あぁ。お久しぶりです。」
「茅が入院しているんですって?」
「はぁ。お見舞いでも行きますか?」
「冗談。だってそんな暇はないんだもの。」
ビジネススーツに身を包んでいる三人は、私の横に栞さんが、その向かいには楓さんと零さんが座る。
「えっと、本社の指示をまずは言うわ。茅が退院したら当初通りになるんだけど、その間の打ち合わせは楓がするわ。」
「楓さんが?」
すると彼は不機嫌そうに私を見る。
「んだよ。文句あんのか?」
「ないです。別に。」
「田舎なんかまっぴらなんだけどな。仕方ねぇよ。社命だもんな。」
だったら他の人にやらせればいいのに。
「0号店はいいんですか?」
「あぁ。あそこは閉めたの。開けてても赤字になるだけだし。それに……本来のコンセプトとはまた違うみたいだわ。」
「……そうですか。で、零さんと栞さんはどうするんですか。」
「あぁ、あたしたちはちょっと本社でやることがあるから。受け渡しは楓さんと、零さんがやるから。うまくやってよ。」
「わかってるよ。」
「えぇ。こう見ても兄弟ですし、仲が悪いことはないと思いますけどね。」
「兄弟?」
「えぇ。あぁ。それから茅のようには楓はならないから。」
「え?」
「おい。それ今関係ないだろ?」
焦ったように私に楓さんは言う。
「楓さんはもうすぐ子供が産まれるから、本当は単身赴任なんてしたくないのよねぇ。」
「ちょっとだろ?別にいいじゃないか。」
「るせぇ。」
頬を赤くさせて、彼はそっぽ向いてしまった。
「そうでしたか。」
「それから……内装のことだけど……。」
そういって栞さんは建物の内装と、外装の案を採りだした。
きっとこれからどんどん色んなことが決まっていき、それはもう止められないことだった。
私の左手の薬指に収まっている指輪のように、もう止めることは出来ないのだと思った。
あれから二年たった。
夜明け前の商店街は、市場から戻ってきたトラックが荷下ろしをしている。その中を私は自転車で自分の店に向かう。
そして「ヒジカタカフェ」の看板の前で、自転車を止めるとその横に自転車を置く。
ドアを開けて、店の電気をつけ、窓を開ける。空気を入れ替えるためだった。
掃除があらかた終わった頃、楓さんが荷物を抱えてやってきた。
「おはようございます。」
「あぁ。おはよう。」
「フード。今日は何にしますか。」
「サンドイッチにしよう。トマトが安かった。」
「余ったら明日パスタにしてくださいね。」
「OK。」
彼はそういって冷蔵庫にそれをいれる。
茅さんはここに来なかった。良い豆があったら送ってやるという一言を残して、また海外に行ってしまったらしい。たまにはここに来ることもあるけれど、相変わらず私を「愛人」だと言っているようで、好きがあれば手を出してくる。まぁ。そのたびに、楓さんから怒られているけれど。
「今日の豆はどうだ。」
「味。今、確かめてます。試飲しますか。」
「あぁ。知らないと客にも勧められない。」
いつか葵さんが言っていた。
焙煎が気に入らなければ、すべて捨ててしまうこともあると。その気持ちが何となく分かる。中途半端なコーヒーを出したくなかった。
「うまい。」
「こっちは?」
「あぁ。悪くはないが、最初の方がいいと思う。」
「ですね。じゃあ、それにします。まだえぐみが残ってたかもしれない。」
朝。九時。
コーヒーの匂いをさせたその店は、開店する。
「ありがとうございました。」
最後のお客様が帰っていき、私はコーヒー豆を挽く。午後五時。もう帰ってくる頃だから。
「ただいま。」
作業着姿のリーゼントの男が入ってきた。
「お帰り。」
柊さんの姿に私はカウンターから出て行き、彼を抱きしめた。
「熱いなぁ。人前でするなよ。」
「あなたもするでしょ?気にしないで。」
楓さんは呆れた様子で奥に入っていった。
「桜。一杯もらえないか。」
「そういうと思って、用意しておいたわ。」
私はそういってカウンターにはいると、楓が奥から出てきた。
「あ、柊。今日録音?」
「あぁ。」
「じゃあ、上の鍵渡しとくわ。」
「悪いな。」
楓さんはそういってカウンターに小さな鍵を置いた。
「でもあんた、町の方じゃ結構名の知れたDJだったんだろ?もうしなくてラジオのDJだけでいいのか?」
「あぁ。もう夜が眠くてな。」
「おやじかよ。」
柊さんがレコードを持ち込んだ、ヒジカタカフェの二階。そこは録音スタジオになっていた。そこでデータにした音声と、音楽を樒さんの所に送るのだ。
母と樒さんはこの間結婚した。妊娠したからだという。私には弟か妹が出来るのだ。
夜の闇に柊さんの声が優しく響く。夜の声だった。
「それではみなさん。おやすみなさい。」
私は視線を合わせ、ストップのボタンを押す。
「聴き直す?」
「そうだな。帰ってから聴き直して、それからデータを送ってくれないか。」
「良いわ。」
「悪いな。こんなことにお前も巻き込んで。」
「何言ってるのよ。気にしないで。それよりも、帰って夜ご飯にしましょう。今日は何にしようかしらね。」
スタジオの電気を消して、鍵を閉める。そして外にでると、まだ春の冷たい風が身を包んだ。
「さむっ。寒いわね。」
自転車を取り出してそれを引くと、彼は私の肩を抱いた。
「桜。この間、研修に来ていたヤツ。どうだった?」
「良いと思うよ。彼女を中心に会社からは二号店を今年の秋あたりに出したいって言ってるし。」
「皮肉な話だな。業績が傾きだしたと思ったら、カフェ事業で微増しているとは。」
「そうね。」
「桜。」
「何?」
彼は足を止めて、私に言う。
「この春から、俺は正式採用になる。曲がりなりにも公務員だ。」
「っていってたわね。」
「その際に、手術の同意書にサインをしてもらえないだろうか。」
「え?何の?」
「椿を消すから。」
「……いいの?」
「良い。もうこのことは捨てたいから。」
すると私は少し微笑んだ。
「立場上、消さないといけないかも知れないけれど、椿であったこと、そんなに後悔しているの?椿であったから、出会えた人もいるんじゃないのかしら。」
「桜。」
「もし消せっていわれたら、消せばいい。でもあなたの心情で消すのはだめよ。それに……そんなこともあったから私たちは一緒になれたのよ。」
「そうだな。」
彼はそういってまた私の横を歩いた。
同じ道を歩いている。私たちは、これからもずっと同じ道を歩いていくのだ。
その間、柊さんは仕事の受け渡しをつつがなく終え、私たちは○×市に本格的な引っ越しを終え、私は今度新しく出来るヒジカタカフェの打ち合わせのためにヒジカタコーヒーの支社へ足を運んでいた。
支社には聡子さんの姿はない。どうやら本当に退職されたらしい。そしてそこには、若い事務員が茅さんの分まで忙しそうに動き回っていた。そのフォローをしていたのが支社長だった。そして新しい支社長に就任した若い男も、それをしているように思えた。
「お疲れさまです。」
来客用のソファで打ち合わせのために待っていたその相手は、いつか0号店にいた栞さんという人だった。そしてその後ろには、楓さんと零さんもいた。
「来たよ。0号店。」
「本当に成功するのかねぇ。」
そういった声も確かにあるらしい。だが栞さんたちはその声を無視するように、私に近づいてきた。
「大変だったわね。桜さん。」
「あぁ。お久しぶりです。」
「茅が入院しているんですって?」
「はぁ。お見舞いでも行きますか?」
「冗談。だってそんな暇はないんだもの。」
ビジネススーツに身を包んでいる三人は、私の横に栞さんが、その向かいには楓さんと零さんが座る。
「えっと、本社の指示をまずは言うわ。茅が退院したら当初通りになるんだけど、その間の打ち合わせは楓がするわ。」
「楓さんが?」
すると彼は不機嫌そうに私を見る。
「んだよ。文句あんのか?」
「ないです。別に。」
「田舎なんかまっぴらなんだけどな。仕方ねぇよ。社命だもんな。」
だったら他の人にやらせればいいのに。
「0号店はいいんですか?」
「あぁ。あそこは閉めたの。開けてても赤字になるだけだし。それに……本来のコンセプトとはまた違うみたいだわ。」
「……そうですか。で、零さんと栞さんはどうするんですか。」
「あぁ、あたしたちはちょっと本社でやることがあるから。受け渡しは楓さんと、零さんがやるから。うまくやってよ。」
「わかってるよ。」
「えぇ。こう見ても兄弟ですし、仲が悪いことはないと思いますけどね。」
「兄弟?」
「えぇ。あぁ。それから茅のようには楓はならないから。」
「え?」
「おい。それ今関係ないだろ?」
焦ったように私に楓さんは言う。
「楓さんはもうすぐ子供が産まれるから、本当は単身赴任なんてしたくないのよねぇ。」
「ちょっとだろ?別にいいじゃないか。」
「るせぇ。」
頬を赤くさせて、彼はそっぽ向いてしまった。
「そうでしたか。」
「それから……内装のことだけど……。」
そういって栞さんは建物の内装と、外装の案を採りだした。
きっとこれからどんどん色んなことが決まっていき、それはもう止められないことだった。
私の左手の薬指に収まっている指輪のように、もう止めることは出来ないのだと思った。
あれから二年たった。
夜明け前の商店街は、市場から戻ってきたトラックが荷下ろしをしている。その中を私は自転車で自分の店に向かう。
そして「ヒジカタカフェ」の看板の前で、自転車を止めるとその横に自転車を置く。
ドアを開けて、店の電気をつけ、窓を開ける。空気を入れ替えるためだった。
掃除があらかた終わった頃、楓さんが荷物を抱えてやってきた。
「おはようございます。」
「あぁ。おはよう。」
「フード。今日は何にしますか。」
「サンドイッチにしよう。トマトが安かった。」
「余ったら明日パスタにしてくださいね。」
「OK。」
彼はそういって冷蔵庫にそれをいれる。
茅さんはここに来なかった。良い豆があったら送ってやるという一言を残して、また海外に行ってしまったらしい。たまにはここに来ることもあるけれど、相変わらず私を「愛人」だと言っているようで、好きがあれば手を出してくる。まぁ。そのたびに、楓さんから怒られているけれど。
「今日の豆はどうだ。」
「味。今、確かめてます。試飲しますか。」
「あぁ。知らないと客にも勧められない。」
いつか葵さんが言っていた。
焙煎が気に入らなければ、すべて捨ててしまうこともあると。その気持ちが何となく分かる。中途半端なコーヒーを出したくなかった。
「うまい。」
「こっちは?」
「あぁ。悪くはないが、最初の方がいいと思う。」
「ですね。じゃあ、それにします。まだえぐみが残ってたかもしれない。」
朝。九時。
コーヒーの匂いをさせたその店は、開店する。
「ありがとうございました。」
最後のお客様が帰っていき、私はコーヒー豆を挽く。午後五時。もう帰ってくる頃だから。
「ただいま。」
作業着姿のリーゼントの男が入ってきた。
「お帰り。」
柊さんの姿に私はカウンターから出て行き、彼を抱きしめた。
「熱いなぁ。人前でするなよ。」
「あなたもするでしょ?気にしないで。」
楓さんは呆れた様子で奥に入っていった。
「桜。一杯もらえないか。」
「そういうと思って、用意しておいたわ。」
私はそういってカウンターにはいると、楓が奥から出てきた。
「あ、柊。今日録音?」
「あぁ。」
「じゃあ、上の鍵渡しとくわ。」
「悪いな。」
楓さんはそういってカウンターに小さな鍵を置いた。
「でもあんた、町の方じゃ結構名の知れたDJだったんだろ?もうしなくてラジオのDJだけでいいのか?」
「あぁ。もう夜が眠くてな。」
「おやじかよ。」
柊さんがレコードを持ち込んだ、ヒジカタカフェの二階。そこは録音スタジオになっていた。そこでデータにした音声と、音楽を樒さんの所に送るのだ。
母と樒さんはこの間結婚した。妊娠したからだという。私には弟か妹が出来るのだ。
夜の闇に柊さんの声が優しく響く。夜の声だった。
「それではみなさん。おやすみなさい。」
私は視線を合わせ、ストップのボタンを押す。
「聴き直す?」
「そうだな。帰ってから聴き直して、それからデータを送ってくれないか。」
「良いわ。」
「悪いな。こんなことにお前も巻き込んで。」
「何言ってるのよ。気にしないで。それよりも、帰って夜ご飯にしましょう。今日は何にしようかしらね。」
スタジオの電気を消して、鍵を閉める。そして外にでると、まだ春の冷たい風が身を包んだ。
「さむっ。寒いわね。」
自転車を取り出してそれを引くと、彼は私の肩を抱いた。
「桜。この間、研修に来ていたヤツ。どうだった?」
「良いと思うよ。彼女を中心に会社からは二号店を今年の秋あたりに出したいって言ってるし。」
「皮肉な話だな。業績が傾きだしたと思ったら、カフェ事業で微増しているとは。」
「そうね。」
「桜。」
「何?」
彼は足を止めて、私に言う。
「この春から、俺は正式採用になる。曲がりなりにも公務員だ。」
「っていってたわね。」
「その際に、手術の同意書にサインをしてもらえないだろうか。」
「え?何の?」
「椿を消すから。」
「……いいの?」
「良い。もうこのことは捨てたいから。」
すると私は少し微笑んだ。
「立場上、消さないといけないかも知れないけれど、椿であったこと、そんなに後悔しているの?椿であったから、出会えた人もいるんじゃないのかしら。」
「桜。」
「もし消せっていわれたら、消せばいい。でもあなたの心情で消すのはだめよ。それに……そんなこともあったから私たちは一緒になれたのよ。」
「そうだな。」
彼はそういってまた私の横を歩いた。
同じ道を歩いている。私たちは、これからもずっと同じ道を歩いていくのだ。
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