274 / 355
二年目
274
しおりを挟む
結局五人で食事を囲んで食べていた。藤堂先生は悪かったと謝ってくれたが、本当だったら殴ってやりたいくらいだ。
「でね、あたし桔梗叔父さんところから春から高校行く。」
「本当に?どこの高校に行くの?」
「桜さん。あなたが通う学校だ。」
「あぁ。そうなんですか。だったら入れ替わりね。」
「桜いないの?」
「卒業してるから。」
「えー?つまんない。」
頬をぷくっと膨らませて、彼女はひじを突いた。
「はーい。おまたせー。唐揚げ定食誰かしら。」
「あ、俺。」
茅さんはそう言って手を挙げた。
「編入だが三学期分は、インターナショナルスクールで少しこの国の言葉を学ぶ。」
「私の言葉、変じゃ無いよ。」
「案外わからないところがおかしかったりするからな。」
すると芙蓉さんはおかしくないのにとつぶやいた。
「先生はどこにお住まいですか。」
「私は、南町だが少し離れていてね。葬儀社があると思うが、その近くの貸家だ。」
「貸家って。一戸建てかよ。すげぇな。」
「そこが安かった。まだ奨学金の返済が少しあるしな。」
葬儀社というのに少しドキリとした。あぁ。竹彦の家の近くだ。
「部屋空いてるんだって。桜。遊び来て。」
「遊び来て。じゃない。遊びに来てだ。」
そう言って藤堂先生はたしなめた。
「こういうとこ、きらーい。桔梗叔父さん硬いもん。柊さんみたい。」
藤堂先生はその言葉にふっと笑う。そして焼き鯖定食を受け取った。葵さんはメンチカツの定食、芙蓉さんはハンバーグを頼んでいた。
私は進められたコロッケをつついていた。確かに美味しい。手作りのようだ。
「荷物は運んだの?」
葵さんがそう聞くと、ちょっと藤堂先生は気後れたようにうなづいた。
「うん。あまりないから。」
「こっちで買わないといけない物もある。今日私は休んでしまったしな。明日にでも買ってやりたいが、私も明日は仕事だしな。」
「だったら俺行ってやるよ。桜。お前も来いよ。」
「え?何で私?」
「お前がいないと、女の物なんかわかんねぇよ。店くらいわかるだろ?」
「わかんないな。」
すると葵さんは笑いながら言う。
「でもセンスは良いですね。この間のクリスマスにいただいた、キーケースは嬉しかったです。もうぼろぼろでしたからね。」
「あ……良かったです。役立てて貰って。」
そう言えば葵さんにはキーケースあげたんだっけ。皮で出来たヤツ。
「気が回るっつーか。」
「勘違い製造機。」
藤堂先生はそう言って私をからかった。
最初に別れたのは、と芙蓉さん。
そして葵さんと別れ、私は夜道を茅さんと歩いていた。茅さんは自分の部屋を藤堂先生と芙蓉さんくらいにしか話していないらしい。
葵さんは同じアパートに住んでいるくらいしか知らないので、私と帰るのも不自然には思わなかったらしい。。
「……金髪の男のことだけどさ。」
「わかった?誰なのか。」
「あぁ。椿だろ?いつか、お前と駐車場で話していた。竹彦とかって言っていたか。」
「……だろうと思う。だけど本人は否定してる。でも嘘くさいところもあるわ。」
茅さんは少し黙り、そして私の手を握ろうと手を伸ばした。でもその手を振り払う。
「俺が一目見ればわかるだろう。」
「無理ね。もうしばらくは会えないと思うから。」
「あいつもお前に惚れているんだろう。」
「一年前……そう言ってくれた人。でも答えられない。私は柊しか見ていなかったから。」
「今でも見てない。視野が狭くても困るな。」
「必要ないわ。」
「でもあいつは他の奴と会っているかもしれないのに?」
「いいえ。教えてくれたわ。何もしていない。他の仕事をしていた。それは私たちに言えない契約をしていたから、それを守っていただけ。何もやましいことはしていない。」
「……ふーん。信じるんだな。それを。」
「えぇ。」
「でも俺にはもっと何かがあると思ってる。いつだったか、柊が蓬と会っているのを見たこともあるしな。」
「私も一度見たわ。でも柊の表情が浮かないものだった。進んで会っているんじゃないって思う。」
アパートの階段の前に立つ。そしてもうその階段を上ろうと足をかけた。そのとき茅さんは私の腕に手を伸ばしてきた。
「やめてよ。」
「じゃあ、キスだけでもさせろよ。」
「しない。私がしたいのは一人だけだから。それにこんなところでそんなことしたくない。」
「……外が気になるのか?そういえば昔、そんなことを言われたな。じゃあ、部屋に行こうか?」
「来ないで。」
「忘れ物をしてるって言えば?」
「……今日、必要なの?取ってくるから、待ってて。」
腕を振り払い、階段を上がる。そして自分の部屋の前に立つと鍵を開けた。
「何の忘れ物?」
「入る。」
「……入ったら何かするでしょ?取ってくるから。」
しかし彼はそのドアを開けて、私の背中を押した。玄関の明かりだけ付けている。靴を脱ぐ間もなく、彼は私の腰に腕を伸ばしてきた。
「しないでって……。」
「やだ。したい。あいつに抱かれているの、想像してむかむかしているんだ。あんな軽いキスだけで、満足すると思ってんのかよ。」
「やだ。離して。」
しかし彼はその手を離さない。そして後ろから首に唇を当ててきた。
「やめて。茅さん。」
「茅って呼べよ。」
そのとき私の携帯電話がなった。その音で茅さんは私から手を離す。助かった?
やっと靴をに脱いで、その鳴っている携帯電話に手を伸ばす。
「もしもし。」
相手は柊さんだった。ほっとする。
「今、家か?」
「えぇ。葵さんを病院に連れていって……。」
リビングのドアを開けて、バッグをソファにおいた。
「そうか。手間をかけたな。」
「どうしたの?」
「これからしばらく年越しのイベントがあって、行けなくなると思うから。」
「わかった。」
「気を付けろ。茅には特に。」
後ろにまだいる茅さんをちらりと見ると、私はそれに答えた。
「そうね。」
「遅くなって良いなら行くから。」
「待ってるわ。今夜はどうするの?」
「今夜は行けない。明日少し早めに出るから。」
「そう。わかった。」
短い電話を切ると、茅さんはすぐにその手を掴んできた。そして私の体を抱きしめてくる。携帯電話が床に落ちた。
「ちょっと……。」
「何、幸せそうな顔をしているんだよ。俺の前でそんな顔をするな。」
「何を言ってるの?離して。」
「やだ。」
少し笑ったようなそんな口調。そして彼は私の唇にキスをする。それは深く力強く、勘違いさせるような感覚になる。
「でね、あたし桔梗叔父さんところから春から高校行く。」
「本当に?どこの高校に行くの?」
「桜さん。あなたが通う学校だ。」
「あぁ。そうなんですか。だったら入れ替わりね。」
「桜いないの?」
「卒業してるから。」
「えー?つまんない。」
頬をぷくっと膨らませて、彼女はひじを突いた。
「はーい。おまたせー。唐揚げ定食誰かしら。」
「あ、俺。」
茅さんはそう言って手を挙げた。
「編入だが三学期分は、インターナショナルスクールで少しこの国の言葉を学ぶ。」
「私の言葉、変じゃ無いよ。」
「案外わからないところがおかしかったりするからな。」
すると芙蓉さんはおかしくないのにとつぶやいた。
「先生はどこにお住まいですか。」
「私は、南町だが少し離れていてね。葬儀社があると思うが、その近くの貸家だ。」
「貸家って。一戸建てかよ。すげぇな。」
「そこが安かった。まだ奨学金の返済が少しあるしな。」
葬儀社というのに少しドキリとした。あぁ。竹彦の家の近くだ。
「部屋空いてるんだって。桜。遊び来て。」
「遊び来て。じゃない。遊びに来てだ。」
そう言って藤堂先生はたしなめた。
「こういうとこ、きらーい。桔梗叔父さん硬いもん。柊さんみたい。」
藤堂先生はその言葉にふっと笑う。そして焼き鯖定食を受け取った。葵さんはメンチカツの定食、芙蓉さんはハンバーグを頼んでいた。
私は進められたコロッケをつついていた。確かに美味しい。手作りのようだ。
「荷物は運んだの?」
葵さんがそう聞くと、ちょっと藤堂先生は気後れたようにうなづいた。
「うん。あまりないから。」
「こっちで買わないといけない物もある。今日私は休んでしまったしな。明日にでも買ってやりたいが、私も明日は仕事だしな。」
「だったら俺行ってやるよ。桜。お前も来いよ。」
「え?何で私?」
「お前がいないと、女の物なんかわかんねぇよ。店くらいわかるだろ?」
「わかんないな。」
すると葵さんは笑いながら言う。
「でもセンスは良いですね。この間のクリスマスにいただいた、キーケースは嬉しかったです。もうぼろぼろでしたからね。」
「あ……良かったです。役立てて貰って。」
そう言えば葵さんにはキーケースあげたんだっけ。皮で出来たヤツ。
「気が回るっつーか。」
「勘違い製造機。」
藤堂先生はそう言って私をからかった。
最初に別れたのは、と芙蓉さん。
そして葵さんと別れ、私は夜道を茅さんと歩いていた。茅さんは自分の部屋を藤堂先生と芙蓉さんくらいにしか話していないらしい。
葵さんは同じアパートに住んでいるくらいしか知らないので、私と帰るのも不自然には思わなかったらしい。。
「……金髪の男のことだけどさ。」
「わかった?誰なのか。」
「あぁ。椿だろ?いつか、お前と駐車場で話していた。竹彦とかって言っていたか。」
「……だろうと思う。だけど本人は否定してる。でも嘘くさいところもあるわ。」
茅さんは少し黙り、そして私の手を握ろうと手を伸ばした。でもその手を振り払う。
「俺が一目見ればわかるだろう。」
「無理ね。もうしばらくは会えないと思うから。」
「あいつもお前に惚れているんだろう。」
「一年前……そう言ってくれた人。でも答えられない。私は柊しか見ていなかったから。」
「今でも見てない。視野が狭くても困るな。」
「必要ないわ。」
「でもあいつは他の奴と会っているかもしれないのに?」
「いいえ。教えてくれたわ。何もしていない。他の仕事をしていた。それは私たちに言えない契約をしていたから、それを守っていただけ。何もやましいことはしていない。」
「……ふーん。信じるんだな。それを。」
「えぇ。」
「でも俺にはもっと何かがあると思ってる。いつだったか、柊が蓬と会っているのを見たこともあるしな。」
「私も一度見たわ。でも柊の表情が浮かないものだった。進んで会っているんじゃないって思う。」
アパートの階段の前に立つ。そしてもうその階段を上ろうと足をかけた。そのとき茅さんは私の腕に手を伸ばしてきた。
「やめてよ。」
「じゃあ、キスだけでもさせろよ。」
「しない。私がしたいのは一人だけだから。それにこんなところでそんなことしたくない。」
「……外が気になるのか?そういえば昔、そんなことを言われたな。じゃあ、部屋に行こうか?」
「来ないで。」
「忘れ物をしてるって言えば?」
「……今日、必要なの?取ってくるから、待ってて。」
腕を振り払い、階段を上がる。そして自分の部屋の前に立つと鍵を開けた。
「何の忘れ物?」
「入る。」
「……入ったら何かするでしょ?取ってくるから。」
しかし彼はそのドアを開けて、私の背中を押した。玄関の明かりだけ付けている。靴を脱ぐ間もなく、彼は私の腰に腕を伸ばしてきた。
「しないでって……。」
「やだ。したい。あいつに抱かれているの、想像してむかむかしているんだ。あんな軽いキスだけで、満足すると思ってんのかよ。」
「やだ。離して。」
しかし彼はその手を離さない。そして後ろから首に唇を当ててきた。
「やめて。茅さん。」
「茅って呼べよ。」
そのとき私の携帯電話がなった。その音で茅さんは私から手を離す。助かった?
やっと靴をに脱いで、その鳴っている携帯電話に手を伸ばす。
「もしもし。」
相手は柊さんだった。ほっとする。
「今、家か?」
「えぇ。葵さんを病院に連れていって……。」
リビングのドアを開けて、バッグをソファにおいた。
「そうか。手間をかけたな。」
「どうしたの?」
「これからしばらく年越しのイベントがあって、行けなくなると思うから。」
「わかった。」
「気を付けろ。茅には特に。」
後ろにまだいる茅さんをちらりと見ると、私はそれに答えた。
「そうね。」
「遅くなって良いなら行くから。」
「待ってるわ。今夜はどうするの?」
「今夜は行けない。明日少し早めに出るから。」
「そう。わかった。」
短い電話を切ると、茅さんはすぐにその手を掴んできた。そして私の体を抱きしめてくる。携帯電話が床に落ちた。
「ちょっと……。」
「何、幸せそうな顔をしているんだよ。俺の前でそんな顔をするな。」
「何を言ってるの?離して。」
「やだ。」
少し笑ったようなそんな口調。そして彼は私の唇にキスをする。それは深く力強く、勘違いさせるような感覚になる。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
亡くなった王太子妃
沙耶
恋愛
王妃の茶会で毒を盛られてしまった王太子妃。
侍女の証言、王太子妃の親友、溺愛していた妹。
王太子妃を愛していた王太子が、全てを気付いた時にはもう遅かった。
なぜなら彼女は死んでしまったのだから。
【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
【完結】お父様の再婚相手は美人様
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
シャルルの父親が子連れと再婚した!
二人は美人親子で、当主であるシャルルをあざ笑う。
でもこの国では、美人だけではどうにもなりませんよ。
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった
白雲八鈴
恋愛
私はウォルス侯爵家に15歳の時に嫁ぎ婚姻後、直ぐに夫は魔王討伐隊に出兵しました。6年後、戦地から夫が帰って来ました、妻という女を連れて。
もういいですか。私はただ好きな物を作って生きていいですか。この国になんて出ていってやる。
ただ、皆に喜ばれる物を作って生きたいと願う女性がその才能に目を付けられ周りに翻弄されていく。彼女は自由に物を作れる道を歩むことが出来るのでしょうか。
番外編
謎の少女強襲編
彼女が作り出した物は意外な形で人々を苦しめていた事を知り、彼女は再び帝国の地を踏むこととなる。
私が成した事への清算に行きましょう。
炎国への旅路編
望んでいた炎国への旅行に行く事が出来ない日々を送っていたが、色々な人々の手を借りながら炎国のにたどり着くも、そこにも帝国の影が・・・。
え?なんで私に誰も教えてくれなかったの?そこ大事ー!
*本編は完結済みです。
*誤字脱字は程々にあります。
*なろう様にも投稿させていただいております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる