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謝罪
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Aにある墓園は桜が終わり、新緑の季節になっている。一時は花見だと客も多かったし、屋台なんかも出ていたようだが静かで平穏な日常が戻ってきたように思えた。響子は花束を手にして、その墓園に足を踏み入れる。そして行き慣れた階段を上がり、祖父が眠る墓へ向かっていく。するとその墓の前に人影が見えた。
嫌な人がいた。
響子はそう思って引き返そうかと思った。だがその人の方が響子に気がついたようで、響子に声をかけた。
「響子さん。」
「どうも。」
この人は母方の叔母になる。この人の旦那が響子と真二郎が働いていた「古時計」を無くし、その跡地にアパートを建てると意気込んでいるのだ。だがまだその土地は更地になったままで、まだアパートが建つ気配もない。
「いつも来てくださっているの?」
「いつもではないのですが。今日は少しこちらに用事もあって。」
叔母は響子が持っている花束にいぶかしげな顔をした。
「響子さん。夏子さんから聞いていないの?」
「は?」
何も聞いていないのか。忠告のように言ったのに、肝心なことは告げないのだ。
「うちのお墓はいつもシキミって決まっているのに。」
「そうでしたね。でもこのガーベラはお祖父さんが気に入っていて。特にこの赤い色が好きだと。」
「響子さん。お義父さんとずっと一緒にいたからわかっているって勘違いしていないかしら。お義父さんはうちの旦那とずっと一緒にいたのよ?旦那の方が詳しいに決まっているじゃない?」
文句を言えば倍になって帰ってくる。だからもう何も言いたくなかった。
「そうですか。わかりました。手を合わせたら持って帰りますね。」
そう言って墓石の前に花束を置いた。その横には緑色のシキミ。その色は相反するように見える。
「来てくれるのはありがたいし、私もしょっちゅう来れるわけじゃないから、掃除をしてくれたりするのは……。」
その時向こうから人影が見えた。それがわかって叔母は口をつぐむ。こういう人ほど体裁を気にするのだ。
顔を上げた響子にまた叔母は声をかける。
「響子さんは今どこにいらっしゃるの?」
「洋菓子店でコーヒーを淹れています。」
「あんなにこだわったコーヒーなんて誰がわかるのかしら。みんなそんなに絶対的な舌を持っているわけじゃないのに……。」
もう叔母の言葉など、響子の耳に入っていなかった。響子は手を合わせ始めると、叔母はまだ文句が言い足りないのかもしれないが、そのままバケツやひしゃくを持って行ってしまった。
それを見送り、響子は祖父に語りかけるように言葉を呟いた。
「お祖父さん。」
その時響子の後ろに足音が聞こえて響子は振り返る。叔母が戻ってきたのかと思ったが、響子の想像とは違いそこには一馬の姿があった。
「一馬……。」
「ここか。お前のお祖父さんが眠っているのは。」
「えぇ。」
響子はバッグから水筒を取り出して、カップにコーヒーを注ぐ。そしてそれを花束の横に添えた。
「良い香りだ。外なのにここまで匂ってくる。」
「お祖父さんはきっとダメ出しをするわ。酸味がありすぎるとか、こくが足りないとか。」
「……厳しかったな。」
「えぇ。でもコーヒー以外は優しかったの。ずっと……私の言うことを信じてくれた人。誰もわかってくれなかったのに、お祖父さんと真二郎だけは信じてくれたわ。」
「そうか……。」
「今はあなたが信じてくれている。お祖父さんとあなたはよく似ているのね。」
「俺が?」
見た目などではない。お祖父さんも饒舌な方ではなかったが悟ったようなことをぽつり、ぽつりと話すくらいだ。
「何も言わずにコーヒーを淹れてくれた。その味はずっと忘れない。そしてあのコーヒーよりも美味しいと言えるようなコーヒーを淹れることが、私の生きる目標になった。それをわからせてくれたお祖父さんが大好きだったのよ。」
響子の目には涙が溜まっている。思わず抱きしめたくなった。弱い響子が見えたから。だが恋人だと言える状況ではあるが、こんな往来の場ですることではない。さすがに自分も恥ずかしいのだ。
「手を合わせて良いか。」
一馬はそういうと響子は涙を拭いて、うなずいた。そして一馬がしゃがみ込むと、響子もしゃがみ込んで手を合わせる。
そして顔を上げると、響子は立ち上がろうとした。すると一馬は腕を伸ばして、響子を再びしゃがませてその肩に触れる。肩を抱いているように。周りの墓石で二人が隠れているのだろう。だからコレが精一杯の一馬の行動だった。
「俺が代わりになるから。」
「……一馬。」
「俺もお前に聴いて欲しい音楽がある。だから音楽を続けれるんだ。お前も俺に飲ませる一番美味しいコーヒーを淹れてくれないか。」
すると響子は少し笑いながら頷いた。そしてその体に体を寄せる。
Aは高級住宅街でもあるが、元々は下町の顔もあったりする。響子が用事があるのはその下町の方であり、商店街だった。
この商店街は奥に有名な寺院があり、商店街と言うよりも土産物屋が多い。当然観光客も多いのだ。
「人形焼きがあるな。葉子さんが好きなんだ。」
「買って帰る?」
「そうだな。昨日は酒をもらったし、土産として渡してもおかしくはない。」
露天で焼いている人形焼きは甘い匂いがした。それを笹でくるんでもらえるのだ。
「十個もらえるだろうか。」
「はい。毎度。」
手にシミやしわが沢山あるお爺さんが、焼きたての人形焼きを包んでくれた。そのビニール袋をもらって、一馬はバッグにそれを入れる。そして道を進みながら響子は一馬に気になっていることを聞いた。
「今日は事務所に行ってきたのでしょう?事務所は何の話だったの?」
すると一馬はため息をついて言う。
「……まぁ……「二藍」をデビューさせるのにキーボードは必須だが、そのメンツがなかなか見当たらない。特にプロデューサーの三倉さんは元々キーボードなんだ。お眼鏡に適う人は少ないだろう。」
「まぁ……そうね。」
ガールズバンドとして一世を風靡したような人だ。だがその頃よりも明らかに感覚も優れているし、そのセンスも磨かれている。実際、三倉がプロデュースをしたバンドはヒットを飛ばしているのだ。それでも三倉の耳は厳しい。
「だがそういう人がいてな。地方で自作の音楽を作っているような人だ。」
表に出てくることはない音楽家。最近は覆面アーティストとしてヒットを飛ばしながらも顔を見せない人もいる。
「その世界では有名らしい人だ。三倉さんが口説き落としたらしい。何より三倉さんも栗山さんもその音が好きだと言っている。」
「あなたは?」
「電子音はあまり聞かないが、明らかにまぁ、音が違うとわかるくらいだ。だが会ったことも無いようなヤツと信用が出来るかと言ったら微妙だ。」
一馬は人を選ぶところがある。今までの三倉を入れた四人でだったら、バンドに心が傾いていたのかもしれないが、そのキーボードの人次第では一馬がへそを曲げることも考えられる。響子も一馬も割とわがままな人間なのだ。
その時、前から見覚えのある人が歩いてきた。その人を響子は見たことがある。だがさっと視線をそらせた。
「どうした。」
相手も響子に気がついたのかもしれないが、声をかけることなく去って行く。
しばらくそうしていて振り返った。もうあの人はいないようだ。ほっとして一馬を見る。
「オーナーのお兄さんの奥様がいたの。」
「オーナーに兄さんというとあの強引な男か?何か問題でもあるのか?」
「あるわ……。オーナーとは違う男の人と手を繋いでいたから。」
まるでデートをしているように見えた。
夕べ、信也は「自分の子供は自分の子供じゃないかもしれない。そして出来た子供は家政婦に任せて、他の男と遊んでいるような妻だ。」と言っていた。それがますます真実味を増す。
同じくらいの年頃の男と親しくても手を繋いで往来を歩いたりしないだろう。少なくとも響子は、恋人である一馬でもここで手を繋いで歩くのは嫌だと思う。恥ずかしいから。
それを隠さないで堂々と歩ける人が、小百合にはいるのだ。他人から見てもこの人は人妻だとかはわからないのだが、それを堂々と出来る人がいる。そしてそれを見て見ぬふりを周りもしているのだ。
どれだけ張りぼての冷たい家庭だろう。だがそれに同情など出来ない。それを作ったのは誰でもなく信也だったのだから。
嫌な人がいた。
響子はそう思って引き返そうかと思った。だがその人の方が響子に気がついたようで、響子に声をかけた。
「響子さん。」
「どうも。」
この人は母方の叔母になる。この人の旦那が響子と真二郎が働いていた「古時計」を無くし、その跡地にアパートを建てると意気込んでいるのだ。だがまだその土地は更地になったままで、まだアパートが建つ気配もない。
「いつも来てくださっているの?」
「いつもではないのですが。今日は少しこちらに用事もあって。」
叔母は響子が持っている花束にいぶかしげな顔をした。
「響子さん。夏子さんから聞いていないの?」
「は?」
何も聞いていないのか。忠告のように言ったのに、肝心なことは告げないのだ。
「うちのお墓はいつもシキミって決まっているのに。」
「そうでしたね。でもこのガーベラはお祖父さんが気に入っていて。特にこの赤い色が好きだと。」
「響子さん。お義父さんとずっと一緒にいたからわかっているって勘違いしていないかしら。お義父さんはうちの旦那とずっと一緒にいたのよ?旦那の方が詳しいに決まっているじゃない?」
文句を言えば倍になって帰ってくる。だからもう何も言いたくなかった。
「そうですか。わかりました。手を合わせたら持って帰りますね。」
そう言って墓石の前に花束を置いた。その横には緑色のシキミ。その色は相反するように見える。
「来てくれるのはありがたいし、私もしょっちゅう来れるわけじゃないから、掃除をしてくれたりするのは……。」
その時向こうから人影が見えた。それがわかって叔母は口をつぐむ。こういう人ほど体裁を気にするのだ。
顔を上げた響子にまた叔母は声をかける。
「響子さんは今どこにいらっしゃるの?」
「洋菓子店でコーヒーを淹れています。」
「あんなにこだわったコーヒーなんて誰がわかるのかしら。みんなそんなに絶対的な舌を持っているわけじゃないのに……。」
もう叔母の言葉など、響子の耳に入っていなかった。響子は手を合わせ始めると、叔母はまだ文句が言い足りないのかもしれないが、そのままバケツやひしゃくを持って行ってしまった。
それを見送り、響子は祖父に語りかけるように言葉を呟いた。
「お祖父さん。」
その時響子の後ろに足音が聞こえて響子は振り返る。叔母が戻ってきたのかと思ったが、響子の想像とは違いそこには一馬の姿があった。
「一馬……。」
「ここか。お前のお祖父さんが眠っているのは。」
「えぇ。」
響子はバッグから水筒を取り出して、カップにコーヒーを注ぐ。そしてそれを花束の横に添えた。
「良い香りだ。外なのにここまで匂ってくる。」
「お祖父さんはきっとダメ出しをするわ。酸味がありすぎるとか、こくが足りないとか。」
「……厳しかったな。」
「えぇ。でもコーヒー以外は優しかったの。ずっと……私の言うことを信じてくれた人。誰もわかってくれなかったのに、お祖父さんと真二郎だけは信じてくれたわ。」
「そうか……。」
「今はあなたが信じてくれている。お祖父さんとあなたはよく似ているのね。」
「俺が?」
見た目などではない。お祖父さんも饒舌な方ではなかったが悟ったようなことをぽつり、ぽつりと話すくらいだ。
「何も言わずにコーヒーを淹れてくれた。その味はずっと忘れない。そしてあのコーヒーよりも美味しいと言えるようなコーヒーを淹れることが、私の生きる目標になった。それをわからせてくれたお祖父さんが大好きだったのよ。」
響子の目には涙が溜まっている。思わず抱きしめたくなった。弱い響子が見えたから。だが恋人だと言える状況ではあるが、こんな往来の場ですることではない。さすがに自分も恥ずかしいのだ。
「手を合わせて良いか。」
一馬はそういうと響子は涙を拭いて、うなずいた。そして一馬がしゃがみ込むと、響子もしゃがみ込んで手を合わせる。
そして顔を上げると、響子は立ち上がろうとした。すると一馬は腕を伸ばして、響子を再びしゃがませてその肩に触れる。肩を抱いているように。周りの墓石で二人が隠れているのだろう。だからコレが精一杯の一馬の行動だった。
「俺が代わりになるから。」
「……一馬。」
「俺もお前に聴いて欲しい音楽がある。だから音楽を続けれるんだ。お前も俺に飲ませる一番美味しいコーヒーを淹れてくれないか。」
すると響子は少し笑いながら頷いた。そしてその体に体を寄せる。
Aは高級住宅街でもあるが、元々は下町の顔もあったりする。響子が用事があるのはその下町の方であり、商店街だった。
この商店街は奥に有名な寺院があり、商店街と言うよりも土産物屋が多い。当然観光客も多いのだ。
「人形焼きがあるな。葉子さんが好きなんだ。」
「買って帰る?」
「そうだな。昨日は酒をもらったし、土産として渡してもおかしくはない。」
露天で焼いている人形焼きは甘い匂いがした。それを笹でくるんでもらえるのだ。
「十個もらえるだろうか。」
「はい。毎度。」
手にシミやしわが沢山あるお爺さんが、焼きたての人形焼きを包んでくれた。そのビニール袋をもらって、一馬はバッグにそれを入れる。そして道を進みながら響子は一馬に気になっていることを聞いた。
「今日は事務所に行ってきたのでしょう?事務所は何の話だったの?」
すると一馬はため息をついて言う。
「……まぁ……「二藍」をデビューさせるのにキーボードは必須だが、そのメンツがなかなか見当たらない。特にプロデューサーの三倉さんは元々キーボードなんだ。お眼鏡に適う人は少ないだろう。」
「まぁ……そうね。」
ガールズバンドとして一世を風靡したような人だ。だがその頃よりも明らかに感覚も優れているし、そのセンスも磨かれている。実際、三倉がプロデュースをしたバンドはヒットを飛ばしているのだ。それでも三倉の耳は厳しい。
「だがそういう人がいてな。地方で自作の音楽を作っているような人だ。」
表に出てくることはない音楽家。最近は覆面アーティストとしてヒットを飛ばしながらも顔を見せない人もいる。
「その世界では有名らしい人だ。三倉さんが口説き落としたらしい。何より三倉さんも栗山さんもその音が好きだと言っている。」
「あなたは?」
「電子音はあまり聞かないが、明らかにまぁ、音が違うとわかるくらいだ。だが会ったことも無いようなヤツと信用が出来るかと言ったら微妙だ。」
一馬は人を選ぶところがある。今までの三倉を入れた四人でだったら、バンドに心が傾いていたのかもしれないが、そのキーボードの人次第では一馬がへそを曲げることも考えられる。響子も一馬も割とわがままな人間なのだ。
その時、前から見覚えのある人が歩いてきた。その人を響子は見たことがある。だがさっと視線をそらせた。
「どうした。」
相手も響子に気がついたのかもしれないが、声をかけることなく去って行く。
しばらくそうしていて振り返った。もうあの人はいないようだ。ほっとして一馬を見る。
「オーナーのお兄さんの奥様がいたの。」
「オーナーに兄さんというとあの強引な男か?何か問題でもあるのか?」
「あるわ……。オーナーとは違う男の人と手を繋いでいたから。」
まるでデートをしているように見えた。
夕べ、信也は「自分の子供は自分の子供じゃないかもしれない。そして出来た子供は家政婦に任せて、他の男と遊んでいるような妻だ。」と言っていた。それがますます真実味を増す。
同じくらいの年頃の男と親しくても手を繋いで往来を歩いたりしないだろう。少なくとも響子は、恋人である一馬でもここで手を繋いで歩くのは嫌だと思う。恥ずかしいから。
それを隠さないで堂々と歩ける人が、小百合にはいるのだ。他人から見てもこの人は人妻だとかはわからないのだが、それを堂々と出来る人がいる。そしてそれを見て見ぬふりを周りもしているのだ。
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