隣の芝生は青い

神崎

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#涙目#

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 風呂に入り、のんびり髪を乾かした小夜子は、斉藤が来るのを一人で待っていた。一人の部屋は寂しいと、あったコンポからラジオを流した。どうやら流行りのバンドが日替わりでDJをする番組をしているらしい。
 今日は「psycho」の「RUI」と「Jun」が担当している。普段では聞けないことを話しているし、メッセージに笑ったり、音楽を流している。
 だが二人の中に一巳の話題は出てこなかった。どうしてだろう。
 仲のいいメンバーという印象のpsychoなのに一人のメンバーの話題だけ避けている気がするのは、もしかしてそれだけ一巳が孤立しているのだろうか。小夜子の仲で不安が募っていく。
 そのとき部屋のチャイムが鳴った。彼女はそのドアを開ける。
「どうしたの?その頬。」
 斉藤の頬は赤く晴れ上がっていた。さっきまで無かったものだった。
 部屋にはいると、斉藤はソファに座ると背もたれにもたれ掛かった。彼女はタオルを水で冷やし、彼の頬に当てる。
「啓子さんからやられたよ。」
「なんで?」
「どうして浦辺をあなたにお持ち帰りさせなかったのかってね。」
「されたくはないわ。」
「そう言うと思って、僕もそういったよ。すると「体から入る関係もあるでしょ?そのチャンスをあげたのに。」って叩かれた。」
「何考えているのかしら。そんな関係……。」
 ふと思う。斉藤もそういう関係から始まったのだ。責められないだろう。
「……そうね。そういうこともあるかもしれないけど、その相手は浦辺さんじゃないわ。」
「わかってるね。」
 タオルで冷やしているその手に、彼は手を重ねる。そして彼女と唇を合わせた。
「どこを触られた?」
 濡れたタオルが床に落ちる。彼女は手を伸ばして、彼の首に腕を伸ばす。
「ここでするの?」
「ここでもしたいし、いろんな所でしよう。お風呂入ったんだ。いい匂いがする。」
 啓子とは違う石鹸の匂い。高級なシャンプーではなく、一本五百円かそこらのドラッグストアで買えるシャンプーの匂い。
「あっ……。」
 シャツを脱がせると、下着を付けていない彼女の胸が露わになる。
「綺麗だ。こんな姿を誰かに見せるなんて、耐えれないな。今日は、本当にこの関係を暴露してやろうかと思った。」
「だめよ……。そんなことしてはいけない。んっ!ああああっ!いきなり舐めないでぇ。変になるわ。」
 乳首に舌を這わせると、彼女は頬を赤らませて喘いだ。
「小夜子。ここ、好きなんだな。全部、見せて。ほら。ここも、すごい濡れてる。音、聞こえる?やらしい音だな。」
 ズボンに手を入れて、下着越しにそこを触る。すでにお漏らしでもしたかのようにそこは濡れていた。
「ああん!だめぇ。」
 下着の中に手を入れて、指を入れた。
「もう指入ってる。何本入ってる?答えて。」
 その指は彼をくわえ込んで離さないようだった。顔を赤らめて、彼女は答える。
「二ほ……ん?」
「そうだ。じゃあ、正解したからご褒美あげる。」
 彼女の中に入れた指を、ぐっと曲げる。すると彼女は高く喘いだ。
「ああああん!はっ!だめっ!ああ!そこ擦ると変になるわ!ああああ!」
 彼の手と下着を一気に濡らした。そこから指を抜くと、彼は満足そうにその指を舐める。
「ズボンも下着もいらない。もう邪魔だ。」
 ぐったりとしている彼女のズボンと下着を取ると、全裸になった彼女がいる。そして彼も身につけているものを脱いだ。
「寒くない?」
「ううん。とても熱いわ。体が……。」
 彼女はゆっくりと体を起こし、彼を座らせる。そして彼女はソファに座らせた彼の前に膝を突いて、そのそそり立ったものに指を這わせる。
「上手になった。胸も使っていいよ。んっ……。ああっ……。」
 ため息混じりに声がでる。その声が本当のようで、彼女は嬉しくなった。
「小夜子。そのままやると出る。」
「出す?」
「そのまま出してもいいけど、君の中で出したい。座って。」
 膝の上に座れということだろう。彼女はその通りに彼の上に座る。そして彼のそのそそり立っているものに、自分の穴を確かめる。すでにその茂みの向こうはぐじゃぐじゃに濡れていた。
 ゆっくりと彼女はその大きなものを受け入れる。入れる度に卑猥な音を立てていき、そのたびに彼女の表情がゆがむ。
「痛い?」
「気持ち……良くて……。んっ!」
「すごい。締まっていく。言葉で感じてるのか?どこが気持ちいいんだ。言って。」
「ここが……。」
「どこ?」
 彼女の腰をつかみ、ゆっくりと入れていくのを待ちきれないように彼は奥まで入れ込んだ。
「ああああん!気持ちいいのぉ。お××こ。気持ちいいのぉ。」
 それを口にして、彼女の中はさらに締まった。普段は絶対に言えない言葉を言ったので、恥辱と快感が彼女の快感を高ぶらせたのだろう。
「何が気持ちいい?」
「真一さんの……ち×こがぁ。大きいのぉ。ぐりぐりしてるの。奥、突かれてるのも、気持ちいい……。」
 すると彼は満足したように、その彼女の奥を下から突いた。
「あん!はっ!んんっ!」
「キスして。小夜子。」
 自ら腰を振っている彼女は、吸い寄せられるように彼の唇にキスをした。舌を絡ませて、体勢を代える。彼女を下にして、今度は彼が彼女を突き上げた。
「ああああ!イきそう!真一さん!イく!イく!」
「小夜子のお××こが気持ちよさそうにひくひくしてる。イって。小夜子。んん……。私もイくから。一緒に……。」
「ああああ!」
 頭が真っ白になる。何も考えられなかった。彼女の中が自分で一杯になり奥で放出されて自分のものは、未だに離さないようにぎゅっと掴んでいる。
「小夜子。」
 彼はそのまま彼女の唇にキスをする。すると彼女の目のはしに涙があるのに気が付いた。
「愛してる。」
 確かに彼女はそういった。しかしその涙は何の涙なのだろうか。
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