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#従順すぎる彼女(少しエロあります)
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ピアノを借りれるスタジオを借りるとそこに緑子を呼び出して、名もない曲を二人で弾く。そしてその後どちらからともなく、ホテルへ行きセックスをする。
緑子は一巳よりも二つほど年下で、大学を出た後はピアノでヨーロッパに留学をしていた。そして帰国後は、いろんなクラシックのコンサートや有名歌手のライブのバックでピアノを弾いていたが、それだけでは生活が困窮していたので、啓子の店でピアノを弾いいていたのだ。
顔だけではなく姿も小夜子に似ている。なのに一巳には従順で、恋愛感情だけで彼女は本当に「何でも」した。おそらく小夜子にこんなことをしたら彼女はすぐに怒り出すか、拒否するかということまで緑子は拒否をしない。
何より彼女は何時に連絡をしても、彼に合わせて会ってくれるのだ。
そしてその夜もやっと一曲編集が終わり、「たまには帰った方がいい」という悦夫の言葉通り、彼はスタジオを後にした。瑠衣はすでにそこにはいなくて、スタジオにいるのは雅昭と純だけだった。彼らはたまに「psycho」とは別にセッションをして楽しんでいる。自分もそんなセッションをしたいと緑子に連絡をした。
夜明け近くまでピアノを弾いて、そのあと緑子の部屋を訪れた。ワンルームの狭い部屋。かろうじて風呂とトイレは別だが、ベッドをおいたらきつい部屋になるようだった。それなのに片隅に電子ピアノがある。練習するためだろう。
「あぁ。この匂い。」
ふわりとした甘い匂いがする。それは一巳が海外に行ったときにおみやげに買った香水の匂いだった。
「いい匂いですね。」
「気に入っているようで良かった。」
彼女は少し頬を赤らませて、キッチンからカップを二つ手に持ってやってきた。そこにはお茶が入っている。
「ありがとう。」
受け取ったマグカップからは湯気がでている。一口飲むと、小さなローテーブルにそれを置いた。彼女は隣に座っている。ふわりといい匂いがして、酔いそうだった。彼女が彼をみる。その視線は、彼女が何を求めているかわかっている。
彼は彼女の唇にキスをした。もう慣れたように、彼女は唇を開くとそこに舌を差し込んだ。
クチャ、クチャと水の音がして、そこを離すと糸が二人を繋ぐ。
少し眠っていたようだった。目を開けると、緑子が静かな吐息をたてて眠っている。こうしてみるとよく似ているが、やはり違う。小夜子ではない。彼女は彼女なのだ。
だが彼女はとてもいい女だと思う。小夜子に負けないくらい。
だが一巳は体を起こして、携帯電話を手にした。そして電話をする。緑子ではない、本当に愛している人の元に。
「もしもし。」
小夜子はどうやら外にいるようだった。雨の音がする。
「……僕は今からスタジオを出るよ。」
嘘をつく。真実など言えないのだから。そのとき、彼の股間に温かくてぬめるとした感触が伝わってきた。
電話を切ると、布団を避けてそこをみる。するとそこには彼のモノを口に含んでいる緑子の姿があった。
「緑子。」
「行くんですよね。その前に、我が儘言いたいんです。」
すでに大きくなっているそれに彼女はむしゃぶりつき、舌でそこを刺激したり、その細い指で刺激を始めた。
「上手になったね。」
「一巳さんしか、私は知らないですから。」
そして彼女はかちかちに反りあがったそれから口を離すと、包みを破り薄いゴムを彼のそこにつける。そしてすでに濡れている自分の穴に、それを沈み込めた。
「あっ!」
「声。大きいって。隣の人に聞こえるよ。」
「んっ。だって、こんなに一杯で……。あっ。そこいじられると……。いいっ!」
「声を上げることが我慢できなかったら、いじらない方がいいのかな。」
すると彼女は涙目で訴える。そして自分で腰を動かし出した。
「んっ……ふっ……。」
自分で指をくわえて、声を抑えている。その様子を見て、彼は枕元に転がっていたそのピンク色の機械にスイッチをいれた。するとその先が細かく震える。その震えているモノを、穴近くの突起に当てた。
「んんんん!」
いくら押さえていてもこんな刺激には彼女も耐えられない。
「どうしたの?もうイったの?クリが好き?中?」
すると彼女はくたっと彼の体にもたれ掛かる。
「両方……。」
譫言のように彼女はつぶやいた。それを見て、彼は一度それを抜き彼女を下に持ってくると、その入り口にそれをすり付ける。
「おねだりして。入れて下さいって。」
「入れて下さい。」
「それだけじゃないよね。」
すると彼女は足を開いて、彼に見えるように自分の性器をさらけ出した。そこはシーツに垂れるほど愛液があふれている。そしてそこを指で広げると、彼女はうつろな目でいう。
「私のだらしないところに、一巳さんのモノを入れて下さい。」
「……まぁいいか。今度はちゃんと言ってね。」
そう言うと、彼はタオルで彼女の口元をふさぎ、そしてその中に入れた。温かくて、きゅんきゅんと締まる。
「んー!」
腰を動かすと、彼女はさらに乱れる。小夜子もこんな乱れ方をしただろうか。もうずいぶん彼女に触れていない。
今日は触れることが出来るのだろうか。小夜子の代わりではなく、小夜子自身に。
アパートに帰ってきて、小夜子の家のベルを鳴らす。ここに帰ってくるのも久しぶりだった。今は誠二もいないので、家は誰もいないのでおそらくほこりっぽい部屋になっているかもしれない。
「はい。」
扉を開けて出てきたのは、斉藤だった。
「斉藤さん……。」
「あなたでしたか。」
「……小夜子はいますか。」
「えぇ。今日は昼間ですし、会うなとは言いませんよ。」
斉藤と会うのは数えるほどしかない。だが、彼はどことなく雰囲気が違ってきたような気がする。
「だが、あなた、さっきまで誰と会っていたんですか。」
「え?」
「女性モノの香水の匂いがしますね。そんな体で小夜さんと会おうと?」
「……仕事場にいたんですけど。」
「……女性のいない職場で女性の匂いをつけれるんですね。」
「良いから、小夜子に会わせてくれないですか。」
「結構ですよ。でも修羅場になるかもしれませんね。」
そういって斉藤は奥に下がる。そして代わりにやってきたのは小夜子だった。
「小夜子。」
小夜子の顔色が悪い。どこか体調が悪いのだろうか。
「どこか悪い?」
「えぇ。少しね。」
「無理をさせた。」
「……上がる?まだ母さんも斉藤さんもいるけど。」
「すぐ出るわよ。」
すると後ろから斉藤と啓子が出てきた。
「もう仕事行かないきゃいけない時間だし。後は二人でゆっくりしなよ。」
そういって二人は去っていこうとした。啓子の後ろに斉藤がいるが、彼は少し振り返ると笑みを浮かべていた。それが挑戦的で一巳をいらっとさせた。
緑子は一巳よりも二つほど年下で、大学を出た後はピアノでヨーロッパに留学をしていた。そして帰国後は、いろんなクラシックのコンサートや有名歌手のライブのバックでピアノを弾いていたが、それだけでは生活が困窮していたので、啓子の店でピアノを弾いいていたのだ。
顔だけではなく姿も小夜子に似ている。なのに一巳には従順で、恋愛感情だけで彼女は本当に「何でも」した。おそらく小夜子にこんなことをしたら彼女はすぐに怒り出すか、拒否するかということまで緑子は拒否をしない。
何より彼女は何時に連絡をしても、彼に合わせて会ってくれるのだ。
そしてその夜もやっと一曲編集が終わり、「たまには帰った方がいい」という悦夫の言葉通り、彼はスタジオを後にした。瑠衣はすでにそこにはいなくて、スタジオにいるのは雅昭と純だけだった。彼らはたまに「psycho」とは別にセッションをして楽しんでいる。自分もそんなセッションをしたいと緑子に連絡をした。
夜明け近くまでピアノを弾いて、そのあと緑子の部屋を訪れた。ワンルームの狭い部屋。かろうじて風呂とトイレは別だが、ベッドをおいたらきつい部屋になるようだった。それなのに片隅に電子ピアノがある。練習するためだろう。
「あぁ。この匂い。」
ふわりとした甘い匂いがする。それは一巳が海外に行ったときにおみやげに買った香水の匂いだった。
「いい匂いですね。」
「気に入っているようで良かった。」
彼女は少し頬を赤らませて、キッチンからカップを二つ手に持ってやってきた。そこにはお茶が入っている。
「ありがとう。」
受け取ったマグカップからは湯気がでている。一口飲むと、小さなローテーブルにそれを置いた。彼女は隣に座っている。ふわりといい匂いがして、酔いそうだった。彼女が彼をみる。その視線は、彼女が何を求めているかわかっている。
彼は彼女の唇にキスをした。もう慣れたように、彼女は唇を開くとそこに舌を差し込んだ。
クチャ、クチャと水の音がして、そこを離すと糸が二人を繋ぐ。
少し眠っていたようだった。目を開けると、緑子が静かな吐息をたてて眠っている。こうしてみるとよく似ているが、やはり違う。小夜子ではない。彼女は彼女なのだ。
だが彼女はとてもいい女だと思う。小夜子に負けないくらい。
だが一巳は体を起こして、携帯電話を手にした。そして電話をする。緑子ではない、本当に愛している人の元に。
「もしもし。」
小夜子はどうやら外にいるようだった。雨の音がする。
「……僕は今からスタジオを出るよ。」
嘘をつく。真実など言えないのだから。そのとき、彼の股間に温かくてぬめるとした感触が伝わってきた。
電話を切ると、布団を避けてそこをみる。するとそこには彼のモノを口に含んでいる緑子の姿があった。
「緑子。」
「行くんですよね。その前に、我が儘言いたいんです。」
すでに大きくなっているそれに彼女はむしゃぶりつき、舌でそこを刺激したり、その細い指で刺激を始めた。
「上手になったね。」
「一巳さんしか、私は知らないですから。」
そして彼女はかちかちに反りあがったそれから口を離すと、包みを破り薄いゴムを彼のそこにつける。そしてすでに濡れている自分の穴に、それを沈み込めた。
「あっ!」
「声。大きいって。隣の人に聞こえるよ。」
「んっ。だって、こんなに一杯で……。あっ。そこいじられると……。いいっ!」
「声を上げることが我慢できなかったら、いじらない方がいいのかな。」
すると彼女は涙目で訴える。そして自分で腰を動かし出した。
「んっ……ふっ……。」
自分で指をくわえて、声を抑えている。その様子を見て、彼は枕元に転がっていたそのピンク色の機械にスイッチをいれた。するとその先が細かく震える。その震えているモノを、穴近くの突起に当てた。
「んんんん!」
いくら押さえていてもこんな刺激には彼女も耐えられない。
「どうしたの?もうイったの?クリが好き?中?」
すると彼女はくたっと彼の体にもたれ掛かる。
「両方……。」
譫言のように彼女はつぶやいた。それを見て、彼は一度それを抜き彼女を下に持ってくると、その入り口にそれをすり付ける。
「おねだりして。入れて下さいって。」
「入れて下さい。」
「それだけじゃないよね。」
すると彼女は足を開いて、彼に見えるように自分の性器をさらけ出した。そこはシーツに垂れるほど愛液があふれている。そしてそこを指で広げると、彼女はうつろな目でいう。
「私のだらしないところに、一巳さんのモノを入れて下さい。」
「……まぁいいか。今度はちゃんと言ってね。」
そう言うと、彼はタオルで彼女の口元をふさぎ、そしてその中に入れた。温かくて、きゅんきゅんと締まる。
「んー!」
腰を動かすと、彼女はさらに乱れる。小夜子もこんな乱れ方をしただろうか。もうずいぶん彼女に触れていない。
今日は触れることが出来るのだろうか。小夜子の代わりではなく、小夜子自身に。
アパートに帰ってきて、小夜子の家のベルを鳴らす。ここに帰ってくるのも久しぶりだった。今は誠二もいないので、家は誰もいないのでおそらくほこりっぽい部屋になっているかもしれない。
「はい。」
扉を開けて出てきたのは、斉藤だった。
「斉藤さん……。」
「あなたでしたか。」
「……小夜子はいますか。」
「えぇ。今日は昼間ですし、会うなとは言いませんよ。」
斉藤と会うのは数えるほどしかない。だが、彼はどことなく雰囲気が違ってきたような気がする。
「だが、あなた、さっきまで誰と会っていたんですか。」
「え?」
「女性モノの香水の匂いがしますね。そんな体で小夜さんと会おうと?」
「……仕事場にいたんですけど。」
「……女性のいない職場で女性の匂いをつけれるんですね。」
「良いから、小夜子に会わせてくれないですか。」
「結構ですよ。でも修羅場になるかもしれませんね。」
そういって斉藤は奥に下がる。そして代わりにやってきたのは小夜子だった。
「小夜子。」
小夜子の顔色が悪い。どこか体調が悪いのだろうか。
「どこか悪い?」
「えぇ。少しね。」
「無理をさせた。」
「……上がる?まだ母さんも斉藤さんもいるけど。」
「すぐ出るわよ。」
すると後ろから斉藤と啓子が出てきた。
「もう仕事行かないきゃいけない時間だし。後は二人でゆっくりしなよ。」
そういって二人は去っていこうとした。啓子の後ろに斉藤がいるが、彼は少し振り返ると笑みを浮かべていた。それが挑戦的で一巳をいらっとさせた。
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