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ボストンバッグを手にして会社に戻ってきた安西は、急いで自分の部署へ向かった。すると冬山祥吾のことでそのオフィスはごった返していた。
今出版されている書籍の差し止めをしていたり、書店へ下げるように連絡をしていたのだ。安西はそれを見ながら呆然としていた。
「安西さん。こっちの書店へ連絡をしてくれないか。」
同僚の男がそんな安西に声をかける。
「本当にゴーストを雇っていたことが表に出たんですか。」
すると男は驚いたように安西をみる。
「安西さんはそれを知っていたのか。」
「知ってたというか……たぶん、冬山先生の担当をしていた編集部なら誰でも……。」
「みんなは知らないといっているよ。寝耳に水だって。」
そんなわけがない。担当者同士で話しているときにも軽く話題になっていたことだ。今更そんなことが表に出てどうなると思うのだろう。
「安西さん。」
上司が安西に声をかける。
「悪いがこのことがあったし、今、冬山祥吾の書籍を出版するべきではないという上の意見だ。」
「そうでしょうね。」
だが案外冷静だったかもしれない。
「だが事実なのかな。」
「……ゴーストを雇っていたのは事実です。」
「わかっていて、それを黙認していた。」
「すいません。」
少しため息を付いて安西から視線を離す。
「ご立派な編集者だ。今度発刊する文芸誌もそんなものばかりなのか。」
「……。」
悔しかった。だが文句は言えない。事実なのだから。
「部長!大変です!」
「何?」
コレ以上の何かの騒ぎがあるのだろうか。そう思いながら、安西もそこへ向かっていく。するとパソコンの中の動画が再生されていた。そこにはフードを目深にかぶり、白い顔を覆うマスクをつけて男か女かわからない人が、白い壁をバックにして話し始めている。
「私は、ゴーストライター。約十年前より、作家の作品を代わりに書いているもの……。」
変声器で声を変えているのだろうが、男か女かわからないような声だった。
「なんだこいつは。」
「安西さん、知ってる?」
ゴーストライターがいるというのは、表立って作家が言うわけはない。同じ編集者同士で話をするわけもないし、ゴーストライターを変えたときもみんな心の中で思ってはいたが、そんなことを口にするはずはない。
画面の向こうではゴーストをしていたという作家の名前を次々に公表している。それは冬山祥吾だけではなかったのだ。大物と呼ばれるある作家から、新進気鋭の作家まで、あらゆる名前とタイトルを名乗っていく。
「わっ!こっちにも!」
別の動画にもその黒いフードのマスクの人が出てきた。声を変えているといっても微妙に違う声だ。
「こっちにもいる。ゴーストってどれくらいいるんだよ。」
「この国の作家ってまともなのいないのか。」
ゴーストライターを名乗る動画は、十人はいただろうか。その中には冬山祥吾だけではなく、ほかの作家の名前もあった。
「こんなの……この国の恥だ。」
「止めさせろ!」
それでも安西はその名前を冷静にメモをしていく。その名前の中には確かにゴーストを雇っていたと噂があった人も居たし、初めて聞く名前もあった。
「被っている人が何人か居ますね。」
安西はそういってそのメモをみる。
「数人に依頼をしていたってこと?そっちの方がたちが悪いな。」
「……たちが悪くても何でも、作家先生には弁解をしてもらわないといけませんね。しているならしている。していないなら、その証拠を見せてもらわないと。」
冬山祥吾にはもう証拠がない。祥吾の遺品はすべて処分したのだというのだから。だが安西には祥吾が、ゴーストを雇っていたとしてもそのまま祥吾がそれを自分の作品として世に出したとは思ってなかった。
原稿を手書きで書いていたが、そこには加筆や修正が山のように付け加えられていて、安西をはじめとした長年に渡って祥吾の担当者ではないと読み切れないものが多かったからだ。
「冬山先生は確かにゴーストライターを雇っていたかもしれないけれど、それを自分の作品として恥であってはいけないと思ってましたから。」
そういう背中が好きだった。だからあの最後の作品である本を、誰もが手にしてもらえるそんな本にしたかったが、もうその願いは通じないのかもしれない。
電車の中で清子は携帯電話のニュースをずっと見ていた。その画面を晶も食い入るように見ている。冬山祥吾のゴーストライターをしていた人物の写真は、顔を映していない。首から下だけ写しているが、どうやら女性で緑や赤の混ざったチェックのシャツを着ていた。その肌から見ると、あまり若くはないようでふくよかに見える。
「中年のおばさんって感じだな。どこにでも居そうだ。」
「……大学で文学部なんかを出ている人なら、そういうことをしている人も多いかもしれないわ。」
「だいたい、大学で文学部を出たヤツってどんな就職先に行くんだろうな。」
「新聞社とか、編集者とか、別口で司書の資格を取ることも出来るから、そうすれば図書館に勤務もできる。」
「ふーん。芸術系よりはまぁましなほうか。」
「そういえば、晶は芸術大学を出ているのよね。」
「そうだよ。写真学科。あまり人数は居なかったな。絵よりも将来がありそうなのに。」
そのとき、電車が停車予定のない駅で停まった。その様子に周りの人たちがざわめく。
「何だ。何かあったのか。」
すると社内放送が流れる。
「ただいま、人身事故により電車の遅れが出ております。お急ぎのお客様には大変申し訳ございません。」
人身事故というのに、周りの人たちがざわめく。野生の動物ではないのだ。人身事故というのはおそらく人が電車に飛び込んだのだろう。
「電車に人が飛び込めば一発であの世だな。でも残されたヤツは相当迷惑だけど。」
「そうなの?」
「電車は遅れがないっていうのが売りだろ?じゃなきゃバスで行くわ。」
「そうね。」
「客の保証とか、電車の修理代とか、新幹線にでも突っ込んだら軽く億いくだろうし。」
「でも……それで死ねるのね。確実に。」
清子は身内が居ない。もし飛び込んでも誰にも迷惑はかけないだろう。それを晶は感じて、清子の手に触れた。
「お前、死のうとか思うなよ。」
「え……。」
「お前の考えてることなんかわかってんだよ。編集長に言うのが辛くて死ぬことを選ぶんなら、このまま俺が黙ってるよ。」
「そのときは罪悪感で死ぬわ。」
「……だったら俺も一緒に死ぬか。」
その言葉に清子は少し笑った。
「死ぬより生きるわ。もったいないから。」
「死ぬ覚悟が出来るなら、言う覚悟だって出来るだろ?」
そのとき向こうの席で声がした。
「何だって……ゴーストライターが?」
声が大きくて、周りの人たちもそちらをみる。
「ゴーストライター?」
「誰の?」
清子はまた改めてニュースを見た。すると動画の投稿サイトに、複数のゴーストライターに関する投稿があったのだ。
「……え?」
投稿のいずれもまるで映画の中の殺人鬼がつけているような顔を覆うマスクと、黒いフードを被っている。そして離している声も変成器を使っているようで、男か女かもわからない。
「これ、みんな別人か?」
「そうみたいね。」
清子はその動画を見ながら、手帳を取り出す。その名指ししている小説家の名前をメモしているようだった。
今出版されている書籍の差し止めをしていたり、書店へ下げるように連絡をしていたのだ。安西はそれを見ながら呆然としていた。
「安西さん。こっちの書店へ連絡をしてくれないか。」
同僚の男がそんな安西に声をかける。
「本当にゴーストを雇っていたことが表に出たんですか。」
すると男は驚いたように安西をみる。
「安西さんはそれを知っていたのか。」
「知ってたというか……たぶん、冬山先生の担当をしていた編集部なら誰でも……。」
「みんなは知らないといっているよ。寝耳に水だって。」
そんなわけがない。担当者同士で話しているときにも軽く話題になっていたことだ。今更そんなことが表に出てどうなると思うのだろう。
「安西さん。」
上司が安西に声をかける。
「悪いがこのことがあったし、今、冬山祥吾の書籍を出版するべきではないという上の意見だ。」
「そうでしょうね。」
だが案外冷静だったかもしれない。
「だが事実なのかな。」
「……ゴーストを雇っていたのは事実です。」
「わかっていて、それを黙認していた。」
「すいません。」
少しため息を付いて安西から視線を離す。
「ご立派な編集者だ。今度発刊する文芸誌もそんなものばかりなのか。」
「……。」
悔しかった。だが文句は言えない。事実なのだから。
「部長!大変です!」
「何?」
コレ以上の何かの騒ぎがあるのだろうか。そう思いながら、安西もそこへ向かっていく。するとパソコンの中の動画が再生されていた。そこにはフードを目深にかぶり、白い顔を覆うマスクをつけて男か女かわからない人が、白い壁をバックにして話し始めている。
「私は、ゴーストライター。約十年前より、作家の作品を代わりに書いているもの……。」
変声器で声を変えているのだろうが、男か女かわからないような声だった。
「なんだこいつは。」
「安西さん、知ってる?」
ゴーストライターがいるというのは、表立って作家が言うわけはない。同じ編集者同士で話をするわけもないし、ゴーストライターを変えたときもみんな心の中で思ってはいたが、そんなことを口にするはずはない。
画面の向こうではゴーストをしていたという作家の名前を次々に公表している。それは冬山祥吾だけではなかったのだ。大物と呼ばれるある作家から、新進気鋭の作家まで、あらゆる名前とタイトルを名乗っていく。
「わっ!こっちにも!」
別の動画にもその黒いフードのマスクの人が出てきた。声を変えているといっても微妙に違う声だ。
「こっちにもいる。ゴーストってどれくらいいるんだよ。」
「この国の作家ってまともなのいないのか。」
ゴーストライターを名乗る動画は、十人はいただろうか。その中には冬山祥吾だけではなく、ほかの作家の名前もあった。
「こんなの……この国の恥だ。」
「止めさせろ!」
それでも安西はその名前を冷静にメモをしていく。その名前の中には確かにゴーストを雇っていたと噂があった人も居たし、初めて聞く名前もあった。
「被っている人が何人か居ますね。」
安西はそういってそのメモをみる。
「数人に依頼をしていたってこと?そっちの方がたちが悪いな。」
「……たちが悪くても何でも、作家先生には弁解をしてもらわないといけませんね。しているならしている。していないなら、その証拠を見せてもらわないと。」
冬山祥吾にはもう証拠がない。祥吾の遺品はすべて処分したのだというのだから。だが安西には祥吾が、ゴーストを雇っていたとしてもそのまま祥吾がそれを自分の作品として世に出したとは思ってなかった。
原稿を手書きで書いていたが、そこには加筆や修正が山のように付け加えられていて、安西をはじめとした長年に渡って祥吾の担当者ではないと読み切れないものが多かったからだ。
「冬山先生は確かにゴーストライターを雇っていたかもしれないけれど、それを自分の作品として恥であってはいけないと思ってましたから。」
そういう背中が好きだった。だからあの最後の作品である本を、誰もが手にしてもらえるそんな本にしたかったが、もうその願いは通じないのかもしれない。
電車の中で清子は携帯電話のニュースをずっと見ていた。その画面を晶も食い入るように見ている。冬山祥吾のゴーストライターをしていた人物の写真は、顔を映していない。首から下だけ写しているが、どうやら女性で緑や赤の混ざったチェックのシャツを着ていた。その肌から見ると、あまり若くはないようでふくよかに見える。
「中年のおばさんって感じだな。どこにでも居そうだ。」
「……大学で文学部なんかを出ている人なら、そういうことをしている人も多いかもしれないわ。」
「だいたい、大学で文学部を出たヤツってどんな就職先に行くんだろうな。」
「新聞社とか、編集者とか、別口で司書の資格を取ることも出来るから、そうすれば図書館に勤務もできる。」
「ふーん。芸術系よりはまぁましなほうか。」
「そういえば、晶は芸術大学を出ているのよね。」
「そうだよ。写真学科。あまり人数は居なかったな。絵よりも将来がありそうなのに。」
そのとき、電車が停車予定のない駅で停まった。その様子に周りの人たちがざわめく。
「何だ。何かあったのか。」
すると社内放送が流れる。
「ただいま、人身事故により電車の遅れが出ております。お急ぎのお客様には大変申し訳ございません。」
人身事故というのに、周りの人たちがざわめく。野生の動物ではないのだ。人身事故というのはおそらく人が電車に飛び込んだのだろう。
「電車に人が飛び込めば一発であの世だな。でも残されたヤツは相当迷惑だけど。」
「そうなの?」
「電車は遅れがないっていうのが売りだろ?じゃなきゃバスで行くわ。」
「そうね。」
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「でも……それで死ねるのね。確実に。」
清子は身内が居ない。もし飛び込んでも誰にも迷惑はかけないだろう。それを晶は感じて、清子の手に触れた。
「お前、死のうとか思うなよ。」
「え……。」
「お前の考えてることなんかわかってんだよ。編集長に言うのが辛くて死ぬことを選ぶんなら、このまま俺が黙ってるよ。」
「そのときは罪悪感で死ぬわ。」
「……だったら俺も一緒に死ぬか。」
その言葉に清子は少し笑った。
「死ぬより生きるわ。もったいないから。」
「死ぬ覚悟が出来るなら、言う覚悟だって出来るだろ?」
そのとき向こうの席で声がした。
「何だって……ゴーストライターが?」
声が大きくて、周りの人たちもそちらをみる。
「ゴーストライター?」
「誰の?」
清子はまた改めてニュースを見た。すると動画の投稿サイトに、複数のゴーストライターに関する投稿があったのだ。
「……え?」
投稿のいずれもまるで映画の中の殺人鬼がつけているような顔を覆うマスクと、黒いフードを被っている。そして離している声も変成器を使っているようで、男か女かもわからない。
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