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行方
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行きと同じルートで帰る予定らしく、途中のサービスエリアで食事をしていた。昨日は酒も飲んだし、いつもよりも食べ過ぎたように思える。史はメニューを見ながら、チャンポンを頼んだ。昼時でしかも日曜日だからだろう。対面式の厨房は数人の調理師がてんやわんやと動いていた。
時間はかかってもいいだろう。そう思いながら、渡された番号札を持っていた。そのとき、同じ番号札を持っていたスポーツ紙の男が向かいの席に座る。
「正木編集長。何を頼んだんですか。」
「チャンポンですよ。野村編集長は?」
「皿うどんです。こう寒いと、温かいモノが食べたくなりますね。」
人によってはコンビニが併設されているサービスエリアだからと、コンビニで済ませる人もいるがさっき見ればもう数は限られてくるだろう。
「明日から仕事ですか。」
「そちらは代休になるんですか?」
「どちらでもいいと言われました。だから出勤しますよ。ほとんど遊びみたいなモノでしたしね。」
「確かに。」
そのとき同じタイミングで、史の番号札と野村の番号札の番号が呼ばれた。二人は立ち上がると、カウンターでそれぞれの食事を手にする。そしてまた向かい合って食事を始めた。
野菜や海鮮モノが多く入っているチャンポンは具沢山で、いい味がでていると思うがやや味が濃い。そう思いながら史はその具を食べていた。
そのとき向こうから数人の女性が、コンビニで買った食事を手に少し離れたテーブルに座る。その女性の一人を見て、史は野村を少しみる。その中の一人に、野村と夕べセックスをしていた女が居るのだ。
その女は今度、スポーツ誌の方へ行くらしい。野村の部下になる女性だ。史も噂では聞いている。結婚していたが、離婚し、子供は旦那が親権を持ったのだ。
お互いがフリーであれば、別に問題はないだろう。そう思いながらスープを口にする。
「正木編集長。」
「どうしました。」
「夕べ、見てたんですか。」
そう言われて史はレンゲを持つ手を止めた。野村は少し苦笑いをしながら、麺をすすった。
「お互いがフリーなら止める理由はないでしょう。」
「そうですけど、一応社内の行事なのにとは思いませんか。」
AVの現場で、そういうシチュエーションを撮ったことがある。多人数のセックスで、史は挿入こそしなかったが女に責められる役所だった。だから史はその辺が少しずれている。
「押さえきれないなら仕方ないでしょう。昨日、ストリップなりソープなりにいったんですか。」
「ストリップだけでは、溜まりますよ。」
若いなぁ。史はそう思いながら、野村の方をみる。がたいがいい男だ。何かのスポーツをしていたが、足を怪我して諦めたらしい。だから体力には自信があるのだろう。そしてそれは性欲にも繋がるのだ。
「あの女性は、恋人なんですか。」
「いいえ。何というか……みんなのセフレみたいな。」
「そうでしたか。」
豊かな胸を持っているようだ。AV女優で見慣れているつもりだし、明神の胸だって見事なものだから、身近にいるとそうでもないように思えるのだろうか。
「俺は昨日三人目だったみたいですよ。」
「スポーツ紙の担当じゃなくて、うちの課に来てもらえるといいのに。」
「それは困る。気難しいスポーツ選手からも、彼女ならインタビューを受けるという人も多いし。」
体を使っているからだろう。旦那だけで満足できなかったから別れたのだ。AVには案外そういう人も多い。
「正木編集長もお世話になってみるといい。」
「冗談。一人で十分ですよ。俺は。」
麺をすすって、史はちらっと壁に掛かっているテレビに目を向けた。相変わらずニュースは、H道であったホテルの食中毒について報道している。大きなスキージャンプの大会だったから、注目選手が出れないのが痛いのだろう。
「彼女は、正木編集長とは一度してみたいとは言っていましたけどね。」
「そんな日は来ません。もう俺、三十六になったんですよ。」
「一人で十分ってことですか。」
「そうですね。」
「徳成さんはそう思ってないのかもしれないですね。」
野村はそう言って、史をみる。この一日で何となく史がわかった気がする。それは女性に対して理想を持ちすぎているのだ。何か変わったモノがあれば写真を撮る。空き時間があれば、メッセージを送っている。その相手はきっと清子だ。
だが清子はきっとそう思っていない。早朝のランニングをしていたら、清子がスーツのまま会社の裏から出てくるところを何度か見たのだ。史のアパートとはきっと違う。だとしたら別に男が居るのだ。
「俺は信じてますから。」
どれだけもろい言葉だろう。自分でもそう思う。だが信じなければ、全てが崩れる。清子を繋いで檻に閉じこめるわけにはいかないのだ。
清子にはやりたいことがあるし、自分にもやりたいことがある。そのために多少の妥協は必要なのだから。そうではなければ、こんな遊び半分のような研修など断ってH道へ自分も行くだろう。
「理想ですよ。正木編集長。」
「……。」
「俺、昨日も言ったんですけど、徳成さんが早朝に会社の裏手から出てくるところを見たんですよ。正木編集長の家は駅前でしょう?」
「そうですけどね。」
「だったら……。」
すると史は、箸をおくと野村の方をみる。
「それぞれ事情があるんです。早朝に出てきたからと言って、男だとは限りません。」
「……。」
普段、史はあまり怒ったり感情を露わにすることはない。嫌みを言われても上から圧力をかけられても、冷静に対処しているように見えるが、今の史は違う。そんなことを考えられないほど、感情を露わにしていた。
不機嫌そうに食べ終わったチャンポンの器とトレーを持つと、返却口へ向かおうとした。
「正木編集長。」
「まだ話が?」
「……すいません。言い過ぎました。」
すると史はそのまま入り口に視線を向ける。
「待っている人が居るから、食べたらさっさと退散しましょう。」
食べているのは自分たちだけのグループではない。そう思うと野村も、箸をおいてトレーを返却口へ持って行った。
「……正直、ちょっと不安には思ってましたよ。」
屋内から屋外に出ると、二人は喫煙所へ向かう。野村は喫煙者ではないが、史の気持ちを知りたかったのだろう。素直に喫煙所へやってきた。
個室になっている喫煙所には、他にも数人の男女がいたが、みんなスマートフォンに向かっているか、話をしているようだった。
「H道には他に行っている人が居るんでしょう。」
「えぇ。」
「……久住君ですよね。」
久住晶は腕のいいカメラマンだ。スポーツ新聞での写真を何度か撮ってもらったことがあるし、スポンサーが広告を載せるときに撮っている写真が「いい」と思えるのはだいたい久住が撮っていることが多い。
「H道へ行ってくれと頼んだのは、うちの新聞のモノです。あっちの方でスキージャンプや他のスポーツも撮ってきてほしいとは頼みましたが……。」
「……。」
「本来、久住君に頼んだのは、うちの新聞社の安西さんですよ。」
驚いた。安西が晶と面識があると思ってなかったからだ。
「安西さんが?」
「彼女は文芸誌の編集長になる。その前に、読み物のコーナーで連載を続けていた冬山省吾さんの遺作を本にしたいと。そしてその表紙に冬山の風景や鶴を撮ってきてほしいと。」
喫煙所から見える窓から、安西が歩いてバスへ向かっているのが見える。安西もまた何か狙いがあるのだろうか。
もしかしたら昨日の行為だって、安西の思惑通りなのだろうか。そう思うと人が信じれなくなりそうだ。
時間はかかってもいいだろう。そう思いながら、渡された番号札を持っていた。そのとき、同じ番号札を持っていたスポーツ紙の男が向かいの席に座る。
「正木編集長。何を頼んだんですか。」
「チャンポンですよ。野村編集長は?」
「皿うどんです。こう寒いと、温かいモノが食べたくなりますね。」
人によってはコンビニが併設されているサービスエリアだからと、コンビニで済ませる人もいるがさっき見ればもう数は限られてくるだろう。
「明日から仕事ですか。」
「そちらは代休になるんですか?」
「どちらでもいいと言われました。だから出勤しますよ。ほとんど遊びみたいなモノでしたしね。」
「確かに。」
そのとき同じタイミングで、史の番号札と野村の番号札の番号が呼ばれた。二人は立ち上がると、カウンターでそれぞれの食事を手にする。そしてまた向かい合って食事を始めた。
野菜や海鮮モノが多く入っているチャンポンは具沢山で、いい味がでていると思うがやや味が濃い。そう思いながら史はその具を食べていた。
そのとき向こうから数人の女性が、コンビニで買った食事を手に少し離れたテーブルに座る。その女性の一人を見て、史は野村を少しみる。その中の一人に、野村と夕べセックスをしていた女が居るのだ。
その女は今度、スポーツ誌の方へ行くらしい。野村の部下になる女性だ。史も噂では聞いている。結婚していたが、離婚し、子供は旦那が親権を持ったのだ。
お互いがフリーであれば、別に問題はないだろう。そう思いながらスープを口にする。
「正木編集長。」
「どうしました。」
「夕べ、見てたんですか。」
そう言われて史はレンゲを持つ手を止めた。野村は少し苦笑いをしながら、麺をすすった。
「お互いがフリーなら止める理由はないでしょう。」
「そうですけど、一応社内の行事なのにとは思いませんか。」
AVの現場で、そういうシチュエーションを撮ったことがある。多人数のセックスで、史は挿入こそしなかったが女に責められる役所だった。だから史はその辺が少しずれている。
「押さえきれないなら仕方ないでしょう。昨日、ストリップなりソープなりにいったんですか。」
「ストリップだけでは、溜まりますよ。」
若いなぁ。史はそう思いながら、野村の方をみる。がたいがいい男だ。何かのスポーツをしていたが、足を怪我して諦めたらしい。だから体力には自信があるのだろう。そしてそれは性欲にも繋がるのだ。
「あの女性は、恋人なんですか。」
「いいえ。何というか……みんなのセフレみたいな。」
「そうでしたか。」
豊かな胸を持っているようだ。AV女優で見慣れているつもりだし、明神の胸だって見事なものだから、身近にいるとそうでもないように思えるのだろうか。
「俺は昨日三人目だったみたいですよ。」
「スポーツ紙の担当じゃなくて、うちの課に来てもらえるといいのに。」
「それは困る。気難しいスポーツ選手からも、彼女ならインタビューを受けるという人も多いし。」
体を使っているからだろう。旦那だけで満足できなかったから別れたのだ。AVには案外そういう人も多い。
「正木編集長もお世話になってみるといい。」
「冗談。一人で十分ですよ。俺は。」
麺をすすって、史はちらっと壁に掛かっているテレビに目を向けた。相変わらずニュースは、H道であったホテルの食中毒について報道している。大きなスキージャンプの大会だったから、注目選手が出れないのが痛いのだろう。
「彼女は、正木編集長とは一度してみたいとは言っていましたけどね。」
「そんな日は来ません。もう俺、三十六になったんですよ。」
「一人で十分ってことですか。」
「そうですね。」
「徳成さんはそう思ってないのかもしれないですね。」
野村はそう言って、史をみる。この一日で何となく史がわかった気がする。それは女性に対して理想を持ちすぎているのだ。何か変わったモノがあれば写真を撮る。空き時間があれば、メッセージを送っている。その相手はきっと清子だ。
だが清子はきっとそう思っていない。早朝のランニングをしていたら、清子がスーツのまま会社の裏から出てくるところを何度か見たのだ。史のアパートとはきっと違う。だとしたら別に男が居るのだ。
「俺は信じてますから。」
どれだけもろい言葉だろう。自分でもそう思う。だが信じなければ、全てが崩れる。清子を繋いで檻に閉じこめるわけにはいかないのだ。
清子にはやりたいことがあるし、自分にもやりたいことがある。そのために多少の妥協は必要なのだから。そうではなければ、こんな遊び半分のような研修など断ってH道へ自分も行くだろう。
「理想ですよ。正木編集長。」
「……。」
「俺、昨日も言ったんですけど、徳成さんが早朝に会社の裏手から出てくるところを見たんですよ。正木編集長の家は駅前でしょう?」
「そうですけどね。」
「だったら……。」
すると史は、箸をおくと野村の方をみる。
「それぞれ事情があるんです。早朝に出てきたからと言って、男だとは限りません。」
「……。」
普段、史はあまり怒ったり感情を露わにすることはない。嫌みを言われても上から圧力をかけられても、冷静に対処しているように見えるが、今の史は違う。そんなことを考えられないほど、感情を露わにしていた。
不機嫌そうに食べ終わったチャンポンの器とトレーを持つと、返却口へ向かおうとした。
「正木編集長。」
「まだ話が?」
「……すいません。言い過ぎました。」
すると史はそのまま入り口に視線を向ける。
「待っている人が居るから、食べたらさっさと退散しましょう。」
食べているのは自分たちだけのグループではない。そう思うと野村も、箸をおいてトレーを返却口へ持って行った。
「……正直、ちょっと不安には思ってましたよ。」
屋内から屋外に出ると、二人は喫煙所へ向かう。野村は喫煙者ではないが、史の気持ちを知りたかったのだろう。素直に喫煙所へやってきた。
個室になっている喫煙所には、他にも数人の男女がいたが、みんなスマートフォンに向かっているか、話をしているようだった。
「H道には他に行っている人が居るんでしょう。」
「えぇ。」
「……久住君ですよね。」
久住晶は腕のいいカメラマンだ。スポーツ新聞での写真を何度か撮ってもらったことがあるし、スポンサーが広告を載せるときに撮っている写真が「いい」と思えるのはだいたい久住が撮っていることが多い。
「H道へ行ってくれと頼んだのは、うちの新聞のモノです。あっちの方でスキージャンプや他のスポーツも撮ってきてほしいとは頼みましたが……。」
「……。」
「本来、久住君に頼んだのは、うちの新聞社の安西さんですよ。」
驚いた。安西が晶と面識があると思ってなかったからだ。
「安西さんが?」
「彼女は文芸誌の編集長になる。その前に、読み物のコーナーで連載を続けていた冬山省吾さんの遺作を本にしたいと。そしてその表紙に冬山の風景や鶴を撮ってきてほしいと。」
喫煙所から見える窓から、安西が歩いてバスへ向かっているのが見える。安西もまた何か狙いがあるのだろうか。
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