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香水
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コーヒーを手にして、東二の奥さんとソファーに座る。化粧品会社に勤める奥さんは、香りにとても敏感だった。
「チョコレートの匂いって良いわよね。」
そう言ってその生クリームの乗った温かいショコラを飲んでいる。
「えぇ。たまには食べたくなります。」
「甘いモノが苦手って聞いたわ。」
「そんなことはないですよ。そこまで必要ではないってことだけです。」
「香りも甘いモノは苦手?」
「香水はつけないので。」
「だと思った。匂いが全くしないもの。なのにこの間の香水はちょっと違和感があったから。」
そう言って奥さんはため息を付いた。
「良い香水だったわね。有名なパルファンだった。」
「パルファン?」
「香水にもランクがあってね、パルファンは一番ランクが上なの。香りの持続力も高いし、純度も高い。もちろん金額もね。」
なるほどそんなモノなのか。清子はそう思いながら、バッグのポケットに入っている香水の瓶を取り出した。そのとき、晶がゲートをくぐり清子たちのそばにやってくる。
「清子。待たせたか。」
「いいえ。」
するとその奥さんは驚いたように晶をみる。恋人が史だと言っていたのに、男が清子を訪ねてくると思ってなかったからだ。それにこの男のことは知っている。
「久住さんよね。」
「あ……お世話になってます。香川さん。」
「もう香川淳子じゃないのよ。今は我孫子淳子。」
「え?」
すると清子はコーヒーを飲みながら晶に言う。
「東二さんの奥様ですよ。」
「あー。夕の?へぇ。そうだったんだ。そこの公園でコーヒー入れてたのは何回か見たけど。」
「そう。久住さんのおかげで、うちの香水の売り上げ良いのよ。」
「モデルが良かったから。」
愛ではないが、海外から声のかかるようなモデルを香水とともに撮った。それはとても売れているらしい。
「新製品が出るの。またお願いしたいわ。」
「声がかかったら撮るよ。今日はその売り込み?」
「えぇ。まだポスターも出来ていないけれど、製品は出来たから。一足先にね。それから既存のモノも。」
そう言って紙袋から水色い瓶の香水を手渡す。シンプルなデザインだが、水色の瓶が目を引くようだ。晶はその蓋を取って香りをかぐ。
「俺、香水って結構苦手なんだけどさ、これ良いな。」
「シトラスの匂いで、男女で使えるのよ。恋人で共通の香りになるのって良いでしょう?」
「そんなもんかね。」
そう言えば史はことあるごとにそんなことを言っていた。香水は苦手だが、石鹸やシャンプーの匂いが一緒になればいいとか言っていた。
「俺にゃ、わからんね。男には男の匂いがあって、女には女の匂いがある。それに興奮するけどな。」
「あら、案外ロマンチストね。」
「そうでもねぇよ。ただ、あんまり香りがきついのが苦手なだけかもしれねぇし、ほら、俺海外に行ってたこともあってさ、飛行機なんかで隣が香水の匂いがきつかったらフライト中拷問だし。」
「ま、確かにそうよね。見えない装飾品って感じだし。だいたいこっちの人はあまり体臭がないから、馴染みは薄いわ。でも、昔だけど、こっちの国の人が有名な化粧品会社の香水部門の開発に携わってた話知らない?」
その問いに清子は首を傾げる。そもそも化粧品や香水には興味がないのだ。
「外国のメーカーに取られるってよっぽどだな。モデルでも何でも、外国の企業に取られるってのは、かなり優秀じゃないとなり立たないだろ?」
「えぇ。でもその人は地道にこつこつと研究をして、嫌がらせやいじめに立ち向かいながら出来た香水が、大ヒットしたわ。どんな人種でも、笑顔になれる香りをというコンセプトでね。」
「美談だな。テレビなんかで良くあるような話だ。」
「その方、今も現地に?」
すると淳子は首を傾げて言う。
「香水は大ヒットしたけれど、やはり国の壁は越えれなかった。結局、その研究所で首を吊ってたって。もう五十年も前の話よ。」
その時代では難しかったかもしれない。偏見の目は今でもあるのだから。
「まぁ、こっちの国に来て外国人がこっちの国の職人になりたいって言っても、結構難しいらしいからな。」
「感覚も違いますしね。で、その香水って今でも発売されているんですか?」
「今は純粋なその香水は出来ないの。」
「どうして?」
「ムスクって言う香料があるんだけど、それはジャコウシカっていうシカの生殖器から取れるの。でもそのためにシカを殺さないといけないでしょう?」
「あぁ……。」
「今は合成ムスクっていうモノがあって、人工的に作ることが出来るけれど、天然物にはかなわないわ。」
ほかの命を奪ってまで自分を飾らないといけないのだろうか。清子はそう思いながら、手に持っている香水をみる。
「その香水はきっとパルファンだとしたら、純粋なムスクが入っているわね。古いけれど、香りがすごく残っているから。」
「ふーん。でもそれを持ってたばーさんってのは、相当洒落てたよな。」
「そうですね。普段化粧気は全くなかったように思えますから、持っていたのが意外でした。」
清子はそう言ってその香水をバッグにしまう。
「行くか。」
「えぇ。」
「あら。二人でどこかへ行くの?」
「あー。ちょっと事情があって、こいつ今一人で表を歩けないんだわ。」
「え?」
「編集長もまだ仕事みたいだし、駅までなら俺が送れるから。」
「ふーん。何かあるのね。てっきり……。」
「浮気とかじゃないですよ。」
ずばっと清子がいうので、淳子は苦笑いをする。
「そうよね。あまり器用じゃなさそう。あ、久住さん。あの話いつにする?」
「えー?淳子さんの部下の子が、合コンしたいって騒いでたヤツ?」
「そう。うちも研究ばかりでね、男日照りなのよ。週末とかどう?」
「俺は参加できないけど、声はかけるから。詳しい人数がわかったら教えて。」
「良いわ。ん?でも久住さんは参加しないの?あなた恋人居ないんでしょ?」
「居ねぇけど……今それどころじゃないし。」
清子はコーヒーを飲み終わると、その場を離れてゴミ箱に近づく。
「あの子?」
「違うよ。あいつは幼なじみ。しかも彼氏いるし。」
「そんなの関係ないわよ。別に結婚しているわけじゃないんでしょ?あんたに気があるんなら、強引にでも押していけば?」
「そんな真似できねぇよ。」
「繊細ね。送り狼くらいしなさいな。言われて嫌な顔をする子なんかいないわよ。」
嫌な顔はしない。だがどこかで史から見られている気が常にしていた。それは晶の罪悪感なのだ。
そうではなければ強引にでも奪っている。自分の腕の中で何度でも求められたい。
「チョコレートの匂いって良いわよね。」
そう言ってその生クリームの乗った温かいショコラを飲んでいる。
「えぇ。たまには食べたくなります。」
「甘いモノが苦手って聞いたわ。」
「そんなことはないですよ。そこまで必要ではないってことだけです。」
「香りも甘いモノは苦手?」
「香水はつけないので。」
「だと思った。匂いが全くしないもの。なのにこの間の香水はちょっと違和感があったから。」
そう言って奥さんはため息を付いた。
「良い香水だったわね。有名なパルファンだった。」
「パルファン?」
「香水にもランクがあってね、パルファンは一番ランクが上なの。香りの持続力も高いし、純度も高い。もちろん金額もね。」
なるほどそんなモノなのか。清子はそう思いながら、バッグのポケットに入っている香水の瓶を取り出した。そのとき、晶がゲートをくぐり清子たちのそばにやってくる。
「清子。待たせたか。」
「いいえ。」
するとその奥さんは驚いたように晶をみる。恋人が史だと言っていたのに、男が清子を訪ねてくると思ってなかったからだ。それにこの男のことは知っている。
「久住さんよね。」
「あ……お世話になってます。香川さん。」
「もう香川淳子じゃないのよ。今は我孫子淳子。」
「え?」
すると清子はコーヒーを飲みながら晶に言う。
「東二さんの奥様ですよ。」
「あー。夕の?へぇ。そうだったんだ。そこの公園でコーヒー入れてたのは何回か見たけど。」
「そう。久住さんのおかげで、うちの香水の売り上げ良いのよ。」
「モデルが良かったから。」
愛ではないが、海外から声のかかるようなモデルを香水とともに撮った。それはとても売れているらしい。
「新製品が出るの。またお願いしたいわ。」
「声がかかったら撮るよ。今日はその売り込み?」
「えぇ。まだポスターも出来ていないけれど、製品は出来たから。一足先にね。それから既存のモノも。」
そう言って紙袋から水色い瓶の香水を手渡す。シンプルなデザインだが、水色の瓶が目を引くようだ。晶はその蓋を取って香りをかぐ。
「俺、香水って結構苦手なんだけどさ、これ良いな。」
「シトラスの匂いで、男女で使えるのよ。恋人で共通の香りになるのって良いでしょう?」
「そんなもんかね。」
そう言えば史はことあるごとにそんなことを言っていた。香水は苦手だが、石鹸やシャンプーの匂いが一緒になればいいとか言っていた。
「俺にゃ、わからんね。男には男の匂いがあって、女には女の匂いがある。それに興奮するけどな。」
「あら、案外ロマンチストね。」
「そうでもねぇよ。ただ、あんまり香りがきついのが苦手なだけかもしれねぇし、ほら、俺海外に行ってたこともあってさ、飛行機なんかで隣が香水の匂いがきつかったらフライト中拷問だし。」
「ま、確かにそうよね。見えない装飾品って感じだし。だいたいこっちの人はあまり体臭がないから、馴染みは薄いわ。でも、昔だけど、こっちの国の人が有名な化粧品会社の香水部門の開発に携わってた話知らない?」
その問いに清子は首を傾げる。そもそも化粧品や香水には興味がないのだ。
「外国のメーカーに取られるってよっぽどだな。モデルでも何でも、外国の企業に取られるってのは、かなり優秀じゃないとなり立たないだろ?」
「えぇ。でもその人は地道にこつこつと研究をして、嫌がらせやいじめに立ち向かいながら出来た香水が、大ヒットしたわ。どんな人種でも、笑顔になれる香りをというコンセプトでね。」
「美談だな。テレビなんかで良くあるような話だ。」
「その方、今も現地に?」
すると淳子は首を傾げて言う。
「香水は大ヒットしたけれど、やはり国の壁は越えれなかった。結局、その研究所で首を吊ってたって。もう五十年も前の話よ。」
その時代では難しかったかもしれない。偏見の目は今でもあるのだから。
「まぁ、こっちの国に来て外国人がこっちの国の職人になりたいって言っても、結構難しいらしいからな。」
「感覚も違いますしね。で、その香水って今でも発売されているんですか?」
「今は純粋なその香水は出来ないの。」
「どうして?」
「ムスクって言う香料があるんだけど、それはジャコウシカっていうシカの生殖器から取れるの。でもそのためにシカを殺さないといけないでしょう?」
「あぁ……。」
「今は合成ムスクっていうモノがあって、人工的に作ることが出来るけれど、天然物にはかなわないわ。」
ほかの命を奪ってまで自分を飾らないといけないのだろうか。清子はそう思いながら、手に持っている香水をみる。
「その香水はきっとパルファンだとしたら、純粋なムスクが入っているわね。古いけれど、香りがすごく残っているから。」
「ふーん。でもそれを持ってたばーさんってのは、相当洒落てたよな。」
「そうですね。普段化粧気は全くなかったように思えますから、持っていたのが意外でした。」
清子はそう言ってその香水をバッグにしまう。
「行くか。」
「えぇ。」
「あら。二人でどこかへ行くの?」
「あー。ちょっと事情があって、こいつ今一人で表を歩けないんだわ。」
「え?」
「編集長もまだ仕事みたいだし、駅までなら俺が送れるから。」
「ふーん。何かあるのね。てっきり……。」
「浮気とかじゃないですよ。」
ずばっと清子がいうので、淳子は苦笑いをする。
「そうよね。あまり器用じゃなさそう。あ、久住さん。あの話いつにする?」
「えー?淳子さんの部下の子が、合コンしたいって騒いでたヤツ?」
「そう。うちも研究ばかりでね、男日照りなのよ。週末とかどう?」
「俺は参加できないけど、声はかけるから。詳しい人数がわかったら教えて。」
「良いわ。ん?でも久住さんは参加しないの?あなた恋人居ないんでしょ?」
「居ねぇけど……今それどころじゃないし。」
清子はコーヒーを飲み終わると、その場を離れてゴミ箱に近づく。
「あの子?」
「違うよ。あいつは幼なじみ。しかも彼氏いるし。」
「そんなの関係ないわよ。別に結婚しているわけじゃないんでしょ?あんたに気があるんなら、強引にでも押していけば?」
「そんな真似できねぇよ。」
「繊細ね。送り狼くらいしなさいな。言われて嫌な顔をする子なんかいないわよ。」
嫌な顔はしない。だがどこかで史から見られている気が常にしていた。それは晶の罪悪感なのだ。
そうではなければ強引にでも奪っている。自分の腕の中で何度でも求められたい。
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