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実家
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目を覚ますと、もう周りが明るかった。他人の家とはいっても、一日や二日でとれるような疲れではなかったのだろう。ゆっくりと寝てしまった。史はそう思いながら布団から起きあがる。浴衣を借りて着ていたが、さすがに寒い。この辺は海も山も近いので、町で雪が降らなくても雪が降ることがあるように気温が低い。
身震いをして半纏に手をかける。隣で眠っていたであろう晶の姿はなくきちんと布団を畳み、その上に半纏や浴衣があった。きれいに畳んでいるのはきっと昔から着慣れているからだ。
史も布団を畳み、持ってきた服に袖を通す。前にここに泊まったときは何も用意していなかったが、今日は泊まることを前提にしていたので用意をしてあった。ジーパンとシャツ、グレーのセーターに袖を通すと続き間である居間から声が聞こえてきた。
「ただいま。」
晶の声だ。きっと櫓の解体を撮影に行ってたのだろう。
「お帰りなさい。茂さんは一緒じゃなかったんですか?」
「もう少しかかるっていっていた。」
「久住さんはもういいんですか?」
「いい写真が撮れたから、これ送るわ。Wi-Fi繋がってねぇよな。この家。」
「モバイルルーターがありますよ。そっちを使いますか?」
「頼むわ。俺もそれ契約するかな。月額どれくらいで出来る?」
「プランによりますよ。詳しいことは携帯ショップで聞いた方が早いです。」
音がした。おそらく清子が隣にある祖母の部屋に戻っていったのだろう。そしてしばらくするとまた会話が聞こえてきた。
「こっちのスイッチを入れて、パスワードはこれです。」
「OK。で、何か作ってるの?」
「雑煮を作ってほしいと。それから、だし巻きと、田作りくらいは用意しているそうです。」
「正月らしいな。ん?お前さ、今日は髪を下ろしておけよ。」
その言葉に浴衣を畳む史の動きが止まった。
「何でですか?」
「跡が見えるんだよ。角度によっては。それかコンシーラーで隠せ。」
「そんなの持ってないです。」
跡?何のことだ。史は浴衣を畳んで、半纏をその上に乗せる。そして居間にやってくると、二人がそちらをみた。
「あ、おはようございます。」
「よく寝てたよな。編集長。疲れ取れた?」
清子の長い髪がいつもは一つに結ばれているのに、今日は下ろされている。何か隠さないといけないことでもあったのだろうか。
「おはよう。」
史はそういってお盆に乗っているだし巻き卵をテーブルに載せた清子の髪を避けた。
「何?」
そこには確かに赤い打ち身のような内出血の跡がある。それは史がつけたものではない。じろっと晶をみる。すると晶はへらっと笑って、史をみた。
「お前がしたのか?」
「んー。悪いな。」
清子から避けて、晶に詰め寄る。手を出すなといっていたのに、晶が清子に手を出して良いということはない。思わず殴りたくなりそうだ。
「史。」
それに気が付いて清子は史の腕を手にする。こんなところで殴り合いなどされたくはないからだ。
「夕べ、お茶とかばっか飲んでたからトイレが近くてさ。トイレ行って戻ったとき、間違って祖母さんの部屋に行ったんだよ。」
「お祖母さんの部屋って……清子が寝ていたんだろう?」
「布団まで入っちまってさ。しかも寝ぼけてそんな跡付けちまうし。」
「寝ぼけて?」
夕べは心底冷えていたはずだ。そしてトイレは外にある。そこに一足踏み入れれば眠気なんかすぐに冷めそうだと思ったが、よく考えれば晶はここで育ったのだ。寒さには慣れている。考えられないことはない。
「俺、祖母さんが死んでそこで寝てたんだよ。だから習慣って言うの?こっちが驚いたわ。」
「こっちが迷惑です。」
清子はそういってお盆を持って、台所へ向かった。
「悪かったな。」
その背中に晶は声をかけるが、清子はそれを無視して台所へ向かう。
「女の寝床にはいるなんて……昔のAVじゃないんだから気をつけろ。」
「この辺って夜這いの習慣はあったみたいだ。だから部屋に鍵なんかねぇし。ほら、玄関だって鍵は後付けだろ?」
そんなのが理由にならない。自分だって清子が寝ているところへ行きたいと思っていたのに、あっさり晶が行ったというのに腹が立つ。
「久住。」
史はそういって晶の前に立つと、その長い前髪をあげて指でその額にデコピンをする。
「ってぇ……。指が細いからか、超いてぇ。」
大げさに痛がりながら、体を丸める晶を見て少し気持ちがすっとした。
「何遊んでるんだ。」
そのとき茂が帰ってきた。厚手の紺色のジャンパーを羽織り、手にはスコップが握られている。
「お、お帰り。」
「あー。ただいま。あ、清子ちゃん。雑煮の汁は作った?」
「はい。味を見てもらって良いですか?」
台所から清子も顔をのぞかせて、茂を促す。
「敦さんは来なかったのか。」
晶はそういって雑煮の餅を口に入れる。餅は昇の家で突いたものを手伝ったので、貰えたらしい。臼と杵でついた餅は、買ったものとは違ってややざらっとした舌触りだが、米本来の味が味わえるようだ。
「来にくいだろ。あんな大騒ぎしてさ。昇も俺も居づらかったけど、悪いのはあっちだしな。それに真面目にしてれば、青年団の人もおおらかに見てくれる。」
そんなものかね。晶はそう思いながら、汁を飲んだ。出汁が利いていて、昆布や煮干しの香りがする。おそらくその煮干しも茂がこつこつと作ったのだろう。
「敦は青年団を抜けるって言いかねないな。」
「どうしてですか?若い人はみんな消防団なり、青年団なんかに入っているでしょう?」
清子が言うのもわかる。昨日の一悶着くらいでやめるという選択肢は、あまりにも浅はかだと思うから。
「まぁ……敦は少し潔癖なところがあってね。年末に青年団の慰安旅行があったんだけど。」
「あー。いつもいく温泉街だろ?温泉って口だけで、夜がメインのやつ。」
「夜?」
史も少し不思議そうに茂に聞いた。
「有名な温泉街でね。ソープやストリップが沢山あるんだ。そこでみんな羽目を外す。」
「なるほど……。この辺はそういった店が少なそうですからそういうことも必要でしょう。」
納得したようにだし巻き卵に手を伸ばした。これもふんわり甘くて、まるでお菓子のようだと思う。
「でも敦だけは行かなかったんだよ。こう……女っていうのは、もっと貞淑であるべきだとか何とか言ってね。」
「いつの時代だよ。」
いつも股を広げている女の写真ばかりを撮っている晶には、そんな男が化石に見えた。
「独身が多いところだし、そういう話題は尽きない。敦は早くに結婚をしているし子供もいる。そういった意味では、あまりあぁいう若い男たちには合わないのかもしれないとは思ってた。」
その言葉に晶は意地悪そうに茂に聞く。
「兄貴も行ったの?年末。」
「は?」
「ソープとか。」
「そんな金はない。」
「だから童貞なんだよ。」
「ほっとけ。」
金に余裕はないのは何となくわかる。すきま風の多い家だ。それを修理する余裕もまだないのだろう。
清子も一度自分の家に立ち寄らないといけないだろう。あの家に住むのだったら、住めるように手を加えないといけない。だがあの家の持ち物は社長だ。一度、見積もりだけでも出しておかないといけないと思っていた。
身震いをして半纏に手をかける。隣で眠っていたであろう晶の姿はなくきちんと布団を畳み、その上に半纏や浴衣があった。きれいに畳んでいるのはきっと昔から着慣れているからだ。
史も布団を畳み、持ってきた服に袖を通す。前にここに泊まったときは何も用意していなかったが、今日は泊まることを前提にしていたので用意をしてあった。ジーパンとシャツ、グレーのセーターに袖を通すと続き間である居間から声が聞こえてきた。
「ただいま。」
晶の声だ。きっと櫓の解体を撮影に行ってたのだろう。
「お帰りなさい。茂さんは一緒じゃなかったんですか?」
「もう少しかかるっていっていた。」
「久住さんはもういいんですか?」
「いい写真が撮れたから、これ送るわ。Wi-Fi繋がってねぇよな。この家。」
「モバイルルーターがありますよ。そっちを使いますか?」
「頼むわ。俺もそれ契約するかな。月額どれくらいで出来る?」
「プランによりますよ。詳しいことは携帯ショップで聞いた方が早いです。」
音がした。おそらく清子が隣にある祖母の部屋に戻っていったのだろう。そしてしばらくするとまた会話が聞こえてきた。
「こっちのスイッチを入れて、パスワードはこれです。」
「OK。で、何か作ってるの?」
「雑煮を作ってほしいと。それから、だし巻きと、田作りくらいは用意しているそうです。」
「正月らしいな。ん?お前さ、今日は髪を下ろしておけよ。」
その言葉に浴衣を畳む史の動きが止まった。
「何でですか?」
「跡が見えるんだよ。角度によっては。それかコンシーラーで隠せ。」
「そんなの持ってないです。」
跡?何のことだ。史は浴衣を畳んで、半纏をその上に乗せる。そして居間にやってくると、二人がそちらをみた。
「あ、おはようございます。」
「よく寝てたよな。編集長。疲れ取れた?」
清子の長い髪がいつもは一つに結ばれているのに、今日は下ろされている。何か隠さないといけないことでもあったのだろうか。
「おはよう。」
史はそういってお盆に乗っているだし巻き卵をテーブルに載せた清子の髪を避けた。
「何?」
そこには確かに赤い打ち身のような内出血の跡がある。それは史がつけたものではない。じろっと晶をみる。すると晶はへらっと笑って、史をみた。
「お前がしたのか?」
「んー。悪いな。」
清子から避けて、晶に詰め寄る。手を出すなといっていたのに、晶が清子に手を出して良いということはない。思わず殴りたくなりそうだ。
「史。」
それに気が付いて清子は史の腕を手にする。こんなところで殴り合いなどされたくはないからだ。
「夕べ、お茶とかばっか飲んでたからトイレが近くてさ。トイレ行って戻ったとき、間違って祖母さんの部屋に行ったんだよ。」
「お祖母さんの部屋って……清子が寝ていたんだろう?」
「布団まで入っちまってさ。しかも寝ぼけてそんな跡付けちまうし。」
「寝ぼけて?」
夕べは心底冷えていたはずだ。そしてトイレは外にある。そこに一足踏み入れれば眠気なんかすぐに冷めそうだと思ったが、よく考えれば晶はここで育ったのだ。寒さには慣れている。考えられないことはない。
「俺、祖母さんが死んでそこで寝てたんだよ。だから習慣って言うの?こっちが驚いたわ。」
「こっちが迷惑です。」
清子はそういってお盆を持って、台所へ向かった。
「悪かったな。」
その背中に晶は声をかけるが、清子はそれを無視して台所へ向かう。
「女の寝床にはいるなんて……昔のAVじゃないんだから気をつけろ。」
「この辺って夜這いの習慣はあったみたいだ。だから部屋に鍵なんかねぇし。ほら、玄関だって鍵は後付けだろ?」
そんなのが理由にならない。自分だって清子が寝ているところへ行きたいと思っていたのに、あっさり晶が行ったというのに腹が立つ。
「久住。」
史はそういって晶の前に立つと、その長い前髪をあげて指でその額にデコピンをする。
「ってぇ……。指が細いからか、超いてぇ。」
大げさに痛がりながら、体を丸める晶を見て少し気持ちがすっとした。
「何遊んでるんだ。」
そのとき茂が帰ってきた。厚手の紺色のジャンパーを羽織り、手にはスコップが握られている。
「お、お帰り。」
「あー。ただいま。あ、清子ちゃん。雑煮の汁は作った?」
「はい。味を見てもらって良いですか?」
台所から清子も顔をのぞかせて、茂を促す。
「敦さんは来なかったのか。」
晶はそういって雑煮の餅を口に入れる。餅は昇の家で突いたものを手伝ったので、貰えたらしい。臼と杵でついた餅は、買ったものとは違ってややざらっとした舌触りだが、米本来の味が味わえるようだ。
「来にくいだろ。あんな大騒ぎしてさ。昇も俺も居づらかったけど、悪いのはあっちだしな。それに真面目にしてれば、青年団の人もおおらかに見てくれる。」
そんなものかね。晶はそう思いながら、汁を飲んだ。出汁が利いていて、昆布や煮干しの香りがする。おそらくその煮干しも茂がこつこつと作ったのだろう。
「敦は青年団を抜けるって言いかねないな。」
「どうしてですか?若い人はみんな消防団なり、青年団なんかに入っているでしょう?」
清子が言うのもわかる。昨日の一悶着くらいでやめるという選択肢は、あまりにも浅はかだと思うから。
「まぁ……敦は少し潔癖なところがあってね。年末に青年団の慰安旅行があったんだけど。」
「あー。いつもいく温泉街だろ?温泉って口だけで、夜がメインのやつ。」
「夜?」
史も少し不思議そうに茂に聞いた。
「有名な温泉街でね。ソープやストリップが沢山あるんだ。そこでみんな羽目を外す。」
「なるほど……。この辺はそういった店が少なそうですからそういうことも必要でしょう。」
納得したようにだし巻き卵に手を伸ばした。これもふんわり甘くて、まるでお菓子のようだと思う。
「でも敦だけは行かなかったんだよ。こう……女っていうのは、もっと貞淑であるべきだとか何とか言ってね。」
「いつの時代だよ。」
いつも股を広げている女の写真ばかりを撮っている晶には、そんな男が化石に見えた。
「独身が多いところだし、そういう話題は尽きない。敦は早くに結婚をしているし子供もいる。そういった意味では、あまりあぁいう若い男たちには合わないのかもしれないとは思ってた。」
その言葉に晶は意地悪そうに茂に聞く。
「兄貴も行ったの?年末。」
「は?」
「ソープとか。」
「そんな金はない。」
「だから童貞なんだよ。」
「ほっとけ。」
金に余裕はないのは何となくわかる。すきま風の多い家だ。それを修理する余裕もまだないのだろう。
清子も一度自分の家に立ち寄らないといけないだろう。あの家に住むのだったら、住めるように手を加えないといけない。だがあの家の持ち物は社長だ。一度、見積もりだけでも出しておかないといけないと思っていた。
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