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流出
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押し込まれるように車に入れられて、運転席に晶が乗る。後部座席にはよくわからない機材が乗っているがゴミなんかはない。案外綺麗にしているようだ。
だが蒸し風呂のような車内だ。晶はすぐにエンジンをかけて、冷房をつける。だがその助手席に座る清子は怪訝そうな顔をしていた。
「そう固くなるな。」
そう言って晶はポケットから煙草を取り出して、火をつける。
「禁煙車じゃねぇよ。別にお前も吸って良いから。」
「……別に送ってくれなくても良いといったのに。」
すると晶はAVの撮影をしているというバンの向こうを指さした。暗くてよくわからないが、そこにも黒い車があるように見える。
「あの車さ。」
「車?」
清子は目を細めてその先を見る。確かに車があるようだ。
「あの白いバンでAVの撮影をしているんだったら、あの車はそれを監視してるみたいだな。」
「……監視?」
「少なくとも、AVのメーカーだってそう言う世界と繋がりがあるってことだ。今は結構、契約とかもきっちりしていて何かあったらすぐ訴えることだって出来る。でも新人女優ならいざ撮影になって、逃げ出したりドタキャンしたりする奴もいるし、キャリアが長くても精神的に不安定になる奴は、撮影前に逃げることもあるんだ。」
「……仕事を放棄するんですか。」
「あぁ。だからメーカーが監視をしていることが多い。それも自分たちじゃなくて、プロに任せてる。粗悪なところはな。」
「それって……。」
「繋がりがねぇわけじゃねぇよ。どの世界でもそういうことがあるってことだ。うちの会社も、政財界と繋がりがあるようにそっちの世界にも繋がりがある。」
その話には納得した。だがそれがどうして一人で帰らせられないことになるのだろう。清子は不思議そうに晶を見た。
「お前、一人で帰るって言ってたけど今は危険だ。」
「どうして?」
「あいつら、女の一人歩きを見ればすぐに連れ込もうとしているみたいだな。たぶん、それを撮って裏で流すつもりだ。」
「そんなことをしても出るところが出れば……。」
「お前はそうじゃねぇかもしれねぇけど、女は自ら傷物だって言えねぇんだよ。」
灰皿に灰を落とすと、晶はサイドブレーキを解除する。そしてギアを変えた。
「前に降ろした停留所でいいのか?」
「いいえ。スーパーに行きたい。」
「急に所帯じみたな。」
晶は少し笑って、ハンドルを切った。そして駐車場を出ると、裏道から本通りに出る。
「今日のアレは、明神に頼まれた訳じゃねぇんだろ?」
「週刊誌の課の方が教えてくれました。このまま流され続ければ、会社にも影響があるだろうと。」
「お前、割とお節介だな。」
そうだろうか。会社に臨時として雇われているのだ。それ以上の結果を出さなければ次はないのだと思えば、当然の行動だと思う。
「でも俺は甘いと思うな。」
「そうでしょうか。」
「そういうのに出てたって会社が把握してないのも甘いと思うし、軽い気持ちで出た明神も甘い。自分がやってきたことに対して、ケツを拭く事が出来ねぇのは自分の責任だろう。」
その言葉に清子は少し黙った。そうかもしれない。人が嫌いだというのに、人に手を貸してしまった。心の奥底から、人が嫌いになれないからかもしれない。それは、きっと晶と体を合わせてしまったから。
「混んでるな。」
突然の雨で、タクシーもでているのだろう。道はいつもよりも渋滞していた。
「飯いかねぇ?」
「いいえ。早く帰りたい。久住さんも早く帰った方が良いですよ。待っている人がいるのでしょう?」
その言葉に晶は頭をかいた。信号はまた赤になり、車が止まる。煙草を消すと晶はハンドルを握ったまま清子の方を見た。
「俺さ、お前のことを忘れたことなんかねぇよ。」
「初めてだからそう思っただけでしょう?」
冷静に清子は言うと、外の景色を見た。町中には傘を差している人が居て開店している居酒屋の前を通る女性がいる。背が高くてすらっとした足を惜しげもなく晒していて、まるで愛のようだと思った。
だが振り返った女性は、愛とは似ても似つかない女装をした男性だったのだ。
「俺さ……。」
頭をかいて誤魔化す。そして少しため息をつくと、前を見る。
「ずっとお前に似たような女ばっかり付き合ってたな。」
「愛さんと似ているとは思えませんが。」
「似てるよ。気が強いとことか、言い出したら聞かないところとか……あとプロ意識の高さとか。」
そういって晶は清子の手に触れる。
「細い指だな。」
「……止めてください。」
清子はそういって手を振り払った。だが頬がわずかに赤い。意識をしているのかもしれないと思うと、自然と笑みがこぼれる。
「浮気の相手なんかになりたくないです。」
清子はそういって少し進みだした車の外を見た。
居酒屋の片隅で、香子の知り合いの男が二人男を連れてきて、香子も二人女性を連れてきた。つまり、合コンなのだ。
「はじめましてぇ。」
男にも女にもいろんなタイプがいる。サラダを取り分けてくれる女、飲み物がなければすぐに注文してくれる男、酒が入れば遠慮なく下ネタを言う男、それを恥ずかしそうに聞いているがまんざらでもない女。
しかし香子は今日の合コンで彼氏になるような男はいないと思っていた。知り合いの男も、別の男も、別の女を見ているようだった。そしてもう一人の男は、向かい合っている香子の胸元ばかり見ている。つまり体にしか興味がないのだ。
性欲を発散させたいなら、胸だけじゃない所を誉めろ。香子はそう思いながら、カクテルのお変わりをした。
そして居酒屋を出ると雨の中、その男が声をかけてきた。
「二人で飲み直さない?」
合コンに誘ってきた男は別の女と消えた。そして別の男もまた女と消えて、残ったのは香子とその男だけだったのだ。
「明日も早いから。」
「一杯だけだよ。知り合いの所でさ。」
しつこいな。そう思いながら香子は薄く笑いを浮かべた。それを勘違いしたのだろう。男は香子の肩を抱いて、その店に連れて行こうとした。
その後ろ姿を、居酒屋を出た史は見ていた。
「編集長。すいません。俺らが誘ったのに奢ってもらって。」
「いいや。部下に出させる上司がいるわけないだろう?」
史と一緒に出て着た男は、部下だった。元AV男優の史に、マンネリしている恋人との夜を相談していたのだ。そういうことにも史はイヤな顔一つせずに、答えてあげた。おそらく帰るときに、アダルトグッズの店にでも立ち寄るのだろう。そうやってマンネリを解消させたいのだ。
「あれ?アレ明神さんじゃ……。」
「男連れっすね。」
その言葉に史は少し笑った。
「明神さんは魅力的だからね。特に胸のあたりが。」
「編集長も思います?やっぱ巨乳っすよね。」
すると隣にいた男が口を挟む。
「バーカ。ちっぱいにこそ魅力があるんだよ。感度良好でさ。」
「あーロリコンが何か言ってるわ。」
「ロリじゃねぇよ。」
その会話に史は少し笑いながら、頭の中に清子を想像した。どんな風に乱れるのだろう。どんな声を上げるのだろう。それを知っているのは晶だというのが、とてもいらつく。
「でも明神さんの動画って、今ネットで上がってるじゃないですか。」
その言葉に史は違和感を覚えた。
「え?」
「編集長知らないんですか?ほら。これ。」
傘を差したまま、男は携帯を見せる。
「あれ?削除されてる……。」
「何があったんだ?」
「んー。ほら、明神さんが大学生の頃に、AVに出てた動画がアップされてたんですよねぇ。でも削除されてんな。」
不思議そうに男は携帯を見ていた。だが史は少し笑っていった。
「それは観ない方が良いな。」
「え?」
「そのサイトは俺も知っているけど、無料でAVが観れるヤツだろう?業界にしてみたら大打撃になってるヤツだ。それを俺らが観ていたとなれば、業界に喧嘩を売っていることになるよ。」
「わかってるんですけどね。でも評判良かったから。」
「抜くなら、それなりの金を払わないとな。」
史はそういって男たちの背中をぽんとたたく。
「まだ飲みに行くんだろう?俺が知っているところでよかったら行くか?」
「行きます。近くですか?」
「あぁ。まだ電車あるから近くの店に行くか。」
「帰り道っす。」
そういって男たちは笑いながら、香子が向かった方向へ向かう。
だが蒸し風呂のような車内だ。晶はすぐにエンジンをかけて、冷房をつける。だがその助手席に座る清子は怪訝そうな顔をしていた。
「そう固くなるな。」
そう言って晶はポケットから煙草を取り出して、火をつける。
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「……別に送ってくれなくても良いといったのに。」
すると晶はAVの撮影をしているというバンの向こうを指さした。暗くてよくわからないが、そこにも黒い車があるように見える。
「あの車さ。」
「車?」
清子は目を細めてその先を見る。確かに車があるようだ。
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「……監視?」
「少なくとも、AVのメーカーだってそう言う世界と繋がりがあるってことだ。今は結構、契約とかもきっちりしていて何かあったらすぐ訴えることだって出来る。でも新人女優ならいざ撮影になって、逃げ出したりドタキャンしたりする奴もいるし、キャリアが長くても精神的に不安定になる奴は、撮影前に逃げることもあるんだ。」
「……仕事を放棄するんですか。」
「あぁ。だからメーカーが監視をしていることが多い。それも自分たちじゃなくて、プロに任せてる。粗悪なところはな。」
「それって……。」
「繋がりがねぇわけじゃねぇよ。どの世界でもそういうことがあるってことだ。うちの会社も、政財界と繋がりがあるようにそっちの世界にも繋がりがある。」
その話には納得した。だがそれがどうして一人で帰らせられないことになるのだろう。清子は不思議そうに晶を見た。
「お前、一人で帰るって言ってたけど今は危険だ。」
「どうして?」
「あいつら、女の一人歩きを見ればすぐに連れ込もうとしているみたいだな。たぶん、それを撮って裏で流すつもりだ。」
「そんなことをしても出るところが出れば……。」
「お前はそうじゃねぇかもしれねぇけど、女は自ら傷物だって言えねぇんだよ。」
灰皿に灰を落とすと、晶はサイドブレーキを解除する。そしてギアを変えた。
「前に降ろした停留所でいいのか?」
「いいえ。スーパーに行きたい。」
「急に所帯じみたな。」
晶は少し笑って、ハンドルを切った。そして駐車場を出ると、裏道から本通りに出る。
「今日のアレは、明神に頼まれた訳じゃねぇんだろ?」
「週刊誌の課の方が教えてくれました。このまま流され続ければ、会社にも影響があるだろうと。」
「お前、割とお節介だな。」
そうだろうか。会社に臨時として雇われているのだ。それ以上の結果を出さなければ次はないのだと思えば、当然の行動だと思う。
「でも俺は甘いと思うな。」
「そうでしょうか。」
「そういうのに出てたって会社が把握してないのも甘いと思うし、軽い気持ちで出た明神も甘い。自分がやってきたことに対して、ケツを拭く事が出来ねぇのは自分の責任だろう。」
その言葉に清子は少し黙った。そうかもしれない。人が嫌いだというのに、人に手を貸してしまった。心の奥底から、人が嫌いになれないからかもしれない。それは、きっと晶と体を合わせてしまったから。
「混んでるな。」
突然の雨で、タクシーもでているのだろう。道はいつもよりも渋滞していた。
「飯いかねぇ?」
「いいえ。早く帰りたい。久住さんも早く帰った方が良いですよ。待っている人がいるのでしょう?」
その言葉に晶は頭をかいた。信号はまた赤になり、車が止まる。煙草を消すと晶はハンドルを握ったまま清子の方を見た。
「俺さ、お前のことを忘れたことなんかねぇよ。」
「初めてだからそう思っただけでしょう?」
冷静に清子は言うと、外の景色を見た。町中には傘を差している人が居て開店している居酒屋の前を通る女性がいる。背が高くてすらっとした足を惜しげもなく晒していて、まるで愛のようだと思った。
だが振り返った女性は、愛とは似ても似つかない女装をした男性だったのだ。
「俺さ……。」
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「愛さんと似ているとは思えませんが。」
「似てるよ。気が強いとことか、言い出したら聞かないところとか……あとプロ意識の高さとか。」
そういって晶は清子の手に触れる。
「細い指だな。」
「……止めてください。」
清子はそういって手を振り払った。だが頬がわずかに赤い。意識をしているのかもしれないと思うと、自然と笑みがこぼれる。
「浮気の相手なんかになりたくないです。」
清子はそういって少し進みだした車の外を見た。
居酒屋の片隅で、香子の知り合いの男が二人男を連れてきて、香子も二人女性を連れてきた。つまり、合コンなのだ。
「はじめましてぇ。」
男にも女にもいろんなタイプがいる。サラダを取り分けてくれる女、飲み物がなければすぐに注文してくれる男、酒が入れば遠慮なく下ネタを言う男、それを恥ずかしそうに聞いているがまんざらでもない女。
しかし香子は今日の合コンで彼氏になるような男はいないと思っていた。知り合いの男も、別の男も、別の女を見ているようだった。そしてもう一人の男は、向かい合っている香子の胸元ばかり見ている。つまり体にしか興味がないのだ。
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その言葉に史は少し笑った。
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「え?」
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「何があったんだ?」
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「抜くなら、それなりの金を払わないとな。」
史はそういって男たちの背中をぽんとたたく。
「まだ飲みに行くんだろう?俺が知っているところでよかったら行くか?」
「行きます。近くですか?」
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