25 / 289
流出
24
しおりを挟む
自分の部署に帰る間、清子は我孫子に連絡を取っていた。時間が時間だ。酔っているときもあるし、食事をしているかもしれない。
数回のコールで我孫子は電話に出た。
「どうしたんだ。」
急に連絡を取るような女性ではない。都合が良いかどうか取り合え居ずメッセージを送ってから、電話をする女だ。だから急用なのだと思った。だから一度関係者に挨拶をすると、会議室を出ていき電話に出た。
「すいません。お忙しい中、急に連絡をしてしまって。」
清子はとりあえず自分が知っていることを聞いた。過去にAVに出たことがある女性がいること。そのAVは評判が良いらしく、今でもインターネットなりで購入することが可能なこと。それが無修正で、しかもネットに晒されていること。
それを聞いて、我孫子は呆れたように言った。
「それは仕方ないだろう。その女性も、それを覚悟で出ないといけない。それが女の収入にも繋がっているだろうし。」
「ですが、無料であればメーカーにも主演している女性にも何も入りません。懐が温かくなるのは、流しているサイトの管理者だけです。」
インターネットがその程度のものというのは、我孫子にとっても確かに不本意だ。
「とりあえずサイトの管理者に連絡を取ってみろ。そして、メーカーにもな。メーカーには痛手だ。出るところが出るかもしれない。」
「出るところ?」
「つまりだ、著作権、肖像権、そのほかにもあるが、それをつつかれるとあっちも不用意に手が出せねぇってことだ。」
その言葉に清子は足が止まる。
「……この業界ではそれが今問題になっているようです。いちいちそれを相手にするでしょうか。それに……この女優は、単体女優ではなく企画女優だったそうですから。」
「一本しか出てないのか。」
「そのようですね。」
「だとしたらメーカーは見て見ぬ振りをするかもしれねぇな。一番いいのは、女優が告発すること。」
「女優が?」
「だが一本しか出てねぇってことは、もうその世界と関わりを持ちたくないって思ってんのかもしれねぇ。だとしたら泣き寝入りだな。」
清子は少し黙り、そして我孫子に礼を言う。そして電話を切った。
「……。」
おそらく香子は言いたくないだろう。だがこのままだと、香子はもっと晒されるかもしれない。そうなれば、この会社がどんなに大きなもだろうと、香子をかばいきれない。
「徳成。」
声をかけられて清子は振り向いた。そこにはいつもの鞄を持った晶がいる。
「どうしたんだ。顔が真っ青だ。」
「……。」
「お前、水分取れよ。空調利いてても熱中症になるんだから。」
晶はそう言って飲みかけていた、ペットボトルに入っているスポーツドリンクを手渡す。
「すいません。いただきます。」
生温いスポーツドリンクはちょうどいい。蓋を開けると、清子は何も考えずにそれに口を付ける。それを見て晶は少し笑った。
「何か?」
「間接的にキスしたと思ってな。」
その言葉に清子は顔を真っ赤にさせて、そのペットボトルを晶に返した。
「あー。そうだ。写真だけどよ。」
「……修正は終わってます。チェックしてもらって良いですか。」
晶はばつが悪そうに、頭をかいた。
「差し替え。」
「え?」
「今日渡した女優さ、事務所から契約解除されそうなんだわ。」
「……どうして?」
綺麗な人だった。なのに胸が大きくて、わずかに見えそうな乳輪を誤魔化すのに苦労したというのに。
「その女優さ、十代の頃に裏に出てたことがあるらしいんだわ。」
「裏ビデオってことですか。でも……そんなこと……。」
「出来るんだよ。裏だから何でもありだ。表でやってるのって、可愛いもんだろ。」
ハードなSMプレイだと思っていたのも、それはまだ命に関わらない。裏ではもっとひどいものだ。それと同じように、十代だからと言って出せない少女を父親のような男から組み敷かれているものだってある。
「若ければ若いほど希少価値が高いし、目が眩むような金に親が売ったんだろ。」
「ひどいですね。」
香子を放っておけば、もしかしたらそういう世界にしかいけなくなるかもしれない。イヤ、それよりももっとひどいことが想像される。
やはりどうにかしなければいけないだろう。
清子は急ぎ足で自分のオフィスへ戻ると、自分のデスクのパソコンのスリープ状態を解除した。
「どうしたんだよ。」
後から晶も追いかけてくる。そして清子のデスクに近づいてきた。画面にはいくつかの動画があるようだが、そのいずれもどこかのAVの動画だった。そしてそれ以上に、出会い系のバーナーが張られている。
「何?お前、エロサイトなんか見てんの?」
「……。」
清子は何もいわずに、そのページを開く。すると、そこには見覚えのある人が映し出された。十分ほどの動画の閲覧数は、他に比べると数は少ない。まだ消せる可能性はあるのかもしれないと思った清子は、そのリンク先をコピーすると一番下にある問い合わせのページをクリックした。
「おい。さっきのって……。」
「久住さん。少し黙っててください。」
そう言って、清子はメール画面を立ち上げるとそれにメッセージを打ち込んだ。
送信ボタンを押すと、少しため息をつく。
「……うまくいってくれればいいけど……。」
サイトは外国のサイトだ。管理者も外国の人かもしれない。見ているとは限らないし、時差もあるだろう。
「さっきの動画って……明神か?」
「えぇ。昔出たAVの動画が今になって出回ってます。」
清子はそう言って、画面をじっと見ていた。
「俺さ、あんまりネットとか詳しくねぇけど、そう言うのって鼬ごっこじゃねぇ?」
晶が指さすその先には、「ダウンロード」と書かれてあった。
「ダウンロードされてたら、その画像を別のサイトにアップする可能性もあるだろ?」
「その可能性は低いです。」
「どうして?」
「よっぽどこういうことに長けている人ならその方法もわかるでしょうが、おそらくダウンロードを軽くクリックすると保存先を専用のアプリに落とし込むように指定があるはずです。」
「……それで?」
「アプリ自体はそれほど問題ではないのですが、保存するときに個人情報を入れるのを必須とします。そうすればアウトです。」
「簡単に個人情報を手に入れられるわけだ。」
「電話番号、メールアドレス、本名が必須でしょう。アカウントから、使っている地域も特定されます。もっと悪質なアプリであれば、そこからウイルスを流し込み、携帯やパソコンに入っているアドレス帳も抜き取られます。」
「ぞっとするな。」
「個人情報は今の時代、金になります。その餌にこの動画が利用されたんでしょう。」
香子はそんなことを考えないで、軽くAVに出たのだ。気持ちいいことをして、金になる。そんな甘い世界ではないのだ。
「徳成、それってさ……。」
「はい。」
「俺はあまり頭がいい方じゃねぇけど、会社にも不利益になることじゃねぇ?」
「だから今処理をしているんです。会社のパソコンから送ったのもそのためです。」
清子はそう言ってデスクに置いてあったカップを手にした。だがもう飲み物はない。
「……待ってる時間が惜しいですね。」
「明日にしたらどうだ。」
「いいえ。アクセスできるのがいつになるかわからないから、その時間帯でしなければ意味がない。」
「だったら待っておくのか?そんな残業できないだろ?」
確かにそうだ。清子は少しため息をつくと、携帯電話に何かを打った。
「何だ?」
「とりあえず今日はこのパソコンをハッキングしておきます。遠隔操作が出来るように。」
「お前、そんなことしていいと思ってんのか?」
「仕方ありませんよ。時間がないのですから。」
そのとき、パソコンにメールが届いた。清子は立ちかけた腰をまた下ろし、その画面を見る。
「……良かった……。」
そういってため息をついた。
「どうしたんだ。」
「削除されたそうですね。それからダウンロードした人も追跡をするそうです。案外しっかりしたサイトで良かった。後は連絡をすると書いてます。」
すると先ほどまで開いていた香子のページが消えた。リンク先が見あたりませんと映し出されている。
「……でもまたアップされるかもしれないですね。」
「そのときはどうするんだ。」
「後は明神さんに聞きます。私は、お節介で処置をしましたが、もし、明神さんにその気があるのだったら本人からメーカーに言うでしょう。」
パソコンの電源を落として、清子はカップを手にすると給湯室へ向かった。
「あ、徳成。俺のも洗っておいてくれないか。」
そう言って晶もちゃっかり自分のカップを差し出す。
「わかりました。」
香子が出演したAVのメーカーは割と大手だ。うまくいけばいい。そう思いながら、清子は狭い給湯室でカップを洗った。
数回のコールで我孫子は電話に出た。
「どうしたんだ。」
急に連絡を取るような女性ではない。都合が良いかどうか取り合え居ずメッセージを送ってから、電話をする女だ。だから急用なのだと思った。だから一度関係者に挨拶をすると、会議室を出ていき電話に出た。
「すいません。お忙しい中、急に連絡をしてしまって。」
清子はとりあえず自分が知っていることを聞いた。過去にAVに出たことがある女性がいること。そのAVは評判が良いらしく、今でもインターネットなりで購入することが可能なこと。それが無修正で、しかもネットに晒されていること。
それを聞いて、我孫子は呆れたように言った。
「それは仕方ないだろう。その女性も、それを覚悟で出ないといけない。それが女の収入にも繋がっているだろうし。」
「ですが、無料であればメーカーにも主演している女性にも何も入りません。懐が温かくなるのは、流しているサイトの管理者だけです。」
インターネットがその程度のものというのは、我孫子にとっても確かに不本意だ。
「とりあえずサイトの管理者に連絡を取ってみろ。そして、メーカーにもな。メーカーには痛手だ。出るところが出るかもしれない。」
「出るところ?」
「つまりだ、著作権、肖像権、そのほかにもあるが、それをつつかれるとあっちも不用意に手が出せねぇってことだ。」
その言葉に清子は足が止まる。
「……この業界ではそれが今問題になっているようです。いちいちそれを相手にするでしょうか。それに……この女優は、単体女優ではなく企画女優だったそうですから。」
「一本しか出てないのか。」
「そのようですね。」
「だとしたらメーカーは見て見ぬ振りをするかもしれねぇな。一番いいのは、女優が告発すること。」
「女優が?」
「だが一本しか出てねぇってことは、もうその世界と関わりを持ちたくないって思ってんのかもしれねぇ。だとしたら泣き寝入りだな。」
清子は少し黙り、そして我孫子に礼を言う。そして電話を切った。
「……。」
おそらく香子は言いたくないだろう。だがこのままだと、香子はもっと晒されるかもしれない。そうなれば、この会社がどんなに大きなもだろうと、香子をかばいきれない。
「徳成。」
声をかけられて清子は振り向いた。そこにはいつもの鞄を持った晶がいる。
「どうしたんだ。顔が真っ青だ。」
「……。」
「お前、水分取れよ。空調利いてても熱中症になるんだから。」
晶はそう言って飲みかけていた、ペットボトルに入っているスポーツドリンクを手渡す。
「すいません。いただきます。」
生温いスポーツドリンクはちょうどいい。蓋を開けると、清子は何も考えずにそれに口を付ける。それを見て晶は少し笑った。
「何か?」
「間接的にキスしたと思ってな。」
その言葉に清子は顔を真っ赤にさせて、そのペットボトルを晶に返した。
「あー。そうだ。写真だけどよ。」
「……修正は終わってます。チェックしてもらって良いですか。」
晶はばつが悪そうに、頭をかいた。
「差し替え。」
「え?」
「今日渡した女優さ、事務所から契約解除されそうなんだわ。」
「……どうして?」
綺麗な人だった。なのに胸が大きくて、わずかに見えそうな乳輪を誤魔化すのに苦労したというのに。
「その女優さ、十代の頃に裏に出てたことがあるらしいんだわ。」
「裏ビデオってことですか。でも……そんなこと……。」
「出来るんだよ。裏だから何でもありだ。表でやってるのって、可愛いもんだろ。」
ハードなSMプレイだと思っていたのも、それはまだ命に関わらない。裏ではもっとひどいものだ。それと同じように、十代だからと言って出せない少女を父親のような男から組み敷かれているものだってある。
「若ければ若いほど希少価値が高いし、目が眩むような金に親が売ったんだろ。」
「ひどいですね。」
香子を放っておけば、もしかしたらそういう世界にしかいけなくなるかもしれない。イヤ、それよりももっとひどいことが想像される。
やはりどうにかしなければいけないだろう。
清子は急ぎ足で自分のオフィスへ戻ると、自分のデスクのパソコンのスリープ状態を解除した。
「どうしたんだよ。」
後から晶も追いかけてくる。そして清子のデスクに近づいてきた。画面にはいくつかの動画があるようだが、そのいずれもどこかのAVの動画だった。そしてそれ以上に、出会い系のバーナーが張られている。
「何?お前、エロサイトなんか見てんの?」
「……。」
清子は何もいわずに、そのページを開く。すると、そこには見覚えのある人が映し出された。十分ほどの動画の閲覧数は、他に比べると数は少ない。まだ消せる可能性はあるのかもしれないと思った清子は、そのリンク先をコピーすると一番下にある問い合わせのページをクリックした。
「おい。さっきのって……。」
「久住さん。少し黙っててください。」
そう言って、清子はメール画面を立ち上げるとそれにメッセージを打ち込んだ。
送信ボタンを押すと、少しため息をつく。
「……うまくいってくれればいいけど……。」
サイトは外国のサイトだ。管理者も外国の人かもしれない。見ているとは限らないし、時差もあるだろう。
「さっきの動画って……明神か?」
「えぇ。昔出たAVの動画が今になって出回ってます。」
清子はそう言って、画面をじっと見ていた。
「俺さ、あんまりネットとか詳しくねぇけど、そう言うのって鼬ごっこじゃねぇ?」
晶が指さすその先には、「ダウンロード」と書かれてあった。
「ダウンロードされてたら、その画像を別のサイトにアップする可能性もあるだろ?」
「その可能性は低いです。」
「どうして?」
「よっぽどこういうことに長けている人ならその方法もわかるでしょうが、おそらくダウンロードを軽くクリックすると保存先を専用のアプリに落とし込むように指定があるはずです。」
「……それで?」
「アプリ自体はそれほど問題ではないのですが、保存するときに個人情報を入れるのを必須とします。そうすればアウトです。」
「簡単に個人情報を手に入れられるわけだ。」
「電話番号、メールアドレス、本名が必須でしょう。アカウントから、使っている地域も特定されます。もっと悪質なアプリであれば、そこからウイルスを流し込み、携帯やパソコンに入っているアドレス帳も抜き取られます。」
「ぞっとするな。」
「個人情報は今の時代、金になります。その餌にこの動画が利用されたんでしょう。」
香子はそんなことを考えないで、軽くAVに出たのだ。気持ちいいことをして、金になる。そんな甘い世界ではないのだ。
「徳成、それってさ……。」
「はい。」
「俺はあまり頭がいい方じゃねぇけど、会社にも不利益になることじゃねぇ?」
「だから今処理をしているんです。会社のパソコンから送ったのもそのためです。」
清子はそう言ってデスクに置いてあったカップを手にした。だがもう飲み物はない。
「……待ってる時間が惜しいですね。」
「明日にしたらどうだ。」
「いいえ。アクセスできるのがいつになるかわからないから、その時間帯でしなければ意味がない。」
「だったら待っておくのか?そんな残業できないだろ?」
確かにそうだ。清子は少しため息をつくと、携帯電話に何かを打った。
「何だ?」
「とりあえず今日はこのパソコンをハッキングしておきます。遠隔操作が出来るように。」
「お前、そんなことしていいと思ってんのか?」
「仕方ありませんよ。時間がないのですから。」
そのとき、パソコンにメールが届いた。清子は立ちかけた腰をまた下ろし、その画面を見る。
「……良かった……。」
そういってため息をついた。
「どうしたんだ。」
「削除されたそうですね。それからダウンロードした人も追跡をするそうです。案外しっかりしたサイトで良かった。後は連絡をすると書いてます。」
すると先ほどまで開いていた香子のページが消えた。リンク先が見あたりませんと映し出されている。
「……でもまたアップされるかもしれないですね。」
「そのときはどうするんだ。」
「後は明神さんに聞きます。私は、お節介で処置をしましたが、もし、明神さんにその気があるのだったら本人からメーカーに言うでしょう。」
パソコンの電源を落として、清子はカップを手にすると給湯室へ向かった。
「あ、徳成。俺のも洗っておいてくれないか。」
そう言って晶もちゃっかり自分のカップを差し出す。
「わかりました。」
香子が出演したAVのメーカーは割と大手だ。うまくいけばいい。そう思いながら、清子は狭い給湯室でカップを洗った。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。


ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる