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煙草を買うためにコンビニへ行くと、コンビニには列が出来ていた。昼時だから仕方ないと、清子は少し時間をつぶすように店内を歩き、ふと足を止める。そこには雑誌のラックがあり、表紙には見覚えのある人がいた。それは愛の姿だった。
ハイブランドのものしか扱わない雑誌で、その表紙となればモデルは限られてくるだろう。それが晶の今の恋人なのだ。
あの階段でこの女性とすれ違ったときただの関係ではないと聞くと、晶は否定もしなかった。そう言うことなのだ。
愛は女らしさという観点では、少し違う。だが綺麗だと思った。無駄のない体はただ細いだけではない。いつか晶に見せてもらったAV男優のように、きっと見せるための体なのだ。
自分のように細いだけの体には、誰も欲情はしないだろう。
「あれ?徳成さん?」
手に持っていた雑誌をラックに戻して、声をかけられた方をみる。そこには香子の姿があった。
「明神さん。」
「そういう雑誌も興味があるの?」
意外だと思った。清子が身につけているものは、その辺のデパートなんかで売っている三点セットでいくらというようなスーツだと思ったからだ。
「どんな雑誌があるのかと思っただけですよ。」
だがその表紙を見て、香子は少し納得した。
「愛だよね。」
「モデルさんですよね。」
「うん。で、久住さんの……。」
恋人だということは知っている。だが言いたくなかった。史が清子を狙っているように、晶も狙っているようだ。香子は晶に転べばいいと思っている。そうすれば、史が自分に転ぶ可能性が高くなるからだ。
「この間、お会いしたんです。」
「え?愛に会ったの?」
「講習会があって同じビルで撮影していたようですね。そのとき、久住さんも偶然会って、そのとき紹介されました。」
しまった。もう面識があったのか。香子は心の中で舌打ちをする。
「綺麗だったでしょう?」
「えぇ。とても。」
「でも徳成さんもきれいな顔立ちしているわよ。」
嬉しくない。それでも清子はじっとその雑誌の表紙を見ている。立ち姿も、メイクも、衣装も、とても綺麗だと思った。
「比べものになりませんよ。」
「徳成さんってさ、合コンとか行かないの?」
「行きませんね。行ったことないです。」
「だったら今度行かない?いい人がいるかもしれないし。」
「……いいえ。興味ないので。」
そう言ってレジをちらりとみる。もう列は出来ていないようだ。さっさと煙草を買って、この不毛な会話から逃げよう。そう思っていたが、香子はそれを止めた。
「徳成さん。待って。」
「何ですか?」
「お昼、いつも食べてないって言ってるけど、倒れたこととかないの?」
「……ないこともない……ですね。前に勤めていた職場では、空調が利いてなくて意識が無くなったこともありますし。」
「だったらこれだけでも食べておいたら?」
そう言って向かいにあるゼリー状の補助食品を差し出した。その言葉に、清子は素直に受け取る。
「そうします。夏場は仕方ないですよね。」
そしてレジへ行くと、煙草と一緒に補助食品も差し出した。どうやら、真っ向から他人を否定するだけの人ではないようだ。ただ、恋愛や、恋人の話題になるとどうも否定的になる。
恋愛は苦手な人もいるが、恋愛と言うよりも人が苦手にしている節もある。そう思いながら、香子はサラダの棚に手を伸ばした。
表紙の写真の修整が終わり後のページを仕上げていると、退社時間になった。その時間になると、校了前ではないので次々とみんなは席を立つ。
だが清子は席を立たない。不思議に思いながら史は、清子に声をかけた。
「徳成さん。終わらない?サイトの公開は、明後日だって言ってたけど。」
「表紙の写真の加工が終わったので、久住さんに見てもらいたいんですけど……。」
晶はまだ帰ってきそうにない。今日はこの課の仕事ではなく、違うところから声がかかっているらしいのだ。
「俺が見てあげても良いけどね。」
「そりゃ……あげるのは編集長なので一番いいのかもしれませんが、前にそれをして久住さんに注意されたこともあるので。」
「そうだったね。写した人に許可無く載せるなんてって言ってたのを思い出す。で、俺のコラムはどう?」
「あぁ。今度のコラムは良いですね。昔のAV事情なんか、今の人はわからないでしょうし。」
「昔はむちゃくちゃだったらしいからね。」
そう言って史が笑う。そのとき、向こうから史を呼ぶ声がした。
「編集長。行きましょうよー。」
「あぁ。今行くよ。じゃあ、あまり遅くならないようにね。」
「はい。」
今日は男性社員の一部と飲みに行くらしい。そこで、女性の前で話せないこともあるのだろう。
そのとき、清子のデスクの上の電話が鳴った。それを取ると、清子は眉をひそめた。そして席を立つと、メモ紙をちぎって晶のデスクに置く。
そして部屋を出ていった。
他の課のパソコンを当たっていると、にこにこしながら編集長が近づいてきた。
「悪かったね。もう帰るつもりじゃなかったのかな。」
「いいえ。」
簡単なパソコン画面の固まりだ。それを解除すると、画面はきっちり動き出す。
「一度電源を落とすと元に戻ることがあると言いましたよね?」
その課のIT部門の社員が苦笑いをする。
「徳成さんに聞けば早いじゃないか。」
これで社員なのか。清子はあきれたように席を立った。そのとき、他の社員が、清子に近づいてきた。
「徳成さん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
「はい。何ですか。」
そう言って男は、清子に携帯電話の画面を見せた。そこには無修正のAVの動画がある。
「裏ですか?」
「いいや。実は、これ裏じゃないんだ。発売されているヤツ。けど、何でこんなのが観れるのかわかる?」
そのとき清子の頭の中に晶の言葉が蘇った。
「……AVの監督が飛んだらしいですね。」
「飛ぶ?」
「借金とかまぁ違う場合もあるんですけど、夜逃げすることです。」
「夜逃げ?」
その言葉に男たちは少し笑った。こんな時代に夜逃げなどするわけがないと。
「身の回りのものを一切合切持って行くことはぎりぎりの状態では不可能なので、撮ったAVの画像や動画を置いていくこともあるらしいです。それがヤクザの手に渡ると、それを餌に金を搾り取ることもあるみたいですね。」
「……へぇ……。」
「動画は保存しないことをおすすめします。それから、下手に……。」
「徳成さん。それだけじゃないんだ。」
説明しようとしたのに遮られて、清子は少し不機嫌になった。だが男はそのサイトの検索機能で、ある動画を見せる。
見覚えのある人がセックスをしている。十分くらいの動画だが、顔も体もはっきり見えるし、修正していないので接合部も全て見えていた。
「……これ……。」
「似てるだろ?明神さんって言ったっけ。」
タイトルには「ナンパ成功!現役女子大生に入れ込んだ」と書いてある。豊かな胸も、声も、どこかで聞いたと思っていた。
「問題ですね。これは。まだメーカーから発売されているのだったら、著作権に引っかかります。」
「一部なら、問題ないのかな。」
「いいえ。そんな問題ではありません。音楽でも一部でも使えば、ちゃんと使用料を支払わないといけませんから。」
サイトに連絡をすればすぐに削除されるだろう。だが問題はこの動画を保存していた場合だ。
もしこのサイトで公開されなくても、他のサイトで公開される場合もある。そうなれば鼬ごっこだ。
「……教えていただいて、ありがとうございます。」
「いいや。俺らも気になったからさ。」
部屋を出て清子は携帯電話を取り出す。そして連絡を始めた。
ハイブランドのものしか扱わない雑誌で、その表紙となればモデルは限られてくるだろう。それが晶の今の恋人なのだ。
あの階段でこの女性とすれ違ったときただの関係ではないと聞くと、晶は否定もしなかった。そう言うことなのだ。
愛は女らしさという観点では、少し違う。だが綺麗だと思った。無駄のない体はただ細いだけではない。いつか晶に見せてもらったAV男優のように、きっと見せるための体なのだ。
自分のように細いだけの体には、誰も欲情はしないだろう。
「あれ?徳成さん?」
手に持っていた雑誌をラックに戻して、声をかけられた方をみる。そこには香子の姿があった。
「明神さん。」
「そういう雑誌も興味があるの?」
意外だと思った。清子が身につけているものは、その辺のデパートなんかで売っている三点セットでいくらというようなスーツだと思ったからだ。
「どんな雑誌があるのかと思っただけですよ。」
だがその表紙を見て、香子は少し納得した。
「愛だよね。」
「モデルさんですよね。」
「うん。で、久住さんの……。」
恋人だということは知っている。だが言いたくなかった。史が清子を狙っているように、晶も狙っているようだ。香子は晶に転べばいいと思っている。そうすれば、史が自分に転ぶ可能性が高くなるからだ。
「この間、お会いしたんです。」
「え?愛に会ったの?」
「講習会があって同じビルで撮影していたようですね。そのとき、久住さんも偶然会って、そのとき紹介されました。」
しまった。もう面識があったのか。香子は心の中で舌打ちをする。
「綺麗だったでしょう?」
「えぇ。とても。」
「でも徳成さんもきれいな顔立ちしているわよ。」
嬉しくない。それでも清子はじっとその雑誌の表紙を見ている。立ち姿も、メイクも、衣装も、とても綺麗だと思った。
「比べものになりませんよ。」
「徳成さんってさ、合コンとか行かないの?」
「行きませんね。行ったことないです。」
「だったら今度行かない?いい人がいるかもしれないし。」
「……いいえ。興味ないので。」
そう言ってレジをちらりとみる。もう列は出来ていないようだ。さっさと煙草を買って、この不毛な会話から逃げよう。そう思っていたが、香子はそれを止めた。
「徳成さん。待って。」
「何ですか?」
「お昼、いつも食べてないって言ってるけど、倒れたこととかないの?」
「……ないこともない……ですね。前に勤めていた職場では、空調が利いてなくて意識が無くなったこともありますし。」
「だったらこれだけでも食べておいたら?」
そう言って向かいにあるゼリー状の補助食品を差し出した。その言葉に、清子は素直に受け取る。
「そうします。夏場は仕方ないですよね。」
そしてレジへ行くと、煙草と一緒に補助食品も差し出した。どうやら、真っ向から他人を否定するだけの人ではないようだ。ただ、恋愛や、恋人の話題になるとどうも否定的になる。
恋愛は苦手な人もいるが、恋愛と言うよりも人が苦手にしている節もある。そう思いながら、香子はサラダの棚に手を伸ばした。
表紙の写真の修整が終わり後のページを仕上げていると、退社時間になった。その時間になると、校了前ではないので次々とみんなは席を立つ。
だが清子は席を立たない。不思議に思いながら史は、清子に声をかけた。
「徳成さん。終わらない?サイトの公開は、明後日だって言ってたけど。」
「表紙の写真の加工が終わったので、久住さんに見てもらいたいんですけど……。」
晶はまだ帰ってきそうにない。今日はこの課の仕事ではなく、違うところから声がかかっているらしいのだ。
「俺が見てあげても良いけどね。」
「そりゃ……あげるのは編集長なので一番いいのかもしれませんが、前にそれをして久住さんに注意されたこともあるので。」
「そうだったね。写した人に許可無く載せるなんてって言ってたのを思い出す。で、俺のコラムはどう?」
「あぁ。今度のコラムは良いですね。昔のAV事情なんか、今の人はわからないでしょうし。」
「昔はむちゃくちゃだったらしいからね。」
そう言って史が笑う。そのとき、向こうから史を呼ぶ声がした。
「編集長。行きましょうよー。」
「あぁ。今行くよ。じゃあ、あまり遅くならないようにね。」
「はい。」
今日は男性社員の一部と飲みに行くらしい。そこで、女性の前で話せないこともあるのだろう。
そのとき、清子のデスクの上の電話が鳴った。それを取ると、清子は眉をひそめた。そして席を立つと、メモ紙をちぎって晶のデスクに置く。
そして部屋を出ていった。
他の課のパソコンを当たっていると、にこにこしながら編集長が近づいてきた。
「悪かったね。もう帰るつもりじゃなかったのかな。」
「いいえ。」
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その課のIT部門の社員が苦笑いをする。
「徳成さんに聞けば早いじゃないか。」
これで社員なのか。清子はあきれたように席を立った。そのとき、他の社員が、清子に近づいてきた。
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「はい。何ですか。」
そう言って男は、清子に携帯電話の画面を見せた。そこには無修正のAVの動画がある。
「裏ですか?」
「いいや。実は、これ裏じゃないんだ。発売されているヤツ。けど、何でこんなのが観れるのかわかる?」
そのとき清子の頭の中に晶の言葉が蘇った。
「……AVの監督が飛んだらしいですね。」
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「……これ……。」
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タイトルには「ナンパ成功!現役女子大生に入れ込んだ」と書いてある。豊かな胸も、声も、どこかで聞いたと思っていた。
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もしこのサイトで公開されなくても、他のサイトで公開される場合もある。そうなれば鼬ごっこだ。
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