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第1章 早速追われる!なぜならバグだもの
3. 送り人の少女②
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「とにかくまずは起き上がっていただけるかしら!?
じゃないと私の『送り人』の仕事ができなくてよ!」
金髪美少女のシェリーが俺の手を引っ張って起こそうとする。
俺は抵抗することなく、体を起き上がらせた。
それが意外だったのか、勢いあまったシェリーは壮大な尻もちをついた。
「いったぁぁい!
やる気がないなら、ちょっとは抵抗していただけるかしら!?」
やる気がないから抵抗しないんだろ!?という当たり前のツッコミをする気も全く起きない。
ひょいっと立ちあがったシェリーは、ぷんぷんしながら真っ白なワンピースのお尻の部分をパンパンとはたいている。
「じゃあ、行くかしら。
あまり時間をかけても未練が増えるだけかしら。
早くこの世界から抜けだした方があなたの為になってよ」
「ああ・・・連れていってくれ・・・
俺がこの世界から現実世界に戻れるところまで・・・」
どうしようもない状況が、心にもない「はず」の言葉を導く。
そして、もう一度俺は腕に身に付けた「メニュー」と呼ばれる機器を起動した。
ほんのわずかな可能性に、藁をもすがる思いで。
しかし、次の瞬間、その藁がすぐに絶望に沈んでいくのが分かる。
表示されたのは俺の名前と・・・
「ユー(バグ)」
そう、このゲームの「バグ」であることを表す「(バグ)」の表示。
そうなのだ。
俺はデバッガーでありながら、駆逐されるべき「バグ」として、この世界に転生されてしまったのだ。
◆◆◆
話はもう一度、3日前に戻る。
ミーナさんは色々な冒険に必要な事を教えてくれた。
ギルドでのクエストの受け方やアイテムの売却や調合の仕方、武器や防具の購入方法などだ。
もっとも今回のテストプレイの目的はあくまでバグの発見と駆逐な為、
高級な武器やアイテムを購入することは出来ない。
というより、まだ店自体にそれらしい物が並んでいない。
クエスト自体も「薬草採取」くらいなもんでバグを見つけに、フィールドに出るための口実を作るのに使うらしい。
というのも、何らかのクエストを受注していないとフィールドに出る事が出来ない仕様に今のところはなっているようだ。
もちろん商品化の際は、そんな制限はなくなると思われる。
「じゃあ、次はメニューね!」
説明しだしたミーナさんはそれはもう水を得た魚のように活き活きとしている。
元来おしゃべり好きなんだろうなぁ、
とプライベートのミーナさんを妄想し、思わず顔がニヤける。
「そこぉぉ!
ちゃんと聞いてるかぁい!?」
ミーナさんがプンプンしながら、腰に手を当てて覗き込んできた。
「は、はひ!」
思わず噛む俺。
「あはは~!やっぱり面白いよ君!」
「す、すみません…」
思わず謝る俺。
「ウンウン、面白い人は良い人だ。
おばあちゃんにそう言われてたの思い出したよ」
「は、はぁ。ありがとうございます」
思わず感謝する俺。
「面白い人」に「良い人」か…
完全にフラグなくない!?
最初からあるはずもないものに対し、
思わずガッカリする俺。
どうやら、情けないところは、この世界でも変わらないらしい。
「んで、メニューなんだけど、
左腕に身につけてる、その時計みたいのがそれなんだよ~!
すごくない!?ビックリしたでしょ?」
「は、はぁ」
気の無い返事に、ガッカリしたのかミーナさんはやれやれってポーズで、俺をさらにガッカリさせる。
「君って肝心なところで期待には応えないよね」
ミーナさんはその後、メニューについて色々と教えてくれた。
メニューに表示されるのは
ステータス
アイテム
ログ
と、大きく分けると3種類だ。
ステータスでは、
名前
状態
装備
体力
武器適正
ユニークスキル
が出てくる。
「状態」というのは、
毒や麻痺など、状態異常の状況が表示される。
今は何も表示されていないが、この後始まった訓練という名のチュートリアルで、わざと毒キノコを食べさせられて、毒状態になって、表示されるのを確認した。
軽いトラウマだ。
装備は
革の服
革の靴
と表示されている。
武器は戦闘訓練の際やフィールドに出る際に持ち、街の中では装備してはならないルールになっているらしいので、今は武器装備欄は空欄だ。
体力は上限が100となっており、0になったらこの世界では死ぬ事を意味する。モンスターからの攻撃を受けたり、毒や病気などの状態異常で、体力は減る。
健康な状態なら、時間経過とともに体力は少しずつ回復していくが、
ポーションなどの回復薬を使う事で即座に回復することも可能だ。
目を潰されたり、腕を切られたりと、想像しただけでも、酸っぱいものがこみ上げてくるようなダメージを受けた場合、時間経過しても一定以上は、回復することなく、欠損した機能や部分が回復することもない。
それらは、神水と呼ばれる特殊アイテムを使うか、街にある回復装置で一定時間回復に専念する必要があるらしい。
腕を切り飛ばされた後、腕自体を元に戻す場合は回復装置なら3日はかかるとの事だ。
武器適正は、ゲーム内で予め決められた個々のセンスのようなもので、
得意な武器な程、武器適正が伸びやすい。
武器適正が高い武器を装備する事で、その武器の本来持つ攻撃力や特徴を
最大限引き出す事が可能なのだ。
ゲーム開始直後はどの武器に適正があるか不明なため、3日間の訓練でそれを
見極めるらしい。
武器は商品化されたら、好きなものを装備する事が可能だが、今回は訓練の後、最も適した武器が支給されるとのことだ。
お楽しみは買った後でってことか。
もったいぶらせおってぇ。いけずぅ~。
ユニークスキルとは、プレイヤー毎のオリジナルのスキルだ。
スキルは一定の条件を満たすと誰でも覚える事が出来るものが大半だか、ユニークスキルは最初から取得出来る人が決まっていて、持っていない人は
取得する事は出来ない。
どんなスキルを持っているかは、ゲーム開始直後では分からないので、これも訓練の間に判明するらしい。
スキルは2種類ある。
戦闘中に使用するもので、1日の使用回数に限度があるもの。
スキルを所持しているだけで常にその効果を発揮するパッシブスキルと呼ばれるものだ。
さて、俺にはどんな素敵スキルがあるのだろう。
きっとスゴイのに違いない!とこの時は思いこんでいたなぁ。
アイテムは持っているアイテムと今まで入手したアイテムの簡単な説明が表示される。
今は武器にはならない、
サバイバルナイフ
しかない。
ちなみにサバイバルナイフは倒したモンスターを解体したり、調理に使ったりと何かと便利なものだが、このゲーム上では殺傷能力はない。
先端は丸みを帯びており、他人を傷つける恐れがないように加工されている。
ログは、行動と会話の履歴が文字で表示される。
その場でログを表示した俺は、今までのミーナさんとのやり取りが映され
恥ずかしさのあまりその場で悶えた。
しかし、メニュー画面は通常のままでは、他人の目には映らない為、はたから見れば、何もないところで悶えている変態としか言えない。
それをある意味暖かい目で見ているミーナさんにとって俺は
「残念な人」という烙印まで押したことだろう。
しかし、メニューは「可視化モード」なるモードがあり、そのモードにすれば、周囲にいる人間なら閲覧する事が可能になるらしい。
「うん!お疲れ様!私からの説明は終わりだよ!
いよいよこの後は鬼教官ことモナカさんによる訓練開始!
気合い入れて頑張ってね!」
いかにもな締めくくりをしたミーナさん。
しかし、テンプレであることが分かっていても、彼女のあふれんばかりの快活な見送りに、改めて期待に胸が膨らむ。
「はい!頑張ります!」
俺はカウンターに背を向けると、モナカ教官と呼ばれた人の待つ、訓練所へと足を向けた。
◇◇
転生当日から、鬼教官の厳しい指導のもと、戦闘・調合・調理など様々な訓練を俺はこなした。
途中から訓練中だけの限定で4人パーティーを組むことになった。
いずれも年上の方でひょろとした感じでいつも気を使ってくれるお兄さんのカズさん。
クミさんは俺にいつも話を合わせてくれるお姉さん・・・
いや見た目もしゃべりもおばちゃんだ。ちなみに既婚者で2児の母らしい。
3日間も家を空けていいのだろうか・・・とふと思うが、
野暮なことはツッコまないでおくことにした。
ショコラさんはおっとりしたお姉さん。既婚。
わずかの期間だったが、色々なミッションをこなす間にずっと昔からの仲だったような気がするほど息があった。
いつも会話が弾むクミさんに、ほんのり恋心が芽生えそうになったのは、
ここだけの話だ。
俺って、こんなに守備範囲広かったのか。愛に年齢は関係ねぇってこと?
そして、2日目。
訓練の成果もあってか、メンバー毎のステータスに少しずつ違いが出てきた。
俺一人を除いて・・・・
じゃないと私の『送り人』の仕事ができなくてよ!」
金髪美少女のシェリーが俺の手を引っ張って起こそうとする。
俺は抵抗することなく、体を起き上がらせた。
それが意外だったのか、勢いあまったシェリーは壮大な尻もちをついた。
「いったぁぁい!
やる気がないなら、ちょっとは抵抗していただけるかしら!?」
やる気がないから抵抗しないんだろ!?という当たり前のツッコミをする気も全く起きない。
ひょいっと立ちあがったシェリーは、ぷんぷんしながら真っ白なワンピースのお尻の部分をパンパンとはたいている。
「じゃあ、行くかしら。
あまり時間をかけても未練が増えるだけかしら。
早くこの世界から抜けだした方があなたの為になってよ」
「ああ・・・連れていってくれ・・・
俺がこの世界から現実世界に戻れるところまで・・・」
どうしようもない状況が、心にもない「はず」の言葉を導く。
そして、もう一度俺は腕に身に付けた「メニュー」と呼ばれる機器を起動した。
ほんのわずかな可能性に、藁をもすがる思いで。
しかし、次の瞬間、その藁がすぐに絶望に沈んでいくのが分かる。
表示されたのは俺の名前と・・・
「ユー(バグ)」
そう、このゲームの「バグ」であることを表す「(バグ)」の表示。
そうなのだ。
俺はデバッガーでありながら、駆逐されるべき「バグ」として、この世界に転生されてしまったのだ。
◆◆◆
話はもう一度、3日前に戻る。
ミーナさんは色々な冒険に必要な事を教えてくれた。
ギルドでのクエストの受け方やアイテムの売却や調合の仕方、武器や防具の購入方法などだ。
もっとも今回のテストプレイの目的はあくまでバグの発見と駆逐な為、
高級な武器やアイテムを購入することは出来ない。
というより、まだ店自体にそれらしい物が並んでいない。
クエスト自体も「薬草採取」くらいなもんでバグを見つけに、フィールドに出るための口実を作るのに使うらしい。
というのも、何らかのクエストを受注していないとフィールドに出る事が出来ない仕様に今のところはなっているようだ。
もちろん商品化の際は、そんな制限はなくなると思われる。
「じゃあ、次はメニューね!」
説明しだしたミーナさんはそれはもう水を得た魚のように活き活きとしている。
元来おしゃべり好きなんだろうなぁ、
とプライベートのミーナさんを妄想し、思わず顔がニヤける。
「そこぉぉ!
ちゃんと聞いてるかぁい!?」
ミーナさんがプンプンしながら、腰に手を当てて覗き込んできた。
「は、はひ!」
思わず噛む俺。
「あはは~!やっぱり面白いよ君!」
「す、すみません…」
思わず謝る俺。
「ウンウン、面白い人は良い人だ。
おばあちゃんにそう言われてたの思い出したよ」
「は、はぁ。ありがとうございます」
思わず感謝する俺。
「面白い人」に「良い人」か…
完全にフラグなくない!?
最初からあるはずもないものに対し、
思わずガッカリする俺。
どうやら、情けないところは、この世界でも変わらないらしい。
「んで、メニューなんだけど、
左腕に身につけてる、その時計みたいのがそれなんだよ~!
すごくない!?ビックリしたでしょ?」
「は、はぁ」
気の無い返事に、ガッカリしたのかミーナさんはやれやれってポーズで、俺をさらにガッカリさせる。
「君って肝心なところで期待には応えないよね」
ミーナさんはその後、メニューについて色々と教えてくれた。
メニューに表示されるのは
ステータス
アイテム
ログ
と、大きく分けると3種類だ。
ステータスでは、
名前
状態
装備
体力
武器適正
ユニークスキル
が出てくる。
「状態」というのは、
毒や麻痺など、状態異常の状況が表示される。
今は何も表示されていないが、この後始まった訓練という名のチュートリアルで、わざと毒キノコを食べさせられて、毒状態になって、表示されるのを確認した。
軽いトラウマだ。
装備は
革の服
革の靴
と表示されている。
武器は戦闘訓練の際やフィールドに出る際に持ち、街の中では装備してはならないルールになっているらしいので、今は武器装備欄は空欄だ。
体力は上限が100となっており、0になったらこの世界では死ぬ事を意味する。モンスターからの攻撃を受けたり、毒や病気などの状態異常で、体力は減る。
健康な状態なら、時間経過とともに体力は少しずつ回復していくが、
ポーションなどの回復薬を使う事で即座に回復することも可能だ。
目を潰されたり、腕を切られたりと、想像しただけでも、酸っぱいものがこみ上げてくるようなダメージを受けた場合、時間経過しても一定以上は、回復することなく、欠損した機能や部分が回復することもない。
それらは、神水と呼ばれる特殊アイテムを使うか、街にある回復装置で一定時間回復に専念する必要があるらしい。
腕を切り飛ばされた後、腕自体を元に戻す場合は回復装置なら3日はかかるとの事だ。
武器適正は、ゲーム内で予め決められた個々のセンスのようなもので、
得意な武器な程、武器適正が伸びやすい。
武器適正が高い武器を装備する事で、その武器の本来持つ攻撃力や特徴を
最大限引き出す事が可能なのだ。
ゲーム開始直後はどの武器に適正があるか不明なため、3日間の訓練でそれを
見極めるらしい。
武器は商品化されたら、好きなものを装備する事が可能だが、今回は訓練の後、最も適した武器が支給されるとのことだ。
お楽しみは買った後でってことか。
もったいぶらせおってぇ。いけずぅ~。
ユニークスキルとは、プレイヤー毎のオリジナルのスキルだ。
スキルは一定の条件を満たすと誰でも覚える事が出来るものが大半だか、ユニークスキルは最初から取得出来る人が決まっていて、持っていない人は
取得する事は出来ない。
どんなスキルを持っているかは、ゲーム開始直後では分からないので、これも訓練の間に判明するらしい。
スキルは2種類ある。
戦闘中に使用するもので、1日の使用回数に限度があるもの。
スキルを所持しているだけで常にその効果を発揮するパッシブスキルと呼ばれるものだ。
さて、俺にはどんな素敵スキルがあるのだろう。
きっとスゴイのに違いない!とこの時は思いこんでいたなぁ。
アイテムは持っているアイテムと今まで入手したアイテムの簡単な説明が表示される。
今は武器にはならない、
サバイバルナイフ
しかない。
ちなみにサバイバルナイフは倒したモンスターを解体したり、調理に使ったりと何かと便利なものだが、このゲーム上では殺傷能力はない。
先端は丸みを帯びており、他人を傷つける恐れがないように加工されている。
ログは、行動と会話の履歴が文字で表示される。
その場でログを表示した俺は、今までのミーナさんとのやり取りが映され
恥ずかしさのあまりその場で悶えた。
しかし、メニュー画面は通常のままでは、他人の目には映らない為、はたから見れば、何もないところで悶えている変態としか言えない。
それをある意味暖かい目で見ているミーナさんにとって俺は
「残念な人」という烙印まで押したことだろう。
しかし、メニューは「可視化モード」なるモードがあり、そのモードにすれば、周囲にいる人間なら閲覧する事が可能になるらしい。
「うん!お疲れ様!私からの説明は終わりだよ!
いよいよこの後は鬼教官ことモナカさんによる訓練開始!
気合い入れて頑張ってね!」
いかにもな締めくくりをしたミーナさん。
しかし、テンプレであることが分かっていても、彼女のあふれんばかりの快活な見送りに、改めて期待に胸が膨らむ。
「はい!頑張ります!」
俺はカウンターに背を向けると、モナカ教官と呼ばれた人の待つ、訓練所へと足を向けた。
◇◇
転生当日から、鬼教官の厳しい指導のもと、戦闘・調合・調理など様々な訓練を俺はこなした。
途中から訓練中だけの限定で4人パーティーを組むことになった。
いずれも年上の方でひょろとした感じでいつも気を使ってくれるお兄さんのカズさん。
クミさんは俺にいつも話を合わせてくれるお姉さん・・・
いや見た目もしゃべりもおばちゃんだ。ちなみに既婚者で2児の母らしい。
3日間も家を空けていいのだろうか・・・とふと思うが、
野暮なことはツッコまないでおくことにした。
ショコラさんはおっとりしたお姉さん。既婚。
わずかの期間だったが、色々なミッションをこなす間にずっと昔からの仲だったような気がするほど息があった。
いつも会話が弾むクミさんに、ほんのり恋心が芽生えそうになったのは、
ここだけの話だ。
俺って、こんなに守備範囲広かったのか。愛に年齢は関係ねぇってこと?
そして、2日目。
訓練の成果もあってか、メンバー毎のステータスに少しずつ違いが出てきた。
俺一人を除いて・・・・
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