68 / 79
第3章
マタ王国の内戦7
しおりを挟む
◇◇
「ようこそ、いらっしゃいました!勇者様!」
俺たちはパブロの誘いに従って、彼の屋敷までやってきた。
その屋敷は、王城よりも大きく、中にいるメイドの数もその比にならない程多かった。
彼の成り上がりと権力の大きさを象徴している様な、華やかな装飾の数々。
俺はそんな物には目もくれずに、万が一に備えて、ここから脱出するルートを頭に叩き込んだ。
既にティナにもパブロが魔物である事は話してある。
もしこの屋敷の中で乱戦になった場合は、エミリーを助けてここから脱するように言い含めていた。
そんな状況なので、流石のティナも屋敷の中の華やかな装飾品に対して興味を示すことはなかった。
緊張状態を保ったまま、屋敷の中を進んで行くと、今回の歓迎パーティーの会場である大広間に俺たちは通された。
そこはダンス会場のような大きさで、そこにきらびやかなテーブルがいくつも置かれている。
テーブルの上には豪勢な食事が並んでいた。
「ジェイ!ティナ!こっちよ~!」
俺たちに気付いて手を振るエミリー。
彼女の側には、アクセサリーショップの店主が、緊張の面持ちでこちらを見ていた。
あの様子だと、俺たちの素性は既に知れているのだろう。なんだか少し気まずい感じがする。
そんな彼らから目を離し、周りを見渡すと、中心街で店を構える人々と思われる者たちが多数参加しているようだ。
俺たちの登場に、一様に視線が集まってくる。
それはいかに俺たちを取り込もうか、という嫌らしいものが大半であるように思えてならなかった。
しかしそれでも俺は彼らの事を不快に感じる事なく、
「…全員人質という事か…」
と不憫に思っていた。
◇◇
どの国の歓迎パーティーも同じようなものだ。
主催者の挨拶から始まり、主役は客人たちに囲まれて淡々と挨拶をかわしていく。
心の内では何を考えているのか分からないような、虚飾に満ちた言葉の数々に、一体どんな意味があるのだろう。
俺はそんな事を思いながら、パブロの横で客人の相手をこなしていった。
ようやく一息つくと、パブロが飲み物を持ってやってくる。
「お疲れでしょう?勇者様、どうぞこれを」
俺は無言で受け取る。
さしずめ毒でも盛ってあるのだろう、全くの無駄である事も知らずに。
「毒など入っていませんよ。仮に入っていたとしても、そんな事で倒れてしまうような方ではないでしょう?」
パブロはこちらを見透かしたかのように、俺に差し出した飲み物を一口で飲み干し、もう一つの方を差し出した。
俺はそれを受け取ると、一口で飲み干す。
確かに毒は入っていないようだ。
「今夜は何も起きなくてよかったですよ。
実はこんな物が自宅に届いてましてね」
とパブロは俺に一枚の紙を手渡す。
そこには…
今日の夕刻までに農民に掛けられた税率を商人と同じように、半分にしろ。
さもなくば、今夜お前と家族の命はない。
と書かれていた。
パブロの横には心配そうに見つめる女性と少年。
おそらく彼の家族…
という『設定』なのだろう。
無論、こいつらも魔物だ。
「農民どもが最近うるさくて困っているのですよ。
こんな物まで送ってきて…
罰に税率を倍にしてやったんですよ、つい先ほど」
俺は興味なさげに彼を見る。
パブロはニヤけた顔で続けた。
「このパーティーも彼らからの税金で行わさせていただきました。
参加を許されない彼らからの、せめてもの感謝とお受け取り下さい」
「あんた最悪だわ…」
いつの間にか俺の隣にいたティナが吐き捨てるように言った。
俺は今にも飛び掛らんとする彼女を制する。
「…そろそろ帰らせてもらう」
「おやおや、これは残念です。そろそろメインの余興が始まるはずなのですが…」
パブロの口角が気味が悪いほど引き上がる。
俺はその顔を見た瞬間に察した。
時すでに遅し!彼の罠に、まんまと掛ってしまった予感がした。
「…しまった!」
ドーン!!!
大きな爆発音とともに屋敷が大きく揺れた。
キャァァァァ!!!
パーティーに出席していた婦人たちの叫び声が聞こえる。
そして次の瞬間、
ウォォォォ!!!
と外から掛け声が上がった。
「農民どもが屋敷に火をつけているぞ!!」
バルコニーから様子をうかがっていた商人の一人が声を上げた。
逃げろーーー!!!
誰からともなく、声が上がる。
会場はパニックに陥った。
「…ティナ!エミリーたちを!」
「うん!分かったわ!」
程なくしてエミリーと父親を見つけたティナは、彼女らの元へと飛び出し、その手を取って俺の目配せをした。
「先に外に出る」の合図だ。
俺も黙って、その目配せに頷きで返した。
すでに会場内にも煙が充満し始めている。
このまま屋敷は焼け落ちてしまうだろうと思われた。
ヤツの狙いはこれだったのか…
農民の怒りを爆発させて、自分たちを襲わせる。
そしてその鎮圧と称して、農民たちを殲滅させていくつもりだろう。
農民がいなくなれば、国の生産力は落ち、商人たち同士での争いにつながっていく…
自分の手は汚さずに、内戦で人間を滅ぼすという狡猾なやり方だった。
そして俺の考えが正しければ、この屋敷の中で俺にも何らかしら仕掛けてくるだろう…
その予想は見事に的中した。
「勇者様…どうかお助けください…」
目の前には足を『怪我した設定』のパブロの母親と子供の姿。
「…俺がお前を…か?」
俺の視線に母親役の方が答える。
「ええ、そうです。だって…あなたは勇者様…困っている人がいたら助けなきゃ…ですよねぇ?
それが例え…魔物であっても…クククク!!」
これがパブロの仕掛けた俺への罠って訳か。
勇者として魔物を倒すのか、それとも魔物と知っていても宰相の家族を助けるのか…
後者を取れば、俺はこの国の大罪人だ。
下手をすれば、世界中に『悪事』として知らされるだろう。
もし前者を取れば…それは勇者として魔物を助けたとして、人間への裏切りとして、俺の名声を貶める事になる。
どちらを取っても俺にとっては不利になる選択と言えた。
「さあ、どうするの?勇者さん?それとも一緒に焼け死ぬ?クククク」
俺は目の前の魔物を睨みつけた。
「…なめるなよ」
ダッ!
俺は、目にも止まらぬ速さで一直線に飛びだす。
ズン…
俺の剣が母親の魔物の腹を一瞬で貫いた。
あまりの速度に、なすすべもなく致命傷を受けた魔物は、それでも不気味な笑顔を浮かべている。
「かは…っ。こ、この選択で…貴様は…大罪人に…」
スパッ!
ゴトン…
鬱陶しいので、最後までは言わせずに、その首をはねた。
「…一人は寂しかろう」
ズバッ!
『子供役』の方の魔物の方も、あっさりと首をはねると、俺は部屋を出ようと入口の方へと駆けだした。
すでに煙で視界が遮られ始めている。
その時、死角から鋭い突きが俺を襲った。
シュッ!
上体をそらし、それをかわす。
「リトルフレア!」
ドン!!
「ギャァ!」
その槍が飛んできた方向に向けて、魔法を唱えると、魔物の短い断末魔が聞こえた。
ふと前を見ると、パブロのメイドたちが無表情で武器を持って立ちはだかっている。
ヤツらも全部魔物か…
俺はその光景を見て、ニヤリと笑った。
「蹂躙の時間だ。覚悟しろ、魔族ども」
「ようこそ、いらっしゃいました!勇者様!」
俺たちはパブロの誘いに従って、彼の屋敷までやってきた。
その屋敷は、王城よりも大きく、中にいるメイドの数もその比にならない程多かった。
彼の成り上がりと権力の大きさを象徴している様な、華やかな装飾の数々。
俺はそんな物には目もくれずに、万が一に備えて、ここから脱出するルートを頭に叩き込んだ。
既にティナにもパブロが魔物である事は話してある。
もしこの屋敷の中で乱戦になった場合は、エミリーを助けてここから脱するように言い含めていた。
そんな状況なので、流石のティナも屋敷の中の華やかな装飾品に対して興味を示すことはなかった。
緊張状態を保ったまま、屋敷の中を進んで行くと、今回の歓迎パーティーの会場である大広間に俺たちは通された。
そこはダンス会場のような大きさで、そこにきらびやかなテーブルがいくつも置かれている。
テーブルの上には豪勢な食事が並んでいた。
「ジェイ!ティナ!こっちよ~!」
俺たちに気付いて手を振るエミリー。
彼女の側には、アクセサリーショップの店主が、緊張の面持ちでこちらを見ていた。
あの様子だと、俺たちの素性は既に知れているのだろう。なんだか少し気まずい感じがする。
そんな彼らから目を離し、周りを見渡すと、中心街で店を構える人々と思われる者たちが多数参加しているようだ。
俺たちの登場に、一様に視線が集まってくる。
それはいかに俺たちを取り込もうか、という嫌らしいものが大半であるように思えてならなかった。
しかしそれでも俺は彼らの事を不快に感じる事なく、
「…全員人質という事か…」
と不憫に思っていた。
◇◇
どの国の歓迎パーティーも同じようなものだ。
主催者の挨拶から始まり、主役は客人たちに囲まれて淡々と挨拶をかわしていく。
心の内では何を考えているのか分からないような、虚飾に満ちた言葉の数々に、一体どんな意味があるのだろう。
俺はそんな事を思いながら、パブロの横で客人の相手をこなしていった。
ようやく一息つくと、パブロが飲み物を持ってやってくる。
「お疲れでしょう?勇者様、どうぞこれを」
俺は無言で受け取る。
さしずめ毒でも盛ってあるのだろう、全くの無駄である事も知らずに。
「毒など入っていませんよ。仮に入っていたとしても、そんな事で倒れてしまうような方ではないでしょう?」
パブロはこちらを見透かしたかのように、俺に差し出した飲み物を一口で飲み干し、もう一つの方を差し出した。
俺はそれを受け取ると、一口で飲み干す。
確かに毒は入っていないようだ。
「今夜は何も起きなくてよかったですよ。
実はこんな物が自宅に届いてましてね」
とパブロは俺に一枚の紙を手渡す。
そこには…
今日の夕刻までに農民に掛けられた税率を商人と同じように、半分にしろ。
さもなくば、今夜お前と家族の命はない。
と書かれていた。
パブロの横には心配そうに見つめる女性と少年。
おそらく彼の家族…
という『設定』なのだろう。
無論、こいつらも魔物だ。
「農民どもが最近うるさくて困っているのですよ。
こんな物まで送ってきて…
罰に税率を倍にしてやったんですよ、つい先ほど」
俺は興味なさげに彼を見る。
パブロはニヤけた顔で続けた。
「このパーティーも彼らからの税金で行わさせていただきました。
参加を許されない彼らからの、せめてもの感謝とお受け取り下さい」
「あんた最悪だわ…」
いつの間にか俺の隣にいたティナが吐き捨てるように言った。
俺は今にも飛び掛らんとする彼女を制する。
「…そろそろ帰らせてもらう」
「おやおや、これは残念です。そろそろメインの余興が始まるはずなのですが…」
パブロの口角が気味が悪いほど引き上がる。
俺はその顔を見た瞬間に察した。
時すでに遅し!彼の罠に、まんまと掛ってしまった予感がした。
「…しまった!」
ドーン!!!
大きな爆発音とともに屋敷が大きく揺れた。
キャァァァァ!!!
パーティーに出席していた婦人たちの叫び声が聞こえる。
そして次の瞬間、
ウォォォォ!!!
と外から掛け声が上がった。
「農民どもが屋敷に火をつけているぞ!!」
バルコニーから様子をうかがっていた商人の一人が声を上げた。
逃げろーーー!!!
誰からともなく、声が上がる。
会場はパニックに陥った。
「…ティナ!エミリーたちを!」
「うん!分かったわ!」
程なくしてエミリーと父親を見つけたティナは、彼女らの元へと飛び出し、その手を取って俺の目配せをした。
「先に外に出る」の合図だ。
俺も黙って、その目配せに頷きで返した。
すでに会場内にも煙が充満し始めている。
このまま屋敷は焼け落ちてしまうだろうと思われた。
ヤツの狙いはこれだったのか…
農民の怒りを爆発させて、自分たちを襲わせる。
そしてその鎮圧と称して、農民たちを殲滅させていくつもりだろう。
農民がいなくなれば、国の生産力は落ち、商人たち同士での争いにつながっていく…
自分の手は汚さずに、内戦で人間を滅ぼすという狡猾なやり方だった。
そして俺の考えが正しければ、この屋敷の中で俺にも何らかしら仕掛けてくるだろう…
その予想は見事に的中した。
「勇者様…どうかお助けください…」
目の前には足を『怪我した設定』のパブロの母親と子供の姿。
「…俺がお前を…か?」
俺の視線に母親役の方が答える。
「ええ、そうです。だって…あなたは勇者様…困っている人がいたら助けなきゃ…ですよねぇ?
それが例え…魔物であっても…クククク!!」
これがパブロの仕掛けた俺への罠って訳か。
勇者として魔物を倒すのか、それとも魔物と知っていても宰相の家族を助けるのか…
後者を取れば、俺はこの国の大罪人だ。
下手をすれば、世界中に『悪事』として知らされるだろう。
もし前者を取れば…それは勇者として魔物を助けたとして、人間への裏切りとして、俺の名声を貶める事になる。
どちらを取っても俺にとっては不利になる選択と言えた。
「さあ、どうするの?勇者さん?それとも一緒に焼け死ぬ?クククク」
俺は目の前の魔物を睨みつけた。
「…なめるなよ」
ダッ!
俺は、目にも止まらぬ速さで一直線に飛びだす。
ズン…
俺の剣が母親の魔物の腹を一瞬で貫いた。
あまりの速度に、なすすべもなく致命傷を受けた魔物は、それでも不気味な笑顔を浮かべている。
「かは…っ。こ、この選択で…貴様は…大罪人に…」
スパッ!
ゴトン…
鬱陶しいので、最後までは言わせずに、その首をはねた。
「…一人は寂しかろう」
ズバッ!
『子供役』の方の魔物の方も、あっさりと首をはねると、俺は部屋を出ようと入口の方へと駆けだした。
すでに煙で視界が遮られ始めている。
その時、死角から鋭い突きが俺を襲った。
シュッ!
上体をそらし、それをかわす。
「リトルフレア!」
ドン!!
「ギャァ!」
その槍が飛んできた方向に向けて、魔法を唱えると、魔物の短い断末魔が聞こえた。
ふと前を見ると、パブロのメイドたちが無表情で武器を持って立ちはだかっている。
ヤツらも全部魔物か…
俺はその光景を見て、ニヤリと笑った。
「蹂躙の時間だ。覚悟しろ、魔族ども」
0
お気に入りに追加
166
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる