51 / 79
第3章
迷いの森救出戦2
しおりを挟む
ようやく空が白み始めた頃。
俺は目を覚まし、外に出た。
冷んやりした空気が心地よい。
寝静まった街には静けさに包まれている。
こうして朝早く起床して一人で散歩するのが、俺の日課となっていた。
ふと目の先に空気を震わす音が聞こえる。
俺は気になってそちらの方へ足を向けた。
「シュッ!シュッ!」
そこには一心不乱に剣を振るティナの姿があった。
わずかに顔を覗かせた朝日を浴びて、その汗がキラキラと輝いている。
こちらの世界では『女神のようだ』と呼称されるのは、今のティナの神々しい姿のことを指すのだろう。
俺の知っている女神は、新鮮な空気に溶け込むような美しいティナの姿とはかけ離れた、もっとドス黒いものなのにな…
俺は思わず苦笑が漏れる。
俺は彼女の稽古の邪魔になってはマズイと思い、そっとその場を去ろうと背を向けた。
「ジェイ!」
歩き始めたその時、ティナは俺に気付いたのか、背後から声をかけてきた。
俺はティナの方を向き、謝った。
「…すまん、邪魔したな」
ティナは汗に輝く笑顔を俺に向けて、
「ううん、ちょうど稽古を終えて屋敷に戻ろうとしていたところよ」
と手を振った。
俺の元へ駆け寄り、横に並ぶティナ。
「どうだった?私の素振りは?」
「…どうとは?」
俺が聞き返すと、ティナはぷくーっと頬を膨らませ
「剣の達人の勇者として、私の剣はどうなのか?って聞いてるの!」
と理解力に乏しい俺を責めるように問いかけた。
俺は剣の達人でもなんでもない。
誰から教わった事もなく、いわゆる我流、言い換えれば素人だ。
ただひたすら相手を殺す為に、何回も何回も繰り返して身に付けた、効率だけを求めたものである。
そんな俺が他人の剣の指南をするなんて、恐れ多い。
「もぅ!なんか言ってよ!」
俺が答えに窮していると、ティナはせかすように詰めてくる。
仕方ないので、俺は何も考えずに自分が感じた事を口にしようと、無心にかえった。
そして俺が自然と口にした事は…
「…美しかった」
という、なんとも恥ずかしい一言だった。
ティナは予想外の俺の一言に大きく瞳を見開き、俺の横顔を穴があくほど見つめている。
しばらくすると、一気に頬を紅潮させて
「な、なに朝から恥ずかしい事言ってくれるのよ!?」
と文句をつけてきた。
しかしそれも束の間、ガシっと俺の左腕とティナの右腕を絡ませると、そのまま寄りかかってきた。
彼女の胸の柔らかな感触と汗の冷たい感触が俺の心をくすぐる。
もちろん表情には出さないが…
「もう…不意打ちは卑怯なんだぞ」
と嬉しそうな顔をしながら、ティナはボソリとつぶやいた。
◇◇
屋敷に戻った俺たちを待ち受けていた一人の少年。
「やい!勝手に出発しちゃったかと思っただろ!二人で朝っぱらから何やってるんだよ!」
俺たちに指差して文句をつけてきた少年は、今日『迷いの森』へ同行する少年ゲンであった。
「何って…激しい運動よ…ね?ジェイ」
卑猥な意味にも捉えられかねない微妙な言い回しに、俺は言葉につまる。
しかしゲンには何の事か全く伝わっていないようで、じっとこちらを睨んだままだ。
その様子にティナはガッカリして
「もう…これだからお子様は…」
と漏らすと、俺を連れてそのままおばば様の屋敷へと入っていった。
俺たちは朝食を手早く済ませると、ゲンも含め今回のパトラ救出戦の作戦を練る事にする。
まずは、おばば様から『迷いの森』の事を聞く。
彼女いわく、元は魔物が棲む森ではなく、森の大きさもこじんまりしたものだったそうだ。
魔王軍による侵攻が本格化した数年前から、森に魔物が出没するようになり、人間が足を踏み入れる事がなくなったとのことである。
そしてなぜか森の大きさが大きくなっていき、今では街のすぐ手前までその範囲が広がってきたそうだ。
『迷いの森』の由来は、高い木に囲われている為、森の中が暗く方向が分かりづらくなる為につけられたとのことだが、魔物が棲みついてからは進めども進めども森を抜ける事が出来ないようで、気付けば街の前まで戻されてしまうという不思議な現象が起こるとのことだ。
次に今回の魔物のボスであろうアルラウネについて聞く。
その点については、全く知らないとのことだ。
目にした人間はおらず、トレントウォーリアーの独り言がなければ、彼女すらその存在を知る事はなかっただろうとのことである。
不思議な森の事と正体不明な魔物…作戦を立てるにはあまりに乏しい情報しかない。
そうなるとすべき事は一つ。
正面突破だ。
ティナは俺の表情でそれを感じたようで、
「じゃあ、早速行きましょうか?パトラちゃんを助けに」
とパンと自分の膝を叩いて、立ち上がった。
俺はこの場で言っておかねばならない事を最後に告げる事にした。
口下手な俺でも言えそうな事を…
俺はゲンの方に向き直り、口を開いた。
「…ゲン、パトラは救ってやる」
俺の突然の一言にゲンは少し面食らった様子だ。
「お、おう。約束だからな!」
俺はゲンの言葉に頷くと続けた。
「…お前も約束しろ」
「な、なんだよ…?」
俺はじっとゲンを見つめて言った。
ゲンも俺を見つめ返す。その瞳はこれから待ち受ける困難に負けるものかという決意に溢れている。
「…パトラと生きて街に戻れ」
「おう!男の約束だ!」
ゲンはそう言うと拳を俺の前に出してきた。
俺も拳を固めると、ゲンの拳に対して「コツン」と軽く当てた。
「…行くぞ」
街の中からでも見える不気味な森に向けて、俺たちは歩きだした。
俺は目を覚まし、外に出た。
冷んやりした空気が心地よい。
寝静まった街には静けさに包まれている。
こうして朝早く起床して一人で散歩するのが、俺の日課となっていた。
ふと目の先に空気を震わす音が聞こえる。
俺は気になってそちらの方へ足を向けた。
「シュッ!シュッ!」
そこには一心不乱に剣を振るティナの姿があった。
わずかに顔を覗かせた朝日を浴びて、その汗がキラキラと輝いている。
こちらの世界では『女神のようだ』と呼称されるのは、今のティナの神々しい姿のことを指すのだろう。
俺の知っている女神は、新鮮な空気に溶け込むような美しいティナの姿とはかけ離れた、もっとドス黒いものなのにな…
俺は思わず苦笑が漏れる。
俺は彼女の稽古の邪魔になってはマズイと思い、そっとその場を去ろうと背を向けた。
「ジェイ!」
歩き始めたその時、ティナは俺に気付いたのか、背後から声をかけてきた。
俺はティナの方を向き、謝った。
「…すまん、邪魔したな」
ティナは汗に輝く笑顔を俺に向けて、
「ううん、ちょうど稽古を終えて屋敷に戻ろうとしていたところよ」
と手を振った。
俺の元へ駆け寄り、横に並ぶティナ。
「どうだった?私の素振りは?」
「…どうとは?」
俺が聞き返すと、ティナはぷくーっと頬を膨らませ
「剣の達人の勇者として、私の剣はどうなのか?って聞いてるの!」
と理解力に乏しい俺を責めるように問いかけた。
俺は剣の達人でもなんでもない。
誰から教わった事もなく、いわゆる我流、言い換えれば素人だ。
ただひたすら相手を殺す為に、何回も何回も繰り返して身に付けた、効率だけを求めたものである。
そんな俺が他人の剣の指南をするなんて、恐れ多い。
「もぅ!なんか言ってよ!」
俺が答えに窮していると、ティナはせかすように詰めてくる。
仕方ないので、俺は何も考えずに自分が感じた事を口にしようと、無心にかえった。
そして俺が自然と口にした事は…
「…美しかった」
という、なんとも恥ずかしい一言だった。
ティナは予想外の俺の一言に大きく瞳を見開き、俺の横顔を穴があくほど見つめている。
しばらくすると、一気に頬を紅潮させて
「な、なに朝から恥ずかしい事言ってくれるのよ!?」
と文句をつけてきた。
しかしそれも束の間、ガシっと俺の左腕とティナの右腕を絡ませると、そのまま寄りかかってきた。
彼女の胸の柔らかな感触と汗の冷たい感触が俺の心をくすぐる。
もちろん表情には出さないが…
「もう…不意打ちは卑怯なんだぞ」
と嬉しそうな顔をしながら、ティナはボソリとつぶやいた。
◇◇
屋敷に戻った俺たちを待ち受けていた一人の少年。
「やい!勝手に出発しちゃったかと思っただろ!二人で朝っぱらから何やってるんだよ!」
俺たちに指差して文句をつけてきた少年は、今日『迷いの森』へ同行する少年ゲンであった。
「何って…激しい運動よ…ね?ジェイ」
卑猥な意味にも捉えられかねない微妙な言い回しに、俺は言葉につまる。
しかしゲンには何の事か全く伝わっていないようで、じっとこちらを睨んだままだ。
その様子にティナはガッカリして
「もう…これだからお子様は…」
と漏らすと、俺を連れてそのままおばば様の屋敷へと入っていった。
俺たちは朝食を手早く済ませると、ゲンも含め今回のパトラ救出戦の作戦を練る事にする。
まずは、おばば様から『迷いの森』の事を聞く。
彼女いわく、元は魔物が棲む森ではなく、森の大きさもこじんまりしたものだったそうだ。
魔王軍による侵攻が本格化した数年前から、森に魔物が出没するようになり、人間が足を踏み入れる事がなくなったとのことである。
そしてなぜか森の大きさが大きくなっていき、今では街のすぐ手前までその範囲が広がってきたそうだ。
『迷いの森』の由来は、高い木に囲われている為、森の中が暗く方向が分かりづらくなる為につけられたとのことだが、魔物が棲みついてからは進めども進めども森を抜ける事が出来ないようで、気付けば街の前まで戻されてしまうという不思議な現象が起こるとのことだ。
次に今回の魔物のボスであろうアルラウネについて聞く。
その点については、全く知らないとのことだ。
目にした人間はおらず、トレントウォーリアーの独り言がなければ、彼女すらその存在を知る事はなかっただろうとのことである。
不思議な森の事と正体不明な魔物…作戦を立てるにはあまりに乏しい情報しかない。
そうなるとすべき事は一つ。
正面突破だ。
ティナは俺の表情でそれを感じたようで、
「じゃあ、早速行きましょうか?パトラちゃんを助けに」
とパンと自分の膝を叩いて、立ち上がった。
俺はこの場で言っておかねばならない事を最後に告げる事にした。
口下手な俺でも言えそうな事を…
俺はゲンの方に向き直り、口を開いた。
「…ゲン、パトラは救ってやる」
俺の突然の一言にゲンは少し面食らった様子だ。
「お、おう。約束だからな!」
俺はゲンの言葉に頷くと続けた。
「…お前も約束しろ」
「な、なんだよ…?」
俺はじっとゲンを見つめて言った。
ゲンも俺を見つめ返す。その瞳はこれから待ち受ける困難に負けるものかという決意に溢れている。
「…パトラと生きて街に戻れ」
「おう!男の約束だ!」
ゲンはそう言うと拳を俺の前に出してきた。
俺も拳を固めると、ゲンの拳に対して「コツン」と軽く当てた。
「…行くぞ」
街の中からでも見える不気味な森に向けて、俺たちは歩きだした。
0
お気に入りに追加
166
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる