出遅れ勇者の無双蹂躙~世界滅亡寸前からの逆襲~

友理潤

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第2章

ポートの流行病3

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この街に何が起きているのか把握する為にはとにかく情報が少なすぎだ。

流行病と言っても、俺がこの目で実際にその症状を確認したのは宿屋の主人だけである。
一体この街にどれ程の人間がこの病に伏せており、その共通点はないのか、突き止める必要があった。

情報収集と言えばやはり酒場であったが、まだ朝早い。
酒場以外で情報を集められる場所を当たることとした。

宿屋を出ようとすると、女将が見送りにきた。

「昨晩はありがとうございました」

丁寧に頭を下げる女将。しかしその顔に生気を感じる事が出来なかった。
そんな女将の様子を見て、トニーのいやらしい顔が俺の頭をよぎる。
「…くっ」
俺の怒りは頂点に近い状態だ。
その爆発しそうな気持をなんとか抑えて一つ質問をした。

「…情報収集…」

しかし言葉にならない…あの女の呪いのせいで…

「はい?」
と女将は不思議そうにこちらを見ている。
そんな視線を感じながらも、言葉を発する事が出来ない俺は、もどかしそうにどもるしかなかった。
その時、俺の様子を見て、サヤが横から女将に尋ねた。

「女将様、どこかこの街の情報を収集出来る場所を知りませんか?酒場以外で」

俺はサヤを見て頷く。
その様子を確認して、俺がしたかった質問であった事を女将は確認すると、
「この街の町長様はいかがでしょう。あの高台の御屋敷に町長様は住まわれております」

「ありがとうございました。では行ってみます。どうかお気を確かに…」

とサヤは完璧な受け答えをしてくれた。
俺はただ「うんうん」と頷くしか出来なかった…

◇◇
町長の屋敷を目指す俺たち。
しかし町長に目通りする事は叶うのだろうかと俺は不安を感じていた。
取次ぎの際に、何と言えばよいのだろうか…
まさか「勇者です」とは恥ずかしくて名乗りたくはないし、そんな事をいきなり言われても信じる者はいないであろう。

一人悩む俺ををサヤは不思議そうに見ている。
宿を出て20分くらいだろうか。
俺が悶々と考えているうちに、屋敷の門の前まで来てしまった。

見知らぬ人間を見かけた門番の兵士が怪訝そうに尋ねた。

「何者だ?」

俺はまた答えに窮する。
すぐさまサヤが
「旅の者です。ゆえ合って町長様にお取次いただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
と再び完璧な対応をした。

「待たれよ」
と門番の一人がそのまま屋敷の中に入っていった。

サヤのおかげで上手く取次いで貰えることになったのだ。
サヤは自慢そうに俺をドヤ顔で見上げてきたので、とりあえず俺はサヤの頭をなでておいた。

「…よくやった」

「ありがとうございます!ご主人さま」

サヤはすごく嬉しそうだ。


しばらく待っていると先ほどの門番がメイド服を着た若い女性を伴ってやってきた。

そしてメイド服の女性が
「ようこそいらっしゃいました、旅のお方。町長様がお会いになるそうです。丁重に迎えよとのお達しでございますので、私めがご案内いたします」
と頭を下げて俺たちを迎え入れた。

なんだか上手く出来すぎているような…と他人の好意に対し邪推してしまうのは、勇者としてどうなのだろう?
俺は複雑な気持ちでメイドの後についていった。

屋敷の中は想像通り、かなり広い。
そして町長のいる部屋にたどり着くまでもかなり歩く必要があった。
そしてようやく町長の執務室の前までやってきた。

「こちらになります」
とメイドが扉の横に立って俺たちに軽く礼をする。

俺はその扉を開けた。

「ようこそいらっしゃいました」

中肉中背の初老の紳士が俺たちを出迎える。
しかしその迎え入れには少し緊張感がこもっていた。

「…ジェイだ」

俺はどうしていいか分からずに、取りあえず名乗る。
その様子を見てサヤが三たび助け舟を出してくれた。

「はじめまして、私たちは旅のものです。
こちらがジェイ様、そして私がそのお付きのサヤと申します。
以後、お見知り置きを」

完璧すぎる。
サヤのあまりの有能さに、俺は遠く離れた奴隷商会のオヤジに感謝していた。

「はじめまして、私はこの街の町長のジムだ。よろしく頼み申します」

町長は俺たちにぺこりと頭を下げる。一介の旅人に対して、丁寧すぎる程の礼儀に俺は驚きを隠せなかった。
そのとまどいを察知したのか町長自ら種を明かしてくれた。

「実は、レイナ王女様が先日ここへ訪れまして…」

「…レイナが!?」

俺は思わず言葉が出てしまった。

「はい。確かにあの甲冑と駿馬はレイナ王女様でした。3日程前のことです。
その王女様が『2人組の黒髪の若い旅人が来たら丁重に扱うように』と私に命を下したのです。
まさにあなた様方がその2人組の旅人かとお見受けいたしました。違いましたかな?」

「…いや、その通りだ」

「ハハハ、それは良かった。こちらに来られたという事は、何かお困りの事でもおありかな?」

町長は俺たちに単刀直入に聞いてきた。
話が早くて助かる。

俺は質問しようと口を開いた…
「…流行病…」
…と発せられたのは一言だけ…

しかし町長は上手く意図をくみ取ってくれたらしい。

「流行病ですか…あの悪魔化してしまうという恐ろしい病ですね…その情報を集められているのでしょうか?」

「…そうだ」

「なるほど…レイナ王女様のおっしゃった通りだ。何か困っている事があったら、必ず力になってくださる方々とうかがっておりましたが、まさに私の悩みのタネなのです。あの病気が」

レイナめ…余計な事を吹き込みおって…と彼女の無邪気な笑顔が頭をよぎった。

その後、町長は彼が把握している情報を話してくれた。

まず、病気を発症しているのが全て働き盛りの若い既婚男性である事。
しかし、その若者たちは皆最近の不況により仕事がなくなり、酒場に入り浸っていた事。
そして最後に全てトニーが治療に当たっているが、その若者たちは未だ治療中で、その姿を見た者がいない事。

「すみません、分かっているのはこれくらいなのですよ」

残念ながら手がかりらしいものは得られなさそうだ。
しかし全員の共通点は

「…酒場」

であった。
俺たちは…正確にはサヤが代表して丁寧に町長に礼を言うと、その場を後にし、酒場へと向かった。
確か宿屋の主人は昼から呑んだくれていたと聞いたので、もう営業しているに違いない。
もし酒場で手がかりがなければ、トニーを脅して聞こうと、勇者らしからぬ事を真剣に考えていた。

◇◇
「いらっしゃい!ってガキか!?お前らの来るような所じゃねえ!帰った!帰った!」

酒場に入るなり、マッチョなおっさんが俺たちを追いかえそうとする。
店員は際どい服装の若い女性ばかりだ。

サヤは何を勘違いしたのかムッとして
「ご主人さまのエッチ…」
と俺を睨む。

「…誤解だ」
と一応弁明はしたが、俺はチラチラと女性たちに目がいってしまう。

「やっぱりえっち」

「…気のなる事があるだけだ」

そんな俺の様子を見ておっさんが
「おい!聞こえねえのか!?ぼうず!!」
と声を荒げた。

「…うるさい」

「なんだと!?この店のマスターである俺に向かってなんだ!?その口の聞き方は!?」

マッチョなおっさんはどうやらここのマスターのようだ。
そのマスターが拳を鳴らしながら近づいてくる。

「口で分からないようじゃ、身体で言う事聞いてもらうしかねえな」

俺は無表情でその様子をうかがう。

こういう他人を見た目で判断するバカにはお仕置きが必要だよな。
俺は勝手に自分を説得させて、
「…やれるもんならやってみろ」
と挑発した。

「怪我しても知らねえからな!」

マスターが殴りかかってくる。
俺はそれをヒョイと横によけると、
カッ
と足を飛ばした。

ステーン!

マスターの巨体が綺麗な前転をした。

ズトン!

そしてそのまま大の字になって背中から落ちた。

「ぐぎゃっ!」

マスターが情けない声を出す。

俺はその腹に片足を乗せて
「…いくら必要なんだ?」
と1万ゴールドの札束で、彼の頰をペシペシと叩いた。

マスターは俺の強さとあまりの大金に、子犬のような哀れな目で俺を見つめる。
そして、
「10ゴールドもあれば、どんな女だってお前の好きにしていい」
と吐き出すようにして言った。

チャリン…チャリン…

俺は100ゴールド分の硬貨を取り出しその場に落とした。

「…迷惑料込みだ」

再びマスターは驚きおののいている。
しかし彼は根からの下衆に近い部類の人間なのだろう、表情に喜びとへつらいを浮かべて、

「どうもすみませんでした!」

と小さくなって土下座しながらお金を集めていた。

「…この後どうすればいい?」

「へい!旦那様。お好きな女を指名してくだされば、その女を旦那の席まで向かわせます!」

そこまで聞くと、俺は先ほどから気になっていた女を指差した。

「…お前…俺の相手をしろ」

◇◇
「あ~ら、かわいいぼうや。私を指名するなんて、お目が高いのね~」

俺の指名した女が妖艶な笑みを浮かべて近づいてくる。
俺はマスターに通されたこの店で最も高級なソファに腰掛けて、その女を見つめていた。無表情で。

「フフフ、緊張しているのかしら?今お姉さんがほどいて、あ・げ・る」

そう言うとその女は俺の太ももに馬乗りになり至近距離で向かい合った。
ソファのとなりで直立しているサヤの表情がピクリと動く。

そして耳元で
「いっぱい可愛がってあげるわぁ、お姉さんと楽しみましょう」
と息を吹きかけるようにささやいてきた。

俺は相変わらずの無表情で尋ねる。

「…名前は?」

「エリーよ、フフフ、あなたは?」

「…ジェイ」

「ジェイくんね、いい名前」

どうでも言い自己紹介を終えると、俺は核心をつく質問をする。

「…宿屋の主人…昨日はお前が?」

エリーは少し悩んだような仕草を見せると、気味悪い微笑を浮かべながら答えた。

「フフフ、他の男のことなんて…忘れたわ」
と肩をすくめるエリー。

俺は、
「…いいから答えろ」
と語気を強めた。

しかし俺の殺気など全く彼女には全く通用しないらしい。彼女は表情一つ変える事はなかった。
この女…やはり何かおかしい…

「あら、怖い。そうね…確かに昨晩は私とアツい夜を過ごしていたわね。彼元気で…私の方が先にへばったのよ」

その回答に、俺の疑念が確信に近づいてくる。

「…貿易商の若旦那は?」

「彼も私のお客様ね。彼…ドS過ぎて」

「…マグロ漁の船長は?」

「彼もそうね…というより、この街の男で私の客じゃない男を探す方が難しいんじゃないかしら、フフフ」

そうか…街が腐った原因はこれか…
街の男どもが腐っているのだ。

俺の脳裏に宿屋の女将の顔が浮かぶ。
愛する旦那を必死に助けようとした顔。
その旦那を助ける為に貞操を奪われて、生気を失くした顔…
おそらく彼女だけではないはずだ、旦那も金も貞操も、全てを奪いつくされた街の女たちは…
俺はこの街の女たちが哀れで仕方なかった。
同時にこの街の腐った男どもにも鉄槌を加えようと決めた。

男どもも悪いが、一方で諸悪の根源がこの女である事はほぼ間違いない。
しかしあと一歩『確証』が欲しかった。

俺はカマをかける事にする。

「…俺も欲しい」

「ん?何をかなぁ?」

「…宿屋の主人がお前から貰ったもの」

エリーがニタリと表情をさらに気味の悪いものに変えた。
そして一つの木の実を胸の谷間から取り出した。

「これの事かしら?」

「…ああ、これだ」

「いいわ、その代わり…この場で食べてくださる?より気持ちよくする為の媚薬だから」

俺は木の実をエリーから受け取る。
これが病気の原因に違いない。

面白い。
999年の間、あらゆる毒の耐性をつける為に、数々の得体の知れない液体を飲まされたり、虫や生き物を食わされてきた俺だ。
悪魔化する程度の病原菌など…

パク!
ゴク!

一口にそれを飲みこんだ。

「…これでいいか?」

その様子を恍惚とした表情で眺めていたエリーは
「あぁ、素敵!さぁ始めましょう、二人の愛の時間を」
とその顔を近づけてきた。

ムズっ!

片手でエリーの両方の頬をつかんだ。
その頬につぶされた口がアヒルのように突き出されて、なんとも醜い顔となる。

「ぐぬっ!?」
と眉をしかめて俺を見るエリー。

「…気分が悪い…帰る」

俺はそう言うとそのままぶっきらぼうに彼女の頬から手を放した。

あっけにとられるエリー。
その様子を真っ青になりながら眺めていたマスター。
興味本位で覗いていた他の客や接客嬢。
あらゆる視線を背にして、俺はサヤと店を後にしたのだった。

◇◇
俺が完全に去ったのを確認したエリーは、悪魔のような笑顔を浮かべていた。

「フフフ、早くも『発症』しちゃったかなぁ。今夜からあの坊やの精気も私の餌になるのね…楽しみだわ」
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