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第1章
それぞれの出立
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ムクロとの一戦を終えた俺は、レイナとサヤの待つ茂みの中へ入っていった。
しばらく歩くと大きな木の下で座り込んでいる二人がいた。
レイナの方はまだシクシクと泣いているようだ。
サヤが俺を見つけると駆け寄ってきた。
そして俺の前で止まり、ちょこんと礼をする。
「お帰りなさいませ。ご主人さま」
「…無事か?」
「はい…しかしレイナは…」
俺とサヤはレイナを見やる。
彼女は2つのガイコツに涙を流していた。
彼らは彼女たちをここまで誘導したスケルトンたちだ。
ムクロという主を失った事で、その命が尽き、ただの骨と化したのだった。
既に彼女は気づいていた。
最後に現れたスケルトンたちの全てがアステリア王国の兵士であった事を。
死してなお自分の命を守ってくれた事に涙を流して感謝していたのだ。
ふと見ると、周囲を囲うように骨が散らばっている。
スケルトンキングの手から逃れたスケルトンたちだ。
彼らもまた、レイナたちを守るようにして陣形を作り、そして果てたのである。
俺はその尊き魂にあらためて祈りを捧げる。
「…安らかに…」
しばらくの間、レイナのすすり泣く声だけが彼らに捧げるレクイエムのように茂みの中をこだましていた。
◇◇
レイナが城に向かって出立したのは、もう夕暮れ時であった。
城に戻って今回の件を王に報告するのだそうだ。
俺とサヤは茂みの中に水辺を見つけたので、そこで野営することにしていた。
「では、ジェイ!行ってくるわ!明日の午後には戻れると思うから、ここで待っててね!」
俺は手をひらひらと振ってそれに答える。
チュッ!
俺の頬にレイナは軽くキスをする。
「うふふ、私の騎士(ナイト)様!一生私の事を守ってね!」
俺は勢いに任せて言ってしまっただけ…とは今更言えないので、非常に後悔していた。
サヤの目が若干冷たいのはなぜなのだろう…
そしていつの間にか手元に戻ってきていた馬を引いてくると、レイナは最後にサヤに耳打ちをする。
「いかにあなたが身も心も捧げようとも、ジェイの気持ちは私のものよ」
サヤはムッとした表情でレイナを見る。
それにレイナは無邪気な笑顔で返していた。
サヤはブスっととしたまま
「ご主人さまは渡しません」
と耳打ちでかえしていた。
その言葉を満足そうに聞いて頷いたレイナは華麗に馬にまたがる。
そして「ハッ」と声をかけると一目散に城へ向かって駆けていった。
◇◇
レイナが去った後、俺は次の準備に取りかかった。
その様子を見て、サヤが問う。
「ご主人さま…これからどうなさるのですか?」
「…俺はやる事がある」
「私はどうしたら?」
「…夕食を作ってくれるか?」
俺の命にこくりと頷いたサヤ。
彼女は顔を赤くしてはにかみながら俺に問いかける。
「夕食後は…その…可愛がっていただけますか?」
「…寝る」
「はぁ…そうですか…」
「…明日は早い」
「はい…ご主人さま」
なんだかすごくガッカリしているサヤ。
今のやり取りで落ち込む要素などないだろ?
俺には全く彼女の気持ちが理解できないでいた。
◇◇
翌朝、正確にはまだ夜明け前なので、朝と言うには早すぎるかも知れない。
そんな時間に俺たちは野営地を出立した。
アステリア王国は東の果てにある地だ。
南からゴブリン、北からスケルトンの両軍を排除したのだ、しばらくは安泰だろう。
後は王と王女たちがどう国を立て直すかにかかっているが、彼らであれば問題なさそうだと俺は思っていた。
俺たちは西の方へと進路を取る。
まだ見ぬ街が俺の到来を待っているはずだ。
俺はその期待に応えなくてはならない。
そんな使命感に駆られていた。
しかし出立を早めた理由はそれだけではなかった。
レイナを連れていくつもりがなかったのだ。
サヤが眠そうな目をこすり、俺に尋ねる。
「ご主人さま、レイナは…彼女を待たなくてもよろしいのでしようか?」
俺は足を止めずに答えた。
「…彼女はすべき事がある」
彼女にはすべき事がある。
王とともにアステリア王国を立て直す事。
それが彼女に課せられた大きな使命であると俺は思っているのだ。
だから彼女を連れていく訳にはいかない。
サヤは瞳を大きくして俺を見つめる。
そして何かを察したように
「ご主人さまの仰せのままに」
と軽く俺に礼をした。
西の空はまだ暗い。
しかし背中から伸びる影で、朝日を感じる事は出来た。そしてその光は俺たちの未来を照らす道しるべの様に、西の方角を徐々に明るく染めていったのだった。
◇◇
レイナは急いでいた。
彼女の跨る馬は汗をかき、その脚を己の限界まで回転させて、レイナの期待に応えようと必死に前へ前へと駆けていく。
言い得ない不安がレイナの心を蝕んでいた。
「ジェイ…」
そんな彼女の心は黒髪の青年の事で埋め尽くされていた。
「急いで、急いで!」
こうして、あたかも不安をかき消す為に、人馬ともに風の様に草原を駆け抜けていった。
しかし彼女の不安は現実のものとなり的中してしまった。
あるはずの野営地が、いるはずの彼が…
そこにはなかった…
「はは…また置いてかれちゃった…」
誰もいない野営地の跡を寂しく眺める。
焚き火にはまだ少し火が残っていて、それが彼の温もりのようで…
泣けてきた…
しくしくと泣くレイナを慰める様に、馬が彼女にすりよる。
「ありがとう…大丈夫よ」
彼女はそう強がるのが精一杯であった。
ヒヒィン…
主人を気遣う駿馬。
とその時、その馬がとある一点を見つめた。
「なに…?なにかあるの?」
レイナはそれに釣られて馬が見つめる方向に歩き出す。
彼女は何かに引き寄せられる様に、茂みを進んでいった。
「私を呼んでいるような気がする…」
なぜかそんな風に感じられた。
自然と足が早くなる。
「前へ!前へ!」
彼女は自分に言い聞かせる様に呟く。
孤独からくる泣きたい気持ちをぐっと堪えて。
そして茂みを抜けたその瞬間…
彼女は目の前の光景に絶句し、抑えていた涙が一気に溢れ出てきた。
しかしその涙は先ほどまでの孤独からくるものではない。
目の前の光景に対する感動の涙であった。
そこには…
墓があった…
一つ一つは墓石にみたてた石を積んだ簡素なものばかりだ。
その数は100。
スケルトンとして操られながらも、最後の最後までレイナ王女に忠誠を尽くした、100人の王国兵の墓…
その一つ一つに銘が刻まれている。
『誇り高きアストリア王国兵、ここに眠る』と…
そして…
ひときわ大きな墓が真ん中に優しく佇んでいた。
『アストリア王第23世第一王子、愛する家族に見守られ、安らかに眠る』
「お兄様…おにいさま~!!!
うわぁぁぁぁん!!」
彼女は墓に抱きつき、号泣した。
兄の優しい声がする。
「レイナは昔からよく泣くなぁ」
彼女は泣いたままで墓を抱き締めている。
兄の声は続ける。
「でも、よく笑ってもいたね。そしてお前のその笑顔は国を導くものだ。
今は泣いてもいい。
しかしこれからは笑って過ごしなさい。
そうすればお前の…いや、この国の未来は笑顔で溢れるものになるはずだから」
そこまで言うと、近くに感じられていた兄の気配がふっと消えた。
彼女の胸のペンダントに熱がこもる。
まるで泣いている彼女を優しくなでているようだ。
その優しさに包まれ、彼女はしばらく感情の赴くままに委ねていた。
自分が泣いている感覚すらない。
そして時の経過とともに、彼女に一つの言葉が希望となって押し寄せてくる。
「前へ!」
彼女は空を見上げた。
そこには一羽の大きな鷹が自由に空を羽ばたいていた。
それを見つめる彼女の顔にはもう涙はない。
あるのは透き通るような明るい笑顔だけであった。
彼女は決意した。
ここに眠る英雄たちの想いを…王国に永遠の平和を願ったその想いを継ぐ、そんな強い決意を。
第1章…完
◇◇
その頃…
俺も決意をしていた。
世界が滅亡寸前まで追い込まれる様を999年もの間ただ指をくわえてみる事しか出来なかった、あの屈辱。
『言葉』を奪われた絶望。
そして何より…
この世界の終わる事がない哀しき未来の『原因』に対する憤怒。
全てはあの女だ。
考えるだけで忌々しい。
『聖女』と呼ばれるあの女を…
「…俺は貴様を許さない」
しばらく歩くと大きな木の下で座り込んでいる二人がいた。
レイナの方はまだシクシクと泣いているようだ。
サヤが俺を見つけると駆け寄ってきた。
そして俺の前で止まり、ちょこんと礼をする。
「お帰りなさいませ。ご主人さま」
「…無事か?」
「はい…しかしレイナは…」
俺とサヤはレイナを見やる。
彼女は2つのガイコツに涙を流していた。
彼らは彼女たちをここまで誘導したスケルトンたちだ。
ムクロという主を失った事で、その命が尽き、ただの骨と化したのだった。
既に彼女は気づいていた。
最後に現れたスケルトンたちの全てがアステリア王国の兵士であった事を。
死してなお自分の命を守ってくれた事に涙を流して感謝していたのだ。
ふと見ると、周囲を囲うように骨が散らばっている。
スケルトンキングの手から逃れたスケルトンたちだ。
彼らもまた、レイナたちを守るようにして陣形を作り、そして果てたのである。
俺はその尊き魂にあらためて祈りを捧げる。
「…安らかに…」
しばらくの間、レイナのすすり泣く声だけが彼らに捧げるレクイエムのように茂みの中をこだましていた。
◇◇
レイナが城に向かって出立したのは、もう夕暮れ時であった。
城に戻って今回の件を王に報告するのだそうだ。
俺とサヤは茂みの中に水辺を見つけたので、そこで野営することにしていた。
「では、ジェイ!行ってくるわ!明日の午後には戻れると思うから、ここで待っててね!」
俺は手をひらひらと振ってそれに答える。
チュッ!
俺の頬にレイナは軽くキスをする。
「うふふ、私の騎士(ナイト)様!一生私の事を守ってね!」
俺は勢いに任せて言ってしまっただけ…とは今更言えないので、非常に後悔していた。
サヤの目が若干冷たいのはなぜなのだろう…
そしていつの間にか手元に戻ってきていた馬を引いてくると、レイナは最後にサヤに耳打ちをする。
「いかにあなたが身も心も捧げようとも、ジェイの気持ちは私のものよ」
サヤはムッとした表情でレイナを見る。
それにレイナは無邪気な笑顔で返していた。
サヤはブスっととしたまま
「ご主人さまは渡しません」
と耳打ちでかえしていた。
その言葉を満足そうに聞いて頷いたレイナは華麗に馬にまたがる。
そして「ハッ」と声をかけると一目散に城へ向かって駆けていった。
◇◇
レイナが去った後、俺は次の準備に取りかかった。
その様子を見て、サヤが問う。
「ご主人さま…これからどうなさるのですか?」
「…俺はやる事がある」
「私はどうしたら?」
「…夕食を作ってくれるか?」
俺の命にこくりと頷いたサヤ。
彼女は顔を赤くしてはにかみながら俺に問いかける。
「夕食後は…その…可愛がっていただけますか?」
「…寝る」
「はぁ…そうですか…」
「…明日は早い」
「はい…ご主人さま」
なんだかすごくガッカリしているサヤ。
今のやり取りで落ち込む要素などないだろ?
俺には全く彼女の気持ちが理解できないでいた。
◇◇
翌朝、正確にはまだ夜明け前なので、朝と言うには早すぎるかも知れない。
そんな時間に俺たちは野営地を出立した。
アステリア王国は東の果てにある地だ。
南からゴブリン、北からスケルトンの両軍を排除したのだ、しばらくは安泰だろう。
後は王と王女たちがどう国を立て直すかにかかっているが、彼らであれば問題なさそうだと俺は思っていた。
俺たちは西の方へと進路を取る。
まだ見ぬ街が俺の到来を待っているはずだ。
俺はその期待に応えなくてはならない。
そんな使命感に駆られていた。
しかし出立を早めた理由はそれだけではなかった。
レイナを連れていくつもりがなかったのだ。
サヤが眠そうな目をこすり、俺に尋ねる。
「ご主人さま、レイナは…彼女を待たなくてもよろしいのでしようか?」
俺は足を止めずに答えた。
「…彼女はすべき事がある」
彼女にはすべき事がある。
王とともにアステリア王国を立て直す事。
それが彼女に課せられた大きな使命であると俺は思っているのだ。
だから彼女を連れていく訳にはいかない。
サヤは瞳を大きくして俺を見つめる。
そして何かを察したように
「ご主人さまの仰せのままに」
と軽く俺に礼をした。
西の空はまだ暗い。
しかし背中から伸びる影で、朝日を感じる事は出来た。そしてその光は俺たちの未来を照らす道しるべの様に、西の方角を徐々に明るく染めていったのだった。
◇◇
レイナは急いでいた。
彼女の跨る馬は汗をかき、その脚を己の限界まで回転させて、レイナの期待に応えようと必死に前へ前へと駆けていく。
言い得ない不安がレイナの心を蝕んでいた。
「ジェイ…」
そんな彼女の心は黒髪の青年の事で埋め尽くされていた。
「急いで、急いで!」
こうして、あたかも不安をかき消す為に、人馬ともに風の様に草原を駆け抜けていった。
しかし彼女の不安は現実のものとなり的中してしまった。
あるはずの野営地が、いるはずの彼が…
そこにはなかった…
「はは…また置いてかれちゃった…」
誰もいない野営地の跡を寂しく眺める。
焚き火にはまだ少し火が残っていて、それが彼の温もりのようで…
泣けてきた…
しくしくと泣くレイナを慰める様に、馬が彼女にすりよる。
「ありがとう…大丈夫よ」
彼女はそう強がるのが精一杯であった。
ヒヒィン…
主人を気遣う駿馬。
とその時、その馬がとある一点を見つめた。
「なに…?なにかあるの?」
レイナはそれに釣られて馬が見つめる方向に歩き出す。
彼女は何かに引き寄せられる様に、茂みを進んでいった。
「私を呼んでいるような気がする…」
なぜかそんな風に感じられた。
自然と足が早くなる。
「前へ!前へ!」
彼女は自分に言い聞かせる様に呟く。
孤独からくる泣きたい気持ちをぐっと堪えて。
そして茂みを抜けたその瞬間…
彼女は目の前の光景に絶句し、抑えていた涙が一気に溢れ出てきた。
しかしその涙は先ほどまでの孤独からくるものではない。
目の前の光景に対する感動の涙であった。
そこには…
墓があった…
一つ一つは墓石にみたてた石を積んだ簡素なものばかりだ。
その数は100。
スケルトンとして操られながらも、最後の最後までレイナ王女に忠誠を尽くした、100人の王国兵の墓…
その一つ一つに銘が刻まれている。
『誇り高きアストリア王国兵、ここに眠る』と…
そして…
ひときわ大きな墓が真ん中に優しく佇んでいた。
『アストリア王第23世第一王子、愛する家族に見守られ、安らかに眠る』
「お兄様…おにいさま~!!!
うわぁぁぁぁん!!」
彼女は墓に抱きつき、号泣した。
兄の優しい声がする。
「レイナは昔からよく泣くなぁ」
彼女は泣いたままで墓を抱き締めている。
兄の声は続ける。
「でも、よく笑ってもいたね。そしてお前のその笑顔は国を導くものだ。
今は泣いてもいい。
しかしこれからは笑って過ごしなさい。
そうすればお前の…いや、この国の未来は笑顔で溢れるものになるはずだから」
そこまで言うと、近くに感じられていた兄の気配がふっと消えた。
彼女の胸のペンダントに熱がこもる。
まるで泣いている彼女を優しくなでているようだ。
その優しさに包まれ、彼女はしばらく感情の赴くままに委ねていた。
自分が泣いている感覚すらない。
そして時の経過とともに、彼女に一つの言葉が希望となって押し寄せてくる。
「前へ!」
彼女は空を見上げた。
そこには一羽の大きな鷹が自由に空を羽ばたいていた。
それを見つめる彼女の顔にはもう涙はない。
あるのは透き通るような明るい笑顔だけであった。
彼女は決意した。
ここに眠る英雄たちの想いを…王国に永遠の平和を願ったその想いを継ぐ、そんな強い決意を。
第1章…完
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その頃…
俺も決意をしていた。
世界が滅亡寸前まで追い込まれる様を999年もの間ただ指をくわえてみる事しか出来なかった、あの屈辱。
『言葉』を奪われた絶望。
そして何より…
この世界の終わる事がない哀しき未来の『原因』に対する憤怒。
全てはあの女だ。
考えるだけで忌々しい。
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