復讐の果てに

ごま塩風味

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2人のすれ違い

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あの事件以降、敬子は家に引き篭った、俺が会いに行っても会ってくれず、それにより俺は荒れた、

まず、加害者3人も大学に来ていないので家に行き、呼び出すも出て来ないので玄関先で、レイプ犯出て来いと叫んだ、実家の者は母親が出てきて抗議するので敬子の名前を伏せ事件の内容を話した、親は驚愕していたが、俺は許さない事を告げ、加害者に更なる恐怖を与えた、その時はその事がどんな影響が出るか、何も考えて居なかった



俺は後日、敬子の友達3人に呼び出された、3人にやり過ぎだと怒られ、でも俺は敬子が可愛そうでと反論したところ、敬子が被害有った事を広めたいのか、本当に敬子の為に成ると思って要るのか、自分が敬子に会えないから腹いせじゃ無いのか、俺はその時初めて自分が敬子に会えない八つ当たりをしてる事を自覚した、俺は愚かだった、何も敬子の事を考えて無いじゃないか、そこへ3人に呼び出された亮平が来て、涙ながらに俺に土下座した、俺は亮平を椅子に座らせ話しを聞く事にした



「僕の愚かな行動でこんな事に成るとは思いも付かず、井上さんを傷つけて、申し訳ありませんでした、部室に先輩が居る事は知っていましたが襲う話しはありませんでした、先輩にやれば女は落とせると話しは聞いていましたが、自分は女性と付き合った経験は有りません、本当に敬子に何かしようと考えていませんでした」



「ふざけるな、お前は敬子が抑えられた時に何をしてた、ただ見てただけたろうが、違うか」



「違いません、あの時自分も何が起きたか解らず動けませんでした、あの時の気持ちは思い出せませんが、先輩が怖かったのか、やれば井上さんが僕の事を好きに成ってくれると思っていたのか解りません」



「お前は敬子の事が好きだったんだろ、好き女が嫌がるのを見てるだけなら、2度と女を好きに成るな」



「本当にすみませんでした、大学も辞めます、井上さんにも2度と近づきません、どうか許して下さい」



「許す事は俺が決める事では無いが、俺も家まで押し掛けてすまなかった」



「いえ、悪いのは自分です、自分の勘違いで井上さんや藤堂さんに迷惑を掛け、申し訳ありませんでした」



「敬子に会わす訳には行かないが敬子に謝罪の手紙を書け、どうしてこんな事が起きたのか、経緯と謝罪を本心で書いて送れ、それから2度と同じ事はするな好きな女を守れる男に成れ」



俺は亮平に話した事で、俺は紗栄子を本当は救えたんじゃないか、犯罪者にする必要何て無かったんじゃない、家族まで不幸に必要何て無かったんじゃないか、俺こそ好きな女を守れて無いじゃないか、そんな俺が敬子を幸せにする何て出来る筈が無い、敬子にはもっとふさわしい人が居るんじゃないか、でも敬子と別れたく無い、俺はどうすれば良かったのか解らない



其から俺は家で酒を浴びる様に飲み、俺はまた家に篭った



ある日、敬子のお父さんが訪ねて来た



玄関を開けて俺を見て殴られた



「お前は何をしているんだ、今度はお前が敬子を救う番じゃ無いのか」



俺は本当に愚かだ、今一番辛いのは敬子じゃないか今すぐ敬子の元に行かなくては



「お父さん、俺は愚かでした、今すぐ敬子の元に行きます」



「そんな顔を敬子に見せるな、風呂に入ってしゃんとした顔で来い」



俺は風呂に入り、身なりを整え敬子に会いに来た、敬子の部屋の前で話し掛けると



「敬子ちゃん大丈夫か部屋に入れてくれないか」



「ごめんなさい、今は一人にしてくれませんか」



「敬子ちゃん、俺が敬子ちゃんに怖い思いさせてすまなかった、あんな暴力的な俺見て怖かったよな、ごめんな」



「違う違うの私、車の中で修一さんに触れらた時に男の人が怖くて修一さんを避けてしまったの私は助けてくれた修一さんを拒んだの、こんな私じゃ修一さんに相応しく無い」



「あの時は事件の直ぐ後だし、俺は気にしないよ、まだダメか確かめてみようよ、ドア開けて」



無言でドアが開き、そっと部屋に入り、敬子の前に座った



「敬子ちゃんごめんね、怖い思いさせて」



「・・・・」



「今度は俺が敬子ちゃんのリハビリに付き合うからね、ゆっくりやって行こうね」



敬子は修一に抱きつき泣きながら



「ごべんなさい、私じゅういちさんずきなの」



俺は敬子の口を口でふさいぎ、そのまま、お互いを求め合った



その後、敬子ちゃんがお腹が空いたので身なりを整えリビングに行くと、笑顔のお母さんと般若なお父さんに出迎えられ、お前何か迎えに行かなきゃ良かった等愚痴られ、家で入ったのに風呂に入れられ、酒を付き合わされたが、お母さんの計らいで敬子ちゃんと抱き合って寝た



『夜は何もしてませんよ、夕方の件がばれてたので、敬子ちゃんの家ではお互いに恥ずかしのでしない事に』



『だってお父さんの目がマジで怖いんだもん、股間がきゅーって成るくらい』



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