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ヒクイドリ
しおりを挟む今日は朝から曇りがちで雪でも降りそうな雰囲気、ちょっと早いけど、敬子ちゃんを迎えに大学に向かう
その頃、敬子ちゃんは綾ちゃんと講義を受けていた、今日は香里奈ちゃんと真理ちゃんが用事が有るらしく今日はさぼりだ
講義も終わり、綾ちゃんとゼミの予定確認をしていると亮平くんが来て
「井上さん、ちょっと話しが有るんだけど良いかな」
「何?」
「ここじゃちょっと、話し難いのでサークル棟まで良い」
「少しなら良いけど、彼氏が迎えに来るから」
「けーちゃん、行かない方が良いよ、亮平ここで話しな」
「綾ちゃん大丈夫だよ、話すくらい」
敬子は着いて行ってしまったが綾は嫌な予感がして、修一に電話を掛けた
「もしもし、綾です藤堂さん今どこに居ますか」
「ん、もう門の前で路駐してるよ」
「敬子が亮平に話しが有るって連れて行かれた」
「解った直ぐに行く、場所を終えて」
「第2講義棟の前に来て、私も向かうから」
「解った直ぐに向かう」
その頃、敬子は亮平に
「井上さん、貴女は騙されてるよ、もう金持ちジジイと付き合わない方が良いよ」
「修一さんはジジイじゃ無いし、亮平さんに何でそんな事言われ無きゃいけないの」
「俺は井上さんが好きなんだ、そんな井上さんが不幸になるのをほっとけないんだ、俺なら井上さんを必ず幸せにするから付き合って欲しい」
「ごめんなさい、亮平くん私は今幸せなの、亮平くん気持ちは嬉しいけど、亮平くんとは付き合えない、ごめんなさい」
敬子は話は終わりと部屋を出ようとすると、亮平が敬子の腕を掴んだ、敬子は怖くなり逃げ様とすると奥から隠れていた2人の男が出てきた、男は嫌な笑顔で
「亮平、かっこわりーだから女何かヤっちゃえば良いって言ったろ」
「でも井上さんとは真剣に付き合いたいんです」
「何を言ってるの、お前はもう振られたじゃん、犯して写真撮って言いなりすれば、そのうち亮平から離れたなれない体に成るよ」
「先輩、待って下さい」
亮平の手を離した隙に逃げ様としたが、男に羽交い締めにされてしまった
「お前逃げたら殺すよ、大人しくしろ、直ぐに気持ち良くしてやるから」
敬子は怖くて悲鳴すら上げられ無かった「修一さん助けて」
その時部屋のドアが吹き飛んだ
「お前ら、敬子に何をしている」
「修一さん」
「何、言ってるのこの人、ちょっとお話ししただけですよ」
そんな修一にもう一人の男がタックルして来た
「あはは、そいつレスリングやっててね、もう逃げられ無いよ、お前の前で犯してやるからよ」
しかしタックルを仕掛けてマウントを取った男がいきなり崩れた、誰も何が起きたのか解らないまま、修一は立ち上がり敬子を捕まえて居る男に近付いた
「何、怒ってるのただの冗談ですよ、本気に成っちゃって」
男は敬子を離した
「敬子、外に綾ちゃんが居るから行って」
「修一さんも行こう」
「敬子、大丈夫だよ、ちょっとお話しするだけだからカフェで待ってて」
敬子が出て行くと、修一は男に近付いた、微々った男は何を思ったのか、修一に殴り掛かったが修一の蹴りが横っ腹に刺さりくの字に成り吹き飛んだ
「お前が亮平か、敬子に何してくれてんだよ」
「こんなつもりは無かったんだ」
其から男3人を正座させ並べた
「こんな事して」
修一は喋る男の腹に蹴りを入れた
「俺の質問以外喋るな」
もう一人の男も何か言おうとして、修一に蹴り飛ばされた
「お前らは敬子を傷つけた、その事を一生忘れられない様にしてやるよ」
其から3人の男は生きて居るのが不思議なくらいボロボロだった
「お前は3人で喧嘩したんだよな」
「「「えっ!」」」
「お前ら今の立場解ってるの、それとも俺と一緒に警察行くか、お前は婦女暴行と俺は暴行かなどちっち方が罪が重いか警察に聞いてみようか」
其からお・は・な・し・をして3人の身分証を撮影し解放
修一はカフェへ向かうと、敬子が駆け寄って来て、敬子は抱き付こうしたが敬子は出来なかった
「大丈夫敬子ちゃん」
大丈夫と笑う敬子はぎこちなかった
綾ちゃんと3人で帰るも敬子は修一に怯えて要るように見えた、修一は敬子の家でお母さんに話そうとしたが、敬子は綾と車から降りると、修一を帰る様に話した、修一も素直に帰った
綾は敬子の部屋で泣く敬子を慰めて要ると
「修一さんに触れたいのに男の人が怖いの」
「大丈夫だよ、今日はお風呂に入って、早く休みな、しかしヒクイドリの伝説は本当だったんだ」
「ヒクイドリ?」
「彼氏から聞いたんだけど、修一さんはゼミで伝説に成ってるのね、昔ゼミのコンパでどこかの大学の柔道部にゼミの女の子にちょっかい掛けて、柔道部の5人を一方的にボコボコした話しが有ってね、普段大人しいけど縄張り荒らすと狂暴になるからヒクイドリって呼ばれたらしいよ」
「えっえー」
「でも修一さん、カッコ良かったね」
「うん」
でも次の日から、敬子は学校を休み修一のところにも来なかった
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