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プールで休日
しおりを挟むやっとプールに来れたけど、勿論彼女達も一緒です。
そこの野郎ども、俺を睨んで変な呪文を吐かない、いちゃいちゃしてる様に見えて、実はがっちりホールドされているだけだから。
ま、諦めて嫁達と楽しむけどな。
しかしプールに来る度に綺麗清掃が行き届いて感心する、シルバは水汚れ好きだよな、シルバって錆び無いのかな。
シルバを誉めてあげようと呼ぶと、あれシルバが多い。
シルバが4匹居る、バラバラに活動してるから気が付かなかったけど増えてる。
「シルバ、また増えたのか?」
同時にプルプル答えるから、どれが元のシルバか解らない、もしかすると分裂しても同一個体なのかも知れない。
落ち着いたらスライム研究家なんか生まれるかもな、可愛いし働き者のシルバならどんどん増えても大歓迎だな。
しかし、日曜日のプールは混んでるな、防衛班以外は休みだからしょうがないけど、最近は食堂も日曜日はお休みにしたからな、家で食事を作る様に成ったし、お休みは必要だ。
休日用にパンやサンドイッチなんかも用意してあるし。
独身者向けに共同キッチンも作ったから、最近ではそこが出会いの場にも成っているらしい、若者達よ頑張れ。
そこで、盆踊りをやりたいと言い出したので、言い出した本人達に実行委員会をお願いした。
楽しい行事は増えても構わない、ただ俺を巻き込むな。
必要な物資は管理班の優しいお姉さんを通してくれ、俺だって怖いんだ、ただ未来の為に考えてやって要るんだからしょうがない。
あそこでは土方お母様に逆らっては行けないよ、村の影のボスだから、館長ですら逆らえないんだからな。
しかし、シルバはひんやりして気持ち良いな、何時か大量のシルバで埋もれたい。
そう言えば、小学生の女の子が普通のスライムと仲良くしてたな、スーちゃんて呼んで遊んでた、そんな事を思っていると目の前の流れるプールで、流れるスライムに掴まる女の子が楽しそうにしてる。
何でスライムって浮くんだる。
真似してスライムと仲良くしたい人がチャレンジしたみたいだだけど、あの女の子以外仲良く成った人は居ない。
普通のスライムも増えて村では珍しく無くなったからな、食堂で残飯なんか与えてるみたいだし、でも食堂の人達にもあそこまで懐かないのに、あの子にはあんなに懐くのかが解らない。
そんな事を思いながらシルバとじゃれて居たら、子供達にシルバを拐われた。
良いもん俺にはシルバより、柔らかい6個のスライムと2個のぺったんスライムが有るから。
楓さん、何故首を締める。大丈夫ですよ、俺は可愛いぺったんスライムも好きですから。
でものんびり出来るのは今日だけ何だよな、明日から防衛大臣と農水大臣達が来るから、また忙しく成るな、高梨さんと水嶋さんはまだ、ダンジョン変更の事を何も教えてないな。
でも狼も熊達も躾が出来てきて見違える様に成ったから大丈夫だろ、ブラック何て水嶋さんの横でぴっしっとお座りして、まるで犬の様に従順に成ったし、そのお陰でかうちの子達もなんか大人に成った感じがする。
まだまだ甘えん坊だけどね。
そんなのんびりした雰囲気をぶち壊す集団がやって来た。
マリアと一緒にうちの子達とグリフォン一家と自衛隊の皆さんがやって来た。
俺がのんびり寝ころん出る所に4匹が突進して来る、重いよ君達。
最近話せる言葉の増えた4匹は。
「パパ、遊ぼ」と合唱し出し、俺ののんびりとした休日は終わった。
マリアもプールに入るが、マリアが泳げる程プールは広く無い、マリアは子供達のアトラクションと化している。
問題は子グリフォンだ、あいつらはお腹が空けば泣き、遊び出すと電池が切れるまで遊ぶ、誰か見て無いと溺れるぞ。
あーあ、子供用プールで子供達と遊んでホルスが女の子の浮き輪を突き、穴空けて泣かしちゃった。
変わりの浮き輪を渡して慰めているが、一瞬で子供用プールがカオス化してる。
競泳プールでは自衛隊の皆がガチで泳いで暑苦しい。
完全に体育会系のノリだ、高校生の体育会系と勝負するみたい。
俺は4匹と流れるプールで流れに身を任す。
虎かきと猪かきで泳ぐ、この子達に癒され、彼女達に癒されこんな日が有っても良いよな。
明日からまた、おじさん達の相手しなきゃ行けないから。
その頃、義理の父ことオヤジ達は、奥多摩湖に釣りに行き、リザードマン達に釣りの楽しさを伝えに行ったが、リザードマン達には不評でしかも全然釣れず坊主で、逆にリザードマン達に虹鱒をお土産に貰って帰る事に。
リザードマン達もスケルトンダンジョンを果樹園や農地に変えたら農作業する事に成っている。
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