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帰って来てもお仕事

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ヤバイ、恋花がデレた今まで押さえていた物を解放したら、今までの確り者から可愛い女の子に成った。



俺も今までも彼女が居た事は有る、其なりの経験は有る、しかし結婚してしかも嫁が4人いたら、なんか無理させられ無いし遊びじゃ無いから本当の自分を隠していた、しかし俺は解ったこれからは夫婦として自分を隠さず生きて行くよ。



温泉にも一緒に入り幸せ気分で家を出ると、てぐすね引いて待っていた集団が。



俺は見事に捕まりました。報告は大事ですよね、先ずはコンテナを100本出し管理班が中を確認するらしい、それと館長達執行部からは政府との話し合いの内容や1週間後に来る自衛官に付いても話し合った。



会議が終わると石川姉弟が待ち構えていた、しかも何故か笑みを浮かべて、危険を感じ食堂で食事を取りながら話す事にした、しかし食堂に向かう途中でもおかしな物を見た。



前に被害に合い旅館で過ごして居た女子高生が、沖田のオヤジさんところの若いのと手を繋ぎ歩いて居る、しかも誰がどう見ても付き合っている様にしか見え無い、声を掛けようか悩んだが邪魔はしたく無いのでスルーした。



食堂に着くと石川姉弟が新たなモンスターの素材とコークスは有るか聞いて来たので、勿論有るから渡すよと伝えた。



しかし本題はこれでは無かった、なんと魔石を使った刀が完成したらしい、実物は食後に見せて貰うが、射程距離は10㍍と短いが刀で斬撃が飛ばせるらしい、ただしあまり連発すると体力を奪われる為に使い処は考えないといけないとの事。



俺は午後からリザードマンの所に行く予定だったが、予定を変更して刀を見せて貰う事にした。



火の魔石を使った刀は刀身は真っ黒で刃紋が赤い、見た目は使うと呪われそうな刀を見せられた。



使い方を教えて貰い刀を振ると、刀から炎の刃が飛んで行くのが見えた。

炎は木に当たると直径60㌢有りそうな木の半分まで切り裂いた。しかも切れた部分は焦げて一部炭の様に成っている。



「凄いなこれ!」



「でしょでしょ」



新撰組の彼女達は我慢出来ずに刀を取りだし試し出した。



恋花は火の刀、美咲が水の刀、歩美が風の刀、楓が土の刀を使い斬撃を飛ばした。



水の刀は炎より切れ味が良く、一発で木を斬り倒した。



風も同様で一発で木を斬り倒した、しかし土は切ると言うより固い物で殴った様に木の表面を粉砕して見せた。



しかし、これは使い処を間違えると仲間に当たるな考えないと使えない、彼女達には馴れて貰いフレンドファイアだけは起こさないで貰わないと、危なくて使えない。



しかし問題はそれだけでは無かった、彼女達は何発も連続で斬撃を飛ばして居ると、その場で座り込んだ。



どうやら、連続して使うと体力が奪われる様だ俺の聖剣と同じらしい、慣れれば斬撃を飛ばす飛ばさない選択が出来るらしいが、今のままじゃ実戦には使えない、彼女達には一刻も早く使いこなして貰わないといけないな。



石川姉弟が刀に名前を付けて欲しいと言って来たので、彼女達に丸投げすると、俺に付けて欲しいと帰って来た。



俺は刀を振った時から何となく見えていた物が有り刀に名を付けた。



火の刀に朱雀、水の刀に青龍、風の刀に白虎、土の刀に玄武と名付けた。



彼女達は休んでから今日は練習していると言うので、俺はほどほどにして置けよと伝え、石川姉弟と鍛冶小屋に向かう事にした。



刀の素材は何を使ったのか聞くと、メインはワイバーンの爪らしく、それ以外も色々使ったが刀身の黒は爪の影響で黒い様だ、ただ魔石が未だによく解らないらしく、俺もナビに聞いてみたが解らなかった。



予定より遅れたが、リザードマンの所に行こうと、ダンジョンで休んで居るグリフォンを呼びに来た。



ダンジョンに降りると、グリフォン達は寝ていた、子グリフォン達はまだ小さいが元気に走り回っている、子虎や子猪達が面倒を見てるようで、あのマイペースな太陽もお兄ちゃんしてるところを見るとほっこりしてしまう。



子供達を一通り撫でてあげ、リザードマンの所に行こうとするとマリアが俺を連れて行くと言い出した。



俺は焼きもち焼きのアインスを見ると、どうやらマリアに乗るのは良いらしい。



マリアに乗りリザードマン達の元へ向かう途中マリアと色々な事を話した。



マリアは最近子供達とダンジョンに潜っていて、30階層まで子供達を連れて行って居るらしく、子供達も大部強く成ったと嬉しそうに話してくれた。

でも最近、グリフォン達ばかり連れて行くからと苦言も刺された。



グリフォン達も空を飛ぶから速いが、マリアも大きい体で安定感も有り速く走っても安心出来る。



俺も別にマリアを蔑ろにしてる訳じゃ無い、マリアは子虎達の母親だから一緒に居る時間を邪魔したく無いだけだ。



マリアも解って言って要るのが解るから、マリアとの付き合いは楽で楽しい。



リザードマン達の所に着くと、マリアにビビっていたが俺を見つけると安心してくれた様で直ぐに案内してくれた。



リザードマン達は元はキャンプ場だった所にテントを張り生活し初めていた。



森にも入り木を切り出したり、魚を捕ったりすっかり馴染んでいた。



リーダーのテントに行くと、良い所にに連れて来てくれたと感謝され、これで生活して行けると何度も感謝された。



魚も豊富で近くに強いモンスターも居ないから安心して子育てが出来ると喜んでいた。



お礼にと魚を渡されそうに成ったがブラックバスは食べないので丁重に辞退した。



リザードマン達は今のところ物資の問題無く、渡した布で洋服も作れるし、木の加工も始めた様で安心した。



落ち着いたら是非村にも招待しよう。



リザードマン達の顔色は解らないが、東京湾に居た時より、なんかのんびりしてる様に見える、まだ60人足らずのリザードマン達だが、ここで落ち着いて暮らせる事を願う。



テントから出ると、マリアも熱いのか泳いでいた、犬かきならぬ虎かきでゆったり泳ぎ、大きな背中には子供のリザードマン達が乗って居る、マリアは本当にどこに行ってもお母さんなんだよな。



俺もベンチに座り眺めるながらのんびり過ごし子供とマリアを眺めてリザードマン達が安心して過ごせる様に願った。



村に帰ると、そこには精魂尽き果てた彼女達がソファーで死んでいた。

全く新しいおもちゃを貰った子供じゃ無いんだから、限度が有るだろうに恋花なんか昨日の夜も運動したせいか、ぴくりとも動かない、取り合えずベッドに運び寝かせた、今日は歩美の順番だったみたいだが、有無も言わせず寝かしつけた。



そのお蔭で俺は久しぶりに雪とシルバ2匹と一緒にゆっくり寝れた。



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