20 / 39
インテリアコーディネーター
しおりを挟む
食事を終え銀行のフロアに戻って、インテリアコーディネーターとの約束の時間まで飯島さんたちと雑談を始めた。
「飯島さん、今回の入金なんですが実は会社を買収しようと思いまして。詳しい話は海外にいるイブと言う者に全権を託してますので後程連絡させます」
「ちなみにどちらの会社でしょうか?」「関西特殊化学工業です」
「あの会社は技術はすごいですが、今の経営者に成ってからかなり評判が悪いですね。大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ。今海外にある何社かの私の会社名義で11%まで買い進めてます」
「海外に会社をお持ち何ですか?」
「会社と言ってもタックスヘイブンにあるペーパーカンパニーですけどね」
「男鹿さんはいったい現在の資産幾らぐらいお持ち何ですか?」
「私もはっきりした事は分かりませんが10億ドルは超えてると思います」
「マジかよ怜志?」
「板垣君言葉使い気を付けて」
「すみません」
「別に気にしてませんから、それに信之に敬語使われる方が体が痒くなりますので」
「そうですか、でも板垣君の為にも我社のお客様としたきちっとした対応をさせますのでご了承下さい」
その後、お盆にハワイでの挙式の件や伊豆で別荘の購入予定など協力をお願いしたところで、ドアをノックする音が響いた。
案内され入って来たのは重そうな鞄をいくつも持った2人の女性だった。
1人は40代前後の落ち着いた雰囲気のスーツを着たショートカット女性で、もう1人は20代後半くらいの同じくスーツの着た前髪ぱっつんのセミロングの女性。
挨拶を交わすと年上の女性が高橋さんで若い方が女川さんと言うらしくどちらもインテリアコーディネーターの資格を持っている様だ。
「お部屋のイメージとか特にこだわってる点など御座いますか?」
「二人で話したんですが、シンプルモダンで高級ホテルをイメージした感じでアクセントに生花を飾れるようにしたいのと、あとリビングにバイオエタノール暖炉を置きたいくらいですかね」
「そうですか分かりました。暖炉は良いですね、憧れますよ」
「設置したことは有りますか?」
「一度だけですけど御座います」
「あんまり人気無いんですか?」
「そんな事御座いませんよ。ただ良いお値段なんで皆さんご予算の関係で断念されますね。私も家に置きたいんですがどうしても購入費用とランニングコストが高いので中々難しいんです。でも暖炉の火って見てると落ち着きますよね」
「そうなんですよね」
俺は異世界に居た時に城に有る暖炉が良くって憧れていた。
それから今まで施工した家の写真を見せてもらい、すごくセンスが良いのでお任せする事にした。
シルフィーも気に入ってくれて色々アイデアをもらい、今日は軽い打ち合わせだけで終わった。
明日はマンションに集合して部屋を見てから家具の要望を見る為に色々お店に回る事にした。
飯島さんからは本当に有名ブランドに任せなくて良いのか聞かれたが、別に家具を統一するつもりも無いし日本人に合った提案をしてもらいたいので高橋さんにお願いしたい事を伝えた。
どうも日本の金持ちでマンションで暮らす人はエ〇メスやグ〇チやフェ〇ディで統一する人が多い様だ。
確かにお金を掛ければ見栄えのする部屋に成ると思うが俺はそんな部屋落ち着かないので却下。
その後高橋さんたちが退室した後さっきの続きを話し、信之から伊豆に下見に行くなら裕宏を連れて行けと言われ、確かにプロの意見を聞いた方が良いと思い誘ってみた。
一泊は無理だけど金曜日なら新幹線で直ぐなので付き合ってくれる事に成り、俺は前泊で熱海に泊まっているので駅で待ち合わせする事にした。
それとやっぱり斗真と連絡が付かなくて心配してるが、あいつの事だからどっかの研究所で引き籠ってるんだろう信之は笑っていた。俺は今斗真が監禁されている事実を知っているが、信之に教える訳にもいかないので一緒に笑って誤魔化した。
来週には救出するから待っててくれ。しかしイブの言う俺だけで救出では大変な事が起きるって何だろう?。
俺だけでもこの世界のどんな兵器にも対応できると思うんだけど。
翌日、朝からマンションに来てコンシェルジュの人にも挨拶して今度入居する事を話し、高橋さんたちと合流して部屋に来た。
やっぱり初めてこの部屋に来ると眺めが気になるらしく2人して外を眺めていたが、直ぐに仕事モードに切り替わり仕事を始めた。
高橋さんに部屋の配置安のラフ図を見せてもらい希望を伝えながら打ち合わせをしている時に、女川さんは色んな個所を写真に撮ったりレーザーで部屋の各所を計測していた。
今は巻き尺なんて使わないんだと感心してしまった。
それに高橋さんから壁に石を貼ったり色々提案を受けて、イメージを膨らませてから色々見に行く事にした。
一件目は大手電機メーカーの住宅機器のショウルームで照明の提案。
俺はあまり暖色系の照明が好きでは無いのだけど、シルフィーは暖色系が好みらしく珍しく意見が違ったがシルフィーがあっさり折れてしまったので、逆に俺が暖色系にしようと言ったらシルフィーが逆に暖色系じゃ無い方が良いといいだし、見かねたメーカーさんの提案で灯りの種類も調光も出来る照明を提案してくれて事なきを得た。
しかし照明だけでかなり時間が掛りすっかりお昼を過ぎてしまった。
次は家具を見に行くのだけどその前に昼食を取ろうと言う事で俺の提案で近くのファミレスに来ている。
俺がファミレスで良いと言った事に女川さんはビックリしていたが高橋さんは普通に了承してくれた。
俺は大好きな牛丼でも蕎麦でも構わないが手軽に食べられるファミレスは便利だ。
スマホで近くのファミレスを調べ高橋さん運転の会社の車で向かった。
ファミレスのメニューも見てシルフィーのテンションはMaxに成りちょっと恥ずかしかったが俺のアドバイスでメニューを選びしっかりデザートのパフェまで頼んでた。
シルフィーの一口ちょうだい攻撃に何故か女川さんがうらやましそうに見ているが、女川さんも美人なんだから彼氏くらい要るでしょう。新婚なんだから許してね。
食べながら色々プライベートの事を話していると高橋さんは2人のお子さんが居て長男はもう中学2年生で野球をやってる事や今までどんな仕事をしてきたのか話してくれた。
俺は珍しいらしい。予算の有るお客様は提案より自分のイメージが強すぎてあまり納得した提案が出来ないが、俺は素直に提案を受け入れてくれる事が嬉しくて力強く俺に住んで満足いただける提案をすると話していた。
食事を終えて家具屋に行くと家具屋の店員と色んな家具を見せて貰った。
紹介される家具はそれ一つでイ〇アやニ〇リなら部屋中そろってしまう値段、ソファーなんてセットで670万ってこのソファーは走るんですかと聞きたくなった。
でも一回座ってしまうと柔らかさと心地よさで人間をダメにしてしまう麻薬の様なソファーには勝てず決めてしまった。しかし布地のソファーでこんなにする物なのか。一般庶民には理解できない。
ベッド選びでは難航した。シルフィーと意見が合う物が中々見つからず、何度も寝て確かめやっとの事でお互い納得する物に出会えた。しかしそのベッドも高級らしく良いお値段だ。さらに驚いた事にその値段はマットレスだけの値段のようだ。
後は店内をぶらぶらしてこんなのが好きとか意見を良い改めて提案してくれる事になり、現地でそのまま解散した。
「飯島さん、今回の入金なんですが実は会社を買収しようと思いまして。詳しい話は海外にいるイブと言う者に全権を託してますので後程連絡させます」
「ちなみにどちらの会社でしょうか?」「関西特殊化学工業です」
「あの会社は技術はすごいですが、今の経営者に成ってからかなり評判が悪いですね。大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ。今海外にある何社かの私の会社名義で11%まで買い進めてます」
「海外に会社をお持ち何ですか?」
「会社と言ってもタックスヘイブンにあるペーパーカンパニーですけどね」
「男鹿さんはいったい現在の資産幾らぐらいお持ち何ですか?」
「私もはっきりした事は分かりませんが10億ドルは超えてると思います」
「マジかよ怜志?」
「板垣君言葉使い気を付けて」
「すみません」
「別に気にしてませんから、それに信之に敬語使われる方が体が痒くなりますので」
「そうですか、でも板垣君の為にも我社のお客様としたきちっとした対応をさせますのでご了承下さい」
その後、お盆にハワイでの挙式の件や伊豆で別荘の購入予定など協力をお願いしたところで、ドアをノックする音が響いた。
案内され入って来たのは重そうな鞄をいくつも持った2人の女性だった。
1人は40代前後の落ち着いた雰囲気のスーツを着たショートカット女性で、もう1人は20代後半くらいの同じくスーツの着た前髪ぱっつんのセミロングの女性。
挨拶を交わすと年上の女性が高橋さんで若い方が女川さんと言うらしくどちらもインテリアコーディネーターの資格を持っている様だ。
「お部屋のイメージとか特にこだわってる点など御座いますか?」
「二人で話したんですが、シンプルモダンで高級ホテルをイメージした感じでアクセントに生花を飾れるようにしたいのと、あとリビングにバイオエタノール暖炉を置きたいくらいですかね」
「そうですか分かりました。暖炉は良いですね、憧れますよ」
「設置したことは有りますか?」
「一度だけですけど御座います」
「あんまり人気無いんですか?」
「そんな事御座いませんよ。ただ良いお値段なんで皆さんご予算の関係で断念されますね。私も家に置きたいんですがどうしても購入費用とランニングコストが高いので中々難しいんです。でも暖炉の火って見てると落ち着きますよね」
「そうなんですよね」
俺は異世界に居た時に城に有る暖炉が良くって憧れていた。
それから今まで施工した家の写真を見せてもらい、すごくセンスが良いのでお任せする事にした。
シルフィーも気に入ってくれて色々アイデアをもらい、今日は軽い打ち合わせだけで終わった。
明日はマンションに集合して部屋を見てから家具の要望を見る為に色々お店に回る事にした。
飯島さんからは本当に有名ブランドに任せなくて良いのか聞かれたが、別に家具を統一するつもりも無いし日本人に合った提案をしてもらいたいので高橋さんにお願いしたい事を伝えた。
どうも日本の金持ちでマンションで暮らす人はエ〇メスやグ〇チやフェ〇ディで統一する人が多い様だ。
確かにお金を掛ければ見栄えのする部屋に成ると思うが俺はそんな部屋落ち着かないので却下。
その後高橋さんたちが退室した後さっきの続きを話し、信之から伊豆に下見に行くなら裕宏を連れて行けと言われ、確かにプロの意見を聞いた方が良いと思い誘ってみた。
一泊は無理だけど金曜日なら新幹線で直ぐなので付き合ってくれる事に成り、俺は前泊で熱海に泊まっているので駅で待ち合わせする事にした。
それとやっぱり斗真と連絡が付かなくて心配してるが、あいつの事だからどっかの研究所で引き籠ってるんだろう信之は笑っていた。俺は今斗真が監禁されている事実を知っているが、信之に教える訳にもいかないので一緒に笑って誤魔化した。
来週には救出するから待っててくれ。しかしイブの言う俺だけで救出では大変な事が起きるって何だろう?。
俺だけでもこの世界のどんな兵器にも対応できると思うんだけど。
翌日、朝からマンションに来てコンシェルジュの人にも挨拶して今度入居する事を話し、高橋さんたちと合流して部屋に来た。
やっぱり初めてこの部屋に来ると眺めが気になるらしく2人して外を眺めていたが、直ぐに仕事モードに切り替わり仕事を始めた。
高橋さんに部屋の配置安のラフ図を見せてもらい希望を伝えながら打ち合わせをしている時に、女川さんは色んな個所を写真に撮ったりレーザーで部屋の各所を計測していた。
今は巻き尺なんて使わないんだと感心してしまった。
それに高橋さんから壁に石を貼ったり色々提案を受けて、イメージを膨らませてから色々見に行く事にした。
一件目は大手電機メーカーの住宅機器のショウルームで照明の提案。
俺はあまり暖色系の照明が好きでは無いのだけど、シルフィーは暖色系が好みらしく珍しく意見が違ったがシルフィーがあっさり折れてしまったので、逆に俺が暖色系にしようと言ったらシルフィーが逆に暖色系じゃ無い方が良いといいだし、見かねたメーカーさんの提案で灯りの種類も調光も出来る照明を提案してくれて事なきを得た。
しかし照明だけでかなり時間が掛りすっかりお昼を過ぎてしまった。
次は家具を見に行くのだけどその前に昼食を取ろうと言う事で俺の提案で近くのファミレスに来ている。
俺がファミレスで良いと言った事に女川さんはビックリしていたが高橋さんは普通に了承してくれた。
俺は大好きな牛丼でも蕎麦でも構わないが手軽に食べられるファミレスは便利だ。
スマホで近くのファミレスを調べ高橋さん運転の会社の車で向かった。
ファミレスのメニューも見てシルフィーのテンションはMaxに成りちょっと恥ずかしかったが俺のアドバイスでメニューを選びしっかりデザートのパフェまで頼んでた。
シルフィーの一口ちょうだい攻撃に何故か女川さんがうらやましそうに見ているが、女川さんも美人なんだから彼氏くらい要るでしょう。新婚なんだから許してね。
食べながら色々プライベートの事を話していると高橋さんは2人のお子さんが居て長男はもう中学2年生で野球をやってる事や今までどんな仕事をしてきたのか話してくれた。
俺は珍しいらしい。予算の有るお客様は提案より自分のイメージが強すぎてあまり納得した提案が出来ないが、俺は素直に提案を受け入れてくれる事が嬉しくて力強く俺に住んで満足いただける提案をすると話していた。
食事を終えて家具屋に行くと家具屋の店員と色んな家具を見せて貰った。
紹介される家具はそれ一つでイ〇アやニ〇リなら部屋中そろってしまう値段、ソファーなんてセットで670万ってこのソファーは走るんですかと聞きたくなった。
でも一回座ってしまうと柔らかさと心地よさで人間をダメにしてしまう麻薬の様なソファーには勝てず決めてしまった。しかし布地のソファーでこんなにする物なのか。一般庶民には理解できない。
ベッド選びでは難航した。シルフィーと意見が合う物が中々見つからず、何度も寝て確かめやっとの事でお互い納得する物に出会えた。しかしそのベッドも高級らしく良いお値段だ。さらに驚いた事にその値段はマットレスだけの値段のようだ。
後は店内をぶらぶらしてこんなのが好きとか意見を良い改めて提案してくれる事になり、現地でそのまま解散した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
735
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる