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あたしが公衆便所だ! その名は 田室(たむろ)ドンキーニ!!

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「はい」

「うん」

「あっさりし過ぎ!! 薄味! 薄味だよ! 関西風かっつーの!!! 京だしか!!!」

「えっ!? 先輩……意外と家庭味溢れるんですか……?」

「何だよそれ!? 関西が薄味って知ってるだけで何で家庭味が溢れ出すんだよ!? ユニークか!? ユニークなのか てめぇ!!!」

 何故だか分からないがツッコミが凄く独特な人だ。
 逆にツッコまれたら どうなるんだろうか。
 是非とも竿を突っ込んでみたいものである。

「て、て言うか、てめぇ! ほ、ほ、ホントに……律子も……て、てめぇら……せ、せ、セックスしてるのか!?」

「はい」

「うん」

「ま、ま、マジか……て、転校生……てめぇ律子とセックスとか……ロリコンだったのか……」

「だ、だから誤解ですって」

「一歳差」

「見た目だよ!! 絵面がヤバイって言ってるんだ!!」

「それは致し方が無いです!!」

 また飛び出して来た ”絵面” と言う言葉 ━━
 何をそんなに恐れているのだろうか。
 得も知れない恐怖に怯えながら ━━

 ”登場する少女たちは全員十八歳以上です”

 と血の涙を流してまで書き込まなければならないのか。
 否! 断じて否!!
 良いではないか。良いではないか!!
 確かに胸も膨らみ掛けで割れ目は つるつるだけれども。
 むしろ、それが良い。

「良く無ぇ!! 良く無ぇよ!!! 自主回収待った無しだろがっ!!!」

「大丈夫ですよ。ファンタジーですから」

「……便利な言葉だな。ファンタジー……」

「えぇ……素敵な言葉です」

 ぬっち ぬっち ぬっち ぬっち ━━

「あんあん、あんあん」

「だから、ぬっち ぬっち さすなって言ってんだろ!!! 素敵な腰使いさすな!!! ……はぁ……ったく」

 溜め息を吐きながら 田室たむろドンキーニ はドアを閉めた。
 そして、何故か僕たちの方へと歩み寄って来る。

「怒る気力も失せちまったよ」

「……で、僕たちの方へと歩み寄って来てからの……ベッドに腰掛けの……」

「実況すんな!!! 悪いかよ!? 隣に座って!!」

 怒鳴りながらも 田室たむろドンキーニ は僕たちの隣に腰掛けた。
 そして、結合部分を ちらちらと横目にしている。

「何? ドンキ? マンコにチンポ入ってるとこ見たいの? どうぞ」

「ちが……おま……! て言うか、お前も ちょっとは恥ずかしがったりしろ!!」

「あ、それは僕も同意です。律子ちゃん、全然恥じらいとか無くて……それに、痛いとか言わないんですよ?」

 そう、これでは まるで通販で購入したオナホと同じなのである。
 オナホは無毛なので丸っきり同じだ。
 でも、人肌の温もりは比べ物にならない。

「……あー……そ、それは目に浮かぶな……無表情なんだろ?」

「はい。竿を入れる時も……入れた時も……ぬっちぬっちの時も……膣内射精なかだしした時も……ずーっと無表情なんですよ!」

「な、な、な……なか……! だ、だし……し、しちゃった……のか……?」

 田室たむろドンキーニ は赤面して動揺を見せる。
 完全に反応が処女の それである。

「はい。……そりゃあ、もう……濃厚な僕の赤ちゃん汁を たっぷりと……」

「たぷたぷ」

「表現方法!! かー……生で膣内射精なかだしかー……! まさか律子がなぁ……」

「ドンキより大人」

「ちょ……!? お、お、おま……そ、そんな訳無いっつーの!!! 無いっつーの!!! ドンキの公衆便所こと 田室たむろドンキーニ とは あたしのことだっつーの!!!」

「酷い通り名だな……」

「ドンキ、酷い称号アンロック」

 まったくだ。
 勢いに任せると後で後悔する典型的なパターンである。
 うっかり公開設定にして後悔する称号だ。

「う、う、う、うるせーよ!!! て言うか、てめぇら好い加減チンポを抜きやがれ!!!」

「えっ!? ま、まだ膣内射精なかだししてないんですけど!!」

「ぬっちぬっち中」

「ぬ……!? た、たぷたぷって言ってたじゃねぇかよ!!!」

「それは お風呂での話しです。部屋に戻ってからは序の口ですよ!」

「始めたばかり」

「て、てめぇらの都合なんて知ったことかよ!」

 僕は憤慨する。
 何と言う身勝手な言い分なのだろうか。
 これには さすがの 飯路 律子いいろ りつこ も憤が……真顔でした。
 しかし、先輩の顔を立てるのも後輩の努めである。
 だがら僕は代わりに竿を立てるのだ。

「……分かりました、ここは先輩の顔を立てます。その代わり、先輩が僕の竿を立てて下さい」

「そうだそうだ。ドンキが立てろ」

「はあっ!? ちょ……な、何言って……」

 ぬちゅっ ━━、と 飯路 律子いいろ りつこ のオマンコから竿を抜く。
 そして、自画自賛の その見事な竿を 田室たむろドンキーニに突き出した。
 すると、田室たむろドンキーニ は両手で顔を覆い隠したのである。
 初心うぶか!? 初心うぶなのか!?
 だが、よく見ると指の隙間から ちらちらと覗き見ている。
 むっつりスケベなのか!?
 委員長と同じなのか!?
 それにしてもクールタイムが長過ぎる。
 僕は竿が いらいらして来たので 飯路 律子いいろ りつこ に向き直した。

「はぁ……どうやら先輩は竿を立ててくれないようです。僕は先輩の顔を立てたのに。……ので、律子ちゃん。竿入れるね」

「おっけー」

「ちょぉい!!! な、何で そうなる……わ、分かった! 分かったから……すりゃ良いんだろ!? そ、その……アレだ。……あ! そうそう! 手コキ! 手コキな!?」

「先輩! 僕、先輩のこと見損なってました! 知ってるじゃないですか!?」

 知識だけは豊富。
 まるで昨日までの僕のようである。
 人間、自分を見るのは恥ずかしいと言うが確かに気恥ずかしい。
 でも、それも また快感なのだ。
 それは、もう竿も びんびんなのである。

「お、おう……と、取り敢えず後で一発殴らせろな。……い、いや……し、知ってるっつーの!!! そ、そ、そんなものの一本や二本……両手でコいてたっつーの!!! て言うか、両足でもコいてたっつーの!!! 実は本名 ”手コキーニ” だっつーの!!!」

「それは……お気の毒に」

「ドンキご愁傷様」

「うん。よーし、本当に殴る」

「な、殴るんじゃ無くて、しごいて下さい!!!」

「そうだ、しごけ」

「く、くっそー……な、何で こんなことに……」

 そんなことを ぶつぶつと呟きながら 田室たむろドンキーニ は僕の竿を見つめる。
 そして、その顔を僕は見つめる。
 色白だと思っていたがハーフだと言っていたから地肌なのだろう。
 その顔が真っ赤に染まっているのである。
 まるで、オマンコのようなサーモンピンクに染まっているのだ。
 と言うことは金髪も本物に違い無い。
 僕は何か凄く むらむらしてしまった。
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