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ドキッ!? 竿乃のピンチ!? どうする竿乃! (前編)
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ここは私立嵐爛学校、略して乱交、もとい嵐校 ━━。
僕の名前は 竿乃 玉之介。
昨日この学校に転校してきた至極普通の学生だ。
去年まで女子校だったらしくクラスメイトが女子ばかりで不安だったんだけど、皆優しく迎えてくれて ほっとしていた矢先の翌日……
「先生! 竿乃くんが ちんちん丸出しなんですけど!」
そう叫びながら立ち上がったのは僕の隣の席の 槍馬 栗子 だ。
茶髪に染めた ちょっとギャルっぽさが入ってる今時の典型的な女子校生そのままと言った見た目の女子である。
騒然とする教室内 ━━、それも当然だろう。たった一人の男子生徒が ちんちんを丸出しにしているのだ。
「……何!? ……な!? お、お前! な、何で竿乃は竿乃の竿を丸出しにしてるんだ!?」
訝しげな表情で僕の下半身を見つめているのは担任の 尺甲斐 依世 だ。
ぱつんぱつんの白のブラウスを揺らしながら膝上のタイトスカートに身を包み、ちょっと きつめな目を強調するような眼鏡を一つ くいと上げると、つかつかつかとヒールを鳴らしながら僕の席まで歩み寄って来る。
「竿乃……」
「……はい」
俯くしかない僕でも先生の視線が股間の一点に注がれているのが分かる。
「竿乃……もう一度聞く。何で竿乃は竿乃の竿を丸出しにしているんだ?」
「そ、それは……」
言葉に窮する僕の耳に飛び込んできたのは左隣の席に座っている 槍馬 栗子 の ぷっと言う笑いを堪えたような声だ。
━━ コイツか!?
一人そう確信する僕の耳に更に 尺甲斐 依世 の声が飛んで来る。
「どうした竿乃? それとも何か? お前はそうやって自分の お粗末くん……いや、お粗末さんを見せびらかす趣味でもあると言うのか?」
「い、いえ……それは……」
お粗末さんと形容されて益々縮こまる僕のお粗末さん。
それも仕方が無いだろう。
こんなに たくさんの女子に囲まれている上に、それだけの女子に見つめられれば萎縮して お粗末にもなると言うものだ。
教室内では くすくすくすと笑い声が湧き上がり始める。
恥ずかしい、もう帰りたい ━━、僕は俯きながら目を ぎゅっと瞑って屈辱に耐え続けた。
「先生! 待って下さい!」
(※挿絵画像は自由使用可能なAI画像生成サイトで出力したものです。そのため背景等が本文と一致しておりません。参考程度でお願いします。)
そう言って がたんと音を立てながら勢い良く立ち上がったのは 槍馬 栗子 とは僕を挟んだ反対側、右隣の席に座っていた学級委員の 助平 睦莉 だ。
ツインテールを三つ編みで束ね、度の高い眼鏡を掛けた真面目を絵に書いたような見た目をしている。
見ての通り頭が良い。
「何だ助平 大きな声を出して。何か理由でも知ってるのか?」
「い、いえ……でも、おかしいですよ先生! だって三時間目の体育の前は竿乃くん、ちゃんと制服を着てたんですよ! 体育の前に体操着に着替えて……それで、体育が終わって元の制服に着替えをしたと思ったら……竿乃くん……そ、その……竿乃くん自身を、ま、丸出しに……し、してたんです……! だ、だから、きっと……紛失したのか……あるいは……」
盗まれた、隠された ━━、そうとでも言いたげな表情で顔を真っ赤にしながら ちらりと僕のお粗末さんを見て、助平 睦莉 は ふたたび 尺甲斐 依世 を見つめる。
その時、槍馬 栗子(やりま くりこ) が ちっと舌打ちするのを僕は確かに聞いた。
━━ やっぱり……僕のズボンを盗んだのはコイツか!?
疑念が徐々に確信へと変わっていくが やはり決め手は無い。
そんな僕の脳裏に浮かぶのは、今 助平 睦莉(すけひら むつり) の話にも出てきた三時間目が始まる前の休憩時間である。
僕は三時間目の体育の授業が始まる前に教室で体操着に着替えて、その際に制服を机の上に置いておいたのだ。
それで授業を終えて教室へと戻って来て制服に着替えようとしたら無かったのだ。無くなっていたのだ。
制服のズボンが ━━、である。
尺甲斐 依世 は ちらりと僕に目を向けて 助平 睦莉 の言った話の、その真偽を問う。
「……そうなのか? 竿乃」
「……は、はい……」
そうか、と呟き 尺甲斐 依世 は一つ溜め息を吐く。
「事情は分かった。……事情は分かったんだが、何でパンツまで脱いでるんだ? お前の その竿乃の竿乃自身まで晒す必要があるのか?」
「コンニチワ」
「腹話術とか せんでいい」
「す、すみません。……あの……じ、実は……体育の授業中に……ホースで水を掛けられてしまいまして……」
「ホース? ……あぁ……用務員の 天坊 亜羽 の仕業だな。……はぁ……それは災難だったな。転校二日目だと言うのにな……分かった。制服のズボンに関しては盗難被害として扱っておく」
「は、はい。……すみません、お願いします」
「だがな……さすがに、お粗末さんとは言え竿乃を丸出しではな……」
「すみません。お粗末で……」
素直に謝るしかない。粗末なのは間違い無いのだから。
「あ……いや、すまん。……気にしていたのなら……デリカシーを欠いた発言だった。わたしも男子生徒は初めて受け持つんでな……どう、接すれば良いのか……悩ましくてな」
「い、いえ! 先生は悪くありません! 僕が もっと しっかり お世話をしていれば……」
「そ、そんなことは無いだろう! お粗末……じゃ無かった……竿乃だって、きっと……何だ? その……えーと……やる気まんまんになれば……何だっけ?」
(先生先生! 勃起、です!)
言葉の浮かんで来ないのを見兼ねたのか 助平 睦莉 が小声で 尺甲斐 依世 に助け舟を出した。
「それだ! それ! そうだそうだ! 勃起! そうだぞ竿乃! お前だって勃起の一つや二つすれば……いくら お粗末さんと言えども……なぁ?」
”勃起” と言う言葉が浮かばなかった先生に対して僕は首を傾げそうになった。
期待に満ちた先生の視線が僕のチンポに一心に注がれている。
何とか それに応えてみせようと何度も力を込めてみたが うんともすんとも言わず、僕のチンポは最後まで お粗末なままだった。
僕は溜め息を吐きながら肩を落とすのみだ。
「……先生……すみません。いつもなら びんびんなんですけど……」
「……そうか、残念な結果だな。まぁ、気にするな。そう言う日もあるさ、お粗末」
「……竿乃です」
「あ……そ、そうだったな。竿乃……気にするな。……えーと……可愛い ちんちんだぞ」
どっ、と沸く教室内 ━━、僕は益々恥ずかしくなって俯いたまま顔を上げられなかった。
━━ 何で こんなことに……もう、帰りたい……
僕の心根を表すようにチンポまでもが益々縮こまっていくのみだった。
「あはは! ……やだ……可愛い ちんちん!」
嘲笑うかのような 槍馬 栗子 の声が耳に届くものの、とてもじゃないが顔を見るなんて出来やしない。
「えー!? ホント!?」
「あー! ホントだ! 竿乃くんの ちんちん可愛い!」
「きゃー! ホントに丸出しじゃん!」
「やだぁ! 変態!」
気が付けばクラスの女子が集まって僕を取り囲みながら、僕の惨めな お粗末さんを笑いに来る始末である。
僕に出来るのは せめて恥辱に耐える必死な顔だけは見られまいと両手で覆うのみだった。
「先生! このままじゃ竿乃くんが可哀想です! こんな……丸出しのままだなんて……」
助平 睦莉 からの懇願に 尺甲斐 依世 は、あ ━━、と一言だけ発して ばつが悪そうな表情を浮かべる。
「そうだった。それが言いたかったんだ。竿乃の ちんちんの状態の話がしたかったんじゃ無かった」
「そうですよ! 粗末だろうが立派だろうが そんなの個性です!」
━━ 助平さん……優しい
たった一人でも味方が居てくれるだけで僕の安心感には天と地の差があった。
「しかしな……どうすれば良いのか、わたしには考えも及ばないのだが……」
「わ、わたしに考えがあります!」
「お、さすがだな学級委員長。何か良い案があるんだな?」
「はい! わたしが竿乃くんの膝の上に座って ちんちんを隠します!」
「え?」
僕は思わず顔を上げて 助平 睦莉 の方へと振り向いた。
助平 睦莉 は僕の方を見返すと赤面した顔で、わたしに任せて ━━、とでも言うように大きく一つ頷いた。
「そ、そうか……まぁ、学級委員の お前が言うのなら……良いだろう」
尺甲斐 依世 は眼鏡を くいと上げた。何故か頬を赤らめているがレンズが反射して目の奥までは見えなかった。
どう言うことなのだろうか ━━、と僕は恐る恐ると 助平 睦莉 の表情を窺う。
「す、助平さん……」
「大丈夫だから竿乃くん! わたしに任せておいて! 竿乃くんの ちんちんは わたしが守って上げる!」
その健やかな笑顔に僕は感動の余り涙を流しそうになったが長男なので それに耐えることが出来た。一人っ子だけど。
良く見たら 助平 睦莉 の顔は耳まで真っ赤に染まっており、その笑顔も無理が突き抜けた緊張感から来ているようにも思えた。
「じゃ、じゃあ、竿乃くん。……ちょ、ちょっと椅子下げてくれるかな? あと……足閉じてね」
「は、はい!」
僕は彼女の言う通りに後ろに下がってから両足を ぴったりと閉じた。僕の粗末な ちんちんは太ももの間に ちょこんと乗っかっている状態だ。
助平 睦莉 は僕と机の間に身体を滑らせると、スカートのお尻の部分を摘み上げてから僕の膝の上 ━━、と言うよりは太ももの上に跨るように腰を下ろした。
「えっ!?」
僕は驚愕した。
通常スカートを履いている女子と言うものは お尻の方を押さえて捲くれ上がらないように注意しながら座るものである。
しかし、今 僕の上に座っている 助平 睦莉 は、敢えてスカートを捲くり上げてから僕の太ももの上に腰を下ろしたのである。
つまり ━━、素肌同士が触れ合っているのだ。僕の太ももに 助平 睦莉 の生のお尻の感触が伝わって来ているのである。
「す、助平さん!?」
僕は上擦った声を上げてしまう。だが、助平 睦莉 は動揺を見せずに捲くったスカートを そのまま下ろした。
そこで僕は気付いたのだ。
━━ あ……そうか、スカートで僕の下半身を隠してくれたのか……!
僕の名前は 竿乃 玉之介。
昨日この学校に転校してきた至極普通の学生だ。
去年まで女子校だったらしくクラスメイトが女子ばかりで不安だったんだけど、皆優しく迎えてくれて ほっとしていた矢先の翌日……
「先生! 竿乃くんが ちんちん丸出しなんですけど!」
そう叫びながら立ち上がったのは僕の隣の席の 槍馬 栗子 だ。
茶髪に染めた ちょっとギャルっぽさが入ってる今時の典型的な女子校生そのままと言った見た目の女子である。
騒然とする教室内 ━━、それも当然だろう。たった一人の男子生徒が ちんちんを丸出しにしているのだ。
「……何!? ……な!? お、お前! な、何で竿乃は竿乃の竿を丸出しにしてるんだ!?」
訝しげな表情で僕の下半身を見つめているのは担任の 尺甲斐 依世 だ。
ぱつんぱつんの白のブラウスを揺らしながら膝上のタイトスカートに身を包み、ちょっと きつめな目を強調するような眼鏡を一つ くいと上げると、つかつかつかとヒールを鳴らしながら僕の席まで歩み寄って来る。
「竿乃……」
「……はい」
俯くしかない僕でも先生の視線が股間の一点に注がれているのが分かる。
「竿乃……もう一度聞く。何で竿乃は竿乃の竿を丸出しにしているんだ?」
「そ、それは……」
言葉に窮する僕の耳に飛び込んできたのは左隣の席に座っている 槍馬 栗子 の ぷっと言う笑いを堪えたような声だ。
━━ コイツか!?
一人そう確信する僕の耳に更に 尺甲斐 依世 の声が飛んで来る。
「どうした竿乃? それとも何か? お前はそうやって自分の お粗末くん……いや、お粗末さんを見せびらかす趣味でもあると言うのか?」
「い、いえ……それは……」
お粗末さんと形容されて益々縮こまる僕のお粗末さん。
それも仕方が無いだろう。
こんなに たくさんの女子に囲まれている上に、それだけの女子に見つめられれば萎縮して お粗末にもなると言うものだ。
教室内では くすくすくすと笑い声が湧き上がり始める。
恥ずかしい、もう帰りたい ━━、僕は俯きながら目を ぎゅっと瞑って屈辱に耐え続けた。
「先生! 待って下さい!」
(※挿絵画像は自由使用可能なAI画像生成サイトで出力したものです。そのため背景等が本文と一致しておりません。参考程度でお願いします。)
そう言って がたんと音を立てながら勢い良く立ち上がったのは 槍馬 栗子 とは僕を挟んだ反対側、右隣の席に座っていた学級委員の 助平 睦莉 だ。
ツインテールを三つ編みで束ね、度の高い眼鏡を掛けた真面目を絵に書いたような見た目をしている。
見ての通り頭が良い。
「何だ助平 大きな声を出して。何か理由でも知ってるのか?」
「い、いえ……でも、おかしいですよ先生! だって三時間目の体育の前は竿乃くん、ちゃんと制服を着てたんですよ! 体育の前に体操着に着替えて……それで、体育が終わって元の制服に着替えをしたと思ったら……竿乃くん……そ、その……竿乃くん自身を、ま、丸出しに……し、してたんです……! だ、だから、きっと……紛失したのか……あるいは……」
盗まれた、隠された ━━、そうとでも言いたげな表情で顔を真っ赤にしながら ちらりと僕のお粗末さんを見て、助平 睦莉 は ふたたび 尺甲斐 依世 を見つめる。
その時、槍馬 栗子(やりま くりこ) が ちっと舌打ちするのを僕は確かに聞いた。
━━ やっぱり……僕のズボンを盗んだのはコイツか!?
疑念が徐々に確信へと変わっていくが やはり決め手は無い。
そんな僕の脳裏に浮かぶのは、今 助平 睦莉(すけひら むつり) の話にも出てきた三時間目が始まる前の休憩時間である。
僕は三時間目の体育の授業が始まる前に教室で体操着に着替えて、その際に制服を机の上に置いておいたのだ。
それで授業を終えて教室へと戻って来て制服に着替えようとしたら無かったのだ。無くなっていたのだ。
制服のズボンが ━━、である。
尺甲斐 依世 は ちらりと僕に目を向けて 助平 睦莉 の言った話の、その真偽を問う。
「……そうなのか? 竿乃」
「……は、はい……」
そうか、と呟き 尺甲斐 依世 は一つ溜め息を吐く。
「事情は分かった。……事情は分かったんだが、何でパンツまで脱いでるんだ? お前の その竿乃の竿乃自身まで晒す必要があるのか?」
「コンニチワ」
「腹話術とか せんでいい」
「す、すみません。……あの……じ、実は……体育の授業中に……ホースで水を掛けられてしまいまして……」
「ホース? ……あぁ……用務員の 天坊 亜羽 の仕業だな。……はぁ……それは災難だったな。転校二日目だと言うのにな……分かった。制服のズボンに関しては盗難被害として扱っておく」
「は、はい。……すみません、お願いします」
「だがな……さすがに、お粗末さんとは言え竿乃を丸出しではな……」
「すみません。お粗末で……」
素直に謝るしかない。粗末なのは間違い無いのだから。
「あ……いや、すまん。……気にしていたのなら……デリカシーを欠いた発言だった。わたしも男子生徒は初めて受け持つんでな……どう、接すれば良いのか……悩ましくてな」
「い、いえ! 先生は悪くありません! 僕が もっと しっかり お世話をしていれば……」
「そ、そんなことは無いだろう! お粗末……じゃ無かった……竿乃だって、きっと……何だ? その……えーと……やる気まんまんになれば……何だっけ?」
(先生先生! 勃起、です!)
言葉の浮かんで来ないのを見兼ねたのか 助平 睦莉 が小声で 尺甲斐 依世 に助け舟を出した。
「それだ! それ! そうだそうだ! 勃起! そうだぞ竿乃! お前だって勃起の一つや二つすれば……いくら お粗末さんと言えども……なぁ?」
”勃起” と言う言葉が浮かばなかった先生に対して僕は首を傾げそうになった。
期待に満ちた先生の視線が僕のチンポに一心に注がれている。
何とか それに応えてみせようと何度も力を込めてみたが うんともすんとも言わず、僕のチンポは最後まで お粗末なままだった。
僕は溜め息を吐きながら肩を落とすのみだ。
「……先生……すみません。いつもなら びんびんなんですけど……」
「……そうか、残念な結果だな。まぁ、気にするな。そう言う日もあるさ、お粗末」
「……竿乃です」
「あ……そ、そうだったな。竿乃……気にするな。……えーと……可愛い ちんちんだぞ」
どっ、と沸く教室内 ━━、僕は益々恥ずかしくなって俯いたまま顔を上げられなかった。
━━ 何で こんなことに……もう、帰りたい……
僕の心根を表すようにチンポまでもが益々縮こまっていくのみだった。
「あはは! ……やだ……可愛い ちんちん!」
嘲笑うかのような 槍馬 栗子 の声が耳に届くものの、とてもじゃないが顔を見るなんて出来やしない。
「えー!? ホント!?」
「あー! ホントだ! 竿乃くんの ちんちん可愛い!」
「きゃー! ホントに丸出しじゃん!」
「やだぁ! 変態!」
気が付けばクラスの女子が集まって僕を取り囲みながら、僕の惨めな お粗末さんを笑いに来る始末である。
僕に出来るのは せめて恥辱に耐える必死な顔だけは見られまいと両手で覆うのみだった。
「先生! このままじゃ竿乃くんが可哀想です! こんな……丸出しのままだなんて……」
助平 睦莉 からの懇願に 尺甲斐 依世 は、あ ━━、と一言だけ発して ばつが悪そうな表情を浮かべる。
「そうだった。それが言いたかったんだ。竿乃の ちんちんの状態の話がしたかったんじゃ無かった」
「そうですよ! 粗末だろうが立派だろうが そんなの個性です!」
━━ 助平さん……優しい
たった一人でも味方が居てくれるだけで僕の安心感には天と地の差があった。
「しかしな……どうすれば良いのか、わたしには考えも及ばないのだが……」
「わ、わたしに考えがあります!」
「お、さすがだな学級委員長。何か良い案があるんだな?」
「はい! わたしが竿乃くんの膝の上に座って ちんちんを隠します!」
「え?」
僕は思わず顔を上げて 助平 睦莉 の方へと振り向いた。
助平 睦莉 は僕の方を見返すと赤面した顔で、わたしに任せて ━━、とでも言うように大きく一つ頷いた。
「そ、そうか……まぁ、学級委員の お前が言うのなら……良いだろう」
尺甲斐 依世 は眼鏡を くいと上げた。何故か頬を赤らめているがレンズが反射して目の奥までは見えなかった。
どう言うことなのだろうか ━━、と僕は恐る恐ると 助平 睦莉 の表情を窺う。
「す、助平さん……」
「大丈夫だから竿乃くん! わたしに任せておいて! 竿乃くんの ちんちんは わたしが守って上げる!」
その健やかな笑顔に僕は感動の余り涙を流しそうになったが長男なので それに耐えることが出来た。一人っ子だけど。
良く見たら 助平 睦莉 の顔は耳まで真っ赤に染まっており、その笑顔も無理が突き抜けた緊張感から来ているようにも思えた。
「じゃ、じゃあ、竿乃くん。……ちょ、ちょっと椅子下げてくれるかな? あと……足閉じてね」
「は、はい!」
僕は彼女の言う通りに後ろに下がってから両足を ぴったりと閉じた。僕の粗末な ちんちんは太ももの間に ちょこんと乗っかっている状態だ。
助平 睦莉 は僕と机の間に身体を滑らせると、スカートのお尻の部分を摘み上げてから僕の膝の上 ━━、と言うよりは太ももの上に跨るように腰を下ろした。
「えっ!?」
僕は驚愕した。
通常スカートを履いている女子と言うものは お尻の方を押さえて捲くれ上がらないように注意しながら座るものである。
しかし、今 僕の上に座っている 助平 睦莉 は、敢えてスカートを捲くり上げてから僕の太ももの上に腰を下ろしたのである。
つまり ━━、素肌同士が触れ合っているのだ。僕の太ももに 助平 睦莉 の生のお尻の感触が伝わって来ているのである。
「す、助平さん!?」
僕は上擦った声を上げてしまう。だが、助平 睦莉 は動揺を見せずに捲くったスカートを そのまま下ろした。
そこで僕は気付いたのだ。
━━ あ……そうか、スカートで僕の下半身を隠してくれたのか……!
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