126 / 150
第4章 サラの正体
第124話 前世での宿敵
しおりを挟む
俺は城壁に激突しそうになったので何もない空間に脆い結界を何重にも張って減速し、城壁に優しく着地し、そのまま城壁を蹴ってストーカーの吹き飛んでいった方に向かう。
ストーカーも既に体制を立て直しており、ダメージを負った様子もない。
「ぎゃはははは!! すごいなぁ長谷川!! 昔はあんなに根暗で雑魚な臆病者だったのになぁ!?」
いや態度変わりすぎな。
と言うか俺の前世を知っている……? それも死ぬほんの何ヶ月か前のことを……?
「一体誰だ!! お前も転生者なのか!?」
「それはこれを見てもらった方が早いと思うぜ!」
俺がそう言うとストーカーはフードを取って顔を晒した。
その顔は俺がよく知っているやつと全く同じ顔だった。
誰が見てもイケメンと答える整った顔立ちをしている忌々しい顔。
「———白井陽斗……ッッ!!!!」
前世で俺をいじめ、ボッチにさせた奴が目の前にいる。
コイツは俺が高校に入学した時に、俺の知り合いの先輩に告白していたのだが振られたらしく、仲良くしていた俺を嫌い、兎に角様々ないじめをされた。
陰湿ないじめから、あからさまないじめまで。
それを1年はやられていた。
まぁ正直病みはしなかったけど、教材を再び買うのや治療費にお金がかかるし、先輩には心配かけてしまうしで正直鬱陶しかった。
そんな時に【ダンスク】に出会い、ドハマリしたというわけだ。
そういえば先輩には謝りたかったなぁ……。
そう考えて俺はめちゃくちゃ鬱陶しかったことを思い出して、思わず白井をぶん殴ろうかと思ったが何をしてくるかわからないので深呼吸して落ち着く。
そしてこっそり鑑定をする。
___________________
白井陽斗
種族 神人
上位level:10
下位level:200(MAX)
タイプ:アタッカー(両手剣)
___________________
コイツアホかも……。
神人はlevelが上がってからが強いのに、level10で挑んでくるとは……。
「……それで俺とは真逆だった奴が一体何のようだ? 俺はもうお前と関わりたくないんだ。できるなら何処かに消えてほしいのだが……」
視界でうろちょろされすと本気で殺しそうになるからさぁ。
俺はお互いのためを思っていったのだが、どうやら白井は俺の態度が気に入らなかったようだ。
「消えてほしいだと……? お前誰に物を言ってんだ……?」
額に青筋を浮かべている白井。
相変わらず短気なことだ。
俺は昔と全く変わっていない白井にため息が出る。
それによって更にキレる白井。
「お前絶対に殺す……!!」
「何で俺が殺されなきゃいけないんだ? 嫌だよ俺。折角大事な人も見つかったんだから死なないぞ」
「五月蝿い五月蝿い五月蝿い! 俺に逆らうな!! お前が死んだせいで俺は灯里先輩にはボコボコにされ友達はいなくなり、親からも見捨てられたんだ……! お前は死なないといけない……!!」
そう血走った目をした白井に言われるが、俺は呆れ返っていた。
何だよ、完全に自業自得だし逆恨みじゃないか。
というかだから俺の前では口調が変わっていたんだな。
前回第2王子の時に見たときはもっと丁寧な口調だったしな。
本当に短気なやつだな。
俺がそんなことを思っていると、白井がとうとう爆発した。
「今すぐお前を殺してやる……!!」
今にも殺しにかかってきそうな白井。
うーん、前世ではここまで過激ではなかったんだけどなぁ……。
力が手に入ったから浮かれてんのか?
まぁもう逃げてくれなそうだし、今までの恨みも込めて殺るとするか。
特に先輩を心配させた罪は重いのだ。
先輩のことについてはまた今度語るが、めちゃくちゃ優しかったんだよなぁ……。
現実世界では間違いなく1番好きだった。
そんな先輩は俺の死に悲しんでくれた様だ。
よし、コイツは後でしっかり尋問することにしよう。
俺は自身にかかっている、制限の解除を始めた。
______________
ソラ
神級種族 守護神
神位level:45
下位level:200(MAX)
タイプ:オールラウンダー
《アクティブスキル》
【全力ダッシュ:8→10】【怪力:→10】
【加速:10】【身体強化:10】
【鑑定:10】【魔闘気:10】
《特殊アクティブスキル》
【絶対回避:8】【聖火:3】【制限:10】
《神アクティブスキル》
【神気:3→5】【未来視:1→2】【結界・神:1→5】
《パッシブスキル》
【家事:10】【超感覚:10】【完全記憶】【気配感知:10】【格闘術:10】
《特殊パッシブスキル》
【全耐性:10】
《神パッシブスキル》
【魔神剣術:1→8】【神スキル解放】
【習得速度UP】【スキル補正】【SP増加】
【全ステータス補正】【成長補正】
《魔法スキル》
【闇魔法:6】【光魔法:6】
SP:0
______________
---------------------------
久しぶりのステータスだぁ!!
ソラ強くなりすぎだろ!!
ストーカーも既に体制を立て直しており、ダメージを負った様子もない。
「ぎゃはははは!! すごいなぁ長谷川!! 昔はあんなに根暗で雑魚な臆病者だったのになぁ!?」
いや態度変わりすぎな。
と言うか俺の前世を知っている……? それも死ぬほんの何ヶ月か前のことを……?
「一体誰だ!! お前も転生者なのか!?」
「それはこれを見てもらった方が早いと思うぜ!」
俺がそう言うとストーカーはフードを取って顔を晒した。
その顔は俺がよく知っているやつと全く同じ顔だった。
誰が見てもイケメンと答える整った顔立ちをしている忌々しい顔。
「———白井陽斗……ッッ!!!!」
前世で俺をいじめ、ボッチにさせた奴が目の前にいる。
コイツは俺が高校に入学した時に、俺の知り合いの先輩に告白していたのだが振られたらしく、仲良くしていた俺を嫌い、兎に角様々ないじめをされた。
陰湿ないじめから、あからさまないじめまで。
それを1年はやられていた。
まぁ正直病みはしなかったけど、教材を再び買うのや治療費にお金がかかるし、先輩には心配かけてしまうしで正直鬱陶しかった。
そんな時に【ダンスク】に出会い、ドハマリしたというわけだ。
そういえば先輩には謝りたかったなぁ……。
そう考えて俺はめちゃくちゃ鬱陶しかったことを思い出して、思わず白井をぶん殴ろうかと思ったが何をしてくるかわからないので深呼吸して落ち着く。
そしてこっそり鑑定をする。
___________________
白井陽斗
種族 神人
上位level:10
下位level:200(MAX)
タイプ:アタッカー(両手剣)
___________________
コイツアホかも……。
神人はlevelが上がってからが強いのに、level10で挑んでくるとは……。
「……それで俺とは真逆だった奴が一体何のようだ? 俺はもうお前と関わりたくないんだ。できるなら何処かに消えてほしいのだが……」
視界でうろちょろされすと本気で殺しそうになるからさぁ。
俺はお互いのためを思っていったのだが、どうやら白井は俺の態度が気に入らなかったようだ。
「消えてほしいだと……? お前誰に物を言ってんだ……?」
額に青筋を浮かべている白井。
相変わらず短気なことだ。
俺は昔と全く変わっていない白井にため息が出る。
それによって更にキレる白井。
「お前絶対に殺す……!!」
「何で俺が殺されなきゃいけないんだ? 嫌だよ俺。折角大事な人も見つかったんだから死なないぞ」
「五月蝿い五月蝿い五月蝿い! 俺に逆らうな!! お前が死んだせいで俺は灯里先輩にはボコボコにされ友達はいなくなり、親からも見捨てられたんだ……! お前は死なないといけない……!!」
そう血走った目をした白井に言われるが、俺は呆れ返っていた。
何だよ、完全に自業自得だし逆恨みじゃないか。
というかだから俺の前では口調が変わっていたんだな。
前回第2王子の時に見たときはもっと丁寧な口調だったしな。
本当に短気なやつだな。
俺がそんなことを思っていると、白井がとうとう爆発した。
「今すぐお前を殺してやる……!!」
今にも殺しにかかってきそうな白井。
うーん、前世ではここまで過激ではなかったんだけどなぁ……。
力が手に入ったから浮かれてんのか?
まぁもう逃げてくれなそうだし、今までの恨みも込めて殺るとするか。
特に先輩を心配させた罪は重いのだ。
先輩のことについてはまた今度語るが、めちゃくちゃ優しかったんだよなぁ……。
現実世界では間違いなく1番好きだった。
そんな先輩は俺の死に悲しんでくれた様だ。
よし、コイツは後でしっかり尋問することにしよう。
俺は自身にかかっている、制限の解除を始めた。
______________
ソラ
神級種族 守護神
神位level:45
下位level:200(MAX)
タイプ:オールラウンダー
《アクティブスキル》
【全力ダッシュ:8→10】【怪力:→10】
【加速:10】【身体強化:10】
【鑑定:10】【魔闘気:10】
《特殊アクティブスキル》
【絶対回避:8】【聖火:3】【制限:10】
《神アクティブスキル》
【神気:3→5】【未来視:1→2】【結界・神:1→5】
《パッシブスキル》
【家事:10】【超感覚:10】【完全記憶】【気配感知:10】【格闘術:10】
《特殊パッシブスキル》
【全耐性:10】
《神パッシブスキル》
【魔神剣術:1→8】【神スキル解放】
【習得速度UP】【スキル補正】【SP増加】
【全ステータス補正】【成長補正】
《魔法スキル》
【闇魔法:6】【光魔法:6】
SP:0
______________
---------------------------
久しぶりのステータスだぁ!!
ソラ強くなりすぎだろ!!
0
お気に入りに追加
823
あなたにおすすめの小説
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
転生したら主人公を裏切ってパーティを離脱する味方ヅラ悪役貴族だった~破滅回避のために強くなりすぎた結果、シナリオが完全崩壊しました~
おさない
ファンタジー
徹夜で新作のRPG『ラストファンタジア』をクリアした俺は、気づくと先程までプレイしていたゲームの世界に転生していた。
しかも転生先は、味方としてパーティに加わり、最後は主人公を裏切ってラスボスとなる悪役貴族のアラン・ディンロードの少年時代。
おまけに、とある事情により悪の道に進まなくても死亡確定である。
絶望的な状況に陥ってしまった俺は、破滅の運命に抗うために鍛錬を始めるのだが……ラスボスであるアランには俺の想像を遥かに超える才能が眠っていた!
※カクヨムにも掲載しています
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
異日本戦国転生記
越路遼介
ファンタジー
五十五歳の消防士、冨沢秀雄は火災指令が入り、出場の準備をしていたところ心不全でこの世を去ることに。しかし目覚めてみれば、戦国時代の武蔵の国に少年に若返って転生していた。でも、この戦国時代は何かおかしい。闘気と法力が存在する和風ファンタジーの世界だった。秀雄にはこの世界に心当たりがあった。生前プレイしていた『異日本戦国転生記』というゲームアプリの世界だと。しかもシナリオは史実に沿ったものではなく『戦国武将、夢の共演』で大祝鶴姫と伊達政宗が同じ時代にいる世界。作太郎と名を改めた秀雄は戦国三英傑、第十三代将軍足利義輝とも出会い、可愛い嫁たちと戦国乱世を生きていく!
※ この小説は『小説家になろう』にも掲載しています。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる