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ラアナの遺言
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「書庫にあった先代巫女・ラアナさまの日記の最後の頁に、私たち巫女だけが使う通信文様が描かれていました」
アーシャは恐る恐る口を開いた。
「それには何と書かれてありましたか?」
「それはなぜか私が読むことを想定していたような内容で、文章というより、むしろ」
アーシャは言いよどんだ。
「むしろ、何ですか?」
「むしろ、呪いに近い内容でした」
「呪い、ですか……」
とてもではないがファディーラの様子を見ながら話せなかった。
アーシャは平伏したまま続けた。
「はい。その日記によりますと、ラアナさまはお仕えになった先々代の陛下とは寝所を一度も共にされておられなかったようでございます。ですから巫女としての能力はお持ちになったままでした」
だから、巫女の力を必要とする通信文様を残せたのだ。
そして呪いも。
「その呪いは、ラアナさまが自分の持てる全ての力を注いで作られたものです。大巫女さまにも密かにご相談申し上げましたが、何とか解く方法を考えてはみるが、ラアナさまご本人が亡くなられている以上、もうどうにもならないだろうと先ごろ返信が届きました」
「ではその呪いは誰にも解けないのですか?」
「いえ。永遠に解けないわけでも、誰にも解けないわけでもありません」
そう、ダミールが決断して、ファディーラがそれを了承すれば良いのだ。
だがそれには。
「アーシャ」
「はい」
「私は先代巫女・ラアナ殿が何を呪われたのか、実は知っておりました」
「え?」
アーシャは己の耳を疑った。
(知っている?)
あの通信文様は、能力のある巫女しか読めないものだ。
それをファディーラ自身がどうやって知ることができたのだろうか。
「陛下はご存じないことですが、私は知っているのです」
「どうして……」
「ラアナ殿が、今わの際に私を寝所にお呼びになられたのです」
人払いをして二人だけになったところで、ラアナはファディーラに耳をお貸しくださいとしおらしげに呟いた。
大人しくファディーラがラアナの枕元に耳を近づけると、ラアナは息も絶え絶えに恐るべきことを告げた。
「これから私の全ての命と能力をかけて一つの呪いを完成させます。私は、これまでもハジャル王家に現陛下と弟君以降、男子が生まれることを封じてきました。そしてこれより私が亡くなって後は、王家の全ての子供の命を根こそぎ奪いつくします。新たな命が生まれても、決して成人までは生きられないように、と」
ファディーラの表情が凍りついた。
「だが賢い王妃さま、あなたさまだけにはそのハジャル王家の呪いを解く方法を教えて差し上げましょう」
ファディーラにとってあまりにも残酷なその方法を告げたラアナは、満足げに目を閉じた。
「その呪いを解く方法は」
「王妃さま!」
思わずアーシャは立ち上がって、無礼を承知でファディーラの形の良い口元に己の手で蓋をした。
「どうかそれ以上は仰らないで下さいませ」
途端に、ファディーラの笑顔がぽろぽろと崩れていく。
「ハジャル王の跡継ぎを『神の御子』にすること。しかも生母となる降嫁巫女の出身身分は、庶民か奴隷でなければならない」
アーシャの手を外しながら、ファディーラは一息にそう告げた。
「王妃さま!」
アーシャの悲鳴が響き渡る。
ダミールとファディーラは政略結婚とはいえ、相思相愛の仲だ。
仲睦まじい二人を無理やり引き裂きたくはない。
例えそれが呪いを解く唯一の方法だとしても。
この幸せな夫婦の間に割って入りたくはない。
何よりこの真実を知れば、ダミールも苦悩するだろう。
『王』であるがゆえに。
「だから私はそなたの降嫁を陛下に勧めたのです。陛下から、他の側室を入れさせないために低い身分出身の巫女を選ぶ、と言われた時に即座にそなたを勧めました」
「なぜ私だったのですか?」
他にも庶民や奴隷上がりの巫女はたくさんいたはずだ。
「それは、アーシャだったからです」
「私、だったからですか?」
「そうです。ラアナ殿の呪いで王家に跡継ぎとなる男子を産めるのはただ一人。その機会を私自身が潰してしまえば、ハジャル王国は跡継ぎをもうけられる唯一の機会を失ってしまいます。『王妃』として、それだけは避けなければなりません」
ファディーラは自分のお腹を抱きしめた。
「ですが」
「だからそなたに来てほしかったのです。私が知っているそなたに」
「王妃さま……」
「だって私の大切な陛下を、この国を託すのですよ。見ず知らずの者に頼むなど、さすがに出来ませんわ。悔しいけれど、アーシャ私はそなたに頼むしかないのです」
アーシャに向かって王妃自ら頭を下げる。
「お顔をお上げ下さいませ」
慌ててアーシャはその場に平伏する。
「王妃さまはもうすぐ陛下の御子さまをお産みになられます。その御子さまが王子さまか王女さまかなどお生まれになられるまでは、どなたにもわかりません。それに王女さまであったとしても、女王として即位出来ることもございましょう。どうか希望をお持ち下さいませ」
ラアナの呪いでは成人まで生きられないとされてはいるが、そんなこと大巫女はじめ全員の知恵を絞れば何とかなるかもしれない。
わずかな望みからアーシャはそう言い募った。
「ラダーに聞きましたよ。そなた王族の系譜を確認したそうですね」
「それは、そうですが……」
「では気づいたはずです。ラアナ殿が降嫁されてからと、亡くなられてからの王族に何が起こったのか」
アーシャはうなだれた。
現王ダミールの子供は、ファディーラのお腹の御子だけ。
宰相たるダミールの弟には息子が一人いたが、生まれてすぐに亡くなっている。娘も二人いたが、一人は先年病で亡くなり、もう一人の娘はラアナが亡くなった後、重い病を患うようになった。
そして先王に男兄弟はいない。
さらにラアナの夫であった先々代の王には、異母弟が五人いてどの家も息子に恵まれたものの孫の代には、なぜか娘ばかりが生まれ、婿を他家から迎えたものの、これまた生まれた子供は娘ばかりだ。
それ以上にもっと王族の系譜をさかのぼることはできるのだが、それぞれ貴族の家に婿入りしており、もはや王族とは言えないほどの傍系の血筋になっている。
もし、今ダミールの身に何か起こった場合、王位を巡って大規模な争いがおこることは目に見えていた。
「アーシャ、そなたなら私の意図をわかってくれるでしょう? 陛下のことも任せることができます。私も嫁ぐまでは『王女』と呼ばれた人間でした。だからその誇りが邪魔をして、身分低い娘などに決して夫も国も託しはしないだろうと、ラアナ殿は思っておられたようでした」
だからこそラアナはファディーラにだけ呪いを教えたのだ。
そしてそれを解く唯一の残酷な方法も。
巫女が己の命をかけてまで完成させた呪いだ。
生半可なことでは解けない。
ましてやラアナは大巫女になれるとまで言われたほどの実力確かな巫女だった。
開花させた能力は半端なものではない。
巫女になりたての普通程度の能力しかないアーシャでは、とうてい歯が立たない。
しかも、アーシャがわずかな望みをかけた大巫女にもほとんど匙を投げられてしまったような状態だ。
「そなたが書庫に熱心に通っていたのは、ラアナ殿の呪いを解く他の方法を調べているためですね?」
アーシャは黙って頷いた。
他の方法で呪いが解ければ、自分は王と王妃の仲を無理やり裂かなくてもよい。
今の平穏な生活を続けられるのだ。
そしてファディーラのお腹の御子は無事に生まれて、王家の世継ぎとなる。
そう考えていたのだ。
「すべてわかっておられたのですね」
「ええ」
ファディーラは愛おし気に自分のお腹を撫でる。
「アーシャ、このハジャル王家にかけられた呪いを解くことができるかどうかは、そなたにかかっているのです。もちろんそのためには陛下にも協力して頂かなければなりませんが。簡単に解けるような呪いなら、ラアナ殿も最期の最期に自らの命をかけてまでしなかったでしょう」
それほどまでに自分を愛してくれなかった先々代の王への憎しみと恨みは深かったのだ。
「私は嫌でございます! 陛下と王妃さまの仲を引き裂くことなど出来ません。それに陛下もそのようなことは望まれないでしょう」
ファディーラの諦めた様子に、必死に反論するアーシャ。
(諦めてほしくない。この御方には絶対に愛する人を諦めてほしくないのに……)
それなのに自分が諦めさせる元凶になってしまうとは。
「陛下には、私から間もなくお伝えします」
「王妃さま!」
そんなことであのファディーラ一筋のダミールが納得するとは思えなかった。
「何としても説得いたします。それが王妃としての私の務めなのです。陛下にも王としての務めを自覚して頂きます」
「そんな……」
「だからアーシャ、もう書庫であがくことはお止めなさい。そなたのほうこそこれからの王家に必要な者です。身体をいといなさい」
それはアーシャという人物を慮ってではなく、王妃としての務めで述べたような感じだった。
ファディーラの覚悟を知ったアーシャは、とめどなく溢れてくる涙をぬぐうと下を向いたまま、黙って部屋を後にした。
もう何も考えられない。
アーシャは書庫には行かず、自室に引きこもり、その日はラダーすら部屋から閉め出した。
アーシャは恐る恐る口を開いた。
「それには何と書かれてありましたか?」
「それはなぜか私が読むことを想定していたような内容で、文章というより、むしろ」
アーシャは言いよどんだ。
「むしろ、何ですか?」
「むしろ、呪いに近い内容でした」
「呪い、ですか……」
とてもではないがファディーラの様子を見ながら話せなかった。
アーシャは平伏したまま続けた。
「はい。その日記によりますと、ラアナさまはお仕えになった先々代の陛下とは寝所を一度も共にされておられなかったようでございます。ですから巫女としての能力はお持ちになったままでした」
だから、巫女の力を必要とする通信文様を残せたのだ。
そして呪いも。
「その呪いは、ラアナさまが自分の持てる全ての力を注いで作られたものです。大巫女さまにも密かにご相談申し上げましたが、何とか解く方法を考えてはみるが、ラアナさまご本人が亡くなられている以上、もうどうにもならないだろうと先ごろ返信が届きました」
「ではその呪いは誰にも解けないのですか?」
「いえ。永遠に解けないわけでも、誰にも解けないわけでもありません」
そう、ダミールが決断して、ファディーラがそれを了承すれば良いのだ。
だがそれには。
「アーシャ」
「はい」
「私は先代巫女・ラアナ殿が何を呪われたのか、実は知っておりました」
「え?」
アーシャは己の耳を疑った。
(知っている?)
あの通信文様は、能力のある巫女しか読めないものだ。
それをファディーラ自身がどうやって知ることができたのだろうか。
「陛下はご存じないことですが、私は知っているのです」
「どうして……」
「ラアナ殿が、今わの際に私を寝所にお呼びになられたのです」
人払いをして二人だけになったところで、ラアナはファディーラに耳をお貸しくださいとしおらしげに呟いた。
大人しくファディーラがラアナの枕元に耳を近づけると、ラアナは息も絶え絶えに恐るべきことを告げた。
「これから私の全ての命と能力をかけて一つの呪いを完成させます。私は、これまでもハジャル王家に現陛下と弟君以降、男子が生まれることを封じてきました。そしてこれより私が亡くなって後は、王家の全ての子供の命を根こそぎ奪いつくします。新たな命が生まれても、決して成人までは生きられないように、と」
ファディーラの表情が凍りついた。
「だが賢い王妃さま、あなたさまだけにはそのハジャル王家の呪いを解く方法を教えて差し上げましょう」
ファディーラにとってあまりにも残酷なその方法を告げたラアナは、満足げに目を閉じた。
「その呪いを解く方法は」
「王妃さま!」
思わずアーシャは立ち上がって、無礼を承知でファディーラの形の良い口元に己の手で蓋をした。
「どうかそれ以上は仰らないで下さいませ」
途端に、ファディーラの笑顔がぽろぽろと崩れていく。
「ハジャル王の跡継ぎを『神の御子』にすること。しかも生母となる降嫁巫女の出身身分は、庶民か奴隷でなければならない」
アーシャの手を外しながら、ファディーラは一息にそう告げた。
「王妃さま!」
アーシャの悲鳴が響き渡る。
ダミールとファディーラは政略結婚とはいえ、相思相愛の仲だ。
仲睦まじい二人を無理やり引き裂きたくはない。
例えそれが呪いを解く唯一の方法だとしても。
この幸せな夫婦の間に割って入りたくはない。
何よりこの真実を知れば、ダミールも苦悩するだろう。
『王』であるがゆえに。
「だから私はそなたの降嫁を陛下に勧めたのです。陛下から、他の側室を入れさせないために低い身分出身の巫女を選ぶ、と言われた時に即座にそなたを勧めました」
「なぜ私だったのですか?」
他にも庶民や奴隷上がりの巫女はたくさんいたはずだ。
「それは、アーシャだったからです」
「私、だったからですか?」
「そうです。ラアナ殿の呪いで王家に跡継ぎとなる男子を産めるのはただ一人。その機会を私自身が潰してしまえば、ハジャル王国は跡継ぎをもうけられる唯一の機会を失ってしまいます。『王妃』として、それだけは避けなければなりません」
ファディーラは自分のお腹を抱きしめた。
「ですが」
「だからそなたに来てほしかったのです。私が知っているそなたに」
「王妃さま……」
「だって私の大切な陛下を、この国を託すのですよ。見ず知らずの者に頼むなど、さすがに出来ませんわ。悔しいけれど、アーシャ私はそなたに頼むしかないのです」
アーシャに向かって王妃自ら頭を下げる。
「お顔をお上げ下さいませ」
慌ててアーシャはその場に平伏する。
「王妃さまはもうすぐ陛下の御子さまをお産みになられます。その御子さまが王子さまか王女さまかなどお生まれになられるまでは、どなたにもわかりません。それに王女さまであったとしても、女王として即位出来ることもございましょう。どうか希望をお持ち下さいませ」
ラアナの呪いでは成人まで生きられないとされてはいるが、そんなこと大巫女はじめ全員の知恵を絞れば何とかなるかもしれない。
わずかな望みからアーシャはそう言い募った。
「ラダーに聞きましたよ。そなた王族の系譜を確認したそうですね」
「それは、そうですが……」
「では気づいたはずです。ラアナ殿が降嫁されてからと、亡くなられてからの王族に何が起こったのか」
アーシャはうなだれた。
現王ダミールの子供は、ファディーラのお腹の御子だけ。
宰相たるダミールの弟には息子が一人いたが、生まれてすぐに亡くなっている。娘も二人いたが、一人は先年病で亡くなり、もう一人の娘はラアナが亡くなった後、重い病を患うようになった。
そして先王に男兄弟はいない。
さらにラアナの夫であった先々代の王には、異母弟が五人いてどの家も息子に恵まれたものの孫の代には、なぜか娘ばかりが生まれ、婿を他家から迎えたものの、これまた生まれた子供は娘ばかりだ。
それ以上にもっと王族の系譜をさかのぼることはできるのだが、それぞれ貴族の家に婿入りしており、もはや王族とは言えないほどの傍系の血筋になっている。
もし、今ダミールの身に何か起こった場合、王位を巡って大規模な争いがおこることは目に見えていた。
「アーシャ、そなたなら私の意図をわかってくれるでしょう? 陛下のことも任せることができます。私も嫁ぐまでは『王女』と呼ばれた人間でした。だからその誇りが邪魔をして、身分低い娘などに決して夫も国も託しはしないだろうと、ラアナ殿は思っておられたようでした」
だからこそラアナはファディーラにだけ呪いを教えたのだ。
そしてそれを解く唯一の残酷な方法も。
巫女が己の命をかけてまで完成させた呪いだ。
生半可なことでは解けない。
ましてやラアナは大巫女になれるとまで言われたほどの実力確かな巫女だった。
開花させた能力は半端なものではない。
巫女になりたての普通程度の能力しかないアーシャでは、とうてい歯が立たない。
しかも、アーシャがわずかな望みをかけた大巫女にもほとんど匙を投げられてしまったような状態だ。
「そなたが書庫に熱心に通っていたのは、ラアナ殿の呪いを解く他の方法を調べているためですね?」
アーシャは黙って頷いた。
他の方法で呪いが解ければ、自分は王と王妃の仲を無理やり裂かなくてもよい。
今の平穏な生活を続けられるのだ。
そしてファディーラのお腹の御子は無事に生まれて、王家の世継ぎとなる。
そう考えていたのだ。
「すべてわかっておられたのですね」
「ええ」
ファディーラは愛おし気に自分のお腹を撫でる。
「アーシャ、このハジャル王家にかけられた呪いを解くことができるかどうかは、そなたにかかっているのです。もちろんそのためには陛下にも協力して頂かなければなりませんが。簡単に解けるような呪いなら、ラアナ殿も最期の最期に自らの命をかけてまでしなかったでしょう」
それほどまでに自分を愛してくれなかった先々代の王への憎しみと恨みは深かったのだ。
「私は嫌でございます! 陛下と王妃さまの仲を引き裂くことなど出来ません。それに陛下もそのようなことは望まれないでしょう」
ファディーラの諦めた様子に、必死に反論するアーシャ。
(諦めてほしくない。この御方には絶対に愛する人を諦めてほしくないのに……)
それなのに自分が諦めさせる元凶になってしまうとは。
「陛下には、私から間もなくお伝えします」
「王妃さま!」
そんなことであのファディーラ一筋のダミールが納得するとは思えなかった。
「何としても説得いたします。それが王妃としての私の務めなのです。陛下にも王としての務めを自覚して頂きます」
「そんな……」
「だからアーシャ、もう書庫であがくことはお止めなさい。そなたのほうこそこれからの王家に必要な者です。身体をいといなさい」
それはアーシャという人物を慮ってではなく、王妃としての務めで述べたような感じだった。
ファディーラの覚悟を知ったアーシャは、とめどなく溢れてくる涙をぬぐうと下を向いたまま、黙って部屋を後にした。
もう何も考えられない。
アーシャは書庫には行かず、自室に引きこもり、その日はラダーすら部屋から閉め出した。
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