尻凛 shiri 〜 がちむちゲイの短編小説集 〜

くまみ

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湯屋の番人 前編

葛藤

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 「預けろって言われたって男にこんな事をされて黙っていられるか・・・でも逃げられる状況じゃないし・・・」守は思った。

 守の思いなどお構いなく忠雄は守の尻の穴に指を出し入れし、伊深は守の硬くなった魔羅をしごいた。

 「守さん、気持ち良くなってきたんじゃないですか?」黙って受け入れている守の様子から伊深は守に声を掛けた。

 「いや・・・そ、そんなことはないです・・・長老会のためですから・・・」守はやっとの思いで声を出した。

 「長老会のためで尻をいじられてこんなに魔羅をギンギンにさせているんですか?本当は気持ちいいんじゃないの?ガッチガチですよ!守さん・・・」

 「うぅぅぅ・・・た、確かに、尻が変な感じだっ・・・くぅぅぅ・・・で、でも俺は男が好きなんじゃない・・・」守は押し寄せる感覚に飲まれるのを必死にこらえた。

 顔をしかめ、必死に快感を堪える守に対して容赦なく攻め続ける伊深と忠雄。

 「くうぅぅ・・・やばい・・・何だか変な感じだ!くすぐったいのか!?い、いや・・・何だか違う・・・」

 「守さん、先っぽから我慢汁出てますよ!」伊深は守の魔羅の先をいじった。

 「あっ!伊深さん!だっ駄目です!さ、触らないでください!」守は伊深の手を掴んだ。

 「守さん、素直になっちゃえ・・・尻をいじられて魔羅をしごかれて気持ちいいんですよね?」

 伊深は守から手を掴まれたがお構いなしに守の魔羅をしごき、忠雄も容赦なく守の尻を責めた。

 「くぅぅ・・・」守は目を強くつむり歯を食いしばる。

 気を抜くと噴き上げてしまいそうになるところを踏ん張っていた。

 「あぁぁぁ、も、もう駄目だっ・・・我慢出来ない・・・い、伊深さん、お、俺・・・出ちゃいそうです!」

 「守さん、いいぞっ!ぶっ放してください!」伊深はさらに守の魔羅を激しくしごいた。

 それに合わせて、忠雄も指を2本にし守の尻穴をかき回した。

 「あぁぁぁ・・・で、出るぅっ!」

 守の魔羅がビクンとうなり、先から白いドロっとした精液がドクドクと溢れ出した。

 「あぁ、はぁ・・・す、すみません・・・伊深さんの手を汚してしまいました・・・風呂場も・・・」

 「守さん、凄い量だな!気持ち良かったか?」

 「あっ、は、はい伊深さん、気持ち良かったですけど・・・何だか変な感じでした」

 「そうか、変な感じか!」伊深は笑いながら守の魔羅に石鹸をつけて洗った。

 「さて、上がるか」伊深が声を掛け3人は風呂を上がり体を拭く。

 客間で3人は軽く飲み直し、頃合いで伊深は守に声を掛けた。

 「守さん、今日も一日湯屋の湯守をして疲れただろう、布団用意してあるから休んだらどうだ」伊深は守を布団が敷いてある部屋に通した。

 「そう言えば疲れたな・・・この布団フカフカだ・・・あぁ眠い・・・」酒の酔いと射精も済ませ、守を一気に睡魔が襲い眠りに落ちるのだった。

 ・・・

 守は寝ていたが隣りの部屋の物音で目を覚ました。

 「あぁ、いわお(伊深)・・・」

 「忠雄、相変わらずスケベだな!お前は・・・」

 「巌だって昔からスケベだろ!あぁ・・・」

 「そろそろ入れるぞ、忠雄、四つん這いになれ・・・」

 隣りの部屋はふすま一つでへだたれていた。

 守はそっと襖を開ける。

 襖から隣りの部屋をのぞき込むと伊深と忠雄が裸で繋がっていた。

 「あぁ・・・い、巌・・・スゲェ、き、気持ちいい・・・」

 「ハァハァハァハァ、忠雄、お前のよがり声、守さんに聞こえちゃうぞ!」

 「あぁ、駄目だ・・・恥ずかしい・・・」

 四つん這いになった忠雄の尻を伊深はガシガシと掘っている。

 「えっ!2人は男同士で何をやっているんだ?!で、でも・・・凄いエロイ・・・」守は興奮してきた。

 そして、2人の情事を垣間見かいまみながら自らの股間に手を伸ばした。

 「あぁ、何でこんなに興奮するんだ、あぁ、あぁ、あぁぁぁぁ・・・」守は先程精液を出したにもかかわらず魔羅はギンギンになっていた。

 我慢しきれず自分の魔羅を激しくしごいた。

 守は枕元に置いてあったティッシュペーパーに手を伸ばした。

 「うぉぉぉ・・・い、出るっ!」

 守はギンギンに勃起した魔羅をティッシュで包み、その中に射精した。

 「あぁ、気持ち良かった・・・もう少し寝るか・・・」

 守は射精を済ませ、再び睡魔が襲い眠りにつくのだった。

 
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