尻凛 shiri 〜 がちむちゲイの短編小説集 〜

くまみ

文字の大きさ
上 下
31 / 50
兄弟酒場 前編

夜の顔

しおりを挟む
 太助は店を出て、まずは店から直ぐの場所にあるマンションに向かった。

 そこは母親と二人で暮らす実家だ。

 エントランスを抜け太助はエレベーターに乗る。

 「今日も忙しかった・・・頑張ったなぁ・・・」太助はボソッと呟く。

 エレベーターを降りて玄関のドアを開けて中に入りそっと閉めた。

 リビングに入るが母親の姿はなく既に寝ているようだった。

 太助は浴室に行き汗て湿ったTシャツやズボン、そしてボクサーブリーフを脱ぎ素っ裸になった。

 体は汗ばみテカッていた。

 中年で固太りの体、ケツはプリっとしていてそんな裸が洗面台の鏡に映った。

 太助は浴室に入りシャワーの蛇口を回した。

 シャワーベッドから勢いよく飛び出し水流が太助に当たる。

 「あぁ、今日も一日頑張ったなぁ・・・」太助は自分に言い聞かせるように呟いた。

 太助は飲食店特有の油臭さくなった体や顔のテカリを念入り洗り、股間に手をやった。

 ボディシャンプーを追加し、股間を入念に洗っていると反応してきてしまう。

 「あぁ、ムラムラする・・・」

 太助はシャワーで体に付いたボディシャンプーを洗い流し、その後は人差し指で自分のケツの穴に指を入れた。

 「うぅぅっ、ヤベェ、気持ちいい・・・欲しくなってきた・・・」

 太助はシャワーベッドを外し、ホースから直接湯をケツの中に入れ、排水溝の蓋を開けてその中に腸の中の物を排出した。

 「よし、準備終わり・・・」

 バスタオルで体を拭き、短パンとTシャツに着替えた。虫除けスプレーを肌の露出した部分にかけて家を出た。

 時刻は夜中1時を過ぎていたが繁華街は人が賑わっていた。朝まで飲み明かす若者やサラリーマンたちが通りで騒いでいる

 「お兄さん、寄ってかない?いい子が揃ってるよ!3000円ボッキリだよ!」

 通りではキャバクラの呼び込みが太助に声を掛けてくるが、丁重に断りながら繁華街を抜ける。

 その通りを抜けると急に静かな大通りに出た。

 しばらく大通りを歩くと駅の側、ビルやビジネスホテル街の通りにポツンとした公衆トイレがあった。

 そのトイレの前は比較的大きな道路となっていて、車が数台停車していた。

 またその周囲では不自然に人がいて皆スマホを眺めていた。

 太助は緊張しながら顔を下に向けて、そのトイレに入った。

 中は小便器は3つ、個室は2つある作りだ。

 既に奥の小便器では用を足している男がいた。

 太助はその隣りに立ち短パンの上からチ○コを引っ張り出した。

 太助は何食わぬ顔で排尿をする。

 隣の男は排尿はしていないようだった。

 男は排尿は既に終わったのか、していないのか、全くその場所から移動する気配はない。

 それどころか小便器から少し離れた場所に立ち、太助に見せるかのようにチ◯コを出していた。

 太助は緊張しながらチラッと男の股間を見た。

 男のチ◯コはドス黒かった。

 あまりジロジロ見る訳にはいかないと太助は思っていたが、やはりチラチラと隣の男を気にしてしまう。

 そのうち、隣の男は自分のチ◯コを上下にしごいているように見えた。

 いや、明らかに隣の男はチ◯コを勃起させてしごいていたのだ。

 太助の股間は反応し、更に男の股間をチラ見すると、そのチ◯コはデカく筋張り黒々としていた。

 太助は男の股間に釘付けになってしまう。

 太助は男のチ◯コから視線をその男の顔に移すと男と視線があってしまった。

 「ど、どうしよう・・・スゲェタイプだ・・・」太助はドキドキしてしまう。

 その男の風貌は労働者風でイカつかった。

 男はチ◯コを更に激しくしごき太助に見せつけてくる。

 そんな状況で太助のチ◯コも硬く大きくなってしまった。

 男は太助のチ◯コに手を伸ばし、太助のガチガチになったチ◯コを握った。

 「うっ・・・」太助は思わず弱い声を出す。

 太助はあまりの興奮で小便器を前に動けなくなった。

 そして、いつの間にか短パンは腰のところまでさがり半ケツになっていた。

 イカつい男のなすがまま、太助はトイレの個室に連れ込まれ、短パンをボクサーブリーフごと膝まで降ろされた。

 イカつい男は太助のプリケツをゴツゴツした手で触りケツの穴を揉む。

 「あぁ、ほ、欲しい・・・」太助は男にケツを突き出した。

 「何だ兄ちゃん、そんなにこれが欲しいのか?」男は太助の手を自分の股間に持って行き、太助の耳元でささやいた。

 「あぁ、デカイ、硬い、スゲェ・・・早く欲しい・・・」太助は目をつむり思うのだった。


 
 
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

処理中です...