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困惑する男
しおりを挟むガシガシと頭を掻いた大橋は、ベッドの上に胡坐をかいて座り込み、困惑していた。そこに多少の動揺も加わっている。
目が覚め、よれよれのワイシャツ姿で寝ていた自分の姿に気づき、昨夜、泥酔したことまでは思い出せたのだが、そこからどうして今の状態になったのか、その過程がかなり曖昧になっている。
ただ、乱暴に引きずられながら歩かされたことだけは、かろうじて記憶に残っていた。
体中から漂う酒臭さに顔をしかめて、大橋はそっとベッドから身を乗り出す。さきほどから気になっていたが、床の上に布団が敷かれ、タオルケットに包まって誰かが横になっていた。
タオルケットのせいで顔は見えないが、わずかに覗き見えるスラックスの足元や、全体からうかがい知れる身長や体つきから、男だとわかった。
誰だろうかと思いながら、大橋はそろそろと手を伸ばし、寝ている男の頭にかかっているタオルケットを静かに捲った。
「うっ……」
驚きのあまり小さく声を洩らす。寝ていたのは、大橋がもっとも予想しえなかった人物だったからだ。
――藍田だ。
状況から考えると、夜中に自分を部屋まで送り届けてくれたのは、この男なのだろう。
大橋はベッドに腰掛け直すと、しみじみと藍田の寝顔を見下ろす。普段は無表情が多い藍田だが、寝顔はどこか苦しげで不機嫌そうだ。
自分の部屋で藍田が寝ているというのも、妙な感じだ。大橋はもう一度頭を掻く。
この部屋に他人が寝たのは、二年前に離婚した妻以来だ。とはいっても、当時の大橋は東京と大阪を頻繁に行き来し、この部屋はまるで、ビジネスホテルのようなものだった。生活する場所というより、ただベッドを提供してくれるだけの場所。
妻なりの反撃のつもりだったらしく、この部屋にベッドが二つ並ぶことはなかったし、大橋は別の部屋で寝起きしていた。
なんだかずいぶん昔のように感じられ、小さく苦笑を洩らす。寂しいのが嫌いなくせに、意外に自分は薄情な男だと思ったからだ。
しかもようやく部屋に泊めた相手が、きれいな女ではなく、よりによって藍田とは――。
大橋は、目を閉じている藍田の顔を眺める。神経質そうな眉がひそめられ、いかにも寝苦しそうだ。
そういえば部屋が蒸して暑いと思い、大橋はエアコンを入れてから、改めて藍田の顔を見下ろした。
険を宿したような切れ長の目が閉じられているせいで、普段のきつさはいくぶん抑えられていることを知る。しみじみと思うのは、藍田はやはり、際立った美貌の持ち主だという点だ。
これで浮いた話一つないというのが、信じられなかった。つまり顔のよさではカバーできないほどの、何かがあるということだ。
「……俺は、性格のきつい美人の扱いは大得意なんだがなあ」
何気なく洩らした自分の言葉に、大橋は深く自省する。得意以前に、藍田は男で同僚だ。まだ酒が残っているらしい。
大橋は手首にしたままの腕時計で時間を確認してから、藍田を起こすことにする。藍田が自宅に戻れるほどの余裕はないだろが、この部屋で準備を整えるだけの時間はあった。
「――おい、藍田、起きろ」
声をかけながら、藍田の体にかかっているタオルケットを剥ぎ取る。藍田もワイシャツ姿で、枕元にジャケットとネクタイが丸めるようにして置かれている。几帳面そうな藍田も、さすがにシワにならないように、などと気をつける余裕がなかったようだ。
身じろいだ藍田が薄く目を開き、すぐにまた閉じる。カーテンが開いたままなので、容赦なく差し込む朝の陽射しが眩しいらしい。
男にしてはやけに長く、密度の濃い睫毛が微かに震えている様を目にして、なぜだか大橋はうろたえる。
藍田が大きく息を吐き出して前髪に指を差し込んだかと思うと、いきなり目が開く。冴え冴えとした眼差しはいつもの藍田のもので、天井を見上げたまま口を開いた。
「……今、何時だ」
いつになく掠れた声だ。新種の生き物を目の前にしたように藍田を眺めていた大橋は、ちらりと一瞥されて我に返る。
「あっ、ああ……、七時少し過ぎだ。会社には間に合う」
藍田はもう一度息を吐き出し、億劫そうに体を起こした。
「あんたは間に合っても、わたしは間に合わない……」
寝起き早々で、すでに藍田節全開だ。
そのことに微笑ましさすら覚えながら、大橋は立ち上がってカーテンと窓を全開にする。朝のひんやりとした風が、酔いではっきりしない気分を少しはマシにしてくれる。
「お前、今から家に帰るなんて言うなよ。ここから会社に行け。必要なものは全部貸してやる」
藍田の返事も聞かず、大橋はクローゼットを開けて、買い置きしてあるワイシャツを選び始める。
ワイシャツの色は何種類か揃えてあるが、いまだに布団の上に座り込んでいる藍田を振り返ってから、大橋は淡いピンクのワイシャツを選んで投げつける。
受け取った藍田は、自分の趣味ではないと言いたげな表情を浮かべたが、大橋はきっぱりと言い切る。
「着ろ。俺も、女性社員からプレゼントされたはいいが、扱いに困っているんだ。俺よりお前のほうが着こなせる。それに合うスーツも出してやる」
大橋は自分のスーツをざっと見てから、迷うことなく明るいブラウン系のものを手に取る。それにネクタイも合わせ、藍田の前に置く。
「……あんた、派手なんだな……」
ぼそりと洩らした藍田の声から、困惑しているのがありありと感じ取れる。思わず噴き出しそうになった大橋だが、ヘソを曲げて帰ると言い出しかねないので、ぐっと我慢した。
「お前が地味すぎるんだ。それ置いて、早くシャワーを浴びてこい。あまりのんびりするなよ。俺も次に入るからな」
強引に藍田を引き立たせると、腕を掴んだままバスルームに連れていく。
「中にあるものはなんでも好きに使え。歯ブラシも、買い置きしてあるのを出してやる。それと、下着は――」
「それはいい」
藍田がきっぱりと答えたので、大橋はニヤリと笑いかけた。
「下着は普通だぜ、俺は? ピッチピチのビキニを穿いているわけじゃないんだから、そう露骨に嫌がることないだろう」
「想像するだけで気持ち悪くなるようなことを言わないでくれ」
可愛くない、と心の中で呟いてから、大橋は説明に戻る。
「ヒゲを剃るなら、シェーバーでもカミソリでも、好きなほうを使え――って、お前、剃るほどヒゲが生えてるのか?」
大橋は手を伸ばし、藍田のあごを撫でようとしたが、次の瞬間には、容赦なく手を払い退けられて、鋭く睨みつけられた。口中で、悪い、と謝った大橋は、何事もなかったようにバスルームのドアを閉める。
「……そういや、そういう奴だったな」
ダイニングに戻りながら、大橋は苦笑を洩らす。
いつもは違う場所で仕事をして、遠くから眺めているだけなので意識しなかったが、自分の部屋にいるせいで緊張感が薄れ、つい藍田に対して、普通の友人同士の感覚で接してしまった。
藍田は、そういうのを嫌っている男だ。
大橋は、藍田に鋭く打たれた自分の手を見る。まるで、気位の高い猫の機嫌を取ろうとした挙げ句に、あっさりと振られてしまったあとのような気分だ。
もっとも、いまさら藍田に言動に対して、気を悪くすることも、怒りが湧くこともない。
気を取り直し、バスタオルや歯ブラシを準備してやると、洗面所兼脱衣所のわかるところに置いてやる。すぐに出て行こうとして、バスルームからの水音が耳に入った。
無意識に大橋は唇を綻ばせる。この部屋に、自分以外の人間がいる気配を感じるのも、なかなかいいものだと感じたのだ。
それから十分ほどして、バスルームに通じるドアが開いた。
ダイニングのテーブルにつき、焼いたパンを頬張っていた大橋が振り返ると、シワだらけのスラックスとワイシャツを羽織った藍田が出てくる。
やけに早いと思ったら、髪が濡れたままだ。洗面所にドライヤーも置いてあり、わからなかったということはないだろう。どうやら、大橋を待たせてはいけないと、気をつかったらしい。
ボタンを二つしか留めていないワイシャツの下から、日に焼けていない藍田の肌が覗き見え、正直大橋は目のやり場に困る。男の素肌に緊張するというのも、妙な話だが。
一方の藍田は大橋の戸惑いなど知るはずもなく、顔をしかめる。
「昨夜あれだけ飲んでおいて、よくパンなんてかじられるな」
「朝食わないと、体がもたん」
最後の一切れを口に押し込んでから、大橋はもう一つ出しておいたグラスに牛乳を注ぎ、藍田に突き出す。渋々といった様子で藍田は受け取り、飲み干した。
それを見届けてから、今度は大橋がバスルームに入る。
このとき、洗面所に置いてあるドライヤーを取り上げ、ダイニングにいる藍田に向けて突き出す。
「今日はもう、タクシーで行くから、そう慌てなくて大丈夫だぞ」
物言いたげな顔をしながらも、藍田は黙ってドライヤーを受け取る。微妙な藍田の表情に満足しながら、大橋はドアを閉めた。
意外に藍田は表情のレパートリーを持っている。それがわかっただけでも、昨夜は無理やり、集まりに連れて行った甲斐はあるというものだ。
タクシーの後部座席で、藍田は自分の格好が気になるらしく、落ち着きなくネクタイを弄っていた。大橋が貸したスーツ一式を着込みはしたものの、色合いがいつもの自分らしくないと、まだ思っているらしい。
シートに深く体を預け、そんな藍田の様子を観察していた大橋は、こう言わずにはいられなかった。
「似合っているから、堂々としていろ。それとも、俺のスーツなんて、着たくはなかったか?」
「誰もそんなことは言ってないだろうっ」
ムキになって返してくる藍田が普段のこの男らしくなくておもしろい。大橋は口元を手で覆い、くっくっと声を洩らして笑う。
実際、藍田は明るめの色が似合っていた。普段は目立つのを嫌っているのか、清潔感とシンプルさのみを求めた没個性なスーツばかり着ているので、余計新鮮に映る。
大橋に比べて、藍田は細身ではあるので、野暮ったく見えるかもしれないと心配はしたのだが、元々身長はある男なので、ウエストさえベルトで絞ってしまえばさほど違和感はない。
「お前、いつも地味な色のスーツやワイシャツばかり着てないで、たまには色気のあるもの着ろよ」
大橋が忠告すると、藍田が冷めた眼差しを横目で寄越してくる。
「……どうせわたしは、数字の温室に閉じこもっているだけだからな。あんたほどおしゃれに気を使わなくてもいいんだ」
「へえ。前に俺が言ったこと、気にしているのか?」
大橋はにんまりとして、藍田のほうに身を乗り出す。反射的に身を引こうとする藍田の肩を抱く。
少しだけ手に余る藍田の肩の感触に、大橋の記憶が刺激される。確かに夜中、この肩にずっとすがりついて歩いていたのを覚えていた。
露骨に嫌そうな顔をした藍田に、肩にかけた手を外される。
気位の高い猫だって、もう少し可愛げがあるかもしれない。そう思った大橋だが、もちろん口には出さない。わたしと動物を一緒にするな、と冷めて口調で抗議されるのは、目に見えている。
会社のビルの前でタクシーを停めると、大橋が支払いを済ませた。
「俺が言い出したからな。タクシー代は気にするな」
歩き出しながら大橋が気前のいいところを見せると、藍田はいつものように無表情を保ち、愛想のない声で答えた。
「あんたを連れて帰るとき、タクシー代はわたしが出した」
「……あー、そうかい」
会話は弾んでいるとは言いがたいが、その場で別れる気にもなれず、大橋は藍田に続いてビルの入館用ゲートを通る。二人のことを知っている人間なら、妙な組み合わせで歩いていると、さぞかしおもしろがっていることだろう。
ロビーを行き交う社員たちの中に、興味深そうに自分たちを見ている者がちらほらいるのは、おそらく気のせいではない。
そんなことを考えながら大橋が前髪を掻き上げようとしたとき、背後から声をかけられる。
「――藍田さん」
自分が呼ばれたわけでもないのに、大橋は藍田につられて一緒に振り返る。小走りで駆け寄ってきたのは、ホテルのラウンジで顔を合わせた、堤という男だった。
変わり者の藍田の、変わり者の部下だ。
「おはようございます」
そう挨拶した堤は、次の瞬間には目を丸くして藍田の姿を上から下まで眺める。堤の視線の意味が大橋にはよくわかる。その証拠に、堤は素直に驚きを口にした。
「なんだか、雰囲気がいつもとは違いますね、藍田さん」
「気のせいだ」
素っ気ない藍田の返答は、ツンドラと呼ぶに相応しい。
だが、今朝の藍田のうろたえぶりを知っている大橋は、隣で小さく噴き出してしまう。すかさず、藍田にキッと睨みつけられた。
「……なんだよ。何も言ってないだろう」
「言ってなくても、あんたは思ったことが顔に出て、わかりやすいんだ」
「へえ、とうとうそこまでわかり合えたか、俺たちは」
大橋の冗談は見事に無視された。
「――わたしは寄るところがあるから、階段で行く」
大橋と堤、どちらに向けてのものなのかそう告げて、藍田は立ち去ろうとしたが、ふと思い出したように大橋を振り返って言った。
「スーツとワイシャツは、クリーニングに出してから返す」
「ワイシャツはお前にやるよ」
「いらない」
清々しいほどきっぱりと答えて藍田は足早に歩いていき、本当に階段を使って上がって行く。
いつになく人目を引く姿勢のよい後ろ姿は、すぐに見えなくなった。
示し合わせたように堤と並んで藍田の後ろ姿を見送っていた大橋は、我に返って堤に声をかける。
「おもしろいな、お前のところの上司は」
「ええ。……俺だけが、そのことを知っているかと思っていたんですけどね。大橋部長補佐も目をつけているとは知りませんでしたよ」
なんだかやけに引っかかる言い方だった。
堤が物怖じしない性格だというのは、前回顔を合わせたときに感じていた。だが今は、物怖じしないというより、挑発的だ。
大橋はまじまじと堤を眺めるが、平然と見つめ返された。悠然というより、横柄さすら感じさせる堤の物腰から、藍田の忠実な部下というだけではないものを感じる。
藍田には無神経の塊のように思われている節がある大橋だが、これでも他人を分析する能力には自信がある。
間違いなく堤は、曲者だ。さすがに、あの藍田のバリアーになると言っただけはあるというべきだろう。
大橋は何事もなかったようにニヤニヤと笑う。
「そりゃあ、まあ、この先あいつとは、何かと協力し合わないといけないしな。だから、お前だけじゃなく、俺もあいつのバリアーになることにしたんだ」
「俺の専売特許のつもりだったんですけどね、それ」
悪かった、と危うく言いそうになった大橋だが、ここでこいつに謝るのは違うのではないかと思い直し、曖昧な返事で返す。
「――大橋部長補佐」
大橋も立ち去ろうとして、堤に呼び止められた。
「なんだ?」
「藍田さん、どうして今日はいつもと雰囲気が違うんですか」
まじめな顔で堤に尋ねられて虚を突かれた大橋だが、隠すほどのことでもないので教えてやる。
「あいつが今日着ているスーツ一式、全部俺のなんだ。趣味じゃないから嫌だとか抜かすのを、無理やり着せた。――似合っているだろう?」
「ええ」
素直に頷いた堤だが、すぐに言葉を付け加えた。
「でも、藍田さんらしくないですよ。あの人は、他人の中に埋没していると思って安心しているときのほうが、存在感が際立つ」
どういう意味だと大橋が尋ねようとしたときには堤が駆け出し、扉が閉まりかけていたエレベーターに乗り込む。
その場に立ち尽くした大橋は、一声唸ってからガシガシと頭を掻いた。
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