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登場人物紹介
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登場人物名 ■ / 組織名・その他 ○
■ 佐伯 和彦(さえき かずひこ)
育ちがよく、優しげな面立ちの美容外科医。三十二歳。長嶺の男たちに目をつけられて裏の世界へと引き込まれ、〈オンナ〉にされる。苛烈な現実をしたたかにしなやかに受け入れながら、淫奔な本質を露わにしていく。家族とは疎遠。
○長嶺組(ながみねぐみ)
血統主義を貫いている古く歴史がある組。総和会を構成する十一の組の一つで、現在最大の発言力を持っている。組長は長嶺賢吾。
■長嶺 賢吾(ながみね けんご)
長嶺組組長。四十代半ば。和彦に目をつけ、〈オンナ〉にした。総和会会長の息子でもある。和彦に対して強い執着心と独占欲を持っており、逃さないようさまざまな手段を講じる。
■長嶺 千尋(ながみね ちひろ)
賢吾の息子であり、総和会会長(長嶺守光)の孫でもある。二十二歳。長嶺組の跡目として修業中。賢吾とともに、和彦を〈オンナ〉にしている。和彦に対する執着心は、賢吾同様強い。
■三田村 将成(みたむら まさなり)
長嶺組傘下城東会(じょうとうかい)の若頭補佐。三十代半ば。和彦が唯一〈オトコ〉と呼んでいる存在。和彦に対して献身的に想いを注いでいる。
■笠野(かさの)
長嶺組本宅で台所を取り仕切っている組員。三十代半ば。和彦の食事の世話もしている。三田村と親しい。
■久保(くぼ)
長嶺組組員。二十代前半。本宅に住み込み、笠野の下で雑用をしている。
■館野(たての)
長嶺組の執行部役員の一人で、城東会の顧問を務めている。
■宮森(みやもり)
長嶺組若頭の一人であり、城東会組長。四十代前半。三田村が補佐を務めている。
○総和会(そうわかい)
十一の組によって構成されている巨大暴力団組織。現在の会長は長嶺守光。
■長嶺 守光(ながみね もりみつ)
総和会会長。長嶺組の前組長。賢吾の父親であり、千尋の祖父。六十代後半。思惑があり、和彦を〈オンナ〉にした。
■南郷 桂(なんごう けい)
総和会第二遊撃隊隊長。四十代前半。守光の側近で、総和会内で特殊な存在感を持っている。和彦に対しては慇懃な一方で、威圧的な態度を取る。
■中嶋 圭輔(なかじま けいすけ)
総和会第二遊撃隊の一員。二十代後半。元ホストという経歴の持ち主で、和彦の友人でもある。
■加藤 達樹(かとう たつき)
総和会第二遊撃隊の隊員。二十二歳。中嶋について行動することが多い。左腕にタトゥー。
■小野寺 翔(おのでら しょう)
総和会第二遊撃隊の隊員。二十三歳。第二遊撃隊では数か月だけ加藤の先輩。南郷のシンパ。耳にいくつもピアス穴。
■御堂 秋慈(みどう あきちか)
総和会第一遊撃隊隊長。四十歳。総和会前会長の親戚筋にあたり、賢吾とは昔馴染み。清道会と縁深い。元〈オンナ〉の立場であったため、和彦と互いに親近感を抱いている。
■二神(ふたがみ)
総和会第一遊撃隊の隊員で、御堂の側近。四十代前半。
■吾川(あがわ)
総和会本部で、守光の身の回りの世話をしている。
■藤倉(ふじくら)
総和会文書室筆頭。事務処理全般を取り仕切っており、和彦の仕事のサポートをすることもある。外見年齢は四十歳そこそこだが、実は――。
○清道会(せいどうかい)
総和会を構成する十一の組の一つ。長嶺組に次ぐ勢力を持っているが、守光によってその立場が危うくなりかけている。
■綾瀬 隆央(あやせ たかお)
清道会組長補佐。五十代半ば。かつて御堂を〈オンナ〉にしており、現在も特別な間柄。
○伊勢崎組(いせざきぐみ)
伊勢崎龍造が結成した組。北陸の北辰(ほくしん)連合会に加わっており、規模は小さいながら、影響力を持っている。
■伊勢崎 龍造(いせざき りゅうぞう)
伊勢崎組組長であり、北辰連合会の大幹部(顧問)。六十代前半。かつて御堂を〈オンナ〉にしていた。
■伊勢崎 玲(いせざき れい)
高校生三年生。十八歳。龍造の一人息子で、大学進学を目指している。和彦に強く惹かれる。
○佐伯家
■佐伯 俊哉(さえき しゅんや)
和彦の父親。審議官ポストに就く、大物官僚。六十代前半。
■佐伯 英俊(さえき ひでとし)
和彦の兄。父親と同じ省庁に勤めるキャリア官僚。三十代後半。独身。和彦に対して冷ややかな態度を取る。
■佐伯 綾香(さえき あやか)
和彦の戸籍上の母親。六十代前半。
〇和泉家
■和泉 紗香(いずみ さやか)
和彦の叔母。二十代後半で亡くなっている。
■和泉 総子(いずみ ふさこ)
和彦の祖母。
■和泉 正時(いずみ まさとき)
和彦の祖父。
○その他
■鷹津 秀(たかつ しゅう)
県警本部刑事部組織犯罪対策課暴力団担当係の悪徳刑事。四十歳。賢吾と因縁があったが、和彦に興味を持ち、情報提供などの便宜を図るかわりに、肉体関係を求める。
■秦 静馬(はた しずま)
中嶋のホスト時代の先輩で、現在はホストクラブ・キャバクラを何店舗も経営する実業家。三十代前半。素性は限りなく怪しい。
■里見 真也(さとみ しんや)
かつての俊哉の部下で、佐伯家にも出入りしていた。俊哉に目をかけられ、和彦の家庭教師をしていたこともある。四十代前半。現在は民間シンクタンク勤務。
■澤村 航(さわむら こう)
和彦のかつての同僚で、友人でもある。和彦の一歳上。
■滝口 優也(たきぐち ゆうや)
城東会組長・宮森の甥。二十代半ば。かつては税理士事務所に勤務。
■賀谷 晴秋(かや せいしゅう)
和泉家のかかりつけ医。五十代半ば。過去に紗香と関わりを持っていた。
■九鬼 蓮巳(くき はすみ)
和泉家所有の資産管理会社社員。裏の世界にも精通している節がある。三十代半ば。
■烏丸(からすま)
九鬼の同僚だが、実質は九鬼のボディーガード。
■ 佐伯 和彦(さえき かずひこ)
育ちがよく、優しげな面立ちの美容外科医。三十二歳。長嶺の男たちに目をつけられて裏の世界へと引き込まれ、〈オンナ〉にされる。苛烈な現実をしたたかにしなやかに受け入れながら、淫奔な本質を露わにしていく。家族とは疎遠。
○長嶺組(ながみねぐみ)
血統主義を貫いている古く歴史がある組。総和会を構成する十一の組の一つで、現在最大の発言力を持っている。組長は長嶺賢吾。
■長嶺 賢吾(ながみね けんご)
長嶺組組長。四十代半ば。和彦に目をつけ、〈オンナ〉にした。総和会会長の息子でもある。和彦に対して強い執着心と独占欲を持っており、逃さないようさまざまな手段を講じる。
■長嶺 千尋(ながみね ちひろ)
賢吾の息子であり、総和会会長(長嶺守光)の孫でもある。二十二歳。長嶺組の跡目として修業中。賢吾とともに、和彦を〈オンナ〉にしている。和彦に対する執着心は、賢吾同様強い。
■三田村 将成(みたむら まさなり)
長嶺組傘下城東会(じょうとうかい)の若頭補佐。三十代半ば。和彦が唯一〈オトコ〉と呼んでいる存在。和彦に対して献身的に想いを注いでいる。
■笠野(かさの)
長嶺組本宅で台所を取り仕切っている組員。三十代半ば。和彦の食事の世話もしている。三田村と親しい。
■久保(くぼ)
長嶺組組員。二十代前半。本宅に住み込み、笠野の下で雑用をしている。
■館野(たての)
長嶺組の執行部役員の一人で、城東会の顧問を務めている。
■宮森(みやもり)
長嶺組若頭の一人であり、城東会組長。四十代前半。三田村が補佐を務めている。
○総和会(そうわかい)
十一の組によって構成されている巨大暴力団組織。現在の会長は長嶺守光。
■長嶺 守光(ながみね もりみつ)
総和会会長。長嶺組の前組長。賢吾の父親であり、千尋の祖父。六十代後半。思惑があり、和彦を〈オンナ〉にした。
■南郷 桂(なんごう けい)
総和会第二遊撃隊隊長。四十代前半。守光の側近で、総和会内で特殊な存在感を持っている。和彦に対しては慇懃な一方で、威圧的な態度を取る。
■中嶋 圭輔(なかじま けいすけ)
総和会第二遊撃隊の一員。二十代後半。元ホストという経歴の持ち主で、和彦の友人でもある。
■加藤 達樹(かとう たつき)
総和会第二遊撃隊の隊員。二十二歳。中嶋について行動することが多い。左腕にタトゥー。
■小野寺 翔(おのでら しょう)
総和会第二遊撃隊の隊員。二十三歳。第二遊撃隊では数か月だけ加藤の先輩。南郷のシンパ。耳にいくつもピアス穴。
■御堂 秋慈(みどう あきちか)
総和会第一遊撃隊隊長。四十歳。総和会前会長の親戚筋にあたり、賢吾とは昔馴染み。清道会と縁深い。元〈オンナ〉の立場であったため、和彦と互いに親近感を抱いている。
■二神(ふたがみ)
総和会第一遊撃隊の隊員で、御堂の側近。四十代前半。
■吾川(あがわ)
総和会本部で、守光の身の回りの世話をしている。
■藤倉(ふじくら)
総和会文書室筆頭。事務処理全般を取り仕切っており、和彦の仕事のサポートをすることもある。外見年齢は四十歳そこそこだが、実は――。
○清道会(せいどうかい)
総和会を構成する十一の組の一つ。長嶺組に次ぐ勢力を持っているが、守光によってその立場が危うくなりかけている。
■綾瀬 隆央(あやせ たかお)
清道会組長補佐。五十代半ば。かつて御堂を〈オンナ〉にしており、現在も特別な間柄。
○伊勢崎組(いせざきぐみ)
伊勢崎龍造が結成した組。北陸の北辰(ほくしん)連合会に加わっており、規模は小さいながら、影響力を持っている。
■伊勢崎 龍造(いせざき りゅうぞう)
伊勢崎組組長であり、北辰連合会の大幹部(顧問)。六十代前半。かつて御堂を〈オンナ〉にしていた。
■伊勢崎 玲(いせざき れい)
高校生三年生。十八歳。龍造の一人息子で、大学進学を目指している。和彦に強く惹かれる。
○佐伯家
■佐伯 俊哉(さえき しゅんや)
和彦の父親。審議官ポストに就く、大物官僚。六十代前半。
■佐伯 英俊(さえき ひでとし)
和彦の兄。父親と同じ省庁に勤めるキャリア官僚。三十代後半。独身。和彦に対して冷ややかな態度を取る。
■佐伯 綾香(さえき あやか)
和彦の戸籍上の母親。六十代前半。
〇和泉家
■和泉 紗香(いずみ さやか)
和彦の叔母。二十代後半で亡くなっている。
■和泉 総子(いずみ ふさこ)
和彦の祖母。
■和泉 正時(いずみ まさとき)
和彦の祖父。
○その他
■鷹津 秀(たかつ しゅう)
県警本部刑事部組織犯罪対策課暴力団担当係の悪徳刑事。四十歳。賢吾と因縁があったが、和彦に興味を持ち、情報提供などの便宜を図るかわりに、肉体関係を求める。
■秦 静馬(はた しずま)
中嶋のホスト時代の先輩で、現在はホストクラブ・キャバクラを何店舗も経営する実業家。三十代前半。素性は限りなく怪しい。
■里見 真也(さとみ しんや)
かつての俊哉の部下で、佐伯家にも出入りしていた。俊哉に目をかけられ、和彦の家庭教師をしていたこともある。四十代前半。現在は民間シンクタンク勤務。
■澤村 航(さわむら こう)
和彦のかつての同僚で、友人でもある。和彦の一歳上。
■滝口 優也(たきぐち ゆうや)
城東会組長・宮森の甥。二十代半ば。かつては税理士事務所に勤務。
■賀谷 晴秋(かや せいしゅう)
和泉家のかかりつけ医。五十代半ば。過去に紗香と関わりを持っていた。
■九鬼 蓮巳(くき はすみ)
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■烏丸(からすま)
九鬼の同僚だが、実質は九鬼のボディーガード。
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