星の降る夜に

ルナ

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「隊長!副隊長!準備完了しました!」

と隊員の1人が声を掛けてきた。

「ご苦労。後は何がある?」

「はっ!ただいま食事を作ってますのでこちらにきていただければ。えっとミオ?ちゃんのご飯はどうしますか?我々と同じでよろしいですか?」

「そうだな……とりあえず同じでいいだろう。無理だったら違うのを頼めるか?」

「はっ!分かりました!」

と言うと戻っていった。2人はとりあえず近くの川で手を洗い戻って来ると

「あ!ちょうどいい時に戻ったっすね。手は洗って来たっすか?」 

「あぁちゃんと洗った。」

「じゃあ先にこちらどうぞッス」

と言うと木の皿に肉を焼いたのを起き3人に渡した。 

「あぁ」

「ありがとうございます」

「あーと」

とそれぞれ返事をし受け取り

「いたーきましゅ!」

と魅珱は挨拶をし肉にかじりついた。

「所でオークですがこの湖に近づくにつれ多くありませんでしたか?」

「そう言われれば……ならこの近くに集落があるのか?」

と話し始めていて魅珱の様子には気づいてなかった。

「アグアグ……(き……切れない……というか厚い?)アグアグ……」

と噛み付いたまま一生懸命口を動かすが全く切れずそのままの状態だった。

「ん?団長に副団長とミオちゃんスープ来たっすよって!!ミオちゃん?!」

と肉を焼きながらスープ来たことを告げようとし振り返ると一生懸命口を動かしている魅珱にビビった。

「な?!」

「どうゆう状況ですか?!」

と2人も魅珱をみてびっくりした。

「アグアグ……アグアグ……」

とそれでも頑張っていたが

「ミオウ!とりあえず一旦口からだせ」

とアルセルドに言われ

「アグアグ……あぅ?(何か間違えた?)」

と思い肉を口から出しアルセルドを見た。

「あぁ・・・すまないミオウ気づいてやれなくて」

と魅珱の口周りを拭きながら言うと

「あ!ミオちゃんには厚すぎた見たいっすね」

と確認しいうと

「そうか。じゃあ食べやすい厚さと大きさに切るか」

「じゃあ切ってくるっすよ」

といい持っていこうとしたが取り上げ

「いやこちらで切るからそのままでいい」

と答えた。

「そうっすかっとほかの肉が焦げるから戻るんでよろしくっす。」

「そうしてくれ」

と答え魅珱を抱っこすると肉を切り分け魅珱の口に持っていった。

「う?(えっと・・・これは迷惑では?)」

と思ったが

「ほら?気にせず口を開けなさい」

と言われてしまい大人しく食べさせてもらった。

「びっくりしましたがまぁそうした方が早かったといいますか……話し込んでしまいすみませんでした。」

と謝られた。

「ŧ‹"((。´ω`。))ŧ‹”……ンクッ……でぃーにょ?どちたの?」

とコテンと首を傾げた。

「まだ幼いのに1人で食事をさせてしまって喉に詰めたりしたら大変でした。」

「んぅ?(幼い?なんの事だろ?)」 

とキョトンとしていると

「まぁこれから気をつければいいだろ。ミオウこの大きさで大丈夫か?」

とまた切った肉を口元に持ってきた。

「ぁぃ。ぁー」

と口を開け食べるとアルゼルドは自分も食べ始めたまに魅珱にスープも食べさせていた。

「ぜぇりゅ・・・」

としばらくし声をかけると

「ん?半分も食べてないがもうお腹いっぱいか?」

「ぁぃ。もぅむり」

「そうか(かなり少ないな?)もう少しこのまま待っててくれな?(小さいから仕方無いのか?)」

といい残りを食べてしまった。

「隊長~」

と肉を焼いていた団員が声をかけてきた。

「どうした?ミゲル?」

「お茶どうぞッス。ミオちゃんにはホットミルクどうぞッス」

とカップを渡した。

「あーと」

とカップを受け取り魅珱はフーフーしながら飲んでいたが

「( *・ω・))コクコク…う?(あれなんだろ?)」

とボケっとミゲルを見ていると

「ん?ミオウどうした?(ミゲルを見てるのか?)」

「ぁりぇにゃにぃ?」

とコテっと首を傾げた。

「え?オレっすか?ミオちゃん何見てるっすか?」

とミゲルは自分の周りを見るが別に気になる事はなかった。

「ミゲルに何かあったか?」

と聞くと

「ちぃぽ?」

と聞いた。そう今まで出ていなかった尻尾を見つけたのであった。

「え?ちぃぽ?なんすっかそれ??」

と不思議がるミゲルを気にせず

「ちぃぽ…あぁ…尻尾の事か?」

「え?尻尾っすか?ちぃぽって尻尾なんすっか??」

と更に不思議がるミゲルを気にせずアルゼルドは魅珱に聞いた。

「ぁぃ…にゃんでちぃぽぁりゅにょ?」

「なんで尻尾があると言われてもな?当たり前にあるんだが??」

「え?オレの尻尾は生れつきあるっすけど??え?」


と魅珱の答えに困惑していると

「ちぃぽにゃかったにょ?」

「ん?あー今まで尻尾がなかったから分からなかったのか」

「なるほど。尻尾も耳も隠してたっスからね。それに猫の獣人っすから」

「じゅぅぢぃん?にゃに?」

「ん?獣人も分からないのか?」

「ぁぃ…」

「なるほどそれで尻尾が不思議だったのか…」

「でも獣人知らないってそれは番も知らないってことっすよね?」

とミゲルがアルゼルドに聞くと

「ちゅがぃ?」

「それも知らないんだな」

「ぁぃ…だめにゃこちょ?」

と魅珱が聞くと

「いや…ダメではないな。しかし普通ならば話は聞いた事はあるはずなんだが…」

と不思議そうに考えていると

「ぁりぇー?にゃんこしゃん?わんしゃん?うしゃしゃん?くぅましゃん?」

と魅珱が周りを見ながら言うと

「あぁ皆夜だから耳や尻尾をだしてるんだな」

「みんにゃぁ?でみょ…」

とアルゼルドを見上げると首を傾げた。

「ん?どうした?」

「ぜぇりゅにゃぃょ?」

「ん?オレ?」

「ぜぇりゅなぃなぃちてる?」 

「いや。オレは無いぞ?」

「にゃぃにょ??」

「オレは獣人だが耳や尻尾はない…いや?尻尾はあるか?まぁそのタイプと人族はないな?」

「ちぃぽぁりゅにょ?」

「まぁあるといえばあるが条件が揃わないと出てこないな」

「そうにゃにょ?」

「そうだ」

「じゅぅじぃんってにょわぁ?」

「そうだな。ミゲルなら猫になれる」

「にゃんにゃん?」

「あぁ。にゃんにゃんだ」

「にゃんにゃんฅ•ω•ฅ」

「見たいのか?」

「ぁぃ!」

「だそうだ。ミゲル」

「まぢっすか。しゃあないっすね。準備してくるんで待っててくださいっす」

と言うとテントに入って行った。



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