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第二章
束の間一息
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皇国歴一九六一年 厳冬
「残念」
ハネさんは何度もそう言って、俺の軍服を恨みをこめて眺めている。ジャケットにいる狸も怯えているだろう。
「へんなことして昇進が取り消しになったら大変ですもん。それより、なんだか緊張しますね」
祝勝会は北楽市街地のホールを貸し切って行われている。天使のサイクルがあるとはいえ、出撃待機を命じられた軍服たちもいるが、なんと後日もう一度これをやるという。凄まじく豪勢な会であり、主催者の懐も広い。
壇上、その人物がマイクを握った。
「佐野です。まあ、こういうスピーチは慣れていないし、あがり症なもので、困ったな、メモを用意してきたんだが」
ポケットをまさぐる様子に笑声が湧いた。野次が飛んだが、御岳さんの声に似ていた気がする。
それに、彼はきっと緊張とは無縁の人物だ、メモは失くしたのではなく用意していないのだろう、淀みなく冗談を二つほど挟んで場を盛り上げた。
最後にはやや声のトーンを落とし、黙祷の号令をした。
「さあ、あとは無礼講の時間だ」
佐野さんが拍手とともに袖に引っ込むと、急に腹がへってきた。各部隊ごとにテーブルが設けられているが、立食なんてしたことがないし、マナーもわからない。真実にどうすればいいのか聞くと、
「そういやあ、こっちに来たばかりのときは、食堂で飯を食うのにも難儀してたな」
「誠さん、こうですよ。こうやって」
「誠、こうだよ」
巡たちがあれこれと教えてくれた。そうされると、教えてもらうほどのことではなかったとわかる。
「ありがとう。勉強してないとこういうときに困るな」
「笠置さんにマナーも教えてやってと言っておけばよかったな」
「やめてくれ。天使ならうまく喰えるんだ、それでいいだろ」
「綺麗に美しく、とは言い難いですけどね」
それから見舞いに来てくれた人たちが集まったり、俺たちも挨拶に出向いたりした。狸はどこでも歓迎された。
「朝日、よくやった」
土竜の山谷さんは無口ながらも褒めてくれた。副官の軍服が驚いていたので、山谷さんのそれが絶賛なのだとわかった。
「きみは似てるよ」
彼も俺に父の面影を見たのか、目を細めた。
ハネさんはひとりスーツ姿でそこら中に顔を出している。招かれているといった方が正しく、どこにでも顔なじみがいた。
「やあ。食ってるか」
無礼講が大好きそうな佐野さんは、ハネさんに腕を組まれながら狸を訪れた。
「ちょ、ハネさん。まずいですってば」
巡は慌てたが、佐野さんは酔いもあるが、
「いいのさ。彼女をエスコートするなんて誇らしさすらあるもの」
「じゃあ腕の組み方が逆じゃないっすか」
「されたい時もあるんだよ」
「したい時も、ある」
「ご勝手に。しかし中佐、今回は、感謝してもしきれませんよ。無礼講ではありますが」
真実が礼を伝えると、にこにこしながら頷いた。ハネさんから離れ、榊くん、と目を合わせた。
「いいのさ。俺は仕事をしただけ。それより金払いが悪くてすまんね。どうも……無い袖は振れないというやつで。詫びというのも変だが、昇進と転勤での埋め合わせになった」
「まあ、それは仕方がありませんよ。手柄を立てすぎた我々に非がありますので」
「あはは。そう言ってもらえると気が慰められる。それと、約束を果たそうと思ってね」
「約束?」
「朝日くんのお父さんについて、話があるんだ」
真実たちは俺を覗うが、動揺はない。こいつらがいれば、たとえ神が十体現れたという報を受けても、さすがに多過ぎるな、二体同時であっても驚かない。
「とはいえ、どれだけ日があっても語りきれないだろうから小話をね」
他にも顔を出さなければならないのに、こうして時間を取ってくれたのだ。謹聴しなければならないが、どうにもわくわくする。
「それが、約束ですか?」
巡の疑問はもっともで、病室でのことを簡単に説明した。真実は「いいのか」と確認してきたが、これでいいんだ。独り占めするのはもったいない。
「彼は、天使退治のプロフェッショナルだった。皇国でも有名だったし、腕を買われて若い頃から海外にも渡航したりもしていた」
「私も、知ってる。朝日勇大佐」
「ハネさん、知ってたの?」
「うん。でも、言ってもいいか、迷ってた」
故人の話をその息子にするというのは、それなりに勇気と決断が求められるのかもしれない。彼女はごめんねと俺を抱きしめたが、公の場でそれは少し恥ずかしい。
「い、いいってば。気にしないよ。だから」
「目立つことはしない、でしょ? ハネさん、目立ってますよ」
巡が割って入るようにして助けてくれた。謝意を目で送ると、
「嫌ならはっきり言いなさい」
と叱るように睨まれた。
「佐野さん、その朝日大佐はレベトにも行ったことがあんの?」
「ああ。他の主要国にも何年か滞在していたと思うよ。半年から二年くらいかな。海外での任務も多かったし、国内でもずば抜けた戦果をあげた。こういってはなんだが稀代の化け物さ」
体がむず痒くなる。俺の身内は、随分な人だったらしい。
「さて、そういう人物だったということで、こんな話がある」
「待ってました。ただ偉そうなだけじゃ、面白くないですもんね」
身内を褒められた照れくささが、奇妙なほど折れを興奮させている。
「私が彼について、もっとも戦慄し、同時に感動したことがある。朝日勇とはこういう男なのだと、彼が自ら示したんだ」
「もったいぶらないでくださいよ。本当に狸に似ちゃいましたね」
無礼講とはいえ、真実はかなりくだけた態度である。漂う酒気にあてられていて、だけど佐野さんも赤ら顔のため、それすらも嬉しそうだ。
そしてワイングラスを傾け、咳払いをし、なんとも大袈裟な身振りで微笑んだ。
「彼はこうと決めたら一本気だ。その奥方にもね」
「馴れ初めってことですか?」
聞きたいようなそうでないような、酒も飲んでないのに顔が赤くなりそうな話である。
「そう。朝日は不器用で、彼女に好意をどうやって伝えたらいいのかわからなかったんだ。言葉を用いたり贈り物をしたりするということには、しばらく経ってから仲間に教えられて気がついたらしいよ」
「ば」
巡は口をつぐんだ。が、真実はためらわない。
「馬鹿ですねえ」
鈴の音のように涼しく笑った。どうして俺が羞恥を感じなくてはならないのだ。もっとしっかりしてくれよ親父殿。
「彼は有名人で名は広く知られていたけど、奥方の成美さんにいいところを見せたくて」
佐野さんはそこで微笑んだ。遠い過去を眺め、それが暖かく反射しているらしい。
「さっき言った渡航だ。志願して海を渡った」
「誠のお母さんも、軍人だった。成美は、いい人だよ。可愛がってもらった」
それも初耳である。ハネさんは一体いつから軍にいるのだろうか。
「突飛すぎてよくわからないんですけど、成美さんにだって色々……その……都合があるんじゃないですか? 誠さんのお父様も好意を伝えていたわけじゃなさそうですし」
「そう。自分がいない間に辞めるとか、家庭を持つとか、そういう公私の人事についてはまるっきり考えていなかったんだ」
「あはは。一本気というよりも猪突猛進だ」
「彼は、きみの前でこんなことを言うのもなんだけど、奔放な部分もあって」
そこまで言ってから、佐野さんは他の卓に呼ばれてしまった。続きは誰かに語ってもらってくれと、なんとも続きが気になることを言った。
去り際に俺の肩に手を置いて、
「彼はモテたんだ。色々もつれないように、きみも気をつけなさい」
と、不気味なことを告げた。
「佐野さん、なんて言ったんだ?」
会場の喧騒によって、それは誰の耳にも入らなかったらしい。そして俺は親父がモテたなんて教えたくなかった。女っ気のないこの身の惨めさが輝くようである。
「奔放なんだってさ」
「ふーん。まあ不思議な人っぽいよな」
「でも、強かった」
ハネさんは嗜む程度に酒を飲んだ。俺たちの前では晩酌もしないから、少し意外だった。
顔をわずか赤らめて、酒のせいか、言葉が少し熱っぽい。
「彼は、軍人だよ。正しく軍人なの。何を言われても戦場で結果を出し続けた。素行も、逆境も、全部赤く染めた。天使と自分の血で証明し続けた。狸みたいに」
えへへとはにかんだのは、自分の饒舌に照れたのだろう。そして私たちも遊びに行こうと誘い、真実の腕を引いた。
「あんなに長く喋るの珍しいですね」
「うん。酔ったのかな」
「どうですかね。誠さんのお父様によほどお世話になったんでしょうか」
先程の佐野さんの言葉が蘇った。もつれないようにというのが引っかかる。どういう意味で言ったのかわからないけど、心に刻み込んでおこう。親父に似ている俺なのだから、訓戒としておいて間違いない。
「残念」
ハネさんは何度もそう言って、俺の軍服を恨みをこめて眺めている。ジャケットにいる狸も怯えているだろう。
「へんなことして昇進が取り消しになったら大変ですもん。それより、なんだか緊張しますね」
祝勝会は北楽市街地のホールを貸し切って行われている。天使のサイクルがあるとはいえ、出撃待機を命じられた軍服たちもいるが、なんと後日もう一度これをやるという。凄まじく豪勢な会であり、主催者の懐も広い。
壇上、その人物がマイクを握った。
「佐野です。まあ、こういうスピーチは慣れていないし、あがり症なもので、困ったな、メモを用意してきたんだが」
ポケットをまさぐる様子に笑声が湧いた。野次が飛んだが、御岳さんの声に似ていた気がする。
それに、彼はきっと緊張とは無縁の人物だ、メモは失くしたのではなく用意していないのだろう、淀みなく冗談を二つほど挟んで場を盛り上げた。
最後にはやや声のトーンを落とし、黙祷の号令をした。
「さあ、あとは無礼講の時間だ」
佐野さんが拍手とともに袖に引っ込むと、急に腹がへってきた。各部隊ごとにテーブルが設けられているが、立食なんてしたことがないし、マナーもわからない。真実にどうすればいいのか聞くと、
「そういやあ、こっちに来たばかりのときは、食堂で飯を食うのにも難儀してたな」
「誠さん、こうですよ。こうやって」
「誠、こうだよ」
巡たちがあれこれと教えてくれた。そうされると、教えてもらうほどのことではなかったとわかる。
「ありがとう。勉強してないとこういうときに困るな」
「笠置さんにマナーも教えてやってと言っておけばよかったな」
「やめてくれ。天使ならうまく喰えるんだ、それでいいだろ」
「綺麗に美しく、とは言い難いですけどね」
それから見舞いに来てくれた人たちが集まったり、俺たちも挨拶に出向いたりした。狸はどこでも歓迎された。
「朝日、よくやった」
土竜の山谷さんは無口ながらも褒めてくれた。副官の軍服が驚いていたので、山谷さんのそれが絶賛なのだとわかった。
「きみは似てるよ」
彼も俺に父の面影を見たのか、目を細めた。
ハネさんはひとりスーツ姿でそこら中に顔を出している。招かれているといった方が正しく、どこにでも顔なじみがいた。
「やあ。食ってるか」
無礼講が大好きそうな佐野さんは、ハネさんに腕を組まれながら狸を訪れた。
「ちょ、ハネさん。まずいですってば」
巡は慌てたが、佐野さんは酔いもあるが、
「いいのさ。彼女をエスコートするなんて誇らしさすらあるもの」
「じゃあ腕の組み方が逆じゃないっすか」
「されたい時もあるんだよ」
「したい時も、ある」
「ご勝手に。しかし中佐、今回は、感謝してもしきれませんよ。無礼講ではありますが」
真実が礼を伝えると、にこにこしながら頷いた。ハネさんから離れ、榊くん、と目を合わせた。
「いいのさ。俺は仕事をしただけ。それより金払いが悪くてすまんね。どうも……無い袖は振れないというやつで。詫びというのも変だが、昇進と転勤での埋め合わせになった」
「まあ、それは仕方がありませんよ。手柄を立てすぎた我々に非がありますので」
「あはは。そう言ってもらえると気が慰められる。それと、約束を果たそうと思ってね」
「約束?」
「朝日くんのお父さんについて、話があるんだ」
真実たちは俺を覗うが、動揺はない。こいつらがいれば、たとえ神が十体現れたという報を受けても、さすがに多過ぎるな、二体同時であっても驚かない。
「とはいえ、どれだけ日があっても語りきれないだろうから小話をね」
他にも顔を出さなければならないのに、こうして時間を取ってくれたのだ。謹聴しなければならないが、どうにもわくわくする。
「それが、約束ですか?」
巡の疑問はもっともで、病室でのことを簡単に説明した。真実は「いいのか」と確認してきたが、これでいいんだ。独り占めするのはもったいない。
「彼は、天使退治のプロフェッショナルだった。皇国でも有名だったし、腕を買われて若い頃から海外にも渡航したりもしていた」
「私も、知ってる。朝日勇大佐」
「ハネさん、知ってたの?」
「うん。でも、言ってもいいか、迷ってた」
故人の話をその息子にするというのは、それなりに勇気と決断が求められるのかもしれない。彼女はごめんねと俺を抱きしめたが、公の場でそれは少し恥ずかしい。
「い、いいってば。気にしないよ。だから」
「目立つことはしない、でしょ? ハネさん、目立ってますよ」
巡が割って入るようにして助けてくれた。謝意を目で送ると、
「嫌ならはっきり言いなさい」
と叱るように睨まれた。
「佐野さん、その朝日大佐はレベトにも行ったことがあんの?」
「ああ。他の主要国にも何年か滞在していたと思うよ。半年から二年くらいかな。海外での任務も多かったし、国内でもずば抜けた戦果をあげた。こういってはなんだが稀代の化け物さ」
体がむず痒くなる。俺の身内は、随分な人だったらしい。
「さて、そういう人物だったということで、こんな話がある」
「待ってました。ただ偉そうなだけじゃ、面白くないですもんね」
身内を褒められた照れくささが、奇妙なほど折れを興奮させている。
「私が彼について、もっとも戦慄し、同時に感動したことがある。朝日勇とはこういう男なのだと、彼が自ら示したんだ」
「もったいぶらないでくださいよ。本当に狸に似ちゃいましたね」
無礼講とはいえ、真実はかなりくだけた態度である。漂う酒気にあてられていて、だけど佐野さんも赤ら顔のため、それすらも嬉しそうだ。
そしてワイングラスを傾け、咳払いをし、なんとも大袈裟な身振りで微笑んだ。
「彼はこうと決めたら一本気だ。その奥方にもね」
「馴れ初めってことですか?」
聞きたいようなそうでないような、酒も飲んでないのに顔が赤くなりそうな話である。
「そう。朝日は不器用で、彼女に好意をどうやって伝えたらいいのかわからなかったんだ。言葉を用いたり贈り物をしたりするということには、しばらく経ってから仲間に教えられて気がついたらしいよ」
「ば」
巡は口をつぐんだ。が、真実はためらわない。
「馬鹿ですねえ」
鈴の音のように涼しく笑った。どうして俺が羞恥を感じなくてはならないのだ。もっとしっかりしてくれよ親父殿。
「彼は有名人で名は広く知られていたけど、奥方の成美さんにいいところを見せたくて」
佐野さんはそこで微笑んだ。遠い過去を眺め、それが暖かく反射しているらしい。
「さっき言った渡航だ。志願して海を渡った」
「誠のお母さんも、軍人だった。成美は、いい人だよ。可愛がってもらった」
それも初耳である。ハネさんは一体いつから軍にいるのだろうか。
「突飛すぎてよくわからないんですけど、成美さんにだって色々……その……都合があるんじゃないですか? 誠さんのお父様も好意を伝えていたわけじゃなさそうですし」
「そう。自分がいない間に辞めるとか、家庭を持つとか、そういう公私の人事についてはまるっきり考えていなかったんだ」
「あはは。一本気というよりも猪突猛進だ」
「彼は、きみの前でこんなことを言うのもなんだけど、奔放な部分もあって」
そこまで言ってから、佐野さんは他の卓に呼ばれてしまった。続きは誰かに語ってもらってくれと、なんとも続きが気になることを言った。
去り際に俺の肩に手を置いて、
「彼はモテたんだ。色々もつれないように、きみも気をつけなさい」
と、不気味なことを告げた。
「佐野さん、なんて言ったんだ?」
会場の喧騒によって、それは誰の耳にも入らなかったらしい。そして俺は親父がモテたなんて教えたくなかった。女っ気のないこの身の惨めさが輝くようである。
「奔放なんだってさ」
「ふーん。まあ不思議な人っぽいよな」
「でも、強かった」
ハネさんは嗜む程度に酒を飲んだ。俺たちの前では晩酌もしないから、少し意外だった。
顔をわずか赤らめて、酒のせいか、言葉が少し熱っぽい。
「彼は、軍人だよ。正しく軍人なの。何を言われても戦場で結果を出し続けた。素行も、逆境も、全部赤く染めた。天使と自分の血で証明し続けた。狸みたいに」
えへへとはにかんだのは、自分の饒舌に照れたのだろう。そして私たちも遊びに行こうと誘い、真実の腕を引いた。
「あんなに長く喋るの珍しいですね」
「うん。酔ったのかな」
「どうですかね。誠さんのお父様によほどお世話になったんでしょうか」
先程の佐野さんの言葉が蘇った。もつれないようにというのが引っかかる。どういう意味で言ったのかわからないけど、心に刻み込んでおこう。親父に似ている俺なのだから、訓戒としておいて間違いない。
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