信州観劇日記

松本いろいろ

『新装版 内側の時間』劇団野らぼう(あがたの森・長野県松本市)

祝テント！な野らぼうワールドなビックリ箱。

冒頭に「物語はありません」と宣言してくれる親切設計。考えるより感じろで望む。

確かにセリフやストーリーとしてのつながりはないが、これまでも含めた野らぼうオールスターと言うか、世界観全開なのが素直に楽しい。

既に、テントの枠なんか越えてる人達という認識で、テントが閉塞感に繋がる行為にならないか…と思っていたが、そんなことなかった。テントの喜びも踏まえ、外界との境界を曖昧にして、また閉じて…と、この辺りは別の方か適格に表現していた。早い話、別の自由度を手に入れたんだな…って。

テント後方を開放したとき、いつも以上に声量を感じて、これまで上に抜けてた分が街の建物に反響してる感じがした。

跳ね回る子供らを見守ってくれてた ばあやの存在にも感謝。

この世のアレコレはイラ立つ、哀しい。でもキラキラしたものもあって。皆、生きてる。バンザイ。

そんなイメージだけ受け取って、帰りに化学調味料なしのラーメン屋さんで背脂ありを頼んだ。

松本最終公演に間に合わせたかったが、既に開場しているはず。劇評ライブラリーもGoogleフォームのログインを求められてるうちに、「いや劇評？」ってなってる。

残り東京と浜松。ビバ、テント！