100 / 120
その35 晴れの日にて ルース視点
しおりを挟む
新年を祝う鐘が街に鳴り響いた冬の晴れた日。
僕たちの門出を祝うようだ。
新年の祝いの舞踏会が王宮で行われる。
舞踏会だが新年なので昼間に行われる。
僕たちも王宮についた。
馬車から降りるシャーリーに手を出す。
今日は僕がエスコートをする。
シャーリーは華やかな青のドレスに身を包んでフワッと降りてくる。
綺麗だ。本当にシャーリー、可愛い。
彼女が今日着ているのはあの日、渡しに行こうとしたドレスだ。
予定と異なるが今日、新年会で着ている。
似合っている。
少し恥ずかしいのか下を向いている。
「前を向いて」
そう。彼女は下を向く必要はない。
もう僕のものなんだから、僕の隣で前だけ向いていて。
今日は王太子とレイクルーゼ嬢の婚約発表もある。
本当に年の初めから嬉しい事が続く。
先日、王宮で聞いた彼女の答えは僕の予想していたとおりだった。
「君は彼女に会いたいか?」
すごく会いたいはずだが彼女は首を横に振った。
「いずれ会えるんでしょ?
私は頑張ったって胸を張って言いたいの。
私はまだ、何も為していない。
素晴らしい王妃になるつもりよ。
だからその時まで楽しみは取っておくのよ。」
シャーリーは心配そうに首を傾げているがレイクルーゼ嬢はそんなシャーリーを優しそうな目で見た。
やはり彼女は思ったとおりの人だった。
レイクルーゼ嬢は立ち上がりテラスの柵に両手を置いた。
あの日も風は冷たいが日差しがつよく暖かい日だった。
レイクルーゼ嬢は少し右斜め下を向いた。
そこにちょこんと青い鳥が止まっていた。
レイクルーゼ嬢は少し笑い、視線を空に向けた。
そして独り言をいいはじめた。
これは聞いちゃいけないなと、思って、シャーリーの腰に手を回し少しレイクルーゼ嬢から離れた。
「ルース?なんの話なの?」
「いずれ、彼女達が素晴らしい王妃になった時には君に話してくれるだろう。だから今は彼女の決意を見守ってあげてね。」
シャーリーに優しく言った。
その時、裏で彼女と協力した事がバレてしまうじゃないかと気づいた。
口止めしないと。会う時には一度話をして合わせないとやばいな、と思った。
僕は少しレイクルーゼ嬢から離れた場所で彼女が空を見上げるのをじっと見ていた。雲ひとつない青い晴れた冬の日。
彼女は前を向いて歩き出す。
『私はちゃんと自分の足で歩いていく。
レオンハルト殿下と一緒に。
私がきちんと胸を張って頑張ったって言えるようになるまでは会わない。
だから今は会わないよ。
ちゃんと友達もできた。
王太子殿下ともうまく付き合っていけそう。
なんとかやっていくから大丈夫。
でもさすがだね。
ちゃんとお互い一推しなんだ。
でもね、わかってるよ。
いろいろ手を回してくれたんだよね?なんか設定全然違うし。ちょっと笑っちゃった。
私、頑張るよ。
王太子妃として…王妃とし一生懸命生きていく。
私を認めたとき〝すごく頑張ったね〟って褒めてね。
どっちが先に素晴らしい王妃になるか競争だよ。
何年後かわからないけど話したいことたくさんあるんだよ。
最初の言葉はありがとうだけどね。
私のためにいろいろありがとう。
なるべく早く会えるように頑張る。
会えるの楽しみにしてる。
ねぇ、お姉ちゃん。』
レイクルーゼ嬢の目から涙が溢れていた。
シャーリーが一歩前に出たけど引き留めた。
心配そうなシャーリーに優しい笑顔で微笑んだら理解したみたいだ。
彼女は僕の肩に頭を載せた。
僕は彼女の肩を抱いた。
こんなところ見たらまたレオンハルト王太子殿下は慌ててハンカチを差し出すだろうか。でもそんなことはしなくていいよ。
この涙は彼女の決心なんだから。
ずっと見ていた。
陛下の新年の挨拶の後、二人の婚約が発表された。
寄り添う二人を見てきっとゲームとは全く違う結末を迎えているのだと感じる。
ゲームとは違う。王太子殿下と彼女はきちんと恋してるよ。
僕は天窓から見える青い空を見上げて思う。
さっきの青い鳥が飛んでいた。
青い空に溶けていった。
安心して。彼女は大丈夫だ。
君に会える日はそう遠くない。
父上から聞いたけど、レイクルーゼ嬢の婚約パーティーの後に国を出てダマガラン王国に旅立つみたいだね。
ダマガラン王太子殿下は僕にとってはあまり印象よくはないけど、君が熱弁するくらいにはいい奴なんだろう。
レオンハルト王太子殿下も彼はああ見えてもしっかり考えていると言ってたし、
彼が国王になったらいい国になるだろうと言っていた。
頑張って彼を支えてあげてね。
楽しみにしているよ。君と君の妹さんがそれぞれの国で皆から愛される素晴らしい王妃になる日を。
次に会える時にはきっとみんなで笑えるね。
僕も負けないようにしないと。
そういえば君は僕のエンドがメリバにはならなくて残念がっていないかな?割と好きそうに話していたからね。
シャーリーは僕と共に生きてくれる。
彼女は僕の全てを受け入れてくれた。
だから僕は彼女を信じ、愛し続けるよ。
同じように彼女も僕を信じ、愛し続けてくれるから。
互いに手を繋いで笑って歩いていける。
僕にとってはこれ以上ない最高のハッピーエンドだ。
ゲームではない。初めからゲームなんて無いんだ。
僕達は生きている。一生懸命生きてきた。そして生きていく。
だから君も頑張れ。幸せにしてもらうんだ。いや、幸せになるんだ。ありがとう。
華やかな舞踏会が進む中、
シャーリーが隣で柔らかな表情で僕を見ていた。
考え事してたから君をほったらかしにしてごめんね。
僕は肩を抱き寄せた。
彼女は頭をコツンと僕の肩に乗せた。
そして僕の腕を両手で抱きしめて幸せそうに微笑んだ。
僕の大好きなシャーリーの笑顔。
愛しい僕のシャーリー。
僕も彼女に微笑み返した。
隣の窓から爽やかな風が入ってきた。
本当に気持ちのいい晴れた日だ。
彼女の顳顬にキスを落とす。
彼女が僕の腕に回した手にギュッと力が入った。
もう可愛い。可愛いすぎだから。
僕に起こった奇跡。
きっかけはゲームだったのかもしれない。
でもこのエンドは僕とシャーリーが作り上げたものだ。
ルーズローズルートはハッピーエンドで終わる。
そして僕達はまたここから歩き出すんだ。
この晴れた空は僕たちを祝福し、歓迎しているんだ。
僕たち二人の未来を。
「シャーリー、愛してる。」
いつもは赤くなって下向いてしまうのに
今日は僕の目をじっと見てきた。
「ルース、私も愛してる。」
シャーリーの額に自分の額をくっつけて二人で笑う。
シャーリーは瞳を閉じた。
シャーリー、今は舞踏会なんだよ?
周りにいっぱい人いるんだけど?いいのかな?
わかってる?
愛しい人に優しくキスをする。
もう君は全て僕のものだ。
君は僕の手の中で何も考えずに笑っていてくれればいい。
ずっと僕の中で幸せに浸って微睡んでいればいい。
僕だけ見ていてくれればいい。
もう僕しか見えてないね。
君を離さないよ。
僕たちの門出を祝うようだ。
新年の祝いの舞踏会が王宮で行われる。
舞踏会だが新年なので昼間に行われる。
僕たちも王宮についた。
馬車から降りるシャーリーに手を出す。
今日は僕がエスコートをする。
シャーリーは華やかな青のドレスに身を包んでフワッと降りてくる。
綺麗だ。本当にシャーリー、可愛い。
彼女が今日着ているのはあの日、渡しに行こうとしたドレスだ。
予定と異なるが今日、新年会で着ている。
似合っている。
少し恥ずかしいのか下を向いている。
「前を向いて」
そう。彼女は下を向く必要はない。
もう僕のものなんだから、僕の隣で前だけ向いていて。
今日は王太子とレイクルーゼ嬢の婚約発表もある。
本当に年の初めから嬉しい事が続く。
先日、王宮で聞いた彼女の答えは僕の予想していたとおりだった。
「君は彼女に会いたいか?」
すごく会いたいはずだが彼女は首を横に振った。
「いずれ会えるんでしょ?
私は頑張ったって胸を張って言いたいの。
私はまだ、何も為していない。
素晴らしい王妃になるつもりよ。
だからその時まで楽しみは取っておくのよ。」
シャーリーは心配そうに首を傾げているがレイクルーゼ嬢はそんなシャーリーを優しそうな目で見た。
やはり彼女は思ったとおりの人だった。
レイクルーゼ嬢は立ち上がりテラスの柵に両手を置いた。
あの日も風は冷たいが日差しがつよく暖かい日だった。
レイクルーゼ嬢は少し右斜め下を向いた。
そこにちょこんと青い鳥が止まっていた。
レイクルーゼ嬢は少し笑い、視線を空に向けた。
そして独り言をいいはじめた。
これは聞いちゃいけないなと、思って、シャーリーの腰に手を回し少しレイクルーゼ嬢から離れた。
「ルース?なんの話なの?」
「いずれ、彼女達が素晴らしい王妃になった時には君に話してくれるだろう。だから今は彼女の決意を見守ってあげてね。」
シャーリーに優しく言った。
その時、裏で彼女と協力した事がバレてしまうじゃないかと気づいた。
口止めしないと。会う時には一度話をして合わせないとやばいな、と思った。
僕は少しレイクルーゼ嬢から離れた場所で彼女が空を見上げるのをじっと見ていた。雲ひとつない青い晴れた冬の日。
彼女は前を向いて歩き出す。
『私はちゃんと自分の足で歩いていく。
レオンハルト殿下と一緒に。
私がきちんと胸を張って頑張ったって言えるようになるまでは会わない。
だから今は会わないよ。
ちゃんと友達もできた。
王太子殿下ともうまく付き合っていけそう。
なんとかやっていくから大丈夫。
でもさすがだね。
ちゃんとお互い一推しなんだ。
でもね、わかってるよ。
いろいろ手を回してくれたんだよね?なんか設定全然違うし。ちょっと笑っちゃった。
私、頑張るよ。
王太子妃として…王妃とし一生懸命生きていく。
私を認めたとき〝すごく頑張ったね〟って褒めてね。
どっちが先に素晴らしい王妃になるか競争だよ。
何年後かわからないけど話したいことたくさんあるんだよ。
最初の言葉はありがとうだけどね。
私のためにいろいろありがとう。
なるべく早く会えるように頑張る。
会えるの楽しみにしてる。
ねぇ、お姉ちゃん。』
レイクルーゼ嬢の目から涙が溢れていた。
シャーリーが一歩前に出たけど引き留めた。
心配そうなシャーリーに優しい笑顔で微笑んだら理解したみたいだ。
彼女は僕の肩に頭を載せた。
僕は彼女の肩を抱いた。
こんなところ見たらまたレオンハルト王太子殿下は慌ててハンカチを差し出すだろうか。でもそんなことはしなくていいよ。
この涙は彼女の決心なんだから。
ずっと見ていた。
陛下の新年の挨拶の後、二人の婚約が発表された。
寄り添う二人を見てきっとゲームとは全く違う結末を迎えているのだと感じる。
ゲームとは違う。王太子殿下と彼女はきちんと恋してるよ。
僕は天窓から見える青い空を見上げて思う。
さっきの青い鳥が飛んでいた。
青い空に溶けていった。
安心して。彼女は大丈夫だ。
君に会える日はそう遠くない。
父上から聞いたけど、レイクルーゼ嬢の婚約パーティーの後に国を出てダマガラン王国に旅立つみたいだね。
ダマガラン王太子殿下は僕にとってはあまり印象よくはないけど、君が熱弁するくらいにはいい奴なんだろう。
レオンハルト王太子殿下も彼はああ見えてもしっかり考えていると言ってたし、
彼が国王になったらいい国になるだろうと言っていた。
頑張って彼を支えてあげてね。
楽しみにしているよ。君と君の妹さんがそれぞれの国で皆から愛される素晴らしい王妃になる日を。
次に会える時にはきっとみんなで笑えるね。
僕も負けないようにしないと。
そういえば君は僕のエンドがメリバにはならなくて残念がっていないかな?割と好きそうに話していたからね。
シャーリーは僕と共に生きてくれる。
彼女は僕の全てを受け入れてくれた。
だから僕は彼女を信じ、愛し続けるよ。
同じように彼女も僕を信じ、愛し続けてくれるから。
互いに手を繋いで笑って歩いていける。
僕にとってはこれ以上ない最高のハッピーエンドだ。
ゲームではない。初めからゲームなんて無いんだ。
僕達は生きている。一生懸命生きてきた。そして生きていく。
だから君も頑張れ。幸せにしてもらうんだ。いや、幸せになるんだ。ありがとう。
華やかな舞踏会が進む中、
シャーリーが隣で柔らかな表情で僕を見ていた。
考え事してたから君をほったらかしにしてごめんね。
僕は肩を抱き寄せた。
彼女は頭をコツンと僕の肩に乗せた。
そして僕の腕を両手で抱きしめて幸せそうに微笑んだ。
僕の大好きなシャーリーの笑顔。
愛しい僕のシャーリー。
僕も彼女に微笑み返した。
隣の窓から爽やかな風が入ってきた。
本当に気持ちのいい晴れた日だ。
彼女の顳顬にキスを落とす。
彼女が僕の腕に回した手にギュッと力が入った。
もう可愛い。可愛いすぎだから。
僕に起こった奇跡。
きっかけはゲームだったのかもしれない。
でもこのエンドは僕とシャーリーが作り上げたものだ。
ルーズローズルートはハッピーエンドで終わる。
そして僕達はまたここから歩き出すんだ。
この晴れた空は僕たちを祝福し、歓迎しているんだ。
僕たち二人の未来を。
「シャーリー、愛してる。」
いつもは赤くなって下向いてしまうのに
今日は僕の目をじっと見てきた。
「ルース、私も愛してる。」
シャーリーの額に自分の額をくっつけて二人で笑う。
シャーリーは瞳を閉じた。
シャーリー、今は舞踏会なんだよ?
周りにいっぱい人いるんだけど?いいのかな?
わかってる?
愛しい人に優しくキスをする。
もう君は全て僕のものだ。
君は僕の手の中で何も考えずに笑っていてくれればいい。
ずっと僕の中で幸せに浸って微睡んでいればいい。
僕だけ見ていてくれればいい。
もう僕しか見えてないね。
君を離さないよ。
10
お気に入りに追加
611
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
88回の前世で婚約破棄され続けて男性不信になった令嬢〜今世は絶対に婚約しないと誓ったが、なぜか周囲から溺愛されてしまう
冬月光輝
恋愛
ハウルメルク公爵家の令嬢、クリスティーナには88回分の人生の記憶がある。
前世の88回は全てが男に婚約破棄され、近しい人間に婚約者を掠め取られ、悲惨な最期を遂げていた。
彼女は88回の人生は全て自分磨きに費やしていた。美容から、勉学に運動、果てには剣術や魔術までを最高レベルにまで極めたりした。
それは全て無駄に終わり、クリスは悟った。
“男は必ず裏切る”それなら、いっそ絶対に婚約しないほうが幸せだと。
89回目の人生を婚約しないように努力した彼女は、前世の88回分の経験値が覚醒し、無駄にハイスペックになっていたおかげで、今更モテ期が到来して、周囲から溺愛されるのであった。しかし、男に懲りたクリスはただひたすら迷惑な顔をしていた。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
【完結】悪役令嬢はゲームに巻き込まれない為に攻略対象者の弟を連れて隣国に逃げます
kana
恋愛
前世の記憶を持って生まれたエリザベートはずっとイヤな予感がしていた。
イヤな予感が確信に変わったのは攻略対象者である王子を見た瞬間だった。
自分が悪役令嬢だと知ったエリザベートは、攻略対象者の弟をゲームに関わらせない為に一緒に隣国に連れて逃げた。
悪役令嬢がいないゲームの事など関係ない!
あとは勝手に好きにしてくれ!
設定ゆるゆるでご都合主義です。
毎日一話更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる