貞操逆転世界に産まれて男忍者として戦国時代をエッチなお姉さん達に囲まれながら生き抜く少年のお話♡ 健全版

捲土重来(すこすこ)

文字の大きさ
上 下
129 / 129
本編

120.「むにゃむにゃ……ん~、気持ちいぃ……♡」

しおりを挟む
川を挟み対峙する織波と蔡藤の軍勢。状況は膠着し、互いに一歩も動かない。
しかしそれは表向きの事……その水面下では両軍による策謀が巡らされていた。
忍者による諜報戦……は両軍共主力となるしのびが負傷しているので大規模な作戦は行えない。
代わりに互いの陣営からは各々伝令兵が連日連夜、各所を駆け巡っていた。


「重美様!稲穂山城から伝令です!道蛇どうじゃ様から爬衆の増援を寄越すとのお言葉が!」

「そうですか、ご苦労様です」


蔡藤家の軍師を務める重美は顎に手をやり、しばし逡巡する。
道蛇……蔡藤道蛇。蔡藤家の現当主であり、重美の主君である。稲穂山城を居城とする大名で、龍ヶ峰地方の支配者。
広大な龍ヶ峰を治め、周囲の大名と渡り合う自他共に認める女傑。その策謀は重美の遥か上を行く。
その道蛇が増援を寄越すとの言伝だ、重美は深く息を吐くと対岸に陣取る織波の軍勢を眺める。


「爬衆ならば一日二日でここに到着するでしょう。それまでに蛇雪殿が無事でいてくれるといいのですが……」


置手紙を残し一人織波の陣営に向かった(多分……)であろう蛇雪を思い重美は目を細めた。
本当ならば爬衆と合流した後に潜入、そして攪乱の任を担って欲しかったのだがいつの間にか蛇雪は一人で敵地に向かってしまった。
これは重美の誤算である。彼女はまだ歳若く、蛇雪と共に戦に出たのはこれが初めてであった。故に蛇雪の性格を把握しきれなかったのは致し方無いことと言える。
先日年老いた母に代わり重美は竹中家の家督を継いだ。武家の当主になったとはいえ、まだ若い彼女は蔡藤家の中でも重鎮である蛇雪や蛇黄には強く出る事は出来ない。
半化生の忍者とはいえ、彼女達龍ヶ峰三忍衆は蔡藤道蛇直属の部下でありその権限は並の武家を遥かに凌駕しているのだ。


「……」


それでも蛇黄や蛇紅は重美の実力を認め、そして理が通っているのならば重美の進言に耳を貸してくれる。そこには歳や種族の違いなど関係ない、実力主義故にだ。
しかし蛇雪は違う。彼女はただ自身の欲や感情に従い行動する。世俗の感覚に捕らわれず、ただひたすらにやりたいようにやる。
なまじ実力は蔡藤家で一番を誇るだけに蛇雪は誰にも制御できぬ存在であった。


「重美、どったの?そんな怖い顔してさぁ」


蛇雪の無事を願い敵方の陣を見つめる重美に、後ろから声が掛かる。それはこの軍の大将を務める蛇黄であった。


「蛇黄殿。いえ、蛇雪殿は今頃どうしているのでしょうか、と……」


重美のそんな呟きに蛇黄は『あぁ』と小さく漏らし苦笑する。


「あの子なら大丈夫でしょ。もし見つかってもあの程度の軍勢なら一人で逃げ切れるだろうし。あ、信葉ってやつに見つかったら不味いと思うけど」


蛇黄は重美と違いあまり蛇雪の事を心配していないようだ。
その感覚は信頼からくるものか、経験に裏打ちされた彼女の実力への自信か……。


「あの大戦に比べたらこんな戦おままごとみたいなもんだし。こんな小規模な戦で雪が死ぬ訳ないからねぇ」


蛇黄は何かを懐かしむように瞳を細めた。重美は一瞬何の事を言っているかよく分からなかったが、『大戦』という言葉から遥か昔の出来事を言っているのだと気付く。
恐らく彼女の言う大戦というのは人間と半化生が熾烈な争いを繰り広げた戦の事。それは重美が産まれる遥か前に始まり、そしてこの国を戦火で包み人間側の勝利で終わった戦である。
重美の目の前にいる蛇の半化生、蛇黄は見た目は少女のような成りをしているがその実、数百年の時を生きる女性である。
そんな蛇黄からすればこの程度の争いなど、取るに足らない出来事なのだろう。それこそ大戦とやらの時代から比べれば可愛い物なのだ。


「ま、蛇雪の向こう見ずさは何百年も昔から変わんないから」

「……前にもこんな事があったのですか?」

「そりゃあったよ~。十万を超す人間の大軍に一人で突っ込んでいった時は流石の私も肝を冷やしたけどね!」


あはは!と笑う蛇黄だったが重美はそれを聞き顔を引き攣らせた。
十万……?そんな数の敵に一人で突っ込んでいった?とてもではないが正気とは思えない……。
しかも蛇雪が今存在しているという事はそのような蛮勇をしでかしてもなお、彼女は生き延びたという事になる。彼女の強さは知っているつもりだったが、自身の想像の遥か上を行くらしい……。
悠久を生きる半化生は人間とは死生観が違うのだろう、ケラケラと笑い話にする辺り蛇黄もやはり人間とは感覚が違うと重美は思った。


「ま、重美もあんまり気にしないでいいよ。その内戻ってくるでしょ。焼き蛇になってるかもしれないし首だけ投げ込まれるかもしれないけど」

「……」


恐らく彼女は実際にそのような光景を目にしても冷静でいられるに違いない。
姉妹とは聞いているし、その付き合いは何百年にもなるのだろうが……重美には姉妹間の情というものが全く感じ取れなかった。


「それよりさ、聞いたよ?婚約を破棄したんだって?」


蛇黄は話題を変えるように唐突に切り出した。『え?』と首を傾げる重美だったが、すぐに気まずそうに顔を背ける。


「ま……まぁ、色々ありまして」


婚姻の件に関しては正直自分でも納得していない部分があった。だがこうなってはもうどうしようもないことだ。
するとそんな重美の様子を見ていた蛇黄は突然彼女の肩をガシッと摑んだ。


「人間は寿命が短いんだからさぁ、早くつがいを作って子作りしないと駄目だよ。特に重美はもう二十歳過ぎたんだし、子作りに本腰入れないと!」

「蛇黄殿!あなたはもう少し言葉を……」


顔を真っ赤にして怒る重美、だが蛇黄はそんなのどこ吹く風といった様子だ。
彼女はこの戦に参陣して以来、何かにつけては子作りを勧めてくるのだ。
悪気はないのだろうが、兵達の前で子作り子作りと連呼するのは流石に勘弁して欲しい。


「私はその……政略結婚ではなく普通に想い合った上での婚姻が望ましいと思っておりますので……」


重美には少し前から縁談の話が上がっていた。それは主君である蔡藤道蛇が直々に持ってきた話で、相手は同じ蔡藤家の家臣である武家の一人息子であった。
しかし、その息子とやらは女性を、特に武人の女を怖がる男性であったようで重美のような武士との婚姻を嫌がっていた。
なんと武家の女と結婚するくらいなら自害するとまでいい実際に刃を首筋に当てたという。
その武家は主君の顔に泥を塗る事になったのだが、道蛇もそこまで嫌がる男を無理矢理結婚させては不幸になるだけだと縁談は破談になった。
それを聞いた重美は表面上は気にしない振りをしていたが、その実結構傷付いていた。その話をされるとイラッとくるくらいには……。


「今は戦の真っ最中、そのような話は時が過ぎた後にしませんか……」

「重美さぁ、そんなんだからいつまで経ってもおぼこいままなんだよ」


蛇黄の言葉に重美は眉を吊り上げる。流石にその言葉は聞き捨てならない!と思ったが、しかしここで怒ったら向こうの思う壺のような気がしたのでグッと堪える。
この年になっていまだ処女である事などもはや重美は気に留めていないがそれを他人にとやかく言われる筋合いはない。


「じ、蛇黄殿はどうなのですか?貴女のような立場ならば浮ついた話の一つや二つある筈……」


意趣返しと言わんばかりに重美が反撃に出ると、蛇黄はう~んと考え込むように腕を組んだ。


「私あんまり人間の男に興味ないしねぇ。でも、半化生のオスなんて滅多に見ないし……見かけたら即行で攫って犯すんだけど……いないもんはしょうがないね」

「お、おか……!?」


蛇黄から放たれた言葉に重美は赤面して後ずさる。
年若い重美だが、武家社会で生きてきたからにはそれなりの性知識はある。しかしそういった生々しい話題は彼女はあまり得意ではなかった。
そんな重美とは対照的に蛇黄は平然としている。当たり前のようにオスを犯すという辺り見た目は幼くとも半化生のメスとしての本能が強いようだ。
半化生のメスは人間の女よりも更に性欲が強く、交尾する時は無理矢理というのが多いようだ。
だがそれも仕方ないのかもしれない。蛇黄の言う通り半化生のオスというのは数が極端に少ない。寿命が長い半化生だからこそ種として成り立っているが、もしも人間と同じ寿命であったらとっくの昔に絶滅しているだろう。


「蛇黄殿……無理矢理、というのは感心いたしませんよ……」

「ん~?そんな事言ってるから重美は子作り出来ないんだよ。このご時世、無理矢理にでもしないと交尾にまでありつけないんだからさぁ。重美も一回そこらの人間の男でも捕まえてやってごらんよ。案外すんなりやらせてくれるかもよ?」

「だ、だからそういった事は……!」


顔を真っ赤にし抗議する重美に蛇黄はケラケラと笑っていた。
重美は話を逸らす為、少しだけ気になっていた事を聞く事にした。


「蛇雪殿はそういった事を知っているのでしょうか……?」


重美から見て蛇雪という半化生は感情の乏しい、それこそ人形のような印象があった。
彼女がどのようにして生きてきたのか、それは重美には知る由もないがもしかしたらそういった行為に関する知識がないのではないかと心配になったのだ。
蛇雪の事を聞かれた蛇黄ははぁ?と呆れたような表情を浮かべ口を開く。


「雪?何言ってんのさ重美!雪はオスとメスっていう概念すら分かってないから!」

「えぇ……?」


流石にそこまで無知とは思わなかった。
だがよく考えてみれば、あの蛇雪がそんな事を考えているとは思えないのも確かである。
彼女の中にあるのはもっと……そう……ふわふわとした……もしくは殺伐とした……なにか……。


「あはは!重美ってば面白いねぇ~。あの雪だよ?敵を殺す事しか考えてない子がそんな事知ってる筈ないじゃん!」

「はぁ」


確かに殺す事しか考えていなさそう……というか事実そうなのだろう。
重美も蛇雪が異性に興味を持つところなど想像も出来なかった。
彼女からはおおよそ感情というものを感じる事が出来ない。決して感情がない訳ではないだろうが、その起伏が極めて小さいのだ。
殺す……という物騒な感情だけは強いようだが。



「ま、今頃織波の陣地で虎視眈々と信葉とやらを殺そうと潜んでるだろうから、もしかしたら大将首も取ってくるかもしれないし私たちはただ待っとけばいいんじゃないかな?」


蛇黄はそう言うが、重美は簡単には頷けなかった。
ただ彼女の無事を祈るしか、今の重美には出来る事はなかった。



─────────



「うにゅう……」


とある天幕内に敷かれた布団で白狐は尻尾をゆらゆらと揺らしながら微睡んでいた。
戦場だというのにここだけはまるで別世界のように穏やかで、ともすれば時が止まっているのではないかとすら錯覚する。
半化生の生命力とは凄まじいものであれだけ大怪我を負っていたのにも関わらず白狐の身体はもうほとんど完治していた。
怪我が治ったからといっても疲労が抜ける訳ではないので白狐は身体が求めるままに眠り続けている。
昨晩は謎の淫靡な夢(現実)に精を吸収されてしまったが、それも身体が求めるままに受け入れてしまった。


「むにゃむにゃ……ん~、気持ちいぃ……♡」


惰眠を貪る白狐だったが、既に精気も回復しておりもう少し休めば全快するような気がする。
尻尾も元のふさふさを取り戻しており、心なしか肌艶もよくなっているような……。
そんなこんなで白狐は至福の一時を過ごしていたのだが、不意に彼の寝そべる天幕内に誰か入ってくる。


「白狐」


その声に反応し顔を上げると、そこに立っていたのは信葉であった。


「あ!信葉さま!」

「調子はどう?」

「ん……元気だよ!」


そう言ってふにゃあと笑みを浮かべる白狐に信葉もつられて笑みをこぼす。
そして白狐が寝そべる布団へと歩み寄り、彼の隣に腰かけた。


「信葉さま、助けてくれてありがとう。僕が敵の半化生にやられそうになった時、信葉さまが来てくれたから助かりました!」


そう言って微笑む白狐に、信葉はそう、と頷いた。
白狐は蛇雪と戦った時の事をよく覚えている。あの強大な力を持った蛇の半化生に手も足も出ず、致命傷を受けた時信葉が駆けつけて蛇雪を退けてくれた。
その時白狐の意識は朦朧としていたが、信葉の腕の中で抱かれていた時の感触は覚えている。
冷たく暗いあの地の底のような感覚が全身を襲う中、暖かい炎が彼を包み込んだのだ。
その炎はとても優しく、そして白狐を安心させた。そして微睡みの中、自分の名前を呼ぶ声が聞こえたような気がした。


「まぁ私にかかればあんな蛇女如き一捻りよ。全く、あんなのにやられるなんてアンタもまだまだね」


信葉はそう言いながらも白狐の頭を優しく撫で、白狐は心地よさそうに目を細めた。
信葉という人物は口こそぶっきらぼうだが、その心根は優しいという事を白狐は知っていた。
それは出会ったばかりの頃も、そして今も……。
白狐はふと信葉の手に触れ、そのまま自分の頬に持っていく。


「ん?」

「信葉さまの手が気持ちよくて……もっとして欲しい」


そう言って甘えるようにすり寄る白狐に、信葉は何も言わず彼の頬を撫で始める。撫でられる度に気持ちよさそうに目を細める彼を見ていると何だか小動物を相手にしているような気分になった。
普段は生意気な態度を取る時もある癖にこういった可愛らしい面もあるのが何とも不思議な半化生である。


「信葉さまは優しいね」


唐突にそんな事を言われ、信葉は撫でる手を止めた。
白狐は撫でていた手が止まってしまった事に少し不満そうにしているが、それを意に介さず信葉は白狐の瞳を覗き込んだ。



「どうして?」

「だって暖かいから」


暖かい……。白狐の言葉に信葉はキョトンとした表情を浮かべた。


「信葉さまの炎は氷も溶かしてくれる。身体の底から温かさが広がって……僕はあの時すごく安心したんだ」


白狐の脳裏に浮かぶのは暗い闇。冷たく、凍えてしまいそうな感覚に身を震わせていると突如炎が燃え上がりその身を包んだのだ。
その炎は激しくも優しく、彼の冷え切った身体を温めてくれた。信葉と触れ合った時、彼の炎は白狐の恐怖を取り除いてくれた。


「だから僕は信葉さまが大好き」


その言葉に嘘偽りはなかった。彼女の烈火のような炎は凍えるような寒さを吹き飛ばし、そして暖かな気持ちを彼に与えた。
信葉はしばらく何かを考えるように白狐を見つめていたが、やがてゆっくりと彼に顔を近づけていく。


「信葉さま?」


信葉の予想外の行動に白狐は動きをピタリと止める。彼女は白狐の瞳を見つめたまま掌を翳した。
すると信葉の掌から炎が灯り、天幕内を照らす。


「この炎はね」


白狐がそのゆらゆらと燃える炎に見惚れていると、不意に信葉が呟くように言った。


「この国が始まる前から、織波の一族に受け継がれてきた炎なの。この炎は自然を焼き、命を焼き、かつての大戦では数多の半化生を焼き殺した業火……」


信葉の言葉に白狐はキョトンとした表情を浮かべる。


「私はこの炎が嫌い。全てを焼き付くす罪深い織波の炎が……私は嫌い。この炎で何もかもを燃やし尽くすのが、私の宿命だと思ってしまうから」


そう言う信葉の顔には、陰りが見える。それは彼女が織波一族に生まれたという事実から来るものだった。
彼女は自身の掌の上で揺れる炎を見つめると、それをぎゅっと握り潰すように拳を握り締めた。


「でもアンタが私の炎を好きって言ってくれるのなら……私はこの力を誇りに思える」


そう言って信葉はいつものようにニヤリと笑った。それはいつもの彼女らしい笑顔であり、白狐も釣られて笑みをこぼす。


「ねぇ白狐」

「?」


信葉は白狐の頭を撫でると、不意に口を開く。


「もし私が全てを失ったら、私を助けてくれる?」


いつもの彼女とは違う雰囲気に、白狐は少し困惑する。だが、彼の答えは決まっていた。


「もちろん!僕が信葉さまを助けるよ!」


それが当然だと言わんばかりに胸を張りながら言う白狐を見て、信葉はふっと笑みを漏らす。
そして彼は立ち上がり天幕の入り口へと歩き出した。外へ出る前に振り返ると彼は一言こう言った。


「そうだ。今日の夜は私の天幕にある布団で寝ていいわよ」

「へ?」


突然言われたその言葉に白狐はポカンと口を開けた。
信葉の天幕にある布団……?それは信葉の布団という事だろうか?
と。いうことはつまり信葉と同衾……?
こ、この人は何を言っているんだ。これはもしやお誘いか……?

そんな考えが浮かんだ白狐の尻尾がぶわっと広がるが、信葉はあっけらかんとした表情のまま次の言葉を繋いだ。


「私今日は自分の布団で寝ないから。だったらアンタが寝てる煎餅布団よりも私のふかふかの布団の方が傷が治るでしょ」


あぁ、なんだ……そういう事か。信葉の言葉を聞いて白狐のピンク色の妄想は砕け散った。
彼女は今日、自らの布団で寝ないので、どうせ使わないのなら白狐をそこで寝せる事によって環境のいい場所で休養を取らせ回復させようとしているらしい。
確かにふかふかの布団で寝られればもっと回復するような気がするが……期待していた展開とは違ったので白狐の尻尾はしなしなに垂れ下がってしまう。


「いいわね?ちゃんと寝なさいよ」

「はぁい……」


渋々返事をする白狐。そんな彼の頭を信葉はもう一度優しく撫でてやり、天幕の入り口に手をかける。


「じゃあね、白狐」


そう言って去っていく信葉の後ろ姿を見て、白狐は少しだけ寂しさを感じた。
そして彼が去った後、また一人になった天幕で白狐は寝転がった。その胸中に渦巻くのは信葉が言ってくれた言葉……。


───私の炎を好きって言ってくれるなら……私はこの力を誇りに思える


その言葉を思い出しながら天井を見つめていたが、やがて目を閉じて眠りにつくことにしたのだった。
夜は信葉の布団で寝られる……きっとふかふかなんだろうなぁ……♡とそんな事を思いながら。
しおりを挟む
感想 14

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(14件)

ver-m
2023.12.18 ver-m

お忙しいのか、、、、せっかく好きな小説なので、エタらない事を切に願っておりますね。

2023.12.20 捲土重来(すこすこ)

申し訳ありません、最近忙しくてアルファポリス様での更新が滞っておりました!´;ω;`)
健全版の差分を作る暇が無かったというのもありますが、単純に忙しさで更新を忘れてしまっていただけなのでまた投稿を再開したいと思っています!
ただいま110話前後まで存在しているので、そこら辺まで一気に投稿サせて頂きます!

コメントありがとうございます!´;ω;`)

解除
ALFA-G776
2023.09.21 ALFA-G776

何やっとんじゃお前はぁ!?

2023.09.21 捲土重来(すこすこ)

感想ありがとうございます!


これはやらかしてしまいましたね。分裂した事による弊害です。
しかしまだ正気を保っている白狐くんがいるのでなんとかなるかもしれません……!(嘘)

解除
ALFA-G776
2023.09.17 ALFA-G776

こらこらこら、食べ物を粗末にするでない。

2023.09.17 捲土重来(すこすこ)

感想ありがとうございます!


途中省略されてしまいましたが、折角作った料理に謎の液体が混入してしまいましたね
しかしご安心ください、これは無駄には……なりま……

解除

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

転生したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。