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本編

101.「(それペットじゃん!!!)」

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「さぁ!ここがワタクシのお部屋ですわ!」


声高らかにそう口を開く信根。信根に手を引かれ部屋に入った白狐は彼女の部屋を見て軽く息を呑んでいた。


「わぁ……ぬいぐるみが沢山ある!」


所狭しと並べられたぬいぐるみ。可愛らしい動物を象った物や、耳の大きな兎に似たぬいぐるみなど。様々な種類のぬいぐるみがそこには並んでいた。


「凄いでしょう?西蛮せいばんから取り寄せたのもありますけど、私が職人に命じて西蛮技術を再現させた物がほとんどですのよ」


聞き慣れない言葉を口にする信根。
白狐は首とキツネ耳を傾けて、信根に疑問を呈する。


「信根様、せいばんってなぁに?」

「あら?ご存知ありませんのね?西蛮人というのはこの桜国の北西から来た大陸人を指して言いますの」


北西にある大陸……。
白狐はふと、幻魔が言っていた言葉を思い出した。


『…その勾玉はな、恐らくはこの国で作られた物ではない。列島国である桜国から北西に進んだ場所にある大陸の国…華燎かりょう帝国で作られたものじゃ』

『桜国とは比べ物にならん広大な領土と、豊富な資源を持つ超大国……』

ざわりと、白狐の尻尾の毛が逆立つ。
そして無意識に白狐はポツリと口を開いていた。


「華燎帝国……」


不意に漏らされたその単語は信根の耳にもしっかりと届いていた。
信根は少し驚いたような表情を浮かべるが、すぐに笑みを浮かべてみせる。


「あら、華燎の事は知っているのね。でも西蛮というのは華燎とは別で、そこよりずーっと西に行ったところにある国々の事ですのよ」

「そうなんですか……」


スッと白狐のキツネの毛が元通りに収まる。
どうしてだろう、その名を聞いただけで胸がざわつき出すのだ。
これはきっと自身の記憶が反応している。そう、直感が告げていた。


「織波家によく出入りしてるルイーズという西蛮人の宣教師がいるのだけれど、彼女がよく西蛮の文化や土産を織波に献上してくれるのですわ」


成る程、だからぬいぐるみなどというこの世界にあまり似つかわしくない物があるのか。
よく見ると信根の部屋は畳こそ敷いてあるものの、椅子やら机といったものが洋風になっており和洋折衷の不思議な空間であった。
きっと彼女はルイーズという人物が齎す西蛮の文化が大好きなのだろう。


「さぁ、座って。お茶でも淹れますわ」


信根に促されるまま白狐は椅子に座ろうとするが、ふと何かがおかしい事に気付き動きを止めた。


「あのぅ、信根様。僕は貴女の部下なんだから、僕が御茶を淹れるべきなんじゃ?」


白狐の疑問も尤もであった。
何故身分が下の自分が主君(仮)に接待されているのか……。しかし信根は首を横に振ると、柔らかく微笑んでみせる。


「何を言ってるの。貴女は私のぬいぐるみ……じゃなくて部下だけどまだ見習いのようなものなんだし、これはもてなしではなく……そう、研修!研修なんですのよ!」

「?」


白狐には彼女が何を言っているのかが理解出来なかった。見習いや研修だとしても自分がもてなされる理由にはならないと思う。
白狐は少し困ったような表情を浮かべたものの、彼女の意思を尊重しようと素直に従って椅子に腰を下ろす。
信根はそれを見て満足そうに微笑むと、部屋に置かれた急須のようなものを使ってお茶の準備を始めた。


「ふんふんふん……♪」


上機嫌に茶の準備をする信根。そんな彼女の姿を見て白狐はふと前の事を思い出す。
―――信根と出逢った頃。彼女の護衛になった時の話だ。
あの時、何故だかは分からないが信根はツンツンしていた。それはもう、見事なまでにツンツンしていた。まるでハリネズミのように白狐を突っぱねていた。
しかし、今の彼女はそれとは対照的にとても優しい雰囲気を漂わせている。


「(……信根様、凄く変わった気がする)」


思えばこの清波城に帰ってきてから彼女は戦にいた時からずっと明るくなったような気がする。
これが本来の彼女なのだろう。白狐はそう考えていた。
お茶の準備を終えた信根がこちらに振り返る。その表情は優しさに満ちており、とても柔らかく微笑んでいた。
白狐もそんな彼女を見て自然と笑みが溢れたのであった。


「あれ?布団に置いてあるぬいぐるみって……」


そんな時である。不意に白狐の視界にとあるぬいぐるみが映った。
デフォルメされた人物のぬいぐるみだ。それは白銀の髪をして、金色の瞳を持ち、キツネの耳と尻尾が生えた半化生を模した可愛らしいぬいぐるみ……。
はて、何処かで見たような?具体的には鏡の中によくいる……そう、あれは白狐くん……


「オラァァッッ!!!!」


刹那、野太い声を出しながらぬいぐるみを蹴り上げる信根。そして蹴り飛ばされたぬいぐるみは、部屋の空いている窓から空の彼方へと飛んでいってしまった。
白狐の目でも視認できぬ程のスピードで繰り出されたその一連の動作。突然の奇行に彼は驚き、閉口する。


「ハァッ……ハァッ……び、白狐ったら何を言っていますの?そんな白い髪の金色の目をしたキツネの半化生のぬいぐるみなんて何処にもありませんわよ」


何故か息を荒げて弁明を始める信根。
白狐はそんな彼女を見つめながら、窓の方に視線をやった。青い空が広がる窓の外。
吸い込まれるようにして消えていったぬいぐるみは確かにそこにあったのだ……。


「わ、私が毎晩白キツネ半化生のぬいぐるみを抱いて眠ってる事なんてないし、ぬいぐるみに白狐なんて名前を付けた事もないですのよ!」

「そ、そうなんだ……」


信根の気迫に圧倒されて白狐は思わず納得してしまう。
彼女がどうしてそのような事をしたのかはよく分からないが、これ以上追求すると彼女が可哀想なのでそっとしておく事にした。


「ほら、お茶をお飲みなさいな!!」


ドン、と音を立てながら茶器がテーブルに置かれる。
詫びも寂びもない行為だが、そもそも机と椅子に座ってる以上前世でいう西洋式のお茶会なのは明らかなので、突っ込まないでおこうと白狐は思った。


「『まかろん』もありますわよ……」


信根は茶器の隣に置いてあった可愛らしい紙袋から、小さな洋菓子を取り出してみせる。


「『まかろん』?」

「えぇ、とても美味しいの」


そう言いながら信根は袋を開けて中身を取り出す。すると彼女の手の上にキツネ色をした小さなお菓子が姿を見せた。
砂糖の香りがふわりと鼻腔をくすぐり、食欲を刺激する香りだ。
これが『まかろん』……。まかのろん……。


「あ、マカロンか」


よく見るとそれは白狐がよく知る菓子であった。前世で何回か食べた事があるものなので、名前もすぐに思い出した。
マカロン……それはフランスの伝統菓子である。外側はカリッと香ばしく、中はふんわりとした食感の生地で包まれており、その味わいはクリームチーズやラズベリーといった様々な味と色で彩られている。
その可愛らしい見た目から女性にとても人気があるお菓子だ……。


「あら、知っていますの?」

「え、あ、はい。だ、誰かに聞いたような気がします!」

「あなた金平糖作ったり、マカロン知っていたりと以外と博識ですわね」

「あ、あはは……」


思わず苦笑する白狐。自分が博識……という訳ではなく、前世の情報が頭にあるからに過ぎない。
だがそんな事を馬鹿正直に信根に話しても彼女は信じる事など出来ないだろう。
なので彼は笑って誤魔化す事にしたのだ。


「ほら、召し上がりなさいな」


そう言ってマカロンを差し出す信根。その表情は先程までの鬼気迫るものではなく、とても優しげなものだった。


「はい、いただきます!」

もぐもぐとマカロンを頬張る白狐。
それを見て信根は微笑みを浮かべながら、自身もマカロンを口にした。
とても穏やかな時間が流れる。これから戦が始まるというのに、皆は戦の準備で忙しいというのにこの部屋、この二人の空間だけはまるで別世界のような空気で満たされていた。


「美味しい?」


ふと、信根は白狐にそう尋ねた。
その問いを受けて彼は口いっぱいのマカロンをごくりと飲み込むと、満面の笑みで応える。


「うん!とっても美味しいです!」


信根は白狐の返事に心底満足そうに微笑むと、窓の方を見やる。
窓の外は雲一つない晴天であり、部屋の中まで差し込んでくる陽射しがとても暖かそうに思えた。


「そう言えば信根様は戦には行かないの?」

「……今回私は母様と一緒にここでお留守番ですわ。あ、でも勘違いしないで欲しいのは私が役立たずだからって訳じゃなくて、もし空川そらかわが攻めてきた時の為に清波に残るってだけで、私は決して役立たずじゃないですのよ」

「あ、はい」


どうやら信根は今回の戦には出ないようだ。名実共に信葉が大将を務め、そして全てを指揮する大きな戦なのだ。
白狐は自らの主がそんな大任を任された事に喜びを覚えるが、一方で成り行きとはいえ目の前の女性……信根もまた自らの主人であるのだ。
主人を何人も持つとか許されないような気がするが、まぁ分身だしいいか……と白狐は軽く考えていた。

そうして白狐と信根はのんびりとしたお茶会を楽しんだ。最近忙しかった白狐にとって、彼女との時間は実に心地の良いものであったのだ。


「さ、お茶はこれくらいにして……そろそろ私の部下としての務めを果たして貰いますわ。白狐」

「?」


部下のしての務め……。危うく忘れかけていたが、自分は信根の部下になったのだ。
しかし一体何をすればいいのだろうかと白狐は首をひねる。


「貴女の役目は重要なものですわ。まず、第一に夜寝る時にぬいぐるみになって、私に安眠を提供しなさい」


ふむふむ……ぬいぐるみになって主君を気持ちよくさせ、安眠に誘う……。


「そして私が夜中におしっこに行きたくなった時には必ず一緒についてくる事。お化けがいるかもしれませんし」


ほうほう……お化けが怖いから夜中のトイレに付き添え……。


「後は……う~んそうですわね。あ、最近私身体が凝って仕方がありませんの。だから寝る前に足揉みと全身のマッサージをしてもらいたいですわ!」


なるほどなるほど、寝る前の揉み解し……。


「それくらいですわ。その他の時間はお昼寝してても構いませんわよ」


そしてお昼寝付き……。


信根の言葉を聞いて白狐は理解した。

これは……この仕事は……。


「(それペットじゃん!!!)」


完全に愛玩動物の扱いであった。いや、ペットはマッサージなんてしてくれないが、マッサージの出来るペットだ。
部下というより単なるペットのような扱いに、白狐は内心絶望……した訳ではなく、むしろ楽そうな仕事内容だったので喜んでいた。


「この白狐、信根様の為に誠心誠意働かせて頂きます!」


だから彼は二つ返事で、元気よくそう返事したのだ。
白狐のそんな返答を聞いて信根は満足気に頷くと何気なしに窓の外を見る。
外はもう薄暗くなりかけており、夕闇が清波の街を包んでいた。


「あら、もうこんな時間ですわね」


信根はそう言うと、湯飲みに残ったお茶を一気に飲み干した。
そしてゆっくりと席を立つと何かを思い出したかのようにポンと手を叩いた。


「あ、そうでしたわ。もう一つだけ白狐の大事なお仕事がありますのよ」

「大事なお仕事ですか?」

「えぇ、とても大事なお仕事ですの」


信根はにこりと微笑むと、こう口にした。


「毎日、私とお風呂に一緒に入りなさいな」

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