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本編

99.「はい、信根様より可愛いかもしれません!」

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そそり立つ白狐のおちんちん……。
キヌは諸悪の根源であるそれをキッと睨み付けると突然おちんちんをギュっと握る。


「ふにゃあ!?キ、キヌさん……!?♡」


どうして……と白狐は言おうとしたがそれも仕方のない事だろう、と思い直しされるがままになる。
何故彼女がこんな事をするのかというと、それは彼女が変態だから……。
そうだ、そこに理由なんてない。白狐はすっかりキヌの事を変態だと思い込み納得した。
実際はキヌはそんな理由からではなく、単純に白狐が信根に粗相をしないようにおちんちんトレーニングを施し急に腰をヘコヘコさせないように訓練をしているのだが、そんな事は白狐が知る由もない。


「まずはどんな刺激にも耐えるように特訓ですっ!」


キヌはそう言いながら握ったままおちんちんを上下に動かし始めた。
キヌの手は柔らかく、そして指が長くて白狐の敏感な部分も的確に刺激できる。


「あ、ああっ♡そ、そこ……っ♡」


キヌの手の中で白狐のおちんちんはびくびくと震えるがそれでもまだ射精には至らない。
あまりの気持ちよさに白狐は自然に腰をヘコヘコと動かしてしまっていた。


「こらっ、腰をヘコヘコさせてはいけません!」


キヌはそう言うとバシンと白狐のおちんちんを擦る手を止めてしまった。
急に快感が止まった白狐は悲しそうな表情を浮かべるが、これも白狐の為と思っているキヌは心を鬼にして彼の腰を抑え込む。


「やだぁ!ヘコヘコさせてぇ!」

「白狐様のおちんちんが気持ちよくなり過ぎているんです!もっと鍛えないといけませんよ!」


キヌはそう言うと再び白狐のおちんちんを握り上下に擦る。今度は少し力を込めて。
先程の柔らかい手とは違う、しっかりとしたキヌの手が白狐の敏感な部分を擦ってゆく。
力が加わる事でより強く刺激が伝わり、思わず声が出てしまうほど白狐は感じてしまっていた。


「や……っ、キヌさっ♡つよすぎぃ♡」

「我慢してください!ほら、もっと頑張る!」


キヌの手はどんどん早くなり、白狐のおちんちんをゴシゴシと擦り続けた。
もう白狐のおちんちんからは我慢汁が溢れ出しておりキヌの手をびちょびちょに濡らしているが、それでもお構いなしにキヌの手の動きは激しさを増すばかりだ。


「はっ……♡はっ……♡」


我慢汁がニチョニチョと音を立ててキヌの手を汚してゆく。
しかしキヌはそれに動じる事なくひたすら白狐のおちんちんを擦る事に集中していた。
これも全ては白狐のため……!どんな興奮も抑える事が出来るような強靭な精神力を彼に身に付けさせなければならない!
キヌは使命感に燃えていた。……しかし、手コキをしたところでなにが矯正されるのかは分かっていない。


「ほら白狐様、腰をヘコヘコさせてはいけません!ちゃんと動かずにいるんです!」

「ううっ……にゃぁ♡やだっ……これきもちいいのっ♡」


白狐は無意識のうちに腰を後ろに引こうとするが、キヌにしっかりと押さえ込まれそれも叶わない。
これでは本当に躾けられているような気分になる……と白狐は思ったが、これはこれで気持ちが良く彼は快楽の渦に巻き込まれていった。



「ふにゃあ……♡♡」


暫くすると、気持ちよさが蓄積されてきたのか白狐の声が段々と甘くなってゆく。
白狐は快楽に抗おうと必死に我慢するが、それでも完全に抗う事は出来ず次第にキヌのいう事を聞かなくなってきていた。


「び、白狐さま!ちゃんと特訓しないとだめですよ!ほら、腰を動かしちゃ駄目……!」

「やっ……だってぇ♡きっ……きもちいいんだもん……♡♡♡」


ついに白狐の心の防波堤が崩れてしまい、彼は自らの本能のままに腰をヘコヘコと振り始めた。
小さな身体のどこにそんな力があるのか、キヌの力では白狐の腰振りを止める事などできず、白狐は気持ちよさそうに目を細めながら腰を振り続ける。


「も……もうっ!白狐さま!」


キヌは怒ったようにそう言うと再び白狐のおちんちんをギュッと強く握る。
すると流石に耐えられなかったのか、白狐の身体がビクッと大きく震えた。


「ふにゃあっ!?♡」


もう限界ギリギリといった所なのだろう、先程に比べると射精まであと一歩という所まで来ているのが分かる。それをキヌは自分の手の感触で理解していた。
しかし白狐はもっと射精までの快楽を味わいたいのか、キヌがどれだけ力を込めても腰振りを止めようとはしない。


「やだぁ!もっとしたいのっ!」

「そ、そんなにイキたいんですか?で、でもこれじゃあ訓練の意味が……っ!」


キヌは必死になって白狐のおちんちんを擦るが、それでもやはり彼の腰振りは止まらない。
もう今の彼にはイク事しか頭にないのか、目はとろんとして蕩けてしまっている。


「うっうっ……♡ふにゅ……♡」


白狐のおちんちんからは我慢汁がだくだくと溢れ出ており、キヌの手を汚していく。
そしてついにその時が来たようだ。白狐は腰振りを一段と早める。


「ふにゃあああ……♡♡♡」


そして一際大きな声で鳴くと、白狐は身体をぶるりと震わせた。


「あ……」


キヌが目を丸くして思わず声を上げると同時に、白狐のおちんちんからどくどくと精液が溢れ出してゆく。
その量は多く、勢いよく出たかと思うとそのまま止まる事なくキヌの手を汚していった。


「いっぱい出てます……凄い……♡」


キヌは驚いた表情を浮かべながらそう言うと、恐る恐る自らの掌に溜まったおちんちん汁を指で掬い上げ口に含んでみた。
白狐のおちんちんから出た白い液体……それを舌で感じ取ってゆくと、それはとても甘くて美味しかった。


「あぁ……♡いつもながら白狐様のお精子は濃ゆい……♡」


恍惚の表情を浮かべるキヌであったが、ハッと我に返りぶんぶんと顔を振る。
違う、これは訓練だ。白狐に腰振りをさせない為の訓練だ。
それが自分まで興奮してどうする。キヌはそう思いながら腰をヘコヘコしてしまった白狐を戒めようと彼に向き直る。

ーーーしかし、白狐の姿はどこにもなかった。


「あれ?白狐様は……?」


今しがた射精したばかりだというのに、彼はどこに行ってしまったのだ。
部屋の襖を見ると開かれた様子はないのでこの部屋にいる筈だが……。
キヌがそう思案していると、突然彼女は後ろから何者かに押し倒される。


「なっ!?」


驚くキヌの視界に入ってきたのは、なんと先程射精したばかりの白狐であった。
一体いつの間に後ろにいたのだろう?そんな事を考える暇もなく白狐はキヌの身体に後ろから抱き着いた。


「びっ……白狐さま!?」

「にゃぁ♡気持ちいい事もっとぉ♡」


そう言うと白狐は勃起したおちんちんをキヌのお尻に擦り付ける。
そしてそのままの勢いで腰をヘコヘコと動かし始めた。


「ま、待って下さい!私は白狐様の為に……」


キヌは焦りながらそう言いうが、白狐はまるで聞こえていないのか夢中で腰を振り続ける。


「にゃあ♡♡ふにゃあ♡♡♡」


発情モードに入った白狐にとってもはやキヌの言葉など耳には入らない。
今彼が欲しているのは激しい快楽だけ……。そしてちょうど白狐の目の前にはキヌの大きなお尻が揺れている。


「あ、ああ……白狐さま……♡」


キヌは止めようと白狐の身体に手をかけるが、全く力が入らない。
そんな彼女を気にする事なく白狐はキヌの身体に体重をかけ彼女のお尻におちんちんを強く押し付けた。
あまりの刺激に一瞬身体をビクつかせたキヌであったが、それでも懸命に言葉を続ける。


「だ、駄目です……!これじゃ訓練どころか悪化して……ひゃう!?♡や、やめっ♡」


白狐のおちんちんはキヌの臀部にごりごりと押し付けられており、彼女の反応と柔らかさは白狐の発情モードを更に加速させた。
白狐はもう交尾の事しか考えられなくなっているのだろう、その腰振りの速度はどんどん上がってゆき、遂にはキヌの着物をめくりお尻の割れ目におちんちんを押し付け始めた。


「あっ♡やだっ♡白狐さまっ♡待ってくださ……」

「気持ちいいのぉ……♡♡♡ヘコヘコ……♡♡」


キヌは必死に呼びかけるが、完全に理性を失ってしまった白狐には届かない。
白狐は目の前の綺麗なお尻に夢中になっていた。30代後半という年齢のキヌだが、そのお尻は引き締まっていて程よい柔らかさで触り心地が良い。
そしてその下にある陰毛に囲われたおまんこからはキヌの発情臭がムンムンと漂っており、白狐は鼻をひくつかせながら何度もそこに自らのおちんちんを擦り付けた。


「はっ♡はっ……♡♡♡」

「び、白狐様!?♡そ、そこは……!!♡♡」


大きく突き出されたキヌのお尻にヘコヘコと腰を打ち付ける白狐だったが、本能的に下へ下へと腰を動かすと、やがて彼のおちんちんはキヌのおまんこへと辿り着いた。


「あっ!?♡♡♡ああ……っ♡」


ぴたり、と白狐の熱く滾ったおちんちんがキヌの愛液に塗れた局部にあてがわれると、途端にキヌは大きな声で喘いだ。


「だ、だめです白狐様ぁ♡それじゃ交尾になっちゃう……♡♡♡戻れなくなっちゃう……♡♡」


キヌの静止も聞かずに白狐はおちんちんをぐにぐにと押し付ける。
その度におまんこからはとろとろの蜜が溢れ出て、白狐のおちんちんを濡らした。
そしてキヌの秘部から愛液が溢れ出すと共に彼女の表情も快楽によって蕩けだした頃、ようやく白狐はキヌのおまんこにおちんちんを挿れる。


「あ、だめぇ……♡♡♡」


ずぷぷぷ……と音を立てながら白狐のおちんちんがキヌの蜜壷に挿入される。
小さな身体の割に大きなそれは、キヌのおまんこを広げながら奥へ奥へと進んでゆく。


「にゃぁ……♡♡ふにゃあ……♡♡♡」


あまりの気持ち良さに白狐は声を震わせると腰を激しく動かし始めた。ぱんっぱんっと肌同士がぶつかり合う音が部屋の中に響き渡る。


「あ、あ……白狐さまっ♡♡♡交尾しちゃだめぇぇ♡♡♡」


キヌは必死で抵抗するが、快楽に染まり切った身体ではそれも叶わない。
むしろ彼女の意思に反しておまんこからはどんどん蜜が溢れ出てくる始末だ。
もうこうなってしまってはどうしようもないだろう。キヌは完全に諦めて腰を動かされる度に甘い声を上げる事しかできなくなった。


「ううっ♡♡だめです♡私、子供だっていりゅのにぃ……!!♡♡♡」

「子供……?」


その単語を聞いた瞬間、白狐の動きが止まった。
おや?とキヌが思った瞬間、今までにない程に激しくおまんこの奥へとおちんちんが打ち付けられる。


「あひぃ!?!?♡♡♡ら、らめぇ!!!♡♡♡」

「子供欲しい……♡♡キヌさんとの子供作りたいよぉ……♡♡」


と白狐は呟きながら更にピストンを速めた。
それはまさに動物の交尾の様であり、理性もなにもない快楽のままに腰を振り続けるだけの行為。
だが今のキヌにとってはそれすらも気持ち良く、先程よりも更に愛液が溢れ出す。


「で、でも……っ♡もう私こんな歳で産めない……♡」

「やだぁ!!♡♡キヌさんとの子供作るのぉ!♡♡孕ませるのぉ!♡♡」


最早白狐は聞く耳を持っていないのだろう。ひたすらに腰を振る事しか頭にない様だ。
キヌはもう抵抗する気力すら無くなっていた。快楽にただ身を任せて、白狐の射精を待つ事しか頭にない。


「しゅき♡♡しゅきぃ♡♡このおまんこしゅきぃぃぃ♡♡♡」

「おっ♡おぉ♡♡私も好きぃ♡♡大好きです白狐さまぁぁぁ♡♡♡」


訓練はどこにいったのか、二人の頭の中からは交尾の事しか無くなっている。
白狐はキヌの子宮をガンガンと突き上げると、彼女の脳が痺れてしまう程の快楽が襲い掛かった。


「お゛♡♡♡自分よりも歳下の子に子宮突かれるのぎもぢぃい♡♡」


その言葉を聞いた瞬間、白狐はキヌを押し倒し上から覆いかぶさって激しい種付けピストンを始めた。


「にゃあああ♡♡♡孕んでぇぇぇ♡♡♡」

「おほぉぉおお!!?♡♡♡♡」


びゅるるるると、熱い液体がキヌのおまんこに勢いよく注ぎ込まれる。それと同時に彼女も身体を大きく仰け反らせて絶頂を迎えた。


「あ゛ぁぁ♡♡♡♡熱いぃ♡♡♡♡」


キヌのおまんこからは大量の精子が流れ出し、畳の上に水溜りを作ってゆく。
白狐は射精しながらも腰を動かすのを止めず、何度も膣内に精液を流し込んでいった。
その度にキヌの身体は痙攣し、口を大きく開けて喘ぐ事しか出来ない。


「こ、こんなに膣内なかに……♡♡」


子宮に入りきらない白狐の精液がキヌのおまんこから溢れだしてくる。
それはまるで彼女の体内が白狐の子種で埋め尽くされてしまったかのようだ。


「んにゃぁぁ……♡♡♡」


全てを出し終えた白狐はずるりとおちんちんを引き抜くと、その場に倒れ込んだ。その顔はとても幸せそうだ。
キヌの方はというと未だに快楽に身体を痙攣させながら天井を見つめている。

ーーーまさかこんな歳になって子供を産んでくれと言われながらこんなに求められるなんて。

キヌは心の中でそう思うと、そういえばこれは訓練だったと今更思い出すがもう彼女も訓練などどうでもよくなっていた。
今彼女の心を支配しているのは愛する人との子供を産みたいというメスとしての本能。キヌはたぷたぷに注がれた白狐の精子を感じながら、隣に寝転んでいる白狐を抱きしめた。


「白狐様……♡本当に妊娠しても知りませんよ……♡」

「うにゅ……♡」


二人はそのまま快楽の微睡に溶け込んでいった……。



ーーーーーーーーー



「……随分と遅かったじゃない。何をそんなに手間取っていたのかしら?」


白狐の着付けを終えて、二人が信根のいる部屋に戻ってくると彼女はムスっとした表情で正座をしていた。


「申し訳ありません。着付け以外に白狐様に信根様の侍従の何たるかを教えておりまして」


まさか二人でラブラブ子作り交尾していたとも言えずにキヌはそう言い訳を口にする。
すると信根はあっさりと信じたのか、なるほどねと呟いた。


「まぁいいでしょう。ワタクシの付添になるからにはそれなりの教養がないといけませんしね」


あっさりと信じた信根を見て白狐はこの人チョロいなぁ、と思ったが口には出さないでおく。


「じゃあ白狐、これから貴女はワタクシの……側……に……」


信根は着物に着替え終わった白狐を見て言葉を紡いだが、それは最後まで言葉にはならなかった。
それもその筈だろう、女物の着物を着た白狐はそれはもう美しいのだから。
白銀の髪が煌めき、金色の瞳がこちらを見据える。陶磁器で出来た人形の様に美しい白狐が着物を着ればもうそれは神々しさすら感じてしまう程だ。
キヌとて白狐を着替えさせている途中に見惚れてしまい、その手を止めてしまったほどである。
とても現実の存在とは思えぬ白狐の着物姿だが、信根はハッと我に返るとコホンと咳払いをした。


「な、中々の見映えね?これなら私の侍従として外に出しても恥ずかしくないですわね」


信根からのお褒めの言葉を頂いた白狐は、今まで交尾をしていたとは思えない無邪気な笑顔を浮かべ、口を開く。


「はい、信根様より可愛いかもしれません!」


白狐がそう口にした瞬間、キヌはすぐさま白狐の口を塞いだ。


「え?今何か言ったかしら?」

「いえ、気のせいでございますよ信根様」


ニコニコと笑みを浮かべ、だが冷や汗をかきながらキヌはそう答える。
キヌに口を塞がれた白狐はもがもがと口を動かしながらも尻尾をシュンと垂れ下げる。
幸いにも本当に聞こえていなかったようなので信根は特に言及する事もなかった。


「(白狐様、幾ら親しいからと言って姫様に無礼な口をきいてはいけませんよ……!)」

「(う、うん。つい言っちゃった……ごめんね)」


ヒソヒソと言葉を交わす二人。
キヌは心配だった。彼が何かやらかさないかと……。
取り合えず、先程自分の中にあれだけ精を注ぎ込んだので腰ヘコはもうしないと思うけれど、今度は上の口の方が心配だった。
まぁ最悪目の前で彼の性欲が暴走したりしなければいいか、と思いキヌは気持ちを切り替える。


「じゃあまずは私のお部屋に行きますわよ。色々と案内しておかないとね。あ、キヌはもう職務に戻りなさい。ご苦労様……」


白狐を一人にするのは不安だが、信根からそう言われれば仕方がない。
キヌは不安げな表情を浮かべながら部屋を退出しようと立ち上がる。


「承知致しました。では、信根様、白狐様、私はこれで失礼いたしま……!?」


退出しようとした彼女の目に、下半身が盛り上がった白狐の着物姿が映った。
女性にはあり得ぬ下半身の盛り上がり……つまりそれは勃起したおちんちん……。


「にゃあ……♡信根様いい匂いしゅるぅ……♡」


キヌが退出する間際、白狐のそんな呟きが聞こえたような気がした。
しかしキヌはそれを聞かなかった事にした。もう自分に出来る事はない……。


どうか何も起きませんように。
キヌは心の底からそう思った。

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