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本編

93.「いえ、今裸になると勃起してるのがバレるからいい……あ、いやなんでもありません」

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小姓白狐びゃっこの朝は早い……。

まだ陽の上らぬ内に彼はパチクリと目を覚まし、のそのそと布団から身体を起こす。
白狐びゃっこが寝ているのは信葉のぶはの部屋である。
彼は、隣で眠る信葉を起こさぬようにしながら布団を畳み、畳んで部屋の隅に置くと、忍び足で廊下へと出た。
そして薄暗い廊下を進んでいくと、前方からパタパタと慌ただしい足音が響いてくる。


「フーッ♡フッー……♡」

「あれ?どうしたの僕。なんか息荒くしてるけど」

「あ、もう一匹の僕……♡い、いやなんでもないよ……♡そ、それよりそっちはどうしたの?♡」

「僕はこれから信葉のぶは様のご飯作りにいくんだ」

「そうなんだ……♡僕はこれからオナ……♡じゃなくて洗濯しにいくの……♡」

「そうなんだ。じゃあお互い頑張ろうね」

「うん……♡ふっー……♡」


自分自身との対話を済ませる小姓白狐びゃっこ。もう一匹の自分はなんだか息を荒くして前かがみの姿勢になりながら顔を赤くしていたようだが、ナニをしていたのだろうか?
気になるところだが今は忙しいので考えるのは後回しである。


「今日の朝ごはんは卵焼きと……焼き魚と……後は何にしようかなぁ」


献立を考えながら廊下を歩く白狐びゃっこ。考え事をしながら歩く道程は早く、小姓白狐びゃっこはすぐに調理場へと到着し、料理の下拵えを始めた。


「あら、白狐びゃっこちゃん。信葉のぶは様の朝餉あさげかい?」

「おはようございます、お姉さん。台所をお借りしますね」

白狐びゃっこちゃんは時折仰々しい言葉遣いになるねぇ。それなんかの遊びなの?」

「いえ、小姓の嗜みです」

「小姓ごっこかぁ、可愛いねぇ」


料理人のお姉さんと他愛もない雑談を交わしながら下拵えをする。使用人達とのコミュニケーションも小姓の役割であり、信葉のぶはの小姓として円滑な人間関係を構築できるように日々努力あるのみである。
密偵白狐びゃっこがお城の使用人達と仲良くなってくれているので、この白狐びゃっこが初見の人物でも相手は親し気に話してくる。
なので使用人達との良好な関係を維持するのに終始すればいいだけだ。

下拵えが終わったところで、今度は身体を洗いに井戸へと向かう。
小姓は身だしなみに気を付けなければいけない……。やはり毎日の身体洗いは必要であり、白いふわふわとした毛並みを維持するのは水浴びが必須なのだ。


「あ、おはよーキツネちゃん!」


井戸には先客がいた。つい先日密偵白狐びゃっこが出会った兎の半化生はんけしょう……兎瑠とるである。
小姓白狐びゃっこは彼女とは初めて会うが、ウサギさんの話はもう一匹の白狐びゃっこから聞いていたので、この白狐びゃっこ兎瑠とるとまるで既知の仲のように話す事が出来た。


「おはようございます、兎瑠とる様」


白狐びゃっこはにこりと笑って兎瑠とるに微笑みかける。小姓として上品な挨拶は欠かせないのである。
そんな挨拶をされた兎瑠とるは一瞬訝しげな表情を浮かべるが、すぐに兎瑠とる白狐びゃっこに微笑み返した。


「お背中お流ししましょうか?」


白狐びゃっこがそう言うと兎瑠とるは「う~ん」と悩むように首を傾け、


「さっき別のキツネちゃんにやって貰ったからいいわよ~」


と答えた。
どうやら先程会った密偵白狐びゃっこが既に彼女の身体を洗ってあげたようだ。
抜け目ないというかなんというか、抜け駆けにも程がある。

自分だってウサギさんの身体を洗いたいというのに……

いや、無論変な意味ではない。ウサギさんの尻尾や耳を触りたいというだけで決して兎瑠とるの豊満でエッチな身体を弄りたいという訳ではない。

そう、決して。


「ねぇねぇ、キツネちゃんって三つ子なの?」


ふと、兎瑠とるがそんな事を聞いてきた。彼女は微笑みながらもどこか白狐びゃっこの事を見定めるような視線で見ている。
突然の質問に白狐びゃっこは一瞬呆けるがすぐに兎瑠とるに向き直り口を開く。


「いえ、違いますよ。僕達は分身の術で三匹に分かれた白狐びゃっこです。元々は一匹の存在なので、全員同じような人物だと思って頂いてよろしいかと」


小姓白狐びゃっこのそんな改まった答えを聞いて兎瑠とるは何やらむずかしそうな表情で腕を組む。
どうやらあまり納得がいってないようで、更に白狐びゃっこに質問を重ねる。


「う~ん、ちょっとよく分からないんだけど……忍術に本当の身体を作り出す分身の術なんて存在しないし、キミ達見てると、どうも同一人物には見えないんだけどなぁ……」


兎瑠とるは凄まじい違和感を覚えていた。先程身体を洗って貰った密偵白狐びゃっこは天真爛漫な快活な性格だが、目の前の小姓の姿をした白狐びゃっこは違う。成熟した雰囲気と教養が全体から滲み出すような上品さと優雅さ。まるで別人のようであったのだ。
しかしその一方で、兎瑠とるの直感は二匹の白狐びゃっこが同一人物だと告げている。
理由は説明できないが、確かに目の前の白狐びゃっこと先程の白狐びゃっこは同一人物なのだ。


「不思議なキツネちゃんだねぇ」


兎瑠とるがそこまで言うと、白狐びゃっこはニコリと笑う。


「じゃあ、お身体を洗ってみましょうか?」

「え?」


唐突な白狐びゃっこの言葉に兎瑠とるは目を丸くした。何故いきなり身体を洗うという話になるのだろうか?
先程別の白狐びゃっこに身体を洗って貰ったと話した筈だが……
困惑する兎瑠とるを他所に目の前の白狐びゃっこは柔和な笑みを浮かべながら言葉を続けた。


兎瑠とる様はいつももう一匹の僕に身体を洗って貰っているのでしょう?ならば先程の僕と今の僕が身体を洗ったらどのような違いが出るのか、気になりませんか?」

「あ、あぁ~なるほど。そういうこと……」


白狐《びゃっこ》の真意を汲み取ると兎瑠とるは納得し、そして苦笑いを浮かべる。
白狐びゃっこは何故か他人の身体を洗うのが好きなようで、先程の白狐びゃっこにしても今の白狐びゃっこにしてもそこに違いはないようだ。
なにせもう一匹の白狐びゃっこは顔を合わす度に「身体洗う?」「身体汚れてない?」「なんか身体洗いたいなぁ……」と言ってくるのだ。
こんな事を言ってくるなんてやはり二匹の白狐びゃっこは同じ存在なのだろう、兎瑠とるは思った。


「じゃあ……せっかくだしお願いしようかしら♪」


先程もう一匹の白狐びゃっこに洗ってもらったばかりだが何回も断るのもあれだろう。
それに兎瑠とるとて身体を洗ってもらうのは気持ちいのだ。兎瑠とるのような老体には身体洗いが何よりの至福であり、兎瑠とるは二つ返事でそう答えた。


「かしこまりました。では……」


白狐びゃっこはそう言うと、腕の裾をまくりあげて兎瑠とるのふくよかな肢体に手を伸ばした。


「……ん♡」


白狐びゃっこの小さな手が兎瑠とるに触れた瞬間彼女はビクンと身体を揺らした。
毎度の事だが、白狐びゃっこは手は妙に気持ちよく、触れられただけでゾクッとした感覚が走る。
そして白狐びゃっこの白い手が、ふくよかな肌を撫でまわすように動いていく。
兎瑠とるは気持ちが良いのを我慢するように唇を噛み、しかし恍惚とした表情でくすぐったそうな声を漏らす……。


「あっ……ふぅ♡♡」


兎瑠とるが身体をぴくぴくと揺らし、艶っぽい声を発している。
彼女の豊満な身体はまるで水を吸うように、白狐びゃっこの手が触れる度に感度が増していくようであった。


「んっ……ふぅー♡あっ、そこぉ」


ふくよかな乳房を手で揉みしだかれれば身体がビクッと震え、股の間から太ももにかけて撫で回されれば甘い吐息が零れる。
更には身体の色々な部分に触れてくる手はただただ気持ちよく、兎瑠とるは自分の胸が段々と高鳴っていくのを感じた。
このキツネちゃんは、身体洗いが物凄く上手だ。それはもう、洗われるだけで絶頂を迎えてしまいそうな程に。
それは二匹の白狐びゃっこ共同じようで、やはりこの身体洗いの技術を見るに同じ人物と見て間違いなさそうだ。


「気持ちいいですか?兎瑠とる様」


白狐びゃっこが爽やかに笑いながらそう言った。
……当然の事だが、この白狐びゃっこは何も密偵白狐びゃっこと小姓白狐びゃっこの同一性を兎瑠とるに示そうとしている訳ではない。
ただ単純に、兎瑠とるのウサギおっぱいを揉みしだきたいという邪な気持ちで身体を洗っているだけである。
密偵白狐びゃっこばかりウサギさんのおっぱいやおまんこを揉んで、自分が揉まないのは不公平ではないか。
そう考えたこの白狐《びゃっこ》はこうして別の身体と比較するという体でウサギさんの身体を独り占めし、思う存分兎瑠とるの豊満な肢体を揉みしだいているのだ。
兎瑠とる白狐びゃっこに身体を洗ってもらうのが好きなので、お互いにウィンウィンの関係であると言えるだろう。


「いいわぁ……♡すっごい気持ちいぃ♡キツネちゃん、最高……♡」


兎瑠とるは恍惚とした表情で白狐《びゃっこ》に笑いかける。
触り方や力加減が非常に良い。まるで熟練のマッサージ師のようだ。
やはりこの白狐《びゃっこ》は只者ではない……そう考えた兎瑠とるであったが、そんな考えもすぐに頭の隅から消え去る程の快感が胸の先端から身体に流れてきた。
兎瑠とるはその快感に目を見開くと、悲鳴のような声を上げる。


「んひゃっ!?♡!?」


見ると、白狐びゃっこ兎瑠とるの乳首を指で摘んでいた。
それも、決して力は入れてなく、触れるか触れないか程度の優しい触り方である。


「あっ♡だめっ……♡♡ちくびっ……きもちいぃ♡♡」


白狐びゃっこの指が乳首を摘む度、ピリッとした感覚が胸から脳髄へと走り抜けていく。
ウサギさんの身体は非常に敏感であり、その中でも胸の感度はズバ抜けて高かった。そのウサギさんのおっぱいを優しくこねるように揉まれ、胸の先端を爪でカリカリと刺激されてはたまったものではない。


「あっ♡んっ♡♡ふっ……ぅ♡♡」


兎瑠とるは切なそうな表情を浮かべながらも、必死に声を抑えるように唇を噛んだ。
密偵の白狐びゃっこが彼女を洗う手付きは非常に優しいものだ。
それは彼女が感じている快感を更に高める為のもので、兎瑠とるは身体を洗うというよりは胸や股の間を触れる手付きに段々と感じてきた。
そして白狐びゃっこがその豊満な胸を揉みしだき、ゆっくりと股の間に手を伸ばした瞬間、兎瑠とるの身体が一際大きく痙攣する。


「んっ……ああぁぁぁぁッ♡♡♡!?」


あまりの快感に身体が耐えきれなかったのか、兎瑠とるは身体を仰け反らせ、一際大きな嬌声を上げる。
白狐びゃっこが手を胸から離せば、彼女の豊満な乳房はぷるんと揺れ、その先端には大きく勃起した乳首が天を向いていた。


「はぁ……はぁ……♡」


暫しの間快感の余韻に浸り息を整える兎瑠とる

ーーー同じであった。

触り方も、乳首やおまんこを愛撫する時の攻め方も……もう一匹の白狐びゃっこと全く同じ。
同じ人物が二匹いるなんてあり得ないが、しかしやはり同一人物としか思えない。


「如何でしたでしょうか」


柔和な笑みを浮かべながらそう聞く白狐びゃっこ
その笑顔に兎瑠とるは苦笑いを浮かべるしかなかった。


「えぇ、さっきのキツネちゃんと貴女は同じキツネちゃんなのね。よく分かったわ」

「それは良かった」


そう言うと白狐びゃっこは一礼し、その場から離れようとする。


「あれ?キツネちゃんも水浴びしに来たんじゃないの?」


兎瑠とるがそう問うと、白狐びゃっこは涼しい顔を変えずにこう答えた。


「いえ、今裸になると勃起してるのがバレるからいい……あ、いやなんでもありません」

「?」


よく分からないがこの白狐びゃっこは水浴びをしないらしい。
ならば何故この井戸に来たのだろうかと兎瑠とるは疑問に思うが、さっき会ったもう一匹の白狐びゃっこ兎瑠とるの身体を洗った後、自分の身体を洗わずにそそくさと何処かへ行ってしまったのを思い出す。
そんなところまで似ているとはなんだか微笑ましい存在だなと兎瑠とるは笑みを漏らした。


「じゃあね、キツネちゃん」


兎瑠とるはそう言いつつ、白狐びゃっこに手を振り見送った。
白狐びゃっこもまた彼女に手を振り返し、そして井戸から去って行った。


「……」


そして角を曲がり、誰もいない事をキョロキョロと見渡し確認すると白狐びゃっこは涼しい顔から一転、顔を真っ赤に染め、その場にへたり込む。


「ふにゃあ……♡ウサギさんエッチすぎるよぉ……♡♡」


それと同時におちんちんがビクンと跳ね、大きく勃ち上がる。
先程の兎瑠とるのウサギおっぱいを揉みしだきまくった為、当然と言えば当然だが……

ーーー想像以上であった。

もう一匹の白狐びゃっこから話は聞いていたが、黒ずんだおっぱいといいいい具合の腹肉といい、明らかに経産婦のおっぱいである。
それに、母乳だって出るという噂だ。こんな淫乱(白狐びゃっこ視点)ウサギさんの身体を独り占めしていたなんて密偵白狐びゃっこはずるい。


「フッー!♡♡♡」


自分が信葉のぶはとお勉強している間にウサギさんとウサウサしているだなんて不公平である。
小姓白狐びゃっこは憤っていた。だから今ウサギさんの身体を堪能した訳だが……どうにも勃起が治まらない。
兎瑠とる白狐びゃっこの愛撫で絶頂に至ったが白狐びゃっこ自身は射精もしていないので当然と言えば当然なのだが、こんなおちんちんを勃起させたまま城中を歩く訳にもいかない。
それじゃただの変態キツネではないか。自分は高貴で教養のある小姓だというのに……!


「うーっ……♡♡ふにゅう……♡♡」


このままではいけない。急いでおちんちんをシコシコして射精しなければ……。
人気ひとけのいないところに移動し、思う存分におちんちんを弄るのだ。


「にゃあ……♡」


前かがみの姿勢になりながら城内をこっそりと移動する。
は、早くしないと……♡興奮のあまり誰かを襲ってしまうかもしれない……♡今女を見たら誰彼構わず襲ってしまうかもしれない……♡
危険な状態であったが、ゆっくりと薄暗い廊下を進んでいくと、前方からパタパタと慌ただしい足音が響いてくる。


「あ、もう一匹の僕。下拵えは終わったの?」


先程会ったもう一匹の自分であった。彼は先程とは違いなにかスッキリしたような顔でにこにこと笑みを浮かべていた。


「フーッ♡フッー……♡」

「あれ?どうしたの僕。なんか息荒くしてるけど」

「い、いやなんでもないよ……♡そ、それよりそっちはどうしたの?♡」

「僕はこれからお風呂場掃除しにいくんだ」

「そうなんだ……♡僕はこれからオナ……♡じゃなくて信葉のぶは様起こしにいくの……♡」

「そうなんだ。じゃあお互い頑張ろうね」

「うん……♡ふっー……♡」


こうして白狐びゃっこ達の生活が始まるのだ……。
ちなみに小姓の方はこの後、信葉のぶはが寝てる横でめちゃくちゃオナニーした。(いっぱいでた)

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