56 / 129
本編
幻魔先生のワンポイントレッスン
しおりを挟む
★★★★★★★★★★★★★★★
幻魔先生のワンポイントレッスン
★★★★★★★★★★★★★★★
幻魔「白狐よ。今日は桜国にいる半化生の種類について話すとしようか」
白狐くん「はい!」
幻魔「まず半化生とはなんぞや……。ワシが前になんと言ったか覚えておるか?」
白狐くん「えっと……確か"獣人"や"魔人"とも呼ばれている、人間とは違う種族の人々の総称ですね!」
幻魔「そうじゃ。ようするに人間以外の種族を桜国では半化生と呼んでおる」
白狐くん「人間以外の種族……どんな人達がいるんでしょう?」
幻魔「まずはワシやお前のような獣の特徴を持つ獣半化生……所謂オーソドックスな獣人じゃな。タヌキやキツネに始まりウマや犬、そして鳥やらもここでは獣半化生に含まれる」
白狐くん「鳥さんの半化生も獣半化生に含まれるんですね!」
幻魔「まぁなんかモフモフしてる毛が生えているのは獣半化生と覚えておけばよいぞ」
白狐くん「はい!」
幻魔「次は爬虫類じゃな。爬虫類の特徴を持った半化生を爬半化生と呼ぶ」
白狐くん「爬虫類の半化生ですか!」
幻魔「下半身が蛇、上半身が女体の蛇の半化生やトカゲ、ワニ、カエルやイモリが代表的じゃな」
白狐くん「カエルとイモリは両生類なんですがそれは……」
幻魔「まぁ似たようなもんじゃから……うん……まぁ、それは置いといて……次にいくぞ」
白狐くん「あ、はい」
幻魔「次は魚の特徴を持った半化生じゃな。人魚とも呼ばれる者たちじゃ」
白狐くん「人魚さんですか!そんな人達もいるんですねぇ!魚の特徴は鱗とかでしょうか?」
幻魔「そうじゃな。彼女達は下半身に魚の尾ビレが付いており水中でも地上でも息が出来るという特徴を持っておる。ただ、声帯がないので陸だと会話が出来ないぞ」
白狐くん「えぇ?それじゃあどうやって意思疎通するんですか?」
幻魔「陸での意思疎通の方法は筆談が主じゃな。水の中だと謎の振動器官により声を出せるらしいが……」
白狐くん「う~ん、水の中で会話はしにくいなぁ」
幻魔「後々出てくるが、人魚は他の半化生と少し違う扱いでな。忍者になる者はほぼおらん」
白狐くん「半化生なのに忍者にならないんですか?」
幻魔「うむ。陸だとナメクジみたいに遅いし雑魚だから忍者には向かんようじゃ」
白狐くん「魚だしね……」
幻魔「しかし水中だと敵なしで、海戦で人魚に勝てる種族はおらんぞ。彼女達は水運業や海賊、港を仕切る海軍などで活躍しておるようじゃ」
白狐くん「やっぱり海での活動が多いんですね!」
幻魔「ぶっちゃけ海で強すぎるから人魚以外の種族が船などで制海権を取るのは不可能じゃ。故に桜国ではあまり造船技術が発達しておらず、海での争いはもっぱら自軍の人魚任せじゃ」
白狐くん「へぇ~。もしも人魚さん達と対等に戦えるような船が造れたら海での戦いが有利になりますねぇ」
幻魔「次は植物の特徴を持った半化生達じゃな。木や草花、そしてキノコなどの菌類もここで分類されるぞ」
白狐くん「植物ですか……あまり想像がつきません……」
幻魔「なんか植物っぽい雰囲気で蔦やらが巻き付いてたり頭にキノコの笠が乗っかってたら植物半化生じゃ」
白狐くん「う~ん、分かったような分からないような……」
幻魔「自然と一体化する事で生命力を得た半化生じゃからな。自然豊かな場所で暮らしている事が多いぞ。野外で隠れる彼女達を見つけるのは至難の業じゃ」
白狐くん「お花の匂いがしそうな人達ですね!」
幻魔「お次虫の特徴を持つ半化生じゃ。その者達を総称して虫半化生と呼んでおる」
白狐くん「虫かぁ」
幻魔「下半身が蜘蛛、上半身が人間の女体という蜘蛛の半化生に始まり百足や蛾、カブトムシのような特徴を持つ半化生まで様々じゃ」
白狐くん「うーん、虫はちょっと苦手です……」
幻魔「でも上半身はお前の大好きな女体じゃぞ」
白狐くん「虫さん大好き!」
幻魔「さて、他にも色々おるが……今日はこれくらいにしておこうかのう。一度に沢山教えてしまったが、頭には入ったか?」
白狐くん「う~ん、ちょっと覚えきれないですね……」
幻魔「まぁ本編でも一度には出てこないでちょびちょびと出てくるからあまり気にしないでいいぞ。その内に覚えるじゃろ」
白狐くん「どんな人達が待ってるんでしょう。楽しみですねぇ!」
幻魔先生のワンポイントレッスン
★★★★★★★★★★★★★★★
幻魔「白狐よ。今日は桜国にいる半化生の種類について話すとしようか」
白狐くん「はい!」
幻魔「まず半化生とはなんぞや……。ワシが前になんと言ったか覚えておるか?」
白狐くん「えっと……確か"獣人"や"魔人"とも呼ばれている、人間とは違う種族の人々の総称ですね!」
幻魔「そうじゃ。ようするに人間以外の種族を桜国では半化生と呼んでおる」
白狐くん「人間以外の種族……どんな人達がいるんでしょう?」
幻魔「まずはワシやお前のような獣の特徴を持つ獣半化生……所謂オーソドックスな獣人じゃな。タヌキやキツネに始まりウマや犬、そして鳥やらもここでは獣半化生に含まれる」
白狐くん「鳥さんの半化生も獣半化生に含まれるんですね!」
幻魔「まぁなんかモフモフしてる毛が生えているのは獣半化生と覚えておけばよいぞ」
白狐くん「はい!」
幻魔「次は爬虫類じゃな。爬虫類の特徴を持った半化生を爬半化生と呼ぶ」
白狐くん「爬虫類の半化生ですか!」
幻魔「下半身が蛇、上半身が女体の蛇の半化生やトカゲ、ワニ、カエルやイモリが代表的じゃな」
白狐くん「カエルとイモリは両生類なんですがそれは……」
幻魔「まぁ似たようなもんじゃから……うん……まぁ、それは置いといて……次にいくぞ」
白狐くん「あ、はい」
幻魔「次は魚の特徴を持った半化生じゃな。人魚とも呼ばれる者たちじゃ」
白狐くん「人魚さんですか!そんな人達もいるんですねぇ!魚の特徴は鱗とかでしょうか?」
幻魔「そうじゃな。彼女達は下半身に魚の尾ビレが付いており水中でも地上でも息が出来るという特徴を持っておる。ただ、声帯がないので陸だと会話が出来ないぞ」
白狐くん「えぇ?それじゃあどうやって意思疎通するんですか?」
幻魔「陸での意思疎通の方法は筆談が主じゃな。水の中だと謎の振動器官により声を出せるらしいが……」
白狐くん「う~ん、水の中で会話はしにくいなぁ」
幻魔「後々出てくるが、人魚は他の半化生と少し違う扱いでな。忍者になる者はほぼおらん」
白狐くん「半化生なのに忍者にならないんですか?」
幻魔「うむ。陸だとナメクジみたいに遅いし雑魚だから忍者には向かんようじゃ」
白狐くん「魚だしね……」
幻魔「しかし水中だと敵なしで、海戦で人魚に勝てる種族はおらんぞ。彼女達は水運業や海賊、港を仕切る海軍などで活躍しておるようじゃ」
白狐くん「やっぱり海での活動が多いんですね!」
幻魔「ぶっちゃけ海で強すぎるから人魚以外の種族が船などで制海権を取るのは不可能じゃ。故に桜国ではあまり造船技術が発達しておらず、海での争いはもっぱら自軍の人魚任せじゃ」
白狐くん「へぇ~。もしも人魚さん達と対等に戦えるような船が造れたら海での戦いが有利になりますねぇ」
幻魔「次は植物の特徴を持った半化生達じゃな。木や草花、そしてキノコなどの菌類もここで分類されるぞ」
白狐くん「植物ですか……あまり想像がつきません……」
幻魔「なんか植物っぽい雰囲気で蔦やらが巻き付いてたり頭にキノコの笠が乗っかってたら植物半化生じゃ」
白狐くん「う~ん、分かったような分からないような……」
幻魔「自然と一体化する事で生命力を得た半化生じゃからな。自然豊かな場所で暮らしている事が多いぞ。野外で隠れる彼女達を見つけるのは至難の業じゃ」
白狐くん「お花の匂いがしそうな人達ですね!」
幻魔「お次虫の特徴を持つ半化生じゃ。その者達を総称して虫半化生と呼んでおる」
白狐くん「虫かぁ」
幻魔「下半身が蜘蛛、上半身が人間の女体という蜘蛛の半化生に始まり百足や蛾、カブトムシのような特徴を持つ半化生まで様々じゃ」
白狐くん「うーん、虫はちょっと苦手です……」
幻魔「でも上半身はお前の大好きな女体じゃぞ」
白狐くん「虫さん大好き!」
幻魔「さて、他にも色々おるが……今日はこれくらいにしておこうかのう。一度に沢山教えてしまったが、頭には入ったか?」
白狐くん「う~ん、ちょっと覚えきれないですね……」
幻魔「まぁ本編でも一度には出てこないでちょびちょびと出てくるからあまり気にしないでいいぞ。その内に覚えるじゃろ」
白狐くん「どんな人達が待ってるんでしょう。楽しみですねぇ!」
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる