貞操逆転世界に産まれて男忍者として戦国時代をエッチなお姉さん達に囲まれながら生き抜く少年のお話♡ 健全版

捲土重来(すこすこ)

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29.「うるしゃあい!!」

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「ねぇ……続き……しない……?」


綾子の口から発せられた言葉に白狐は戸惑った。正直、綾子の身体に欲情したし襲ったのは紛れもない事実だ。
しかし責められると思っていたのに綾子の方から誘ってくるとは思ってもいなかった。
彼女の顔は紅潮しており、呼吸は荒くなっていた。まるで発情期の雌犬のように。
白狐はゴクリと唾を飲み込んだ。目の前には自分を求めている女がいる。射精し、落ち着いた筈の性欲がまた高まってきたのを感じた。


「あ、綾子……お姉さん……」


白狐は吸い寄せられるように綾子の秘部に触れる。そこはとても熱を帯びており、自分の手では火傷してしまいそうなほどに感じられた。


「ん……♡」


綾子は小さく喘ぎ声を上げるとそのまま白狐の指を受け入れんとばかりに腰を前に突き出す。
白狐は誘われるがままゆっくりと



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


幻魔「申し訳ないがこのシーンは誤魔化しきれないので流石にNG」(指でバッテン)

白狐くん「しょうがないにゃあ……いいよ」

幻魔「不健全な場所に健全じゃないモノがあるかもしれんのぅ」


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



長い絶頂が終わると、綾子は白狐の身体に覆い被さる様に倒れ込んだ。


「はぁ……♡はぁ……♡」


白狐は荒くなった呼吸を整えつつ、綾子の頭を撫でた。


「綾子お姉さん……大好きぃ……♡」


白狐は綾子の耳元で囁く。


「白狐……♡」


綾子は甘えるような声で白狐の名前を呼び返した。
二人は見つめ合い、再び唇を重ねる。

やけに辺りが静かに聞こえる。
風に揺られる木々の音、遠くから聞こえてくる川のせせらぎ、そして時折小鳥たちの鳴き声が耳に入ってくる。
あれだけうるさかった蝉の声もいつの間にか止んでいた。
今、この空間にいるのは二人だけだった。



―――――――――



「さぁ、今宵は宴です。白狐くんのお陰で妖怪も無事退治出来ました。今夜は皆で楽しく飲み明かしましょう!」


村長の掛け声に合わせ、村人たちは杯を掲げた。


「乾ぱーい!!」


夜空に響き渡る声と共に宴会が始まった。星が瞬く夜空の下、様々なご馳走か並べられ村人たちが各々好きな料理を取り、談笑している。
そしてその中には白狐が森で狩ってきた猪の姿もあった。丸々と肥えた大きな焼き猪を村の人たちが切り分けている。


「いやぁ、白狐の様子がなんかおかしいと思ったら内緒で肉を獲ってきてくれようとしてんだな!なんだよ~水臭いぞ~!」


顔を赤らめた門番の女性が朗らかに笑いながら白狐の背中をバシバシ叩く。主賓席……のような粗末な席に座っている白狐は、あはは……と苦笑いしながら女性にされるがままになっていた。
確かに肉を獲ろうとは思ってはいたが……あの時は性欲が爆発寸前で我慢出来ずに森へオナニーしに行っただけなのだがそんなことを言えるはずもなく、白狐はただ愛想笑いを浮かべることしか出来なかった。


「白狐~♪飲んでるかぁ~?♪」


酒が入った村の女達が白狐の周りに集まってくる。どうやら白狐に酌をしてあげたくて仕方がないらしい。
村の窮地を救ってくれた英雄でもあり見目麗し美少年ともなれば彼女たちが夢中になるのも無理はない。
今や白狐は村のアイドル的存在だった。普通の男と違い女に忌避感を示さず、むしろ好意的に接してくれる白狐に女たちはメロメロである。


「うん!頂いてます!」


白狐は注がれた酒をちびりと飲んだ。少し甘い味のするお酒だ。アルコール度数はかなり高いようで、喉を通った瞬間にカッと熱くなる感覚を覚えた。
白狐の見た目は少年のようだが、半化生の外見と年齢は比例しない。故に白狐は既にお酒も飲める年齢なのだが、この身体はあまりお酒には強くないらしく、一杯だけで頭がクラクラしてくる。
だが、それでも白狐はこの場の雰囲気が嫌いではなかった。
賑やかな喧騒、美味しい食事、そして何より大好きな女性達と一緒にいられることが何よりも幸せであった。

複数の女性達が白狐にしなだれかかって来る。胸を背中に押し付けられ、腕に抱きつかれ、首筋を息を吹き掛けられたり……白狐は全身を美女達に弄ばれていた。
なんという至福の時だろう。これこそがハーレムというものなのか……。白狐はうっとりとした表情で女性たちに身を委ねた。


「ふぅん……白狐、随分モテモテだね」


白狐が女体を堪能していると、いつの間にか傍にいた綾子がジトッと白狐を見つめてきた。
彼女は内股気味にモジモジしており、どこか落ち着かない様子に見える。


「あ、綾子お姉さん……」


彼女を見た瞬間、白狐は森での情事を思い出した。先程までの幸福感とは一転、心臓が激しく高鳴る。
この人と、森の中で……あんな事をしてしまったのだ。そう思うと、白狐の顔がどんどん赤くなっていった。
綾子は処女膜を奪われた痛みから未だに股間がジンジンと疼いていた。しかしその奪った張本人は女達に囲まれてデレデレしているではないか。

これは一言言わないと気がすまない……という訳ではないが、ぶっちゃけて言うと白狐に構ってほしいだけである。


「お~綾子でねぇか!ほら、お前もこっち来て一緒に呑もうぜー?」


綾子に気付いた門番の女性が声を掛けてくる。綾子は無理やり引っ張られ、白狐の隣に座らされた。
そして間髪入れずに綾子の杯にお酒を注いでいく。綾子は仕方なく杯に口をつけ、一気にあおった。


「っぷはぁ~……!」


惚れ惚れする飲みっぷりに周囲から歓声が上がる。白狐も彼女の普段とは違う姿に見惚れてしまっていた。
次第に盛り上がる場の雰囲気。酔いと狂乱に包まれる中、白狐の脇をツンツンと突く者がいた。


「白狐くん」

「あ、薫ちゃん」


綾子の妹、薫であった。彼女はまだ酒が飲めない年齢なので果実ジュースを片手に白狐の横にちょこんと腰掛ける。
そして白狐に耳打ちした。


「お姉ちゃん酒ぐせ悪いから気を付けてね」

「えっ」


その瞬間、白狐の首に腕が巻き付いた。そのまま引き寄せられ、豊満な胸に顔を埋められる。


「白狐お♡薫とイチャイチャしてんじゃねぇよ~♡」


頬を赤らめ、トロンとした瞳で白狐を見下ろす綾子。完全に酔っているようだ。
今さっき飲み始めたばかりだというのにこの有様である。この調子だとすぐに潰れてしまうのではないだろうか。


「うわ、始まった。お姉ちゃんね、お酒入るといつもこうなの。じゃあ私行くから、頑張ってね!」

「え…ま、待って薫ちゃん!僕も……」


そう言うと薫はそそくさとその場を離れていった。
白狐は慌てて薫の後を追うように避難しようとしたが時既に遅し……綾子は背を向けた白狐の尻尾をギュッと握っていた。


「ひゃあん!?」


突然の刺激に思わず変な声を上げてしまった。白狐は恥ずかしさに顔を真っ赤にする。


「あはははははは!!おい白狐!なんれ逃げるのさぁ~!」


尻尾を握られると何故か脱力してしまう。力が抜けてしまい、白狐はそのまま地面にへたり込んでしまった。
そんな白狐を綾子は無理やり自分の横に座らせ、酒臭い吐息を吹き掛けた。


「白狐ももっと楽しめばいいんだよぉ?こんな可愛い子たちに囲まれているんだぞ?あたしなんてどうでもいいのか?ん?どうなんだ?んん???」


綾子は白狐に絡みながら彼の頭を撫で回す。まるで酔っ払いのオヤジのセクハラのような行動だが、白狐は不思議と嫌ではなかった。
しかし周りにいた村民達は綾子の悪酔いにドン引きすると同時に不味いと思った。このままでは白狐が綾子の玩具にされてしまうかもしれない。


「お、おい綾子!ちょっと呑みすぎだ!」


流石に止めに入る周囲の女達。だが綾子はお構いなしだ。


「うるしゃあい!!」


綾子は大声で怒鳴ると近くにあった酒瓶を掴み、中身を口に含んで白狐に覆い被さってきた。
そしてそのまま白狐の唇を奪い、白狐の口に液体が流れ込んできた。口の中にアルコールが広がり、焼けるような熱さが喉を通る。


「んむむ~!?!?!?がぼ……ごぼ……」


綾子の舌が白狐の口をこじ開け侵入してくる。白狐は必死に抵抗するものの身体は思うように動かない。
アルコールを含んだ唾液を流し込まれ、白狐はどんどん意識を混濁させていく。


「白狐は私のものら~♪誰にも渡さないもんね~♡」


綾子は白狐を抱きしめたまま地面へと倒れ込む。白狐は綾子の下敷きになり、身動きが取れなくなってしまった。
白狐がいた前世の世界ならこれは酔っ払った男が美少女を押し倒しているようなものであり、到底許される事ではない。


「だ、誰か綾子を止めろぉ!」


立場を逆にしたこの世界でもそれは同じで、御宿達が慌てて白狐を助けだそうとするが、綾子はそれを邪魔するように白狐に抱きつき、胸や太腿を擦り付けてきた。


「白狐は~♡私が守る~♪」

「ぐっ……なんでこいつこんなに力が強いんだ……!酔っ払いめ!」


女達数人掛かりでも綾子を引き剥がすことが出来ない。それどころか徐々に綾子の締め付ける力は強くなっている気がする。
このままでは白狐の貞操が奪われてしまうかもしれない……(もう無いが)女達は必死になって白狐を救出しようとした。


「皆さん、下がりなさい」


そんな時であった。凛とした声が響き渡り、全員が一斉に振り向く。そこには村長の姿があった。
その姿を見るや否や村人達は身をザッと引き、彼女の道を開けた。


「昔から綾子さんはお酒のお癖が悪くて困りますね、うふふ」


村長はにこやかに笑みを浮かべながら白狐達に近付いてくる。村人達はそれが彼女がマジ怒りしている時の様子だと知っていた……
そして白狐を抱きかかえる綾子の首根っこを軽々と掴み上げ、白狐と綾子を引き剥がす。
そのまま綾子を片手で持ち上げると空高く放り投げた。


「うぎゃあ~!?」


宙を舞う綾子。彼女は悲鳴をあげながら落下していき、地面に激突し動かなくなった。
白狐はアルコールにより朦朧とした頭で一連の流れを見て村長の力に驚いていた。
成人した女性を片手で持ち上げた挙げ句、投げ飛ばすなど尋常な筋力ではない。彼女は一体何者なのだろうか……。


「や、やっぱり村長は強いべ……」


村人達の恐怖とも畏怖とも取れる呟きを聞き、白狐は改めてこの世界の不思議さを感じていた。


「大丈夫ですか?白狐くん」


おっぱいに抱き締められながら心配される。白狐は幸せと安心感、そして酔いによる心地よい眠気……
おっぱいの柔らかさと温かさを感じながら白狐はゆっくりと瞼を閉じる。

この村に来て良かった、そう思える一時だった。願わくばずっとこの時間が続けば良いのに……
白狐は幸せな気分のままおっぱいの中で眠りについた。

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