上 下
64 / 107
第一章 誘惑

63話

しおりを挟む
 ・・・おかしい。
 約束のデートまで残り二日に差し掛かったいうのに、まだ、緩奈から待ち合わせ場所の連絡がきていない。

 俺から待ち合わせの場所を聞くべきなのか?

 悩んだ結果。
 連絡を送ることにした。
 簡単に『待ち合わせはどうする?』と一文を送信した。
 緩奈からの返信はすぐだった。

 『すいません。今から会えませんか?お話したいことがあります』

 どうしたものかと頭も抱える。
 今日は平日。
 当然、仕事があり。今は、昼休憩中。
 その昼休憩も、あと数十分程度しか残されていない。

 『夕方なら時間を取れる』

 そう連絡を送ると『それでも構いません。場所は―――」と返信がきて、退勤後、緩奈の自宅近くにあるカフェで話をする事になった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

BUZZER OF YOUTH

青春 / 連載中 24h.ポイント:56pt お気に入り:53

ボクに構わないで

BL / 連載中 24h.ポイント:149pt お気に入り:17

あきらめきれない恋をした

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:21

おにぎりが結ぶもの ~ポジティブ店主とネガティブ娘~

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:9

タイトル[異世界なのに何故こんなものがあるのか]

現代文学 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

俺だけレベルアップが止まらない

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:34

猫だけに吐く弱音 ~余命3か月を宣告された家族の軌跡~

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:23

処理中です...